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『夢色キャスト』キャラインタビュー:朝日奈響也&橘 蒼星

コーヒーの飲み方で「叱られた」! 『夢色キャスト』キャラインタビュー:朝日奈響也さん&橘 蒼星さん

 かつて「演劇界の巨匠」と呼ばれていた故・朝日奈真氏によるミュージカル劇団「夢色カンパニー」。役者はすべて男性という異色さで知られ、一目置かれる存在となりました。そんな同劇団は現在、朝日奈氏の実の息子である朝日奈響也さんが受け継ぎ、今なおさまざまな演目で観客を魅了し続けています。

▲向かって左が朝日奈響也さん、右が橘蒼星さん。

▲向かって左が朝日奈響也さん、右が橘蒼星さん。

 そこで今回は、「夢色カンパニー」が誇るメインキャスト7名にインタビュー。3回にわけて記事をお届けしていきます。1回目は、主宰・朝日奈響也さんと橘 蒼星さんが登場。公演終了後という貴重なお時間を割いて、応じていただきました。


■ 奔放な響也さんに蒼星さん呆れ顔? 信頼し合ったふたりのナチュラルなやりとり

――まずは、公演お疲れ様でした。夢にたどり着くまでの衝突や焦燥までもがキラキラとした世界観で見せられていて……とってもワクワクしました!

朝日奈響也さん(以下、響也):今回の『The AUDITION』はとにかく明るく楽しく、歌とダンスの魅力を伝えるステージです。お客様が曲に合わせて手拍子をしてくれる場面があるので、こちらもテンションが上がりましたね。

橘 蒼星さん(以下、蒼星):そうですね。出演者もお客様も、会場が一体となって楽しめたステージだったと思います。

――では、おふたりについてはどうでしょう? 反省点や、互いに褒めたいところなどがあれば。

響也:通常の舞台と違い、今回は7人全員が主演という形式です。7人それぞれの個性を出したいけれど、その一方で統一感も必要だった。そういった面では、蒼星がまとめ役になってくれて助かりました。

蒼星:俺は……個人的なことなのですが、振り付けの難しいところがあって苦労していたら、響也が居残り練習につきあってくれたこと、でしょうか。とても感謝しています。

響也:俺自身も、自分の復習になるし……全体のレベルアップのためならつきあうのは当然だろ?


――二人三脚といった感じですね。では、全体的な出来はいかがでした? 朝日奈さんはもちろん、橘さんもこの劇団を支え盛り立てていく屋台骨のような役割を担っているように見えるので、ぜひ伺いたいです!

蒼星:アンケートを見ていると、初めて夢色カンパニーの公演を観に来てくれたお客様が多かったように感じました。ミュージカル自体初めて観たという人もいらしたみたいですね。今回の公演でミュージカルの魅力が伝えられたなら嬉しいです。

響也:歌とダンス中心とはいっても、ストーリーもしっかり作っていないとミュージカルとしての魅力には繋がらない。そこは新しく迎え入れた脚本家の力が大きいと思っています。

蒼星:確かに。彼女が加わったことで、作品の厚みや深さが増したんじゃないかな。

響也:彼女の力は夢色カンパニーに必要になる……その直感は間違っていなかったと感じています。


――新たな戦力が加わり、カンパニー全体の意識も高まっていきそうですが……今現在の夢色カンパニーの長所と短所というと、どこになりますか?

響也:長所は、個性的なメンバーがそろっていて、どんな演目でも魅力的に表現できることですね。短所は……若い団員が多いので、稽古中にぶつかることが多いこと……かな。ですが、それだけ真剣に、ひとつひとつの演目に取り組んでいます。その成果は、ぜひ劇場でご覧になっていただきたいです。

蒼星:言いたいことは響也が全部言ってくれたので(笑)、強いて言えば主宰である響也が若いことが短所になるのかな……。経験不足は否めませんからね。ですが、足りないところは団員全員で補い合っていければと思っています。


――なるほど。……と、真面目な話はこのへんにして、少し個人的なお話も。おふたりは、幼なじみということですが?

蒼星:生まれ育ったのは京都なんですが、小学校3年生のときに家族で横浜に引っ越してきました。転校先で出会ったのが響也です。第一印象は、クラスの人気者で明るい奴……ですね。偶然、席が後ろだったんですよ。

響也:そう考えると長い付き合いだよな。そのうち一緒に遊ぶようになって……小学校の出し物で一緒にミュージカルのまねごとをしたりして、楽しかったですね。蒼星の第一印象は、おとなしい奴。話しかけてもあんまりしゃべらないし……。

蒼星:自分だけ京都弁なので、子ども心にも違和感を覚えてしまっていたんです。本当はおとなしいなんてこと、ないんですけどね(笑)。

――あら、そうなんですね……! では、お互いの「ここが理解できない!」といったところは?

響也:蒼星はコーヒーが好きで豆などにも凝っているんですけど、いれてくれたアイスコーヒーを一気に飲んだら「もっと味わって飲め」と叱られたことです。

蒼星:当たり前だろう!

響也:喉がかわいてたんだよ……。二杯目はちゃんと味わっていただきました。

蒼星:響也の理解できないところは、部屋が散らかっているところですね。片付けができないんですよ。

響也:どこに何があるか分かってるからいいだろ。

蒼星:片付いてたほうが気持ちいいと思うけど……。

響也:劇団の事務所などは、蒼星が片付けてくれます。

蒼星:掃除や片付けは好きなのでいいんですけどね……。


――(笑)。だいぶくだけてきたところで、もうちょっと踏み込みましょう。夢色カンパニーには、本番前にオムライスを作る決まりがあるそうですが、そもそもおふたりは料理が得意?

響也:料理は苦手ではないけど、特に得意でもないです。料理のことなら、ぜひ蒼星に聞いてみてください。食べるなら卵料理が好きですね。

蒼星:俺に振るなよ(笑)。……はい、料理は好きです。得意料理というものは特に無いのですが、凝り性なので、料理も研究してしまうんですよね。最近は栄養学も勉強して、味だけでなく栄養バランスにも気をつけています。身体が資本ですから。


――響也さんが蒼星さんに頼りたくなる気持ち、なんとなく分かってきました(笑)。では最後に「夢色カンパニー」の役者としての決意を伺いたいです!

響也:ミュージカルは歌、ダンス、演技すべてにおいてハイレベルなクオリティが求められるジャンルです。すべてにおいてもっと精進していきたい。そしてまだミュージカルを知らない人に、魅力を伝えていきたいです!

蒼星:自分はどちらかというとダンスが苦手なので、まずはそこをがんばらないと……と思っています。舞台では自分と性格が違う役になれるのが楽しいので、いろんな役に挑戦していきたい。今後も『PHANTOM of the MASQUERADE』『春の夜の夢のごとし』とイメージの違う演目が立て続けに上演されるので、ぜひ観に来てください。

 2組目のインタビューも、近日中に公開予定です。ちょっと変わったコンビのやりとりをお届けできると思いますので、もう少しお待ちください!


[文・松本まゆげ]


◆夢色キャストとは
 セガとランティスがタッグを組み開発した、女性向けゲームアプリ「夢色キャスト」に登場するミュージカル劇団の名称。ゲーム内には、同劇団7名のメインキャストとの“恋愛ドラマ”や、演目で使用される楽曲のを用いた“リズムアクション”、劇場を自分好みに飾っていく“ファーム”といった要素が組み込まれています。

 楽曲のLyric Producerに畑亜貴さんを迎えているほか、メインキャストを演じる声優陣も豪華とリリース前から話題に。本稿のインタビューで登場した朝日奈響也は逢坂良太さんが、橘 蒼星は豊永利行さんがそれぞれ演じています。



【夢色キャスト】
ジャンル:ミュージカルリズムゲーム
価格:基本無料(アイテム課金あり)
サービス開始:iOS/Android 配信中
メーカー:セガゲームス

[クリエイター]
Lyric Producer:畑 亜貴
メインキャラクターデザイン:ののかなこ[FiFS]
キャラクタースーパーバイザー:曽我部修司[FiFS]
原作・シナリオ:夢色カンパニー

[CAST]
逢坂良太、花江夏樹、豊永利行、上村祐翔、林勇、小野友樹、畠中祐


>>『夢色キャスト』公式サイト
>>『夢色キャスト』公式Twitter(@yumecast)
>>『夢色キャスト』公式Facebook

(C)SEGA/夢色カンパニー
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