大塚明夫さん朗読で、文芸あねもねR最新作『子供おばさん』(著・山本文緒)が配信スタート!
文化放送と「文芸あねもねR」制作委員会が、声優による朗読オーディオブックを配信し、その売り上げを震災復興のため寄付するチャリティ企画「文芸あねもねR」。このプロジェクトより、最新作『子供おばさん』が配信開始となりました。今回の作品『子供おばさん』は、2001年に『プラナリア』で第124回直木賞を受賞した山本文緒さんが、チャリティ書籍「文芸あねもね」のために書き下ろしたもので、語り手は、『沈黙』シリーズのスティーヴン・セガール吹き替えや『メタルギア』シリーズのスネーク役などで活躍中の声優・大塚明夫さんが担当しています!
収録は文化放送で行われ、「文芸あねもねR」主宰である声優・井上喜久子さんと田中敦子さんが監修を務め、さらに「文芸あねもね」作家の豊島ミホさんと柚木麻子さんの立ち合いの中進められました。作品収録中には、井上さんと田中さんが、大塚さんの朗読に感動し涙する場面が見られるなど、「文芸あねもねR」渾身の作品に仕上がっています。今作は、オーディオブック配信サイト『FeBe』(フィービー)にて配信中! なお、過去の「文芸あねもねR」作品に関しても、著名な声優の協力のもと、好評配信中!こちらも是非チェックして下さいね♪
◆作品概要
作品名:『子供おばさん』
著者:山本文緒
朗読:大塚明夫
あらすじ:私は子供だな、おばさんなのに子供だな、子供おばさんだなと駅の階段を上りながら思った。今はもういない祖母が、飼っていた猫を撫でながら、おまえは赤ん坊を産んでないからいつまでたっても子供だねえと目を細めてよく言っていた。あれの可愛くない版だ。大人になりきれなくて可愛いねえなどと、誰が人間のおばさんの頭を撫でるだろうか。友人の美和が、四十七歳で亡くなった。もう七年も会っていなかった私に、美和はなぜか形見を遺していた。それは、リリーという名の、雌のゴールデンレトリバーだった。突然のことに困惑した私だったが――。大人なりきれないまま中年になった女性に降りかかる、ささやかな転機を描く物語。
配信:オーディオブック配信サイト『FeBe』
http://www.febe.jp/product/226460
◆「文芸あねもねR」とは…
2012年3月に新潮文庫から出版された東日本大震災の復興支援のためのチャリティ書籍「文芸あねもね」。この趣旨に賛同した、声優・井上喜久子さんと田中敦子さん、そして彼女たちが声をかけた人気声優の皆さんが、「文芸あねもね」作品を朗読し、オーディオブック「文芸あねもねR」として配信したり、被災地・石巻にてイベントを行ったりするプロジェクト。好評配信中の2作品をCD化して販売し、この売上も復興支援のために全額寄付しています。これからもゆっくり長く復興のお手伝いが出来ればと思っております。詳しくは「文芸あねもねR」公式サイトへ
>>文芸あねもねR公式サイト