![『シンドバッド』記念イベントに村中知さん、手塚健一さんが登壇!](https://img.animatetimes.com/news/visual/2016/1458878773_1_1_12349534cc62b5ef86da048b55326e10.jpg)
村中知さん、手塚健一プロデューサーが登壇!『シンドバッド』記念イベント公式レポート&インタビュー到着
何世代にも渡って受け継がれてきた名作『シンドバッドの冒険』が、『世界名作劇場』シリーズや『未来少年コナン』など多くの名作を手掛けてきた日本アニメーションと『STAND BY ME ドラえもん』で日本中に感動をもたらした白組によりスクリーンに登場します! そして2016年5月14日(土)の公開に先駆け、3月20日(日)に開催されたアニメーション映画祭「東京アニメアワードフェスティバル2016」にて本作の記念イベントが開催されました。
1話『空とぶ姫と秘密の島』、2話『魔法のランプと動く島』の上映に加え、シンドバッド役の村中知さん、本シリーズの共同プロデューサーで、日本アニメーションの手塚健一プロデューサーが登壇しました。40年もの間、日本アニメーションの『世界名作劇場』シリーズに込められた“想い”、そして最新作であり日本アニメーション40周年記念作品『シンドバッド』に受け継がれた“メッセージ”について、語っていただきました。
また、この日は特別に、日本アニメーションの『世界名作劇場』シリーズから『フランダースの犬』『母をたずねて三千里』『あらいぐまラスカル』『小公女セーラ』『ロミオの青い空』のオープニング映像が特別上映されました!
──まずは「シンドバッド」3部作を取り終えての感想をお聞かせ下さい。
シンドバット役・村中知さん(以下、村中):3部作ということで、アフレコの回を重ねるたびに、スタッフ、他キャストの皆さんとの“強い絆”が生まれ、フォローし合える“仲間たち”になることができて、嬉しかったです。大好きな日本アニメーションの40周年記念という作品に携わることができたことは、本当に光栄でした!
──『シンドバッド』制作のきっかけをお聞かせ下さい。
手塚健一プロデューサー(以下、手塚):今、インターネットなどで手軽に情報を集められる世の中になりましたが、頭の中で分かっていても実際にどれだけ分かっているのかな・・・?と考え始め、物事を“体験する大切さ”伝えられる作品したいと思いました。私自身も、実際に、自分の子供たちがキャンプ先で星の多さにびっくりしたり、川の水の冷たさを実感したり、裸足で草の上を歩くとこんなにも柔らかいと気づかされることがありました。そんな“体験”・“体感”する
ことを、映画で伝えようと思ったのです。
──世界名作劇場の思い出について
村中:小学生の頃に学校に行きたくない時期があって、その時に母親に『小公女セーラ』を薦められました。私もセーラのように強くなって、私らしい生き方をしたいと思った、とても思い出深い作品です。今もオープニング映像を観て、当時を思い出して、涙が出そうになりました。日本アニメーションの作品、世界名作劇場からは、私は“強さと繊細さ”を与えてもらいました。
──そして、5月14日公開『シンドバッド』に込められたメッセージ
村中:心の揺れ動きを感じられる素敵な作品に仕上がったと思います。これまでの日本アニメーション、世界名作劇場の作品がそうであったように、原点を懐かしみ、何十年後かに少しでも観てくれた皆さんの心に残る作品になったら嬉しいです。
手塚:失敗を恐れず前に進みたいと思えるような、何かに迷っている時に背中を押してあげられるような作品になれたらいいなと思います。本作のテーマは人を思いやる気持ちの大切さです。世代を超えて様々な世代が楽しめると思います。ぜひ親子でお楽しみ下さい!
<【東京アニメアワードフェスティバル2016】『シンドバッド』記念イベント>
日程:3月20日(日)12:30-14:50
場所:TOHOシネマズ日本橋 (中央区日本橋室町2-3-1 コレド室町2)
登壇者:村中知(むらなかとも/シンドバッド役)、手塚健一(日本アニメーション/共同プロデューサー)
【東京アニメアワードフェスティバル2016】
東京アニメアワードフェスティバル2016(TAAF2016)は、TAAF実行委員会・一般社団法人日本動画協会主催による、 アニメーション作品の振興を目的とした国際アニメーション映画祭です。TOHOシネマズ日本橋にて16年3月18日〜21日開催。
■公開情報
2016年5月14日(土)より全国ロードショー
<STORY>
空から姫が落ちてきて、シンドバッドの冒険が始まった。水の上を走る青い馬、動く島、不思議の門、魔法族の秘密。全ての謎が解けたとき、一体何が起こるのか―。木馬に乗った少女サナが空から落ちてきた。サナは伝説の魔法族の姫であり、世界中に散り散りになった仲間を探す旅をしてきたのだ。シンドバッド達は船員仲間のアリたちバハル号の仲間たちと魔法族の仲間を求めて大海原に乗り出す。
シンドバッド達が進む島や大陸で巻き起こる数々の冒険。秘密のベールに隠された島、水の上を走る謎の青い馬、巨人、動く島、魔法のランプ…。魔法族の仲間を探し旅を続けるシンドバッド達を追う謎の敵ガリプ一味。サナは一体何者なのか?ガリプ達の野望とは?辿り着いた“真昼の夜”の中に浮かび上がる“不思議の門”。世界を変える恐るべき秘密が遂に明らかになる―。
<STAFF>
監督:宮下新平
脚本:川崎ヒロユキ
キャラクターデザイン・総作画監督:佐藤好春
CV:村中知、田辺 桃子、永澤菜教、宮澤正、青山穣、石田彰
鹿賀 丈史
原案:「アラビアンナイト」
主題歌:whiteeeen「ポケット」
劇中歌:薬師丸ひろ子「わたりどり」
製作:池田晃、亀山暢央、福嶋更一郎、木原康博、飯田雅裕、石川和子
プロデューサー:小池 賢太郎、井上孝史
共同プロデューサー:山田周、浅野恵代、手塚健一、田中敦、渋谷昌彦、小川貴弘、大山義人
美術監督:西田稔
色彩設定:小山明子
撮影監督:飯島亮
音響監督:早瀬博雪
編集:貴村純美
音楽:大野宏明
企画・プロデュース:白組、日本アニメーション
アニメーション制作:日本アニメーション
配給:イオンエンターテイメント
宣伝:パジー・エンタテインメント
プロジェクト シンドバッド:
イオンエンターテイメント、白組、メ〜テレ、MAM、朝日新聞社、日本アニメーション
>>『シンドバッド』公式サイト
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