明坂聡美さんと西明日香さんも駆けつけた作曲家・大友ジュンさん10周年ライブ、笑いと感動のレポート&インタビュー
アニメ『てさぐれ!部活もの』や『gdgd妖精s』、『みならいディーバ』、『直球表題ロボットアニメ』など、数々の作品に楽曲を提供し続けている大友ジュンさんが、アーティスト活動10周年を迎えました。これを記念して、4月17日にライブ「大友春祭 ~10周年なんだからてさぐらNight!~」を開催。会場は六本木のライブハウス「morph-tokyo」。
当日は作品に登場したキャストのなかから、声優の明坂聡美さんと西明日香さんがゲスト出演。大友さんとふたりのゲストはいくつもの現場を共にしてきたため親交が深く、終始アットホームな雰囲気でライブを行いました。本稿では笑いと感動が入り混じった激アツなライブ会場の様子をレポートします。
大友ジュンさんはアニメの作詞・作曲活動時は「井上純一」名義で行っているため、こちらの方が馴染み深い読者も多いだろう。上述したアニメ作品のオープニング/エンディングテーマだけでなく、各キャラクターソングも制作しており、これまでに手がけてきた楽曲は数えきれないほど。そんな大友ジュンさんのライブとあって、会場は集まったファンで身動きがとれないほどギューギュー! よくある大きな会場のアニメイベントでは決して味わうことのできない、ライブハウスならではのイベントだ。
大友ジュンさんのライブは、個人名義の楽曲『笑時間』と『黒の栄光』の2曲からスタートした。そしてMCを挟んでアニメ『てさぐれ!部活もの すぴんおふ ぷるぷるんシャルムと遊ぼう』から『グリーン妄想モンスター』。ファンにとって馴染み深い曲だが、声優ではなくアーティスト「大友ジュン」が歌うこの曲は新鮮に聴こえたはずだ。
3曲を終えたところで、ひとりめのゲスト、LiLiのMiyukiさんが登場。Miyukiさんは大友ジュンさんと『シーサイドストーリー』をデュエットで披露。六本木の夜にふさわしい、大人の魅力を放つステージだった。
Miyukiさんがステージを後にすると、再び大友ジュンさんがソロで『12ヶ月』。『てさぐれ!部活もの』のエンディングテーマとして人気のバラードを、しっとり歌い上げた。
■ 明坂聡美さんと西明日香さんが雰囲気の異なるステージ
大友ジュンさんは一旦会場をクールダウンさせ、ふたりめのゲスト明坂聡美さんをステージに招いた。
明坂さんは『gdgd妖精s』のコロコロを連想させるキノコの帽子をかぶっていたため、場内のファンから歓声が上がる。しかし明坂さんは役になりきり、無関心な表情でステージ中央に立った。明坂さんはそのまま動揺することなく、大友ジュンさんと共に『gdgd妖精s』エンディングテーマ「きっとまた会える」を歌った。
明坂さんの2曲目は「2月21日に開催したパシフィコ横浜のライブで歌えなかったから」という理由から、『てさぐれ!部活もの あんこーる』の「フウセンカズラ」。続いて3曲目は明坂さんと大久保瑠美さんのデュエットソング「青と黄色のあまのじゃく」。大久保さんのパートを大友ジュンさんが歌い、ライブならではの貴重なコラボレーションを楽しめた。透明感溢れるステキな歌声で来場者を魅了した明坂さんがステージを後にすると、続いては3人目のゲストの登場。
■ フジイの赤メガネで西明日香さんが登場!
大友ジュンさんは「明坂さんがしっとりとしたステージを作ってくれたので、この方にぶち壊してもらいましょう!(笑)」と紹介すると、西明日香さんが『直球表題ロボットアニメ』の「フジイ」をイメージした赤いメガネを着用して登場した。
大友さんは西さんとの思い出を語りながら、「僕はフジイが好きだった……」と過去形でコメント。すると西さんは「“だった”ってナニよ!?(笑)」とツッコミを入れて会場を沸かせる。その後も西さんらしいフリーダムな会話と客いじりが続き、ライブコーナーへ移った。
大友ジュンさんは「初心を思い出してもらいましょう」と曲紹介し、西さんの1曲目「What's The Laughing?」(直球表題ロボットアニメ)がスタート。この曲は作中でも話題のあざとかわいい曲で、会場内が一体となって「ワンツー、ワンツー、受け止めワンツー♪」の大合唱で盛り上がった。
2曲目はメガネを外して、『てさぐれ!部活もの』キャラソン(鈴木結愛)の「ひらめいチャッチャ!」。西さんの「チャッチャッ、チャッチャッ」に呼応するかのように、観客はペンライトを振りながら大声でコール。
そして3曲目「Red Hot Happy Days!」は、ライブ向きのハイテンションソング。西さんと大友ジュンさんは、アニメ『てさプル』さながらのアドリブを入れながら熱唱した。
ふたりのゲストのステージは、クールで透明感溢れるな明坂聡美さんと、熱く激しい西明日香さんという、対照的な演出だった。まったく世界観の異なるふたりのライブだったが、すべての楽曲を作っているのは大友ジュンさん。実際にライブを見たファンは、改めて大友ジュン(井上純一)さんの引き出しの多さに感動したはずだ。
ゲストが降壇し、再び大友ジュンさんがステージ中央に。「まだまだ盛り上がる曲があるんですよ!」と続けた曲は、『てさぐれ! 部活もの』で高橋葵(CV.荻野可鈴さん)のために作ったロックナンバー「Call Me "Lazy"」。続いて、同じく高橋葵と宇佐美陽菜(CV.小松未可子さん)の「キラキラ Baby×Baby」の2曲で観客を煽る。つい数分前まで女性声優のライブでコールを打っていた観客が、今度は大友ジュンさんの激しい号令に合わせて「オイ! オイ!」と拳を上げて熱狂している。「これぞ大友流」と言わんばかりの、まったく先の読めない変幻自在なイベントだ。
■ 大友さん! あの曲がまだ演奏されていないよ!!
長く続いたライブはいよいよ終盤。再びゲストの明坂聡美さんと西明日香さんがステージに姿を現した。西さんは「この曲大好きです」、明坂さんは「そうだね、自由に歌えるからね(笑)」と紹介した曲は「てさぐり部部歌」。大友ジュンさん、明坂さん、西さんがステージに並び、ラップパートを含めて順に歌って場内を盛り上げた。
そして本編最後の曲。大友ジュンさんが選んだ曲は、『てさぐれ!』のエンディングテーマ「色彩crossroad」だった。「廻り続ける世界であなたと出会えた奇跡」という歌詞が心に染みる名バラードに、多くのファンがライブの終わりを名残惜しそうに聴き入った。
大友ジュンさんは「色彩crossroad」を歌い終えてステージを後にしたが、場内のファンは微動だにしない。それもそのはず、『てさぐれ! 部活もの』のアンセムがまだ披露されていないからだ。おそらく場内のすべての客がアンコールを確信していたはずだ。
そして数分後、予想どおりに大友ジュンさんがステージに現れてアンコールに答えた。1曲目は『みならいディーバ』の「Encore」。大友ジュンさんは曲の一部でアカペラを披露し、10周年のために集まってくれたファンに感謝の気持ちを届けた。
そして本当の最後の曲。大友ジュンさんは「大友春祭は湿っぽい感じに終わりたくない。この曲をやらないと終われないだろ!!」と叫ぶと、明坂聡美さんと西明日香さんが再度ステージに出現。
西さんと明坂さんが「すべてはこの曲から始まりました!」と合図すると、『てさぐれ!』シリーズのテーマソング「Stand Up!!!!」のイントロが鳴り響く。会場のファンは「待ってました!」とばかりに歓声を上げ、今日一番の盛り上がりをみせた。さらに曲中に石ダテコー太郎監督も乱入し、2番の冒頭を熱唱。場内から笑いと共に「石ダテ」コールが起こった。
すべての演奏が終わると「大友春祭」はフィナーレ。最後に大友ジュンさんの活動10周年を祝って、ファンから大きな花束が贈られた。
大友ジュンさんは最後に「10年はただの通過点としか思っていません。ただ、今日こうやってライブができたことは10年の証なのかなと思います。応援してくださるみなさん、いつも本当にありがとうございます」と挨拶して「大友春祭」を閉演させた。
■「大友春祭」公演後の出演者インタビュー
ライブ終了後、熱気冷めやらぬ大友ジュンさんと明坂聡美さん、西明日香さん、石ダテコー太郎監督の4人にお話を伺いました。大友ジュンさんのこれからや、明坂さんと西さんが望む「大友さんの未来」など、たっぷり語っていただきました。4人とも、本当に仲が良いんですね!
――10周年記念ライブ、おめでとうございます!
明坂聡美さん(以下、明坂):いままで本当にお疲れ様でした!
西明日香さん(以下、西):井上さんのことは忘れません!
大友ジュンさん(以下、大友):オレ、これで終わるのかよ!(笑)
明坂:だって最後の挨拶で「ここが絶頂だ」って言ってたじゃないですか?(笑)
大友:なんで話題をシモの方に持って行こうとするんだよ……。
西:井上さんこそ、なんで「絶頂」が「シモ」だと思ってるんですか?
大友:だってオマエはそういう意味で使ってるだろーが(笑)。
西:いやいやいやいや!
――盛り上がってるところすみません。10周年なのでマジメなインタビューを……(笑)。
大友:ホント、うるさいのが2人もすみません(笑)。そうですね、10年を振り返ってみると、僕は石ダテコー太郎の近くにいたおかげで、たまたまアニメの曲を作れてこれて、たまたまイベントができただけです。僕以上に才能があるミュージシャンなんて、世の中にはたくさんいます。
――いやいや、そんなことないです。もっと「いい話」にしましょう(笑)。
大友:ああ、そうですね。では仕切り直しまして(笑)。今日こうやってライブができたのは、ここ最近の5年間くらいに関わらせていただいたアニメのおかげでして、そういった仕事を続けてこれたから、いまの僕の成長に結びついたんだと思います。普段はディスられてばかりなんですけどね。
明坂:だってシモネタしか言わないんですもの。
大友:でも今日はステージの上で、(明坂さんと西さんが)だいぶ気を使ってくれてるなって、ヒシヒシと感じましたね。
一同:(爆笑)
西:本当はアンコールで井上さんを泣かそうとしてたの!
大友:ゴメンね~。オレ、2人が泣かそうとしてるのがわかっちゃったんだよね。
――わかっていたなら、泣いた方がよかったのではないですか?
大友:だって恥ずかしいんだもん。
明坂:40手前の男が「恥ずかしい」って……。
大友:でもね、本当は嬉しかったんだよ。みんなありがとね!
――大友ジュンさんは、これからの10年でチャレンジしたいことや目標はありますか?
大友:僕はいままで、目標を立てずに音楽活動をしてきました。ただ目の前にある「与えられた仕事」を続けてきただけです。自分で歌うことも、誰かに歌ってもらうことも本当に好きなんです。なので、これからも同じスタンスを続けられたら幸せです。
――謙虚ですね。
大友:欲がないのかな? これはコーちゃん(石ダテコー太郎監督)によく怒られるんですよね(笑)。音楽を続けていられれば、僕はそれでいいんです。
――では明坂さんと西さん、おふたりから大友ジュンさんにやってほしいことはありますか?
明坂:ランティスから歌を出してほしい。
大友:えっ!?(笑)
西:わたしのボイストレーニングを継続してやってほしい。
大友:それはやろう! あけちゃんも、なんかあったら歌を教えるからさ。そうそう、つい先日ね、へご(大橋彩香さん)に歌を教える機会があったんだよ。めっちゃ楽しかった! あの子、ものすごく吸収が早いんだよね。教えがいものすごくある。ホリプロさん、継続してやらせてもらえないかな~って(笑)。
西:1回1000円とかで教えてもらえますか?(笑)
大友:わかったよ……ふたりからはお金は取らないよ(涙)。
――タダで教えるって、もうそれは仕事じゃないですね。
大友:このふたりとはアニメの現場で知り合ったんですが、コーちゃんも含めてプライベートでも仲良くやらせてもらってます。だから、これからもお仕事だろうがプライベートだろうが、いままで通りのお付き合いをさせていただきたいと思っています。
西:こちらこそよろしくお願いします。そして売れてください!
明坂:ホントですよ。アニメのオープニングとか歌ってほしい。
大友:あら~っ、オレがアニソンアーティスト? じゃあ石ダテコー太郎の次回作でやらせてもらおかな。
石ダテコー太郎監督(以下、石ダテ):僕の作品なんかでよければ、いつでもどうぞ。売れる気がしないけど(笑)。
一同:(笑)
石ダテ:僕からも質問いいですか? 明坂さんと西さんはいろいろな現場でキャラソンを歌っていますが、作曲家・ボーカルディレクターとして井上純一の感想は?
大友:お~、聞きたい! 他の現場はまったく知らないんだよね。いい機会だから正直に言って。
西:井上さんはキャラソンを作る天才だと思います。
大友:嬉しいね! あっちゃん大好き!
西:お金ちょーだい!
大友:なんで金を取られるんだよ(笑)。
明坂:井上さんはアニメとキャラクターのことをしっかり考えて曲を作ってくれるんです。なので井上さんが作った曲は、ちゃんとキャラクターの心情で歌えます。
大友:嬉しいこと言ってくれるね。特に『てさぐれ!』シリーズは、キャラクターと中の人がものすごくリンクしてるんです。だから佐藤陽菜の曲を書くときは明坂聡美を思い浮かべるし、鈴木結愛の曲は西明日香を考える。僕としても書きやすいというか、思い入れも強くなります。そんな思いで曲を作るから、レコーディングのときの指示はかなり細かくなっちゃいますね。
――思い通りになるまで何度でも?
大友:そうです。だけどこのふたりは疲れながらも、しっかりやりきってくれるんです。しかも僕が想像している7割増しくらいのモノが返ってきます。今日のライブで披露した「Stand Up!!!!」とかキャラソンで、これだけのお客さんが盛り上がってくれたのは、ふたりのおかげです。
西:私も井上さんのレコーディングはやりがいを感じています。『直球表題ロボットアニメ』のフジイのキャラソンのときの話なんですが、ちゃんとキャラクターを見て曲を作ってくださるんです。
――具体的にどのような部分でしょうか?
西:フジイのキャラソンをレコーディングしたときは、まだアニメのアフレコが最終回まで進んでいませんでした。当然、私たちは先のストーリーを知りません。だけど井上さんは石ダテ監督と打ち合わせをして、最終回でどうなるかを把握した上でキャラソンを作ってくれました。
――それでは西さんが知らないワードが歌詞に?
西:そうですね。初めの方は「ローションを使っていいか?」みたいなふざけたこと言ってたのに、大サビは超マジメになって「戦争が終わった世界でロボットは必要かな?」とか、フジイの心情を歌ってるんです。初めて歌詞を見たときは「こういうアニメになるのか!」って、めっちゃ泣きそうになりました。私たちキャストもまだ知らない物語の先を、しっかり監督さんと打ち合わせをしてから曲を作ってくれてるんだって感動しました。
――それは感動しますね!
西:それとレコーディングの時も、井上さんは心強いです。ブースで井上さんが笑ったらオーケーなんです。
大友:そうだね。いい意味であまり仕事してる感じじゃないよね?(笑)
西:ブースとミキサールームはガラスで仕切られているから、お互いの様子が見えるんです。レコーディングで私が結愛のセリフ部分をしゃべった後は、パッと井上さんを見るんです。
大友:西ちゃんはね、ものすごいドヤ顔でこっち見てくるんだよ!
西:そこで井上さんが笑ってくれると、「いまのはオーケーだな」って安心します(笑)。
――会話しなくても結果がわかるなんて、ものすごい信頼感ですね。本当にファミリーのようです。
西:はい! ファミリーです。あけちゃんも「ファミリー」って言われて嬉しい?
明坂:嬉しくない!
一同:(爆笑)
大友:あけちゃんさぁ、そろそろ観念したら? この現場からは抜けられないみたいよ(笑)。
明坂:私は本当に足を洗いたいんです! だってこの人たち、いきなりキノコだけの歌詞とか送ってくるんですよ(笑)。しかもレコーディングのとき、私はがんばって音とか節をつけて歌ったら、「違う違う! コロちゃんはなにもしなくていいんだよ」って言うんです。
大友:アハハハハ! 言った(笑)。
明坂:あの曲の指示は、「Aメロはやる気がなくていい」ですからね。
大友:『gdgd妖精s』のレコーディングの第一号がコロちゃん(コロコロ)でした。コロちゃんは感情を表に出さない子だから、次々と「はい、オッケー!」ってバンバン収録したんです。
明坂:そう! 私は言われるがまま、ひたすら無感情で歌うんです。
大友:そうしたらエンジニアさんが不安に思ったのか、あけちゃんに聞こえないように「この人、あまりやる気がないみたいですが大丈夫ですか?」って聞いてくるんです。
一同:(笑)
大友:あのときは事前に僕が説明してないのがいけなかった(笑)。エンジニアさんに「すいません! このキャラはコレでいいんです」って、後になって説明したんです。あけちゃんゴメンね~。あんなにマジメにやってるのに、「やる気がない」って言われちゃって悪いことしたなぁ。
明坂:ヒドかったです!(笑)
石ダテ:井上さんはそのようなエピソードがたくさんある人なんです。音楽担当なのに、下手したら僕ら監督やキャスト以上にキャラクターへの愛情を持ってる!
西:そうなんです。ある曲は、すでに私が仮歌を受け取っている状態なのに、「本編を観たらイメージが違ったから歌詞を変えた」って言ってくるんです。普通は仮歌ができたら完成なのに、最後の最後まで歌詞に修正を入れるんです。
大友:ゴメンね~。せっかく練習したのに歌詞変えちゃって。
――レコーディング当日まで修正する理由は、なぜですか?
大友:石ダテ作品はアドリブを主としているアニメが多かったので、現場で生まれたネタをギリギリまで活かしたいんです。なのでアニメ本編をしっかり観て、それを歌詞に反映させたい。
西:井上さんはマジメだし、とても性格がいいんです。バウンスィ(石ダテ監督の会社)界隈の人たちのなかで、一番性格がいいんです! いっちばーん性格がいい!!
一同:(笑)
石ダテ:え~!? オレの回り、性格いい人たくさんいると思うんだけどなぁ。
西:この人(石ダテ監督)は、悪い人!
石ダテ:ゼンゼン悪くないよぉ(笑)。
西:冗談です(笑)。石ダテ監督は裏表がない方で、そんな監督をすごく上手にコントロールしてくれるのが井上さんなんです。
大友:僕は石ダテ氏のお母様から、「ウチのはすぐに怒っちゃうから、ジュンちゃんがなだめてあげてね」とお願いされてますからね(笑)。僕は付き合いが長いから石ダテコー太郎という人間をわかってるつもりなので、僕にできることはなんでもやります。お仕事をちょいちょいもらってますから!
――石ダテ監督の次回作が7月にあると伺っていますが、このファミリーで作るのでしょうか?
石ダテ:キャストはまだ決まっておりません。明坂さんと西さんには、オーディションのご案内をお送りしますね。よろしくお願いします。
明坂:いや、けっこうです!
一同:(笑)
西:私たちにはオーディションのシード権をください!
大友:出る気まんまんだな(笑)。
石ダテ:はい! ではテープオーディションは通過したことにして、スタジオでお待ちしております。
明坂:……。
[取材・文/佐藤ポン 撮影/宮下敬一郎]
>>大友ジュン公式サイト
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