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内田彩さんライブツアー千秋楽公演レポート

色をテーマに内田彩さんが5000人のファンと咲き誇る! 「AYA UCHIDA LIVE TOUR 2016 ~a piece of colors~」千秋楽公演レポート

2016年6月26日(日)、パシフィコ横浜国立大ホールにて、内田彩さんのライブツアー「AYA UCHIDA LIVE TOUR 2016 ~a piece of colors~」千秋楽公演が行われました。今回のライブは宮城・大阪・神奈川の全国3ヵ所を巡る内田さん史上初のライブツアー。

そして、ツアーファイナルとなる神奈川公演では5000人ものファンが集結し、内田さんと熱い空間を作り上げました。本稿では、そんな神奈川公演の模様をレポートとしてお届けします


 

5000人ものファンと熱いシンガロング!

開演を待ちわびる5000人ものファンを前に、爽やかなロックナンバー「スニーカーフューチャーガール」で幕を上げた今回の千秋楽公演。はにかみながら登場した内田さんは、ミントグリーンに染め上げられた会場を前に手を振り、多くのファンにその歌声を届けました。さらに、間髪入れずアップテンポな「Breezin'」を披露。甘酸っぱい歌詞の内容とシンクロするように表情を変化させていきます。ファンも内田さんに負けじと“クエスチョン!”や“イェス!!”といったコールを入れて、会場の温度をさらに上昇させました。


 
3階まで埋まった客席を見て驚いた内田さんは「え、5000人!? 今日は集まっていただき、ありがとうございます!」と改めて感謝の気持ちを伝えます。また、次の曲へ移ろうとスタンドマイクを用意した内田さんですが、うっかり段取りを間違えてしまうと「思っている以上に緊張しているんですよ(笑)」と顔を赤らめ、黄色い歓声が飛び交う一幕も。

「シャキッと気分を変えまして!」と気を取り直すと、切なげな表情を見せた「Sweet Rain」や、歌詞中の“こぼれてくるニヤケ顔”を体現した「Let it shine」をパフォーマンス。また「この広い会場でタオルを回して一つになるよー!」と呼びかけると、タオル曲にあたる「Growing Going」を熱唱。ファンも力の限りタオルを振り回し、サビでシンガロングをしたりと、会場内の一体感はさらに増していきます。


 

七色の光が混ざり合い、パシフィコ横浜に咲き誇る

ここからはサブタイトルの“a piece of colors”にちなみ“色”がテーマの楽曲を披露。各地でさまざまな色を集め、8月に行われる武道館ライブへと繋げるといったコーナー。「color station」は内田さんのリクエストもあり、歌詞中に登場する赤と青に光るペンライトで会場を彩りました。続く「オレンジ」ではもちろんオレンジに、「Sweet Dreamer」では広大な夜空をイメージした紫に染め上げられ、一夜限りのカラフルなステージが展開しました。


 
するとここで内田さんは、各地にイメージカラーを持ってツアーを行ったことを明らかにします。宮城公演は名物のずんだから緑、大阪公演は笑顔が溢れているイメージから黄色、神奈川公演は横浜の夜景が似合うオシャレな印象から紫とのこと。なお、これらの色にちなんだセットリストは、内田さんが考案した企画ということで、会場からは盛大な拍手が送られました。

さらにツアーでは、ファンからの「お水おいしー?」に対する可愛い受け答えを、各地で模索してきた内田さん。宮城公演では「んだ!」、大阪公演では「めっちゃうまい!」との返しを披露したことが明らかに。そこで今回は、先ほど挙がった神奈川のイメージを引き継ぎ「おいしいに決まってんじゃん!」と、オシャレ(?)な返答で、ファンを大きく沸かせました。


 
そんな各地の思い出をファンと共有したところで、緊張がほぐれてきたと話す内田さんは「みんなに星空を作ってほしいと思います!」と、ダンス曲の「Party Hour Surprise!」を披露。聴いていると身体が動き出しそうなメロディと共に、キュートな振り付けでパフォーマンスを繰り広げます。内田さんのダンスに釘付けのファンも、黄色のペンライトを星のようにキラキラと輝かせました。

 
「みんな好きな色を振ってねー!」と呼びかけた内田さんは、自らもペンライトを手にして会場を扇動。「Merry Go」の歌詞に倣い、七色の光を混ぜて、回して、幸せをファンの心に届けていきました。

 
ここで改めてバンドメンバーの紹介をしたところで「ここからはビシっとカッコ良く、バンドメンバーの皆さんとお届けしたいと思います!」と宣言……しかし「その前にお水飲んでもいいですか……?(笑)」と実に内田さんならではの一面も見られ、会場には大きな笑いが起こりました。

気を取り直してスタンドマイクを手に取ると、片思いをテーマにした切ない歌詞の「最後の花火」や、クールかつ力強い声色の「Like a Bird」を熱唱。凛とした表情を見せる内田さんに、ファンも心を鷲掴みにされます。しかし、内田さんの勢いが衰えることは一切ありません。


 
5月に行われたコンセプトライブで、ファンを熱狂の渦に包んだロックナンバー「絶望アンバランス」を熱く歌い上げます。さらに「キリステロ」のパワフルなシンガロングで会場を一つにすると、ファンのテンションは最高潮。客席は真っ赤に染め上げられ、大サビでパシフィコ横浜を震撼させました。

 
そして大熱狂のライブも遂にクライマックスを迎えます。最後は熱いコール&レスポンスを全身で受けながら、ライブの定番曲とも言える「Blooming!」を披露。会場のファンが大きな笑顔を咲かせたところで、ステージは一度幕を下ろしました。

ツアーの終わりは武道館ライブへのカウントダウン!

ファンの熱烈な“うっちーコール”に応え、ライブTシャツに身を包んだ内田さんが再びステージに登場。「まだまだ盛り上がっていきますよ!」と宣言すると「ドーナツ」を熱唱し、会場のテンションは再び最高潮となります。

MCにて、5000人のアンコールに圧倒されたことを話すと「舞台袖でイヤモニを外して、皆のアンコールを直で聞くと本当にうるさいから(笑)。でもそれを聞いて、ここまでやってきて良かったなと思いました!」と内田さんらしい感謝の言葉を送りました。また初めてのツアーについて「3ヵ所あっという間だったけど、本当に楽しいツアーになりました!」とコメント。会場からは盛大な拍手が送られ、ツアーのクライマックスと日本武道館公演へのカウントダウンを祝福します。

そんなライブもいよいよ大詰めを迎えると、優しくも美しい高音が際立つ「ハルカカナタ」を披露。会場を包み込むような柔らかい歌声にファンの身体も自然に揺れて、うっとりと聞き入ります。そして、本ツアーを締めくくるラストナンバーは、内田さんを代表する曲の一つ「アップルミント」。ファンの力強い声援を正面から浴びると、内田さんは当日一番の笑顔で歌い上げます。また2番Aメロの歌詞を“気付いた時には もうここにいて”を“気付いた時には もうパシフィコ横浜にいて”とアレンジして、ツアーファイナルへの想いを歌に込めたシーンも。

最後は5000人ものファンと一斉にジャンプしたところで、全セットリストが終了。来るべき8月、日本武道館でのライブへ向けて「次は30歳になった私に日本武道館まで会いに来てください!」と呼びかけると、最後は会場に「おやすみ~!」と投げキッス。最後の最後までファンを熱狂の渦に包み込んだまま、内田さん史上初となるライブツアーの幕が閉じました。


 
[取材・文:鳥谷部宏平]

ライブ情報

AYA UCHIDA Complete LIVE ~COLORS~
開催日時:8月13日(土) 16時開場 17時開演
会場:日本武道館
チケット一般発売日:7月23日(土)10時~各プレイガイドにて販売

内田彩 アーティスト公式サイト
内田彩公式Twitter
内田彩スタッフ公式Twitter

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