収録当日は朝から温泉へ!? 温泉にかける熱い想いは人一倍!『温泉むすめ』奏・バーデン・由布院役・和多田美咲さんインタビュー
実在する温泉をモチーフにしたキャラクターがアイドル活動をすることで、温泉の素晴らしさを世界に発信する壮大なクロスメディアプロジェクト『温泉むすめ』。有名イラストレーターが描くキャラクターに、注目が集まる若手女性声優が担当することから、大きな話題になっています。これまで有馬温泉や登別温泉、道後温泉など、8名のキャラクターが発表されていますが、今回は9人目のキャラクターが明らかになりました!
今回のキャラクターは、由布院温泉をモチーフにした、奏・バーデン・由布院(かなで・バーデン・ゆふいん)です! 担当声優は、「バトルスピリッツダブルドライブ」茂上健斗役や、アプリ『放課後ガールズトライブ』扇千鳥役などでおなじみ、和多田美咲さんに決定しました!
本稿では、そんな奏役の和多田さんにインタビューを実施! キャラクターボイスの収録や、『温泉むすめ』のテーマ曲「未来イマジネーション」のレコーディングをはじめ、温泉にかける和多田さんの熱い想いをぶつけていただきました!
奏は自信家でちょっとおバカな元気っ子!?
──お名前と所属事務所、担当されるキャラクターのお名前をお願いします。
奏・バーデン・由布院役・和多田美咲さん(以下、和多田):青二プロダクションの和多田美咲です。担当するキャラクターは奏・バーデン・由布院です。
──『温泉むすめ』の話を最初に聞いたときは、どんな印象を受けましたか?
和多田:今まで温泉の擬人化を聞いたことがなかったので、とても新しい試みだと思いました。
──和多田さんが演じられる奏・バーデン・由布院は、大分県にある由布院温泉がモチーフになっていますが、どういったキャラクターなのでしょうか?
和多田:とにかく日本のアイドルが好きな元気いっぱいのキャラクターです。自分のことをドイツのハーフだと言っているんですが、本当はどうなのかな……というところもありつつ(笑)。また、変な敬語や日本語を使う喋り方が特徴的で、とてもはっちゃけたキャラクターですね。
※現在の由布院温泉は、ドイツの保養地「バーデン=バーデン」への視察を経た上でまちづくりが行われました。
──インパクトの強いキャラクターではありますが、和多田さんとの共通点や気になるポイントを教えてください。
和多田:私はバーデンちゃんのようにはっちゃける性格ではありませんが、アイドルが好きという部分は同じですね。……あと設定を読んで気が付きましたが、好きなものが全体的に茶色いですね(笑)。
──設定の好きなものには「ドーナツ アップルパイ コロッケ ハンバーグ」とありますし、言われてみればそうですね(笑)。
和多田:苦手なものも納豆や梅干とありますし、何か茶色に縁があるんですかね?(笑) たしかに、海外の方が納豆を苦手というのはあるあるだと思いますが、あえてバーデンちゃんは意識してるのではないか……と少し勘ぐってしまいます(笑)。
──ちなみに演じられるキャラクター以外で気になる温泉むすめはいますか?
和多田:(有馬)楓花ちゃんが、すごく可愛いですね! 幼い雰囲気のキャラクターが好きなんですよ。
──今後、作中で接する機会が多いといいですね。
和多田:バーデンちゃんも楓花ちゃんと同じくらいちっちゃいので、きっと絡みがあると思いますし、個人的に楽しみです!
──ボイスの収録についてお聞きしたいのですが、キャラクターを演じるにあたって工夫した点や意識したポイントを教えてください。
和多田:バーデンちゃんは日常的にカタコトな言葉遣いをしているので、収録の際にはセリフの節のつけ方に悩みましたね。今まで私が演じたことのないタイプの女の子だったので、スタッフの方と相談しつつ、沢山ディレクションしていただきながら収録しました。あとは突き抜けるようなハイテンションを、何度もリトライしながら演じました。
──なるほど。収録した中で印象的なセリフはありますか?
和多田:楓花ちゃんに対して言い放ったセリフの「同じおバカ枠だと思っていたのに」ですね。そこ言っちゃうんだ……と思いました(笑)。
スタッフ:楓花は天然ですが、実はすごく頭が良いんです。
和多田:おバカなのはバーデンちゃんだけ……(笑)。それでも、とにかく自信に溢れていて、個人的にはそこがポイントだと思います。
収録当日に温泉へ!? 温泉にかける和多田さんの熱?い想いが明らかに
──今回、ボイスと併せて収録したテーマ曲「未来イマジネーション!」ですが、レコーディングを終えた感想をお願いします。
和多田:「未来イマジネーション!」という曲名も含めて、これから始まっていく雰囲気が出ていて、とてもワクワクします! 特に大サビの前に鹿威しがカコンと鳴るんですが、そこが『温泉むすめ』らしくて可愛いですね。
──歌詞には温泉ならではの単語が散りばめられていますよね。お気に入りのフレーズなどありますか?
和多田:「あこがれに咲く 湯の花」や「君の明日へ 未来イマジネーション」といった、未来感のあるフレーズがお気に入りです。私自身も温泉が好きで、よく母と一緒に行くので“湯の花”という表現が頭の中でイメージしやすくて好きですね。
また「想いが沸きあがる」「やれそうな気がする」といった部分は元気よく歌ったので、きっと聴いていただく方もポジティブになれるんじゃないかなと思います。
──奏はハイテンションさが特徴だと思いますが、歌う上で意識した点や苦労した点はありますか?
和多田:ずっとポジティブに進行するんですが、最後の「すき…? すき…! 想いはひとつだね」という歌詞は、ゆっくりと練りこむように工夫したので、皆さんに伝わるといいなと思います。
ちなみに、今日も早起きして温泉に行ってきました。残念ながら湯の花はありませんでしたが、その温泉の様子を思い出しながら収録させていただきました。
──と言いますと、今日のレコーディングに合わせて温泉に行かれたんですか?
和多田:そうですね。前日に行けたらベストでしたが難しかったので、朝に高尾山の近くの温泉へ行ってきました!
──都心からだと、そこそこ距離がありますよね?
和多田:だいたい1時間くらいですかね? 朝8時から営業していたので、早めの時間帯に入ってきました。
──その話だけで、とても熱意が伝わってきます……!
和多田:本当に温泉が好きなんです! よく母親に長野と山梨の温泉へ連れて行ってもらうんですが、リンゴが浮いているリンゴ湯というのがあったり、毒沢鉱泉(毒沢温泉)という温泉にも行きました。毒沢鉱泉は、実際に毒があるわけではありませんし、疲れが一瞬で癒されるような良いお湯でしたね。色々な温泉に行っているうちに好きになりました。なので『温泉むすめ』に参加できてすごく嬉しいです。
──様々な温泉に行かれているんですね。
和多田:実家が静岡なので母親と山梨県で待ち合わせして、そこから車で向かいます。最近は山梨県から岩手県まで車で行ったんですが、その途中にあった温泉に入りました。有名な温泉ではありませんでしたが、とても癒やされました。
あと、山梨県のすごい山奥なんですが、お母さんが「いいところ見つけた」と言って教えてくれたところに行きました。ひっそりとした場所にありましたが、ほぼ貸し切り状態の超天然温泉でしたね。それこそ、湯の花がふわっとしていて、すごく温かかったです。最高のお湯でした。
──話を聞く限り、お母様が温泉に精通されていると。
和多田:めちゃくちゃ詳しいです! 時間が合う週末は合流して、ドライブがてら温泉を巡りますね。
──まさに『温泉むすめ』のキャストにピッタリですね!
和多田:それで選んでいただけたんですかね?(笑)
──ちなみに、行ってみたい温泉があれば教えてください。
和多田:九州の温泉です。それこそ、バーデンちゃんの由布院温泉や別府温泉とか良いですよね。あとは、岐阜県の奥飛騨にある温泉に行きたいんですよ。
スタッフ:秘湯に分類されるかもしませんね。岐阜県だと下呂温泉のほうが有名ですから。
和多田:たしかに、岐阜県だと下呂(美月)ちゃんがいますよね。特に冬は、露天風呂の周りに雪があると最高なんですよ。永遠にのぼせない気がして(笑)。
『温泉むすめ』のグッズ展開で地域活性化を目指す!
──『温泉むすめ』は今後、アイドル活動をしていくことになりますが、歌やダンスに自信はありますか?
和多田:自信というよりは、歌もダンスも大好きなんですよ。今まではグループとして披露する場が多くなかったですし、アイドル活動をすることにずっと憧れていたので、今から楽しみです。
──せっかくなので、この『温泉むすめ』で和多田さんがやってみたいことはありますか?
和多田:やっぱり自分のキャラクターの温泉には行きたいですね。あとは、グッズとして入浴剤があったら嬉しいです。「奏・バーデン・由布院の入浴剤」という……ちょっと意味深ですかね(笑)。でも、そういったグッズ展開で、その土地と温泉が活性化すると嬉しいです。
──9人分、各地の温泉が入浴剤で気軽に楽しめると。
和多田:それこそ『温泉むすめ』のライブやイベントがあった日には、家で余韻に浸りながら、ゆっくり温まりたいです(笑)。
──最後に今後の抱負と、読者へのメッセージをお願いします。
和多田:これから色々な活動が始まると思いますが、バーデンちゃんを通して温泉地をもっともっと盛り上げていきたいです。そして、私もバーデンちゃんと一緒に成長したいと思います。精一杯楽しんで、皆さんにも沢山興味を持っていただけたら嬉しいです!
──ありがとうございました。
[取材・文・撮影/鳥谷部宏平]
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『温泉むすめ』奏・バーデン・由布院役・和多田美咲さんインタビュー
商品紹介
価格:7,560円(税込)
発売日:2018/04/13 発売
◆イントロダクション
少し先の未来の日本―――。
温泉の神である“スクナヒコ”は、日本各地の温泉に宿る見習い神 “温泉むすめ”たちの中からある9人を彼女たちの学び舎に集めた。
固唾を飲んで温泉むすめたちが見守る中、スクナヒコは呼び集めた理由を説明し始める。
「おまえたち9人でアイドルグループを結成してもらう…」
日本が世界に誇る観光資源である温泉地は、時代背景の変化による影響で毎年観光客の減少が続いている。このままでは閉鎖を余儀なくされる温泉地もあるだろうと。
「温泉地でのおもてなしと同じように、今度はアイドルになって皆に笑顔と癒しを与えるのじゃ! そして、全国の温泉地に再び活気を取り戻すのじゃ!」
かくして、全国の温泉地の危機を救うべく、温泉むすめたちによるアイドル活動が始まる―――。