『エルドライブ【ēlDLIVE】』村瀬歩さんが音声の流れる巨大パネルを体験! ゲスト声優陣の話も盛り沢山の本編についてインタビュー!
好評放送中のTVアニメ『エルドライブ【ēlDLIVE】』(以下、エルドライブ)。物語も大きな展開を迎え、目が離せません。そんな『エルドライブ』の巨大広告パネルが、2017年3月1日から、JUMPSHOP東京ドームシティ店で、期間限定展示されています。
このパネルに近づくと宙太(CV.村瀬歩)とドルー(CV.釘宮理恵)の特別な音声を聞けるという仕掛けもあり、展示初日から多くのファンが集まっていました。そして、なんと九ノ瀬宙太役の村瀬歩さんがこの仕掛けを実際に体験してみることに!
本稿では、そのパネルの様子と共に、村瀬さんに『エルドライブ』の魅力について伺ったインタビューの模様をお届けします! あのゲスト声優との掛け合いについても聞いてみましたよ!
“宙太にしか聞こえない”ドルーの声を再現
取材を行ったJUMPSHOP東京ドームシティ店では、大きな『エルドライブ』のパネルの真上に音が出るスピーカーが設置されていました。このスピーカーは「指向性スピーカー」という、ある一定の場所に向けて音を出せるという特殊なもので、パネルの前に立つ人には音声が聞こえますが、周りにいる人にはほとんど音声が聞こえないようになっています。
まさに原作の宙太がドルーの声を聞く様な感覚を疑似体験出来るような展示となっていました。音声はここだけでしか聞けないものとなっており、どんな内容が聴けるかは行ってみてからのお楽しみ!
村瀬さんも「どこですか?」と音が聞こえるポイントを探し、「あ、聞こえます!」と指向性スピーカーの音声に驚いていた様子でした。みなさんも、宙太とドルーの会話を聴きに行ってみてくださいね!
歳の近い宙太とヴェガの掛け合いは新鮮だった
ここからは村瀬さんに行ったインタビューの模様をお届けしていきます。『エルドライブ』の魅力はもちろんのこと、あのゲスト声優とのエピソードや、これからの見どころについてもお聞きしました!
──今回、ジャンプショップの特別展示をご覧になっていかがでしたか?
村瀬歩さん(以下、村瀬):思っていた以上にパネルが大きくてビックリしました(笑)。近くにもモニターがあったり『エルドライブ』を凄く宣伝してくださっていて嬉しかったです。
──展示では指向性スピーカーから特別な音声が流れましたが、どのような音声を収録されたのですか?
村瀬:本当は宙太しかドルーの声が聞こえないという設定なんですけど、パネルの前に立つとドルーの声が聞こえて、ドルーが凄く興味を示すという内容ですね。なので、宙太とは疑似的に関われる感じで、行くと良い事あるかも? という音声になっています。
──続いて、放送も残すところ約1ヶ月となった『エルドライブ』ですが、アフレコ現場はどのような雰囲気ですか?
村瀬:メインキャストの皆さんが役を掴むのが凄く早かったなという印象がありました。アフレコは朝でしたが、夜にまた集まってご飯に行く事も多かったんです。そこで『エルドライブ』の話だったり、全く関係無い話をして親交を深められたので、現場も暖かい空気になりました。
──演じるキャラクターたちの関係性などが現場に出てしまう事はありますか?
村瀬:鈴木達央さんが演じているレイン・ブリックは署長というポジションなので、鈴木さんも結構後ろで皆の様子を伺っていたりとかはありますね。多分本人の気質もあるとは思うんですが、達央さんはキャストの中で凄く先輩で、困っている人がいたら助けたいなという思いもあったのかなと思います。
──キャストと言えば、第3話ではグッチー役の近藤隆さん、第6話ではアーウィン役の森久保祥太郎さんがゲスト声優で登場しましたが、アフレコ現場でどのような会話をされましたか?
村瀬:先ほどメインキャスト陣がキャラを掴むのが早かったって話をしましたけど、近藤さんもグッチーという役を掴むのがずば抜けて早かったのを感じました。アフレコが始まってから少し経った頃だったので、自分が主役ではあったんですけど、アフレコ現場を引っ張って頂いた感じがしました。達観していて宙太を助けるというグッチーと宙太の関係に似ているのかなとアフレコが終わってから思いましたね。
森久保さんに関してはマネージャーが「この役は森久保さんが絶対に合う」って激推ししていて、僕も「確かに合うな」と思っていたんですけど、実際に聞いたら想像以上に合ってました(笑)。森久保さんとは普段からお世話になっているので、凄く現場でも暖かかったですね。偶然早く収録が終わった回があって、「森久保さんとご飯いきたいな」って思っていたんですけど、森久保さんは「ちょっと忙しいからまた今度ね」と言われてしまって行けなかったんです。まだ連れて行って貰って無いので、今度催促しようかなと思います(笑)。
──そして第11話からアニメオリジナルキャラクターのヴェガ(CV.神谷浩史)が登場しますが、どのようなキャラクターですか?
村瀬:正義感があって芯が強いんですけど、宙太とあまり歳が変わらないという事もあって、若さゆえの悩みで揺れ動いているキャラクターです。ナイーブな部分も有りつつ、仕事ができるというのが神谷さんの声と凄くフィットしていて、素敵なキャラクターになっていると思います。
──やはりオリジナルキャラクターということで、謎が多いとか……?
村瀬:それは……ご想像におまかせします(笑)。ネタバレになっちゃうので何も言えないんですよ! でも凄く魅力的なキャラクターなのでお楽しみにという感じです。
──神谷さんとは『ハイキュー!!』でも共演されていますが、アフレコで印象に残っている事はありますか?
村瀬:神谷さんとは他の現場でもご一緒させて頂く機会があるので、世間話もしつつアフレコしましたね。『ハイキュ―!!』のアフレコでは、バレーボールプレイヤーでは無いけど良き先生で後押ししてくれる力強い存在だったのに対して、『エルドライブ』ではちょっと上の立場だけど年はそんなに変わらない役で掛け合うのが新鮮でした。
村瀬さんが想う『エルドライブ』の魅力はナイーブさ
──では、『エルドライブ』のこれまでの内容とこれからの内容もお伺いしたいと思います。第1話で内気な宙太がエルドライブに入署して、話数を重ねる毎に成長したと思うのですが、村瀬さんは宙太のどこが1番成長したと考えていますか?
村瀬:やっぱり外への心の開き方じゃないですかね。タテヤンの存在が凄く大きかったと思うんですが、元々閉ざしていた心を開くという一歩を踏み出せたから、危ない時も自分の身を顧みずに他人の為に何かしたいという気持ちを持てるのかなと思います。そこが大きな成長じゃないかなと思いますね。
──ドルーが薄くなるシーンでは宙太の心が弱くなった時が視覚的にも分かりやすくて、個人的にはドルーと2人で協力して成長しているのかなとも思いました。
村瀬:確かに! 宙太自身が色んな人との出会いで変わると当時にドルーとの関係も変わっているので、無くてはならない存在ですよね。
──あと、最初はドルーの声がコンプレックスだった宙太が、そのコンプレックスを力に変えて行くのが観ていて気持ちよかったです。
村瀬:凄く正統派というか、他の人とは違う所が強みになって少年が成長していくというのは「ジャンプだな」って感じました。
──まさにジャンプが掲げる“友情・努力・勝利”が詰まっている作品ですよね。では、村瀬さんが印象に残っている回などはありますか?
村瀬:やっぱり第7話(「シンジラレルモノ・その2」)ですかね。ドルーがアップデートされる前にボロボロになったシーンは痛々しくて、家でリハーサル用の映像を観ている時に怖くて固まってしまいました。漫画で展開が分かっていても、いざ映像になった物を観ると結構怖いなと思いましたね。ドルーって明るくて可愛い声なんだけど、人に対して興味があっても、それが浮き沈みすることがそんなに無いじゃないですか。でも、浮き沈みが少なかった部分が少し変わり始めたという繊細な変化を拾われている釘宮さんの芝居が「凄いな」と思いましたね。
──ドルーがボロボロになったシーンはかなり衝撃的でしたね。
村瀬:あのシーンはショッキングですよね。初めて観た方は相当ショッキングだったんじゃないかなと思います(笑)。
──宙太以外で村瀬さんが好きなキャラクターはいますか?
村瀬:やっぱり美鈴が好きですね。現実にはいないけど、どこか現実味を感じるようなキャラだなと思っていて、早見さんの声によってリアリティやミステリアスな雰囲気も増していると感じました。宙太の役をやっているのでドルーとかレイン署長とかチップスもキャラクター視点で見てしまうので、そういう意味でも美鈴が気になりますね。
──美鈴の一番好きな部分はどこですか?
村瀬:うーん……やっぱり声かな(笑)。あと単純にキャラクターデザインが好きっていうのがあるんですけどね。
──では、村瀬さんが思う『エルドライブ』の魅力はズバリどのような部分なんでしょうか?
村瀬:ナイーブなものを扱っているところですかね。周りに翻弄されるけど、そういう出来事を通して自分が1番大事にしたいものとか、自分が取る選択ってなんだろうと突きつけてくる感じが僕には刺さりました。でもナイーブな主人公って凄く動かしづらいんじゃないかなと思っていたんですけど、絶妙な塩梅で浮き沈みが描かれているので、魅力的に写りますね。
──宙太はナイーブですが、村瀬さんもよく悩んだりするほうでしょうか?
村瀬:僕は逆にそこまで悩まないですね。「これ出来ないな」っていう事で悩んだりはするんですけど、あまり大きな浮き沈みはしないので、宙太の悩み方は若々しくて良いなと思いますね。
──最後にアニメも終盤に差し掛かってきましたが、これからの見所を教えていただけますか?
村瀬:これまでは原作通りの展開でしたが、怒涛の終盤で色んな事が動いていきます。でも安心して観られるというか、後味の良い作品になっていて、宙太の成長も感じられますし、皆さんも楽しんで頂ける内容になっていますので、最後まで手に汗握りながら楽しんで頂ければなと思います。
──最後まで楽しみです! ありがとうございました。
[インタビュー/石橋悠 取材/イソベアラタ]
TVアニメ『エルドライブ【ēlDLIVE】』作品情報
≪ストーリー≫
この世界には、地球人の知らない数多くの宇宙人が存在する。宇宙の秩序と平和を守るため、日夜、悪と戦い続ける組織、それが”宇宙警察エルドライブ”である。
地球で暮らす少年・九ノ瀬宙太(ここのせ ちゅうた)には、物心ついたときから、ほかの誰にも聞こえない不思議な”声”が聞こえていた。そんな宙太がある日突然、宇宙警察エルドライブ・太陽系方面署の署員としてスカウトされる。
採用試験を受けることにした宙太は、その最中、初めて”声”の主と対面することになるのだが、その声の主とは、”共生体(モニタリアン)”といわれる珍しい生命体。宙太はこのモニタリアンと協力して共生技を発動できる特殊な存在だった。
採用試験に合格した宙太は、相棒のモニタリアン”ドルー”とともに、太陽系方面署署長レイン・ブリックのもと、同僚の其方美鈴(そのかた みすず)や仲間たちとともに、エルドライブ署員として働くことになる。
≪原作≫
『少年ジャンプ+』にてフルカラーで月イチ配信連載中!
http://plus.shonenjump.com/
≪単行本情報≫
ジャンプコミックス『エルドライブ【ēlDLIVE】』(原作:天野 明)1~7巻好評発売中
≪映像商品情報≫
◆第1巻 (1~4話収録) 2017年3月29日(水)発売
BD:TKXA-1121 / ¥8,300- (税抜)
DVD:TKBA-5351 / ¥7,300- (税抜)
・天野明先生描き下ろし三方背ケース
・設定資料集①
・キャラクターアクリルキーホルダー(宙太&ドルー)
・サウンドトラック①
・OP&EDノンテロップ
・オーディオコメンタリ#1(村瀬 歩・早見沙織・鈴木達央・釘宮理恵)
◆第2巻 (5~8話収録) 2017年5月17日(水)発売
BD:TKXA-1122 / ¥8,300- (税抜)
DVD:TKBA-5352 / ¥7,300- (税抜)
・天野先生描き下ろし三方背ケース
・設定資料集②
・キャラクターアクリルキーホルダー(美鈴)
・サウンドトラック②
・オーディオコメンタリ#8(村瀬 歩・飯田里穂・Lynn・松岡 禎丞)
◆第3巻 (9~12話収録) 2017年6月28日(水)発売
BD:TKXA-1123 / ¥8,300- (税抜)
DVD:TKBA-5353 / ¥7,300- (税抜)
・天野先生描き下ろし三方背ケース
・キャラクターアクリルキーホルダー(レイン)
・オーディオコメンタリ収録予定
※仕様は予定となっております。
変更になる恐れもございますので、予めご了承ください。
≪主題歌情報≫
◆オープニングテーマ
+α / あるふぁきゅん。『Our sympathy』
発売日:発売中
【収録内容】
・初回限定盤(CD+DVD)TKCA-74472 ¥1,389+税
1.Our sympathy 2.天ノ弱
「Our sympathy」Music Clip&Making Video
・通常盤(CD Only) TKCA-74473 ¥1,111+税
1.Our sympathy 2.天ノ弱
★アニメ描き下ろし帯仕様
+α / あるふぁきゅん。レーベルサイト
http://www.tkma.co.jp/jpop_top/alfakyun.html
◆エンディングテーマ
The Super Ball『キミノコエガ…。』
発売日:発売中
【収録内容】
・初回限定盤(CD+DVD)TKCA-74431 ¥1,389+税
1.キミノコエガ…。 2.おいで 3.キミノコエガ…。(instrumental)
4.おいで(instrumental)
「キミノコエガ…。」Music Clip&Making Video
・通常盤(CD Only) TKCA-74432 ¥1,111+税
1.キミノコエガ…。 2.おいで 3. キミノコエガ…。(instrumental) 4. おいで(instrumental)
★アニメ描き下ろし帯仕様
The Super Ball 公式サイト
>>https://supabo.com/
≪プロモーションビデオ≫
>>TVアニメ『エルドライブ【ēlDLIVE】』公式サイト
>>TVアニメ『エルドライブ【ēlDLIVE】』公式ツイッター(@eldlive_tv)