これまでの劇場版20作にはない、新しい扉が開いた作品!――劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』高山みなみさんインタビュー
週刊少年サンデー(小学館)で連載中の青山剛昌先生による人気コミック『名探偵コナン』の最新作、劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』が4月15日より公開されます。2016年公開された20作目の『純黒の悪夢(ナイトメア)』は興行収入63.3億を叩き出し、過去最高のヒット作となりました。
そして、劇場版第21弾となる『から紅の恋歌(ラブレター)』は、競技かるたをモチーフに大阪、京都を舞台にした恋物語。コナンはもちろん、西の高校生探偵・服部平次や遠山和葉が大活躍します。気になる平次と和葉の恋の行方は!?
そして、映画の公開直前! 江戸川コナン役の高山みなみさんにインタビューを敢行。映画の見どころやTVアニメのエピソード、そして知られざる『名探偵コナン』の秘話など、いろいろとお話していただきました。
高山みなみさんのファンで、まだ『名探偵コナン』を観ていない人、記事で興味を持ち『名探偵コナン』をこれから観る人は、ネタバレも含みますのでご注意ください。
劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』は、人間の感情がわからないと、謎が解けない作品
――いよいよ劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』が4/15(土)に公開されますね。脚本(スタッフ用にセリフ以外の演出や舞台設定など、全体的なものが書かれているもの)を読んだ時の印象や率直な感想をお聞かせください。
江戸川コナン役・高山みなみさん(以下、高山):第一印象は「わぁ~、関西弁ばっかりだ!」っていうイメージでした(笑)。「やっぱりいつもとは舞台が違うんだな」という印象が大きかったです。毎回、台本(役者用にセリフがメインに書かれているもの)を1度ざっと読んで、ストーリーを頭に入れてから、リハーサルをするんです。その時、全キャラクターの分も喋りながら実際の画にあててみるのですが、「わぁ~、(セリフが)つっかえる」って……(笑)。ほとんどが関西弁だったので、口よりも先に目が噛んじゃいました(笑)
――コナンの周囲のキャラクターが関西弁でしたもんね。
高山:そうなんですよ。役者陣の7割が関西出身で、スタジオ内も違う楽しみがありました。
――完成した作品をご覧になった感想はいかがでしたか?
高山:台本を読んだ時点では、から紅(紅花で染めた濃い紅赤色)のイメージだったんですけど、出来上がりのイメージは違いました。燃えるような激情の紅ではなく、儚げな淡いピンクかな。
――春の季節の今にピッタリでしたね。
高山:そうですね。紅葉というより、桜のようなイメージの恋愛模様でしたね。
――やっぱり脚本を読んだ時の印象と、映画を観た時の印象では変わってきますか?
高山:そうですね。一人で台本を読むのと、スタジオでキャストのみなさんと一緒に演技するのでも違います。そこに音楽や効果音が付くと、更に立体的になって、画面の印象も変わってきますね。
――映画の見どころを教えてください。
高山:作品には、色々な人の色々な恋模様が含まれています。ラブコメはもちろん、ミステリーもアクションも見ごたえがあります。これまでの20作の映画にはなかったのですが、恋愛感情そのものが鍵になっている事件ですね。登場人物の表情や感情の動きに、注目していただきたいです。かるたに秘められた思いには、ちょっとだけ振り回されました(笑)
――確かに、これまでの20作とは違いますね。
高山:そうですね。これまでの作品と違って、感情に踏み込まないと謎が解けないんです。推理する上で一番難しいところですね。
――演じられる時も、その辺りを意識されたのでしょうか?
高山:台本を読みながら推理しますが、その人物の過去や思いというのは、事件現場では拾いきれません。どのように攻めたら、全てを告白させることが出来るのかを考えていました。
それにはやはり、交錯するそれぞれの思いを整理しなければなりませんでしたね。
――確かに、犯人にもそういう恋模様が絡んでいましたね。
高山:「誰が誰に対して、何の感情を抱いているか?」というところがポイントです。恋、愛、恨み、嫉妬、憧れ、怒り……いろいろな気持ちが絡み合っての事件でした。もしかしたら、ほんの少し素直になって、本音を話していれば避けられた事件だったのかもしれないと思いますね。
高山さんがコナンというキャラクターを体感して、出てきたセリフ!
――ラストシーンで、新一(蘭の幼なじみの東の高校生探偵・工藤新一。黒ずくめの組織によって開発中の毒薬「APTX4869」を飲まされ、コナンの姿に。CV:山口勝平)が蘭ちゃん(本作のヒロイン・毛利蘭。コナンのお姉さん的な存在であり、幼なじみの新一を想っている。CV:山崎和佳奈)に句を返すじゃないですか。あのシーンを観ながら、「新一、相変わらずキザだな~」って笑って観ていたんですけど、やっぱり伝える気持ちが大切なんですね。
高山:あのシーンは王道のラブコメなので(笑)でも、気持ちは「きちんと伝えなきゃいけないな」って思いますよね。
――平次(大阪を中心に活躍する西の高校生探偵・服部平次。CV:堀川りょう)は伝えませんでしたからね。
高山:服部はああやって、ずっと伝えないんですよ、きっと……(笑)。やっぱりテレちゃうんでしょうね、大事なひと言は……。
――日売りテレビ(劇中に登場するテレビ局)の爆破シーンで、平次を助けるコナンのアクションシーンに感動しました。助けた後、川の中でのふたりの軽口に男らしさと信頼を感じた素敵なシーンでした。
高山:あそこのシーンの最後セリフは、気持から出たものです。台本にあったセリフとは違うんですけど、あのアクションの後でホッとして、素に戻った平次からふっかけられたら……あのセリフになっちゃいました。
――そこがすごく印象的でした。
高山:そうですか! いいシーンなので、出来上がりを観て「あれでよかったのかな~」とちょっと心配だったんです。
――そんなことないです。一番印象に残っていて、映画を観ている最中に、あのシーンをもう1回巻き戻して観たいと思ったぐらい素敵なシーンでした。
高山:ああ、そうですか。よかったです(笑)。
――蘭ちゃんとか、和葉ちゃん(平次の幼なじみ・遠山和葉。CV:宮村優子)とか、女の子はああいった状況で、なかなか軽口って出てこないと思うんですけど、やっぱり平次とコナンは、互いに認め合っているライバルでもあり、長年タッグを組んできた名コンビでもありますからね。男ふたりの信頼関係が感じられる名シーンでした。
高山:台本では平次の冗談を真に受けて、まともに返すセリフだったんです。でも、リハーサルをしていて、「この状況ではそのセリフが出てこない……」状態でした。それで、もう一度試してみたら、息が抜けちゃってあのセリフになりました。
――高山さんから、監督に意見を出されたんですか?
高山:意見というか、手直ししたい部分は、収録前に監督に伺います。「このシーンは緊張感が続いて、命からがら脱出したところで……まともに受け答えできる状態じゃないので、ちょっと抜けちゃったセリフにしてもいいですか?」と。テストで聞いて頂いてOKが出たので、あれでいきました。
――あのセリフは高山さんが?
高山:私が……というよりも、江戸川コナン(工藤新一)が……でしょうか。相手が服部だったので、より素のセリフになったんだと思います。
――やっぱり長年コナンというキャラクターを演じられているから、自然と出てくるんでしょうね。
高山:そうですね。セリフは目で読むのと声に出してみるのとでは、感じが違うことがあるんです。シーンでの動きや表情と、自分の感情とセリフに、ちょっとしたズレが生じることもあります。そういう時には、余計な事を考えずに、流れで出て来た言葉が正解だと思うので、監督に相談するんです。
――あそこのシーンが大好きです。すごくいいシーンだと思います。
高山:ありがとうございます。よかったです。
親しき中にも礼儀あり! 高山さんが思う相棒への接し方
――今作は恋がテーマとなっています。先日放送されたTVアニメ第853話、854話「さくら組の思い出(蘭GIRL)(新一BOY)」も新一と蘭ちゃんが幼稚園時の初恋のお話でした。ああいったお話はありそうで、なかったですね。
高山:4歳の話は初めてですね。蘭とは、小学生の頃の話はありましたけど。あの出会いは衝撃ですね。蘭の笑顔が可愛くて可愛くて……。
――ふたりのこともそうですけど、ふたりの周囲の恋模様も気になります。今作にも園子(蘭の同級生で大親友・鈴木園子。CV:松井菜桜子)と京極さん(鈴木園子の彼氏・京極真。CV:檜山修之)や、哀ちゃん(黒ずくめの組織の元メンバーで、毒薬「APTX4869」の開発者・灰原哀。CV:林原めぐみ)の新一へのほのかな思いも少し出てきますね。新一も蘭ちゃんばっかりじゃなくて、たまにでもいいから、もう少し哀ちゃんに優しくできないかなと思っちゃいます。
高山:いや~そうですね~(笑)。今回の映画でも、(コナンが灰原哀にする)かなりそっけなかったですからね(笑)。
――あの電話のシーンはひどいですよ(笑)。
高山:でも、あのシーンもアドリブを足させて頂いたんです。なんというか、まぁ事件の最中なので、わかってくれているとは思うのですが……。さすがに、ちょっと心ここにあらずな感じになっていたので。ちょっとだけ柔らかくなっているはずです。
――どんなふうに変わったんですか?
高山:ちゃんと(灰原に)お礼を言いました。台本上にはなかったので、めぐちゃん(灰原哀役・林原めぐみ)に「ここで一言入れようと思ってるんだけど」と相談もしました。お互い気になっていたところは、セリフというより受け方を変えましたね。一番気になっていた部分は、「どうしようか~…」と話し合い、結局そのままにしたんです。あとでそのセリフは(原作者の)青山先生が入れたセリフだとわかりました(笑)「(灰原は)ネチネチ構築するのが得意だろう」ってところです。ネチネチか~今まで言ったことあったかなぁ……と(笑)
――青山先生は哀ちゃんのことをそう思っているんですね(笑)。まあ、あのシーンのふたりのやりとりは信頼関係とも言えなくはないですけどね。
高山:灰原とのやり取りも服部のと同じで、信頼関係の上に成り立っているんです。ですから、わかってくれているハズ!という思い込みから、ちょっと雑になってしまうことがありますね。アフレコ中に、めぐちゃんに目で「ごめんね!」ということも(笑)
――友達としてはいいんですけどね。
高山:友達というか、お互いに相棒と思っていますよ。向こうからもキツいことを言われたりするけど、別に気にならないんです。でもやっぱり、親しき仲にも礼儀ありなのでお礼の言葉は極力入れるようにしています。
――作中で、阿笠博士(灰原哀を保護するコナンの良き理解者。CV:緒方賢一)もあんなに心配しているのに、コナンは博士にも冷たいです。
高山:ええええええ~(汗)まぁそうですね。でも、電話があったということは無事だったということで……(笑)。
コナンの口調は、青山先生の時代劇好きから生まれた?!
――『名探偵コナン』の中で、思い出に残る名言を教えてください。いっぱいあるかとは思うんですけど……。
高山:今、ここでですか?思い出せないほどいっぱいあります……(笑)。
――「あれれ~?」もいいですよね。
高山:あ、あれれ~? そういうので?
――いえいえ、名言でも、よく使っている言葉とか、印象的なセリフとか、何でもけっこうです。
高山:よく使うのは「あれれ~?」ですね。大人たちを解決の方向に導く時、一番便利なセリフなんですよね。(コナンが)注意を引くために、特に大きな声を出したりするので、探偵団のみんな(探偵団のキャスト)が面白がって真似するんです(笑)特に灰原が、とってもオーバーに真似してくれます(笑)
――あれはわざとやっているんですよね?
高山:もちろん、わざとですよ。より子供っぽくしますね。
――新一はかっこつけるところがあるから、「バーロー」とか「わりぃ」とか、ファンでなくても知っているような名セリフや印象的なセリフがありますよね。
高山:「バーロー」は、実はそんなに言ってないんですけどね(笑)。「ワリィ」の方がよく使います。って、謝ってばかりなのか(笑)ちょっと崩した江戸弁というか、べらんめぇなところ(東京下町の職人などの間で用いられた威勢のいい言葉の調子)があるんです。
――新一はお坊ちゃまじゃないですか? 育ちと口調のギャップがありますよね。
高山:お坊ちゃまだと思います(笑)。しかし、保育園児の時でも言葉遣いが悪かったですね~。あの時は目つきも悪かったですけど……(笑)
――幼稚園の時から、新一は大人びていましたよね(笑)。
高山:そうですね。たぶん(新一の)父さんの影響もあって、本をよく読んでいたんでしょう。しかも4歳児がシャーロック・ホームズ(アーサー・コナン・ドイルが19世紀 から20世紀にかけて発表した推理小説「シャーロック・ホームズ」シリーズ)を理解できるのか?と思いました。でもきっと漢字も読めたんだろうなぁ(笑)。そして保育園に「図書室ねぇのかよ!」って……。ここの前はどんな保育園に行ってたんだろうって、収録の時に話題になりました(笑)。もう少し保育園での生活を見たいですね。(エピソードは「さくら組の思い出(蘭GIRL)(新一BOY)」より)
――「図書室ねぇのかよ!」って、あのシーンは笑いました。べらんめぇなところも幼稚園の時からありましたね。
高山:べらんめぇ口調は、私自身が江戸っ子なので楽でもあります。でもあまりにべらんめぇ過ぎるとキャラが変わりそうなので、ちょっといじることもあります。
――コナンは青山先生の作品ではありますけど、高山さんがキャラクターを育てられているんですね。
高山:いえいえ、育てているというよりも、江戸川コナンで息をしている感じです。青山先生は時代劇がお好きで、他にもべらんめぇ口調のキャラクターも登場します。が、ちょっと巻き舌が過ぎちゃうこともありますね(笑)
――そうでしたか。コナンの言葉について、ちょっと謎が解けました。
高山:(マンガの)文字で見るとカッコいいセリフでも、声に出すと、わかりにくいかなということもあります。でも、べらんめぇは迫力があって好きです。
――そういうところもコナンの魅力なのかなって思います。
高山:そうですね。
今作の主役?! 服部平次と遠山和葉!
――今作のメインキャラクターでもある服部平次と遠山和葉について、ふたりの関係が気になります。
高山:ふたりとも、わかりやすい性格。隠しごとのできないタイプだと思います。なのに、何で通じ合わないんだろうって……(笑)。ヤキモキするのはこっちの方ですよね。
――そうなんです。和葉は、平次の気持ちに気づいてないんですかね?
高山:まったく気付いてないわけじゃないと思いますが……。でも、もしかしたら、「間違ってたら、どうしよう?」っていう気持ちの方が大きいのかな? 和葉ちゃん、今までも「平次、〜〜〜って言うたやんか!」って言っても、服部に「ちゃうわ!」って返されて来てるので。まぁ、確かに和葉ちゃんが盛ってるところがあって『ちょっとだけちゃうわ!』なんですけど(笑)服部の勢いに押されて、素直に受け止め過ぎちゃっているかもしれないですね。服部は、そんな和葉ちゃんに惚れてるんでしょう(笑)
――新一はわりと蘭ちゃんに素直に伝えていますよね?
高山:え、ええ。でも蘭はわりと鈍感なところもあって。あれ? ひとの事言えない?(笑) いや、こちらはもう、はい……置いといてください(笑)
――今作は和葉のライバルとなる新キャラクターの大岡紅葉(平次の婚約者を名乗り、百人一首における未来のクイーンと呼ばれる存在。CV:ゆきのさつき)というキャラクターもTVアニメに先駆けて登場しますね。
高山:そうですね。原作にも先に登場していますしね。
――平次、和葉、紅葉という3人の恋模様は、観ていていかがでしたか?
高山:面白かったです。傍で見ている分には(笑)。日売りテレビの廊下での初対面のシーンでは、壁に貼ってあるポスターが(笑)そしてその後の病院のシーン。歩美ちゃん(コナンと灰原哀が通う帝丹小学校の同級生で、少年探偵団のメンバー・吉田歩美。CV:岩居由希子)の「すごいの見ちゃったね!」というセリフが全てを物語っていますね(笑)。
――子供にはちょっと刺激的かもしれませんね。
高山:こちらも高校生ですから、探偵団とは10歳ぐらいしか違わないんですけど、女の闘いを見せちゃったなって……(笑)。
――大岡紅葉役のゆきのさつきさんは、『名探偵コナン』初参加でしょうか?
高山:いえ、劇場版の『11人目のストライカー』(本浦和史役)』にも参加してくれていますし、テレビシリーズにもゲスト出演してくれています。
――そうでしたか。では気心も知れていますね。
高山:(ゆきのさんとは)他の作品で一緒にレギュラーをやっていたこともありますし、他の役者陣もよく知っているので、アフレコ収録は仲良く、楽しくやっていました。
――最後に、映画を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。
高山:今回の作品は、タイトルに初めて恋という文字が使われています。まさに恋愛を軸にストーリーが展開される、今までとはちょっと違う『劇場版 名探偵コナン』を楽しんで頂けると思います。キーになる競技かるたのシーンは、音楽だけでもその迫力が伝わって来ます。美しい紅葉の風景も、心に残ると思います。ラブコメという原点に戻りつつ、新しい扉が開き、可能性を感じる映画になりました。本当に、最後の最後まで楽しんでいただけると思いますので、エンドロールが終わっても席を立たないでくださいね。エンドロールの実写映像も、素敵ですよ。
――エンドロールは(作品の舞台となる)場所がいいですからね。
高山:画になるんですよね。
――もちろん、お約束のエンドロール後もね(笑)。
高山:エンドロール後も、もちろん(笑)。充分にお楽しみください。そしてこれからも宜しくお願いいたします!
――ありがとうございました。
[取材・文]宋 莉淑(ソン・リスク)
作品情報
パッケージ情報
封入特典:初回限定特別版特典
◆紅葉のパスケース / ブロマイド入り ( 平次 & 紅葉他 )
◆特製アートボード / 青山先生作画の “ つながる平次 & 和葉イラスト ”
◆ポストカード / ( 青山先生作画イラスト )
公開情報
2017年4月15日(土)より全国東宝系にてロードショー
待っとれ、死んでも守ったる―
大阪と京都、そして平次と紅葉。
2つの事件、2人の運命を紡ぐもの、それは――― 「 古からの恋の歌 」 。
≪ストーリー≫
大阪の日売テレビで突如、爆破事件が発生 !
その時局内では、日本の競技かるた界を牽引する 「 皐月会 」 が開催する会見が行われており、
突如の事態に大パニックに !
崩壊していくビルの中、西の名探偵・服部平次とその幼馴染・遠山和葉、
2人だけが取り残されてしまうが、間一髪の所で駆け付けたコナンにより無事救出される。
まるでテロのような事件、しかし犯人の目的もわからず、
犯行声明すら出ていない不可解な状況に違和感を禁じ得ないコナンと平次。
そんな騒動の中、コナンたちは平次の婚約者だと言い張る女性と出会う。その名は、大岡紅葉。
「 平次は幼い頃からの運命の人 」 という紅葉は競技かるたの高校生チャンピオンにして、
未来のクイーンと呼ばれる存在だった。
時を同じくして京都・嵐山の日本家屋で、皐月杯の優勝者が殺害される。
その時、殺害現場のモニターに映し出されていたのは、紅葉の姿。
そして被害者の周りにはかるた札が意味ありげにちらばっていて…
≪収録内容≫
◆劇場版本編
◆特典映像
・劇場用予告 & 特報
・BONUS FILE 855話 「 消えた黒帯の謎 」
・公開記念スペシャル番組
・「 『 劇場版名探偵コナン から紅の恋歌 』 宮川大輔 & 吉岡里帆が秘めし想いを読み解く ! 」
・バレンタインムービー & ホワイトデームービー
≪キャスト≫
江戸川コナン : 高山みなみ
毛利蘭 : 山崎和佳奈
毛利小五郎 : 小山力也
服部平次 : 堀川りょう
遠山和葉 : 宮村優子
スペシャルゲスト : 宮川大輔 吉岡里帆
爆破された、大阪のシンボル――
日売テレビで、爆破事件が発生! その時、百人一首会を牽引する「皐月会」が開催する会見が行われており、大パニックに! 崩壊していくビルの中、西の名探偵・服部平次とその幼馴染・遠山和葉だけが取り残されるが、間一髪の所でコナンによって無事救出される。まるでテロのような事件、しかし犯人の目的もわからない不可解な状況に違和感を禁じ得ないコナンと平次。
その正体は!? 謎の美女・大岡紅葉――
爆破騒動の中、コナンは平次の婚約者だと言い張る女性と出会う。その名は、大岡紅葉。紅葉は、なんと競技かるたの高校生チャンピオンだった。ひょんなことから、和葉はそんな紅葉に平次を懸けた勝負を百人一首で挑むこととなり、実力者である平次の母親・静華を師に、特訓する日々が始まった。
残された、京都のメッセージ――
時を同じくして京都・嵐山の日本家屋で、皐月杯の優勝者が殺害される事件が発生。その時、殺害現場のモニターに映し出されていたのは、紅葉の姿。そして意味深に数多のかるた札が被害者の周りに散らばっていた。果たして紅葉と事件との関係は?
恋の歌が生んだ、哀しき悲劇――
コナンと平次は大阪府警・京都府警とともに、2つの事件に関係する皐月会の捜査を始める。やがて、次々と捜査線上に浮かびあがる謎の存在。紐解いていくと、そこには“百人
一首にまつわる共通点”が隠されていた――。
大阪と京都、2つの事件が1つに繋がる時、仕掛けられた運命の歯車が加速し始める!
原作:青山剛昌「名探偵コナン」(小学館「週刊少年サンデー」連載中)
監督:静野孔文
脚本:大倉崇裕
音楽:大野克夫
高山みなみ
山崎和佳奈
小山力也
堀川りょう
宮村優子 ほか
>>「名探偵コナン から紅の恋歌」公式サイト
>>「名探偵コナン から紅の恋歌」公式Twitter @conan_movie