TVアニメ『リトルウィッチアカデミア』潘めぐみさん、折笠富美子さん、村瀬迪与さん座談会!魔法学校の仲良し3人組がそれぞれの成長を語る
魔法使いを目指すアッコ、魔法学校の生徒たちの成長、伝説の魔法使いの謎など注目を集めているTVアニメ『リトルウィッチアカデミア』。物語も折り返し地点に入り、気になる新たなキャラクターが登場するなど、ますます見逃せません!
そんな話題の『リトルウィッチアカデミア』の声優インタビュー第2弾をお届けします。今回はアッコ役の潘めぐみさん、ロッテ役の折笠富美子さん、スーシィ役・村瀬迪与さんが登場! それぞれが演じるキャラクターたちと同様の仲良しトークと雰囲気感をお楽しみください。
――前回、潘さんに作品の印象をお聞きしたので、折笠さんと村瀬さんが抱いた印象も教えてください。
ロッテ役 折笠富美子さん(以下、折笠):最初は架空の世界のお話だと思っていましたが、TVシリーズになったらアッコの回想シーンで日本のコンビニが出てきたり、現実的な面が見えてきて。
スーシィ役 村瀬迪与さん(以下、村瀬):ケイタイがないとか言い出したり。
アッコ役 潘めぐみさん(以下、潘):そうそう!
折笠:また新しい魔法などもあったり、ひょっとしたらイギリスの田舎あたりにこんなルーナノヴァのような魔法学校や町があるかもしれない世界観になっていて、親近感が湧きました。
村瀬:ちょっと飛行機に乗れば、アッコたちに会えるのかなって気がしますよね。私もルーナノヴァに入学したいなって。
潘:私も!
村瀬:そんなことを何気に考えちゃうくらい、遠い架空のお話には思えなくて。
折笠:あったらいいな感が強くなった感じ?
村瀬:それです。
潘:ファンタジーな要素もあるのに現実感もあって。不思議ですね。
――魔法ものは女子にとってはワクワクすると思いますが、演じる側でもそうですか?
折笠:ワクワクしますね。でもキラキラキラ☆~って感じじゃなくて、魔術っぽさがあって男性的なところもおもしろいです。
潘:割と力づくですからね(笑)。
折笠:アッコなんて力技で空を飛ぼうとしたりしてて。
――アッコ、ロッテ、スーシィの3人をはじめ、キャラクターたちに感情移入しやすいですよね。
折笠:完全無欠の天才ではなく、悩みがあったり、天然なところがあったり。
潘:ダイアナとか!
村瀬:誰もが一度は思ったことがある感情を持っているし。思春期みたいな。いろいろなタイプの子たちがそれぞれ悩みや葛藤を抱えていたり、そういうところが好きです。
二人はアッコのとなりでバランスをとっている感覚
――1クール分の放送が終わりました。折り返し地点に入りましたが、最初の頃と今で変化を感じたところは?
潘:前回もお話ししましたが、アニメミライ版と劇場版は迷いなく、全力でアッコを演じてきました。その延長線上にTVシリーズがあると捉えていたので、そのパワーと勢いで第1話の収録に臨んだら、「もうちょっとこうしてください」というオーダーをたくさんいただいて。今まで思っていたアッコはアッコじゃなかったんじゃないかと悩んだくらい違和感があったんです。
取材でもアッコ=私と答えてきたけど、TVシリーズになって深く掘り下げられたことでわからなくなっちゃって。そんな状態のまま、2話の収録に臨む直前、5分前くらいに、吉成曜監督や堤プロデューサーから「今回アッコをこう描きたいんです」と説明していただいて、「今までアッコを通して潘さんのことも見ていました。
自分にもっと近くてもいいんですよ」だったり「感じるままにやってくれればいいです」と仰っていただいて、ストンと自分の中に落ちたんです。今までは30分や1時間ちょっとの中でアッコを全部演じようと思ってきたからいっぱい出しちゃったけど、じっくり描けるんだったら細かく、人間らしく演じていけると思いました。
――折笠さんや村瀬さんも監督やスタッフさんからTVシリーズに臨むにあたって言われたことは?
折笠:私、特になかったです(笑)。
村瀬:私もないんですよね。アニメミライ版の時からずっとなくて。オーディションで演じたままで、あとは自分のさじ加減、本当に細かい部分の、自分との戦いですね。
折笠:真ん中にアッコがいて、そのバランスを2人でとっている感覚なんですよね、私たち。
ロッテはミス普通だけどママ?
――では演じるロッテやスーシィについての印象をお聞かせください。
折笠:ロッテはホウキレースの時、ミス・普通と言われちゃうくらい、普通の子で。でもそれがロッテの個性なんだと皆さんに伝わったらいいなと思って。力の抜き方が地味に難しくて、今も考えている部分もあって。でも対アッコとのバランスなんですよね。それを毎回意識して、出るところと引くところを大切にしていこうと思って演じています。
――暴走するアッコとスーシィを止める役割は大変そう(笑)。
折笠:1話から「仕方ないよ」というセリフが多くて。あきらめてしまいがちなのも普通っぽいかなって。それと対極にいるのがアッコで、「仕方ないよ」と言いながら結局は巻き込まれて(笑)。ロッテはベース、基準みたいな立ち位置で、舞台あいさつで話しましたが、地味なリズムキープ担当みたいな。でもロッテがいるからアッコがまぶしく見える部分もあるのかなと思います。
潘:ロッテは折笠さん以外考えられません。
村瀬:本当にそうだよね。
潘:ロッテがいるから私がアッコでいられると思うし。それはスーシィにも言えるけど。アッコとロッテとスーシィは三角形で、アッコが手を引っ張っちゃうから正三角形ではいられなくて、二等辺三角形になっちゃって。いつもニュートラルに戻してくれるのがロッテで。改めて実感したのが4話の「ナイトフォール」で、アッコはシャリオになりたいけど、ロッテはナイトフォールになりたいのではなく、支えたいと考えるところがロッテの魅力で。それはアッコにはできないし、そうやって気付かせてくれたり、教えてくれるのがロッテであり、折笠さんだなと思うんです。すごく。
村瀬:ママ?
潘:ママに近い、本当に。
折笠:ありがとう(笑)。
村瀬:でもアッコもロッテもスーシィもまだ半人前、成長途中で。劇場版では3人で協力して魔法を使うシーンがありましたがそれがずっと続いている感じで。それが1話でバズっと決めてきてくれて、しっくりきたし、いい台本だなと思いました。
――ではスーシィの印象も。
村瀬:台本のト書きに「スーシィぼそりと言う」と書いてあることが多くて(笑)。
潘・折笠:確かに(笑)。
村瀬:スピード感がある中でそれをやるのは難しくて。どうぼそり言ったらアッコが怒ってくれるかなとか、ロッテにどうバトンを渡そうかなとか常に考えてます。ただぼそり言うだけじゃダメなんですよね。
――一番感情が見えにくいキャラだから難しそうですね。
村瀬:見えにくいけど、感情がないわけじゃないので。アッコの行動やセリフに対して、「どうして?」という想いがスーシィの中にはあって。人の悩みごとやトラブルに頭を突っ込んでいくけど、「放っておけばいいじゃん」「人それぞれなんだし」と思っていて。でもその考えを決して人に押し付けないのがスーシィで、「あんたはそう思うんだ。おもしろいね」って。スーシィっぽく言おうというよりもさじ加減に重きを置いています。
折笠:私、スーシィのお当番回(第8話「眠れる夢のスーシィ」)が大好きで。愛の人なんですよね。スーシィって。その愛情表現が全然普通じゃないから多分届かないと思うんですけど(笑)。迪与ちゃんが言っているように、人をすごく認めてて、その分、自分に対して厳しくて、常にスーシィ裁判が行われているような。
一同: (爆笑)
折笠:そんな繊細さがありながらも、決して人には見せず、ひょうひょうとした感じで。そのミステリアスさに知りたい、見たいと視聴者の皆さんもスーシィの魅力に取りつかれているんじゃないかなと思います。
潘:折笠さんのお話を聞いて思ったんですけど、スーシィに抱いている感情は迪与ちゃんに対しても抱いていて。初めて出会った時からミステリアスで、「何を考えてるんだろう?」って。
折笠:わかる! どんな部屋に住んでいるのかなとか。
潘:何食べてるのかなとか。やっぱりキノコ! とか。
村瀬: (笑)。
潘:それに迪与ちゃんも自分にストイックで、常にいろいろなことを考えていて。スーシィを演じるのは難しいんだろうなと思っていたけど、今聞いてやっぱりそうなんだと。ぼそりしゃべるさじ加減や、アッコへのバトンタッチを考えてくれてたんだ!? って。テレビシリーズでアッコとスーシィの出会いが描かれた時、アッコが「覚えててくれたんだ!」と思っていた感情が今、よみがえりました。
一同: (爆笑)
村瀬:恥ずかしい(笑)。
うらやましいアッコの一本気。世界を救い、歴史を作る人?
――では折笠さんと村瀬さんから見たアッコは?
村瀬:すご過ぎますよね。
折笠:うらやましい。
村瀬:こういう人が戦争を止めるのかなって。
一同: (爆笑)
潘:おおっ!?
折笠:大きな話になってきた(笑)。
村瀬:こういう人が歴史を作るのかなと思いました。
折笠:「やると言ったらやるんだから!」という正義感一本で戦うみたいな。でもそれでどうにかなっちゃうから。落ち込んだりもするけど、立ち直りも早いし、その力強さはうらやましいです。
村瀬:みんながためらうようなことを1秒もためらわずにやるんですよね。それってすごいことだし、勇気があるなと。
折笠:落ち込んだ時はホウキリレーの回(第3話)を見れば、アッコに引っ張られて元気が出るし、「私もやってやる!」と思えそう。とにかくエネルギーの固まりなんですよね。大人になっちゃうとロッテじゃないけど、あきらめたり、理由を付けてやらなかったりすることが増えていくけど、アッコは大人になっても変わらなさそう。
弾丸のように生きているのがすがすがしくて。暑苦しいかもしれないけど、そう思う人はたぶん反面、うらやましいんだと思います。潘ちゃんが毎回アフレコの合間にパンとか食べながらそんなエネルギーを台詞に込めていて。「そうだよね。いっぱい食べないと出せないね」って見守ってます。
潘:そうなんです!
折笠:そういう部分も重なって。潘ちゃんとがっつりレギュラーをご一緒したのがこの作品が初めてですが、「この人、アッコだな」とアニメミライ版の時からずっと思ってます。
潘:本当ですか?
折笠:だからミステリアススーシィとエネルギッシュアッコそのままだなと。
村瀬:みんな、ピッタリ。
潘: (自分を含む)と書いてほしい(笑)。
各話ごとのギャップや人間ドラマが魅力。毎回が劇場版の濃さ
――ここまで演じた中で印象に残っているシーンを挙げてもらえますか?
潘:いっぱいありすぎる~!
折笠:ポイントポイントでぐっとくるものがあるし。
潘:12話でダイアナと入れ替わった時はおもしろかったけど。
折笠:印象的といえば、毎回アッコの表情がすごくて。「この子、ヒロインだよな?」と思うくらい。いつも表情豊かなので、今日はどんな顔するのかなと楽しみです(笑)。
村瀬:アッコたちが墓地で死者をよみがえらせてしまった9話が好きで。TRIGGERさん、こういうのを持ってくるんだと驚きました。
折笠:8話から9話のギャップがすごいよね。
潘:確かに。どのお話をどこに置いてもしっくりくるんですよね。
折笠:毎回濃すぎて、1話1話が劇場版みたい。
村瀬:魔法だけじゃない楽しみも増えているなと感じたのが9話でした。
潘:昔よく見ていた名作劇場などにあった懐かしさや教訓めいたことがあったり、エピソードでクローズアップされたキャラクターのすべてや魅力がわかったり。人間ドラマの部分は実際の世界と変わらない感情があるからリアルなところがあるなと思います。
「信じる心があなたの魔法よ」はずっと変わらないテーマ
村瀬:見ている人それぞれに人生があるから、刺さるお話やシーンが違うんじゃないかなと思うくらいバリエーションがあるんですよね。
潘:見る世代によっても違うかも。子供の頃だったら魔法って素敵だなと思うだろうし、中高生だったら「ふん! シャリオなんて」と思春期ゆえの反抗期になったり(笑)。
折笠:ダイアナみたいに(笑)。魔法の呪文や魔術などの根底にある「信じる心」が大切だということがすべてなんだと思うんです。
潘:アニメミライ版、劇場版、TVシリーズは関係性や内容は一新されている部分があるけど、シャリオの言う「信じる心があなたの魔法よ」は一貫してずっと変わってなくて。アーシュラ先生たちが探し求めている言の葉って言霊みたいなことなのかなとか、人生の中で大切なものを1つひとつ得ていく感覚かなとか。うれしさや悲しさを知るような。そんな作品なのでぜひ教材にしてほしい。
折笠:心が形成されて、それが魔法になるということだから、キラキラ☆変身という魔法はない積み上げていく世界ですけど、奥が深いです。
潘:アッコはただシャリオになりたい一心で行動しているだけなのに、周りで事が動いていっちゃうのが不思議だし、ちょっと怖さも感じます。
一番魔法使いなキャラは?
――3人のキャラの中で一番魔法使いっぽいと思うのは誰でしょうか?
潘:スーシィじゃないですか?
村瀬:3人以外だったらルーキッチ先生!
潘:魔法使いというより魔女だね。でもやっぱりスーシィじゃない?
村瀬:キノコというだけで魔法っぽいもんね。
折笠:いろんなこと知ってそうな気がする。
村瀬:薬学はすごそう。
潘:猛毒コレクターだし。
村瀬:ロッテは精霊使いで……。
潘:アッコはパワー系で、一番魔法使いっぽくない(笑)。
村瀬:まだ空も飛べないしね。
潘:いっそのことずっと飛べないでほしいと思う。
村瀬:続編のために(笑)。
――スーシィだけじゃなく、村瀬さんも魔法使いっぽいですけどね。
村瀬:本当ですか? いいのか、悪いのか、わからないけど(笑)。
折笠:作品への興味が一層深まるかもしれないよ(笑)。
3人一緒が自然でそろわない回は不安。ゲストキャストの豪華さには感動
――現場での3人の掛け合いは楽しそうですね。
一同:楽しい!
潘:でも、残りが少なくなっていくのが寂しくて……。
折笠:でも私たちは見守っているから。
村瀬:うん。
潘:この3人でいるのが当たり前になっていたけど、3人一緒じゃない時もあって。でも、3人はいつもつながっていると感じます。もう3人一緒じゃないと不安で不安で。
――キャラが多い作品なので、収録現場はにぎやかそうですね。
潘:多い時と少ない時があります。
村瀬:お当番回になると少なくなるかな。
潘:スーシィ回が一番少なかったね。
折笠:収録は毎回楽しいです。校長先生役の谷(育子)さんがかわいらしくて。
潘:谷さん、大好き!
――前回のインタビューでも言ってましたね。
村瀬:ゲストで来てくださる方もおもしろい方ばかりで。
潘:ホルブルック氏役の多田野(曜平)さんも好きで。ファフニール役の飯塚昭三さんもおちゃめで。
折笠:こうろぎさとみさんのさかなくんも。
村瀬:すごい方たちばかりでぜいたくなキャスティングですね。
アッコたちの成長と様々な謎が解明される2クールへ
――魔法祭が終わって、折り返し地点の2クール目に突入しました。今後の見どころは?
折笠:13話まででアッコの経験値が上がって、2クール目に確実に活かされてきます。応用編というか。シャリオの秘密など様々な謎が解き明かされてきて、アッコの成長物語だけじゃない部分も見逃せません。
村瀬:アッコだけじゃなく、周りも成長してますからね。アッコと出会って、影響を受けたり、変わっていったり。
潘:シャリオの「信じる心があなたの魔法」と言っているように、アッコのあきらめない気持ちや一生懸命さがとびきりの魔法なのかも。
――魔法が一番できないアッコが他の人に影響を与えたり、言の葉を見つけていくのがおもしろいですね。
潘:知らないうちに偶然に。シャイニーロッドを見つけた瞬間から始まって、ダイアナやアンドリューの中で何かが芽生えた時もなぜかわからないけど終息していて。
折笠:今、話しているうちに思ったんですけど、潘ちゃんが考え過ぎちゃった時、自分そのままでいいと言われたように、アッコも考えたらダメなんですよ。考えてないから選ばれし者で、その純粋さにひかれていくし、まぶしく見えるんだと思います。
――14話で新キャラのクロワ先生が登場しましたが、アーシュラ先生とは対照的で理知的でできる感じで。
潘:いろいろ秘密がありそうですよね。
折笠:いい人なのか悪い人なのか、わからなくて。何か目的がありそうな雰囲気もあるし、それが正しいかどうかも。ただ信念に基づいて行動しているのは感じる。
村瀬:考え方の違いや不一致かな?
――ウイッチと掛けたりしてますか?(笑)
潘:すご~い! そうなの!?
村瀬:そういうことにしとこうか(笑)。アーシュラとの関係は、アッコとダイアナみたいな感じかな。
潘:アーシュラとクロワがたどった道を、アッコとダイアナがたどるかと言われれば違う気もする。
3人が語るBlu-ray&DVD第1巻の見どころ
――4月19日にはBlu-ray&DVD第1巻が発売されます。1~3話が収録されますが改めて見どころや注目してほしいポイントは?
潘:録り終えているのにオンエアではまっさらな気持ちで見られるので、「この後、どうなっちゃうのかな?」とドキドキしちゃうんです。また1巻が発売されたらドキドキしながら見るんだろうな。1回見ただけでは汲み取れない情報量なので何度も見直してほしいです。
物語の今後につながる重要な伏線だったりするので。例えば1話で登場する用務員のゴブリンさんも実は後のストライキにつながる大切な人物だったりして。7話で登場する金魚のパイシーズ先生も1話にいたし。物語に必要なものが常にあるから気になったり、何か発見したら止めて、巻き戻してください。そして今後につながるものがあるかもしれないので、見てもう一度考察してみてください。ネット上では考察してくださる方が既にいるらしいですけど。
折笠:アニメミライ版から一歩戻ったエピソード0的な感じで、アッコとの出会いから始まるのが好きで。
村瀬:出会った時、まさかこの3人が仲良くなるとは。
潘:性格や趣味嗜好はバラバラなのに、偶然出会って、なんとなく距離が縮まっていって。EDの三角形みたいに。
――TVシリーズを見てから、アニメミライ版や劇場版を見るとまた楽しめますね。
村瀬:アッコがシャニーロッドを手に入れる仕方もTVシリーズと劇場版では違っていますが、何で違うのかもわかるストーリーになっています。でもつながるエピソードもTVシリーズに入っているのがニクいんですよね。アッコをダイアナが助けるとか。
折笠:緻密に作られているんですよね。そして映像と音のクオリティが高いので、まさにBlu-ray向きのアニメですから。
潘:ぜひご家族やお友達と一緒に楽しんでください
精一杯生きるアッコたちを見て元気やパワーの魔法をゲットしよう!
――では皆さんへメッセージをお願いします。
村瀬:頑張るアッコやロッテ、スーシィだったり、彼女たちを見守るアーシュラ先生など、いろいろな視点や価値観で見られる作品だと思います。魔法ものは女の子の永遠のあこがれなので女性はもちろん、男性の方にも楽しんでいただけます。何かを教えてくれたり、気付かせてくれますが、まずは何も考えずに、そして最後まで見てください。
折笠:魔法ってすごく魅力的で、一瞬で何かが変わる力はみんなのあこがれですが、アッコたちは魔法使いになるために、困難や課題に立ち向かっていつも一歩ずつ必死に生きていて。まるでスポ根のような(笑)。
潘:本当にそうです。
折笠:魔女への道って長いんだなって思います。
村瀬:アッコを見ているとそう思う。
折笠:アッコだけじゃなく、アーシュラ先生が若手と呼ばれちゃうくらいですから。魔女道の深さがわかっていただけると思います(笑)。
村瀬:皆さんそれぞれがやっているお仕事だったり、部活などに置き換えてみるともっと共感できるかも。
折笠:でもアッコたちの熱さは私たちにパワーや勇気を与えてくれて、見ていて元気になれる作品なので、まだ見ていない方はもったいないですよ。
潘:アッコたちはキャラクターというより本当にそこで生きていて。登場人物、みんな全然違うけど、それも個性だと許してもらえている気がして。それが誰にでも楽しんでいただけるし、共感してもらえる理由なのかなと。魔法ってキラキラしているものだけど、私たちの身近にもきっと魔法があって。『リトルウイッチアカデミア』を見て元気になれることもそうだし、自分に感情や力を与えてくれるものすべてが魔法じゃないかと思っていて。
そういう気持ちにさせてくれたのがこの作品なので、たくさんの人に見てほしいんです。何話から見ても魅力が必ず伝わると思うし、一度見たら前後の話やアニメミライ版、劇場版も見たくなるはずです。そして見ていただいた皆さんの笑顔や声が私たちの魔法、頑張る源になります。お話は後半に差し掛かりました。これまでの謎、新たに登場したクロワ先生の目的なども明らかになって、ますますおもしろくなっていきますのでお見逃しなく。これからご覧になる方は何話から見ていただいても大丈夫ですが、最終回から見るのだけはやめてください(笑)。
作品情報
■TVアニメ『リトルウィッチアカデミア』
●ストーリー
幼い頃にシャイニィシャリオの魔法ショーを見て魔女になることを夢見たアッコはシャリオと同じ伝統ある魔女育成名門校「ルーナノヴァ魔法学校」に入学する。新しい町、新たに始まる学校生活、そして新たに出会う友達。魔女学校の中でほうきの飛行授業や魔法にまつわる不思議な授業など、魔女学校ならではの授業の中でアッコやロッテ、スーシィたちが大騒動を巻き起こす! ルーナノヴァを巻き込んだアッコの魔女への第一歩が今から始まる―
●放送情報
TOKYO MX:毎週日曜日24:00~
BS11:毎週日曜日24:30~
関西テレビ放送(KTV):毎週日曜日25:55~
Netflix::毎週月曜配信開始
●スタッフ
原作:TRIGGER/吉成曜
監督・キャラクター原案:吉成曜
シリーズ構成:島田満
メインキャラクター:半田修平
美術監督:野村正信
色彩設計:垣田由紀子
撮影監督:奥村大輔、萬直樹
メインアニメーター:堀剛史
デザインワークス:芳垣祐介
編集:坪根健太郎
音楽:大島ミチル
音響監督:渡辺淳
音響効果:川田清貴
制作:TRIGGER
●楽曲情報
【第1クール】
オープニングテーマ:YURiKA「Shiny Ray」
エンディングテーマ:大原ゆい子「星を辿れば」
【第2クール】
オープニングテーマ:YURiKA「MIND CONDUCTOR」
エンディングテーマ:大原ゆい子「透明な翼」
●キャスト
アツコ・カガリ:潘めぐみ
ロッテ・ヤンソン:折笠富美子
スーシィ・マンババラン:村瀬迪与
ダイアナ・キャベンディッシュ:日笠陽子
アマンダ・オニール:志田有彩
コンスタンツェ・アマーリエ・フォン・ブラウンシュバンク=アルブレヒツベルガー:村川梨衣
ヤスミンカ・アントネンコ:上田麗奈
シャリオ・デュノール:日髙のり子
クロワ・メリディエス:竹内順子
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