大ヒット海外ドラマ『プリズン・ブレイク』が復活!約7年ぶりにマイケルの吹き替えを担当した東地宏樹さんの心境とは
大ヒット海外ドラマが奇跡の大復活! 『プリズン・ブレイク シーズン5』のBlu-ray&DVDが、2017年8月11日(金)にリリースとなります。
ファン待望の続編となる本作は、マイケルが命を落とした7年後の世界が舞台。キャストとスタッフ、そして吹き替え声優にいたるまで再び集結し、奇跡の生還を果たしたマイケルとその仲間たちの、新たな物語が描かれることになります。
Blu-ray & DVD のリリースを記念し、『プリズン・ブレイク』の日本語吹き替え版で主人公・マイケルの声優を担当した東地宏樹さんにインタビューを実施。自身の代表作と語る『プリズン・ブレイク』への思いを語っていただきました!
約7年ぶりのマイケル。その心境は?
――シーズン4のファイナル・ブレイク以来、約7年ぶりにマイケル・スコフィールドとしてウェントワース・ミラーの声を演じた心境をお聞かせください。
東地さん:「え!死んだのに!」と、まず思いました。その時はちょうど「レジェンド・オブ・トゥモロー」の収録をしていて、江川さん(リンカーン・バローズ役)から教えてもらいまして。そういう事があるんだなと。収録を進めていくうちに「リンカーン役の俳優がケガをしているよ!」と江川さんから写真を見せて貰って、「あっちも必死で作品を当てようと思って気合入れてやっているんだな」と感じました。その後アフレコ収録が中々始まらなくて、いつやるんだろうと待っていました。収録するのがずっと楽しみでしたね。
――マイケルが生きていたと知ってどう思われましたか?
東地さん:一番は「なぜマイケルは生きていたか」ということ、そこが凄く軸になっている。このシーズン5のエピソードはシーズン1から関わってくることなので、そこの謎がシーズン5で解き明かされるところが一番、マイケルを演じていて重要というか。見ている人もなぜマイケルが生きていたのかを是非見てほしい所ですね。
――劇中で7年経ったマイケルを演じるうえで意識したことは?
東地さん:長年を通してどうこうっていうのは特に無くて、最初の役作りでは自分が普段演じている中でもハイトーンな感じで、キャラづくりするときに僕は声が低いのでなるだけ透き通るような、彼の頭脳明晰な顔とキャラクターに似合うようにしましたね。そこからはその流れで台本に描かれていることを演じました。
――『プリズン・ブレイク』の好きなエピソード(シーズン、場面、キャラクター など)は?
東地さん:シーズン1が好きですね。キャラクターの描き方も面白いしいい意味での暴力。刑務所の怖さとかキャラクターが際立っていますよね。時間が無いぞって言い続けいる中に詰めこんでいる全てが良い。誰にでも自慢できる作品だし、観てないならとりあえず観て!ってオススメしたい。
――東地さんにとって『プリズン・ブレイク』はどんな作品でしょう?
東地さん:そうですね~、自分の中で代表作と呼べる大切な作品ですね。やはりファンの方がたくさんいるので、初めて知り合った方でも「何の作品をやっているの?」と聞かれて「『プリズン・ブレイク』のマイケル」って答えると異常に驚かれたりして。他のナレーションの仕事とかでも、「ちょっとマイケルっぽくやってくれませんか?」とかそういう恩恵に賜ったりすることもあるので、やっぱり作品が持つ力、ファンの人たちの作品に対する想いがあるというのを、色々な現場で実感しますね。それは毎回感謝するというか、「プリズン・ブレイク」に参加できてよかったなと、その度に思いますね。
――アニメでも多数の役を演じられていますが、海外ドラマで吹替えをされるときとの違いは?
東地さん:一般的に言われているのは海外ドラマはあちらの方が演じられていて、声も入っている。アニメは音が全くないって違いが確実にある。なので海外ドラマの方が制約はあるんですけど、それも本人とディレクター次第。アニメの方が自由度があって自分でキャラクターを作ることができますね。でも自由があればあるほど難しいってこともありますし、どちらも難しいです。
――吹替えだからこそ活かされる魅力とは?
東地さん:あちらの方が演じているものを声優が演じることでパワーアップできることって確実にあります。無論、逆もありえると思いますが。例えばアカデミー賞の作品で優秀な役者さんが演じられている作品を、僕たちは数日台本を読んで映像を観て演技をするという部分で、オリジナルを越えられるかどうかっていうのは個人のスキルですよね。でもプリズンに関していうと、本作はA級ではなくB級作品だと思っているんです。B級作品を声優が吹替えたことでA級にできたのではないかな?特に、ティーバッグというキャラがここまで人気が出たのは若本さんの力だと思いますし、その他の先輩たちも素晴らしかったと思います。吹替えとはそこで生まれる何かがあるなと思いますね。プリズンはその中でも特に良い例だと思いますね。
『プリズン・ブレイク シーズン5』
【レンタル・セル】8月11日(金)リリース
ブルーレイ:3枚組 ¥9,000+税
DVD:6枚組(本編5枚+特典1枚) ¥7,200+税
【デジタル】
字幕版:先行デジタル配信中
吹替版:8月11日(金)配信開始
発売元:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン