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古谷徹さん47都道府県サイン会&撮影会、最後はアニメイト池袋本店

古谷徹さんが10ヶ月かけて巡った全国47都道府県サイン会&撮影会、フィナーレは東京・アニメイト池袋本店で無事ゴール!

 昨年、声優デビュー50周年を迎えた古谷徹さんが、日本全国47都道府県のアニメイトを巡ってファンと直接交流し、サイン会や撮影会を行う50周年記念プロジェクト。

 2016年9月24日(土)にアニメイト横浜店で行われた「古谷徹50周年ANNIVERSARY『THANKS ─感謝─』発売記念イベント」を皮切りに、10ヶ月間かけて47都道府県をすべて廻ってきましたが、そのフィナーレを飾るステージが2017年7月8日(土)、東京・アニメイト池袋本店イベントスペースで開催されました。

 びっしりと埋まった会場には、同イベントに何ヶ所も参加したという熱心なファンも多く、また撮影会のために気合いの入ったコスプレで来場される方も見受けられました。

古谷、アニメイト、行きまーす!
 ステージには古谷さんの巨大な写真や横断幕。各会場が工夫を凝らした飾り付けで古谷さんを迎える中、回を重ねるごとにポスターがだんだん大きくなっていったのも風物詩でしたが、これまでで最大だったアニメイト大阪日本橋店の4倍もの大きさという今回の写真は圧巻! 詰めかけたファンもイベント開始前のステージをしきりにスマホで撮影していました。

 そしてイベントの開幕、司会に呼ばれた古谷さんは、「古谷、アニメイト、行きまーす!」の掛け声と共にステージに登場するという大サービス! これだけで会場内は早くも最高潮の盛り上がりを見せます。

 全国津々浦々のファンに感謝をしに行くという思いから、各地への交通費、宿泊費などすべてを自費で回ったという古谷さん。
 なお食事に関しては、それぞれの土地の美味しいお店を各地のアニメイトに尋ねると、店の予約から会計まで済ませてくれて「いい想いをさせていただきました」と満足そうに語り、司会に「それは言わなくてもいいことじゃないですかね」とつっこまれていました。

 各地では観光名所巡りも楽しまれた古谷さんですが、一番印象深かったのは福井県の古刹、永平寺とのこと。150人の僧侶が修行する曹洞宗の大本山で、寒い時期に裸足で生活している姿に衝撃を受けたそうです。
 また広島では原爆ドームを訪れ、涙が止まらなくなるという経験をして、改めて考えることも多かったようです。

 今回47都道府県すべてを回りましたが、これまで行ったことがなかった地方は大分県、佐賀県、三重県、島根県の4県だったとか。島根県の出雲大社、三重県の伊勢神宮といった日本屈指のパワースポットも訪れ、神の存在をまざまざと感じたとのことでした。

 本イベントの名物となった撮影会での2ショットについても、司会から「声優業界ではなかなかない接近戦イベント」と評された古谷さん。
「横浜店でいきなりハグをし始めたときは、どうしようかと思いました」と言われ、「いいじゃん!」と開き直る古谷さんは、さらにナレーションを務めるNHK『クローズアップ現代』で得た知識をもとに、ハグには若返り効果があるという医学的根拠を熱弁します。

 その上で、ハグして欲しいと思ってもなかなか言い出せない人のために、男女問わず基本をハグでの撮影にしたとのこと。そんなファンサービス第一の姿勢に感心したところへ、「今後はもう若い女の子とハグできなくなるのが一番悲しい」と、いろいろ台無しなコメントで笑いも誘っていました。

 参加者が持参した、どんなものにでもサインをするというサイン会も、持ち込まれたものの多彩さが話題に。一番衝撃的だったのは、空気清浄器だとか。家族全員が古谷さんのファンで、全員が集まるリビングの空気清浄器をキャスターバッグに入れて持ってきたのには驚いたそうです。
 感動したのは、『巨人の星』の大ファンだった父親の遺品とのこと。当時の新聞に載った古谷さんのインタビュー記事などを、スクラップブックにして大切に保管していたそうで、父親のためにそこにサインを入れたことは強く印象に残っていると語られました。

 ハグ以外の撮影会での面白ポースについても話題となりました。
 かなり早い時期にあった、タオルケットを床に敷いての添い寝。さらには安室透のタオルケットで添い寝して、上からブランケットをかけた「安室透でサンドイッチ」などは強烈に印象に残っているそうです。
 膝枕で耳掃除をしてもらったことも、一番気持ち良かった想い出として挙げられました。

 イベントで大好評となった、観客が言って欲しいキャラクターのセリフを生で聴かせるコーナーも、最後の大サービスでたっぷりと行います。
 たくさんの手が挙がる中、まずは最前列に座っていた小学生の男の子が選ばれますが、アムロの「マチルダさぁ~ん!」をリクエストする渋さ! それに応えて古谷さんも渾身の「マチルダさん……マチルダさん……マチルダさぁ~ん!」を聴かせます。

 次は女性が選ばれますが、リクエストは『美少女戦士セーラームーン』のタキシード仮面が空中ブランコで登場した際の「ぶ~らぶら~」というセリフ。マニアックな人気を持つエピソードながら、古谷さんもさすがに憶えておらず、「ぶ~らぶら~。こんな感じですかね?」とやってはみたものの、女性に「う~ん……」と渋い顔をされてしまいます。
 そこで「決まり文句でいいですか?」と確認した上で、「麗しき乙女の純情を汚す輩は私が許さん! タキシード仮面参上! トゥッ!」とばっちり決め、大喝采を浴びていました。

 『名探偵コナン』より、これから放送される「裏切りのステージ(前編)」での安室透のセリフという、非常にコアなリクエストもありました。そして古谷さんが「殺したいほど恨んでいる男が、レフティなだけですから」とクールに語ると、女性ファンたちから悲鳴のような黄色い声が湧き上がっていました。

 CD「THANKS♪ ─感謝─」収録曲を歌うミニライブコーナーは、まずは『機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙』主題歌「めぐりあい」から。
 間奏でアムロの「ごめんよ……僕にはまだ帰れるところがあるんだ……。こんなに嬉しいことはない……。わかってくれるよね……ララァにはいつでも逢いに行けるから……」が情感たっぷりに語られ、古谷さんが歌う真価が発揮されます。

 2曲目は『聖闘士星矢』主題歌「聖闘士神話 ~ソルジャー・ドリーム~」ですが、いきなり「燃え上がれ、俺の小宇宙よ! うぉぉ~っ!! ペガサス流星拳!!」と星矢の決めゼリフから入る豪華さ!
 さらに間奏でも「紫龍、氷河、瞬、一輝! 同じ時代に生まれ、共に戦ってきた兄弟たちよ! たとえ何が起ころうと、俺たちは永遠にアテナの聖闘士なんだぜ!!」とセリフを入れるサービスぶりで曲を盛り上げます。

 これまでのイベントではこの2曲で終わりのところ、今回はラストステージであるため、『ドラゴンボールZ』主題歌「CHA-LA HEAD-CHA-LA」も披露されます。
 古谷さんも人前では初披露だそうで、間奏にはヤムチャの必殺技・狼牙風風拳が差し込まれていました。

 ここでサプライズとして、7月31日に誕生日を迎える古谷さんにバースデーケーキが贈られました。
 ケーキには写真があしらわれており、古谷さんも「ようやく32歳になりました」と語っては、司会につっこまれていました。

古谷徹さん「作品を見続けて、僕が演じたキャラクターを好きになってくれて、いろんなグッズを買ってくれたりとか、作品の感想をお手紙でくださったりとか、そういうみなさんの声があったからこそ、自分は今までやってこれたんだなというのを改めて思いました。今まで自分を支え続けてくれたファンに対して、何か恩返ししなきゃと思って、自分がみんなのところに出向いていってサインをしたら、きっと喜んでくれるんじゃないかと思って、今回のプロジェクトを始めました。

 去年の9月24日の横浜を皮切りにして、10ヶ月かけて47都道府県をすべて廻り切ることができました。各地区のアニメイトさんが本当に良くしてくださって、連携もすごく上手く行ったんですよ。スタッフの人たちが、次の会場となる店舗にノウハウを伝えて全部やってくださったおかげで、なんのトラブルもなくやってこれました。

 正直、今日で終わりという実感はありません。まだこの後もどこかに行くんじゃないかという気持ちがあったりするけれど、やって良かったなというのが一番の印象です。みなさんと出逢って、みなさんも僕のところに逢いに来てくれて、サインをするとすごくいい笑顔で『ありがとうございます!』と言ってくれます。僕のほうが感謝する立場なんだけど、僕が演じてきたキャラクターに対して『あのキャラクターのおかげで人生変わりました』とか仰ってくださる言葉が、僕にとってはすごく嬉しいことでした。改めて、声優という仕事をやっていて良かったな、これが天職だったんだなと思いました。

 もうひとつは、ハグとかさせていただいて、男としての自信が甦りました。歳と共にそういうときめきってなくなるじゃないですか。でも、若くてかわいいファンのみなさんが、みなさんのほうから『ハグしてください』って言ってくださることは、僕にとっては『まだまだイケてるぞ!』という証なわけで、本当に大きな自信になりました。それをこれからもキャラクターや演技に活かしたいと思っています。おかげさまで若い役をやらせてもらっているので、そのエネルギーにさせてもらえればなと思います。

 これからも作品を通じて、僕がいい演技をすることで感謝の気持ちをみなさんに伝えたいと思っています。みなさんも僕の作品を観ていただいて、ツイッターでもお手紙でもいいですから何かしら感想をください。そのときに最後に『好きです』と一言付け加えてください。これが僕の糧になりますので、宜しくお願いします!」

 このイベントの模様は、7月10日(月)22時からの『古谷徹のほっこりThanks Room』でもレポートするそうです。

>>古谷徹公式サイト
>>古谷徹 50周年 Thanks!Twitter (@torushome)

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