アニメ

2017-09-18 17:00

【アニサマ2017 3日目レポ】水樹奈々さん貫禄の絶唱に27000人が絶叫！「アニメロサマーライブ2017 -THE CARD-」

2017年8月25日～27日にさいたまスーパーアリーナで開催されたアニメソングの祭典「Animelo Summer Live　2017 -THE CARD-（以下、アニサマ2017）」。

今年も様々なレーベルからアニソンを彩ってきた豪華ゲストが3日間を駆け抜けていきました。

3日目は、上坂すみれさん、小倉唯さん、水瀬いのりさん、水樹奈々さんら人気声優アーティスト陣をはじめ、May’nさん、LiSAさんら実力派シンガー、アイドルマスター SideM、Wake up, Girls！、B-PROJECT、ミルキィホームズなどの人気グループも登場。

ここでは、バラエティ豊かな3日目最終日の模様をレポートします。

まさかのあんな曲も！　だからアニサマはやめられない
会場が暗転し、さいたまスーパーアリーナに集まった観客が固唾を呑んでステージに注目すると『crossing field』のイントロが流れだしました。すると、ステージ上にはLiSAさんともうひとり。

最終日のサプライズゲストに登場したのは、なんとMay'nさん。ペンライトで真っ赤に染まったさいたまスーパーアリーナが2人の歌姫を大声援で歓迎します。2人での「crossing field」を披露するとセンターステージへ移動。次の楽曲は「Chase the world」です。

興奮冷めやらぬ中、TVアニメ『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』のムービーが流れると、上坂すみれさんが「Inner Urge」を披露。会場からも「SOX！！」の大声援が巻き起こりました。

2曲目のナンバーは「踊れ！きゅーきょく哲学」。トロッコの上から会場に笑顔を届けます。「ダスヴィダーニャ！」。ロシア語で「さよなら」を意味する言葉を残して、ステージを後にしました。

上坂すみれさんがさらに会場の空気を盛り上げた後は、赤と青に染まる会場の中で、『アイドルマスター SideM』の11名が現れます。歌うのは「Beyond The Dream」。さらに「MOON NIGHTのせいにして」、「HIGH JUMP NO LIMIT」、「Study Equal Magic!」、「DRIVE A LIVE」で会場の空気を一変させ、会場からは大音量の黄色い声援が響き渡りました。

アイドルマスター SideMのステージが終わると、『冴えない彼女の育てかた♭』のヒロイン・加藤めぐみの声がさいたまスーパーアリーナ中に響き渡ります。

「今日は、るなさんがメインヒロインになってね」。加藤めぐみからの熱いエールを受けた春奈るなさんが披露したナンバーは「ステラブリーズ」、「アイヲウタエ」、「君色シグナル」。緑のペンライトの優しい光に包まれた会場で、伸び伸び歌い上げる春奈さんが印象的なステージでした。

続いて、メロディが印象的な「Starry Wish」のイントロのピアノが響くと、会場から大きな歓声が巻き起こります。「アニサマ」初参戦となる水瀬いのりさんの登場です。

初出演とは思えないほど堂々とした姿。続けて披露したのは「アイマイモコ」。彼女の笑顔はとても輝いていました。

そして、スクリーンに夕暮れの空が映し出されると、「キミの花」を奥華子さんが奏で始めます。優しい歌声とピュアな恋心を綴った歌詞が絶妙にマッチしていました。

すると、キーボードが登場し、CMソング「お部屋探しマスト」で会場を笑顔の海へ。まさかの選曲が聴けるのも「アニサマ」ならではです。

奥華子さんが自身の世界観で会場を染める中、『時をかける少女』の映像に合わせ「ガーネット」を歌い上げます。この曲が発表されたのは2006年。当時の思い出が蘇ってくるようです。

続いては一転、小倉唯さんが「Future Strike」と「ハイタッチ☆メモリー」の2曲で元気を届けます。初となるアニサマバンドとのコラボレーションに彼女からも「新しい」というメッセージが飛び出していました。

「Honey♥Come!!」に聞き入る会場のファンの表情は、まさに“メロメロ”状態。このキュートさは彼女にしか出せない持ち味です。

バトンタッチした黒崎真音さんは、TVアニメ『とある魔術の禁書目録II』のナンバー「Magic∞world」を歌唱。そして、「アニサマ」バージョンで「VERMILLION」を歌い上げます。

伝説的なアニメの曲ということもあり、ファンの感動もひとしおな様子。さらには、ステージに殺陣師が登場。流石は、「アニサマ」常連の圧巻のステージでした。

続いては、ミルキィホームズがメドレーでたたみかけます。「ミルキィ100ワールド」、「泣き虫TREASURES」、「カードゲームしよ！」、「Pleasure Stride」の4曲のカードゲームメドレーは、カードゲームファンにとってはたまらない選曲です。

続いては、今回のアニサマ2017テーマソング「Playing The World」を作詞作曲したZAQさんが登場。ステージでは、口笛が特徴的な「Last Proof」、「Alteration」を披露。

3日目に、内田真礼さん、上坂すみれさんがいるということは……。これまたまさかのTVアニメ『中二病でも恋がしたい！』のOPテーマ「Sparkling Daydream」をZAQさんと3人で披露することに。

観客はお馴染みの指をグルグル回す振り付けで、3人を後押しします。

実力派が魅せた圧巻のステージ
20分の休憩が終わると、B-PROJECTが登場。今回登壇したのは、豊永利行さん、花江夏樹さん、加藤和樹さん、西山宏太朗さん、八代拓さん、千葉翔也さん、江口拓也さんの7名。

「無敵＊デンジャラス」で会場の女性陣のハートに火をつけると、男性陣にも飛び火。続く「Hungry Wolf」、「dreaming time」、「永久パラダイス」でも黄色い声が上がっていました。

そして、サプライズは一度では終わりません。

続いて登場したのはMay’nとWake Up, Girls！のスペシャルユニット・Wake Up, May’n！です。Wake Up, May’n！と言えば、もちろんこの曲「One In A Billion」。8人で披露するのは発売記念イベント以来。この貴重な機会に会場からも大きな声援が。

Wake Up, May’n！の出番が終了し、ここからはWake Up, Girls！の出番。『恋？で愛？で暴君です！』を歌い上げます。

続いてのナンバーは「Beyond the Bottom」。アニメとリアルのハイパーリンクを提唱するWake Up, Girls！。

1番のサビが終わると、田中美海さんが「WUG最高♪」と一言。この瞬間、会場に足を運んでいたWake Up, Girls！ファンたちも歓喜の叫びを上げます。続・劇場版『Wake Up, Girls! Beyond the Bottom』ラストシーンのオマージュ。現実とアニメがリンクした瞬間に多くの感動が生まれました。

そして、彼女たちのステージが終了し、スクリーンに表示されたのは――。『Wake Up, Girls！　新章　始まる』のメッセージ。彼女たちの今後からも目が離せません。

SCREEN modeが「Reason Living」、『MYSTERIUM』を披露。

すると、ステージにはミルキィホームズの姿が。2組のアーティストがコラボし、『おジャ魔女でBAN²』で会場を盛り上げます。

「（SCREEN modeが）アニサマの切り札になれるように頑張ります！」

ステージ上でバンドメンバーのセッションが始まり、静寂が訪れると会場後方から「私のこと、レスキューしてください！！」との声が響きます。内田真礼さんの登場です。トロッコに乗って会場を一周しながら「ギミー！レボリューション」を歌い上げました。

ステージへ移動すると、続いては「+INTERSECT+」を披露しました。

内田真礼さんに続くのはTrySail。「オリジナル。」と「adrenaline!!!」を歌い上げます。麻倉ももさん、雨宮天さん、夏川椎菜さんの伸び伸びとしたパフォーマンスが印象的なステージです。

そして、再びステージに登場したLiSAさん。「oath sign」で一気に会場のボルテージを引き上げます。

さらには、「だってアタシのヒーロー。」、「Catch the Moment」と続き、そして、「Rising Hope」のタイトルを叫ぶ。さいたまスーパーアリーナからは割れんばかりの歓声が鳴り響きます。

観客の叫び声が非常に印象的です。まさにアニサマという空間で行われたLiSAさんとのデート（LIVE）。圧巻のステージだったという表現が最もしっくり来るパフォーマンスでした。

そして、トリを飾るのは水樹奈々さん。絶唱という言葉が相応しい歌姫の登場です。「TESTAMENT -Aufwachen Form-」、「Destiny's Prelude」、「Invisible Heat」を披露。

そして、「私と一緒に絶唱してくれますか？」というコールから「UNLIMITED BEAT」を歌い上げます。パワフルな歌声。繊細なビブラート。彼女の歌唱力については多くのメディアが取り上げていますが、実際に耳にしてみると、“感動”という言葉が頭に浮かびます。

それほどに彼女の歌声は魅力的。直前までミュージカルで主演を飾るなど多忙を極める中でも、最高のパフォーマンスを魅せ続ける。これが水樹奈々さんのライブです。

2017年のアニサマ・グランドフィナーレ。アーティスト全員がそれぞれ挨拶をしながら登場し、全員でテーマソング「Playing The World」で笑顔になります。

「次は、君の出番だよ！」同曲の作詞作曲を手掛けたZAQさんのメッセージからは、会場に訪れた27000人が持つ、それぞれの夢を叶えてほしいという思いが伝わってきました。