笑い声で溢れかえった『アニメガタリズ』アニメ最速上映イベント! 本渡楓さん、千本木彩花さん、東城日沙子さんたちが見せた上映会での笑いポイントとは!?
2017年9月3日(日)、サイエンスホールにて、『「アニメガタリズ」さかねこアニ研 活動報告会!~最速上映、2話も見せちゃうよ♪~』が開催されました。本作は、アニメーションレーベル「DMM pictures』が手掛けるオリジナルアニメーションとして、2017年10月8日(日)から、TOKYO MX他にて放送される予定です。
当日は、キャストの本渡楓さん、千本木彩花さん、東城日沙子さん、寺島惇太さん、伊藤節生さん、高橋李依さん、そして、森井ケンシロウ監督が登壇し、ステージ上でトークを繰り広げてくれました。
ステージ上では第1、第2話の上映だけでなく、キャストメンバーや森井監督が、アフレコや作品に関する感想をファンへ話して会場を盛り上げました。今回は、場内をファンだけでなく、登壇者らの笑い声で包んだイベント模様をお届けします。
開演前のオープニングで、内海洋宣伝プロデューサーと森井監督の挨拶、前座トークが繰り広げられ、会場に集まった参加者の緊張を解いていきます。二人のトークで場内の雰囲気がほぐれていき、そのまま出演キャストたちがステージに登場して上映会へ突入します。
まずは第1話の本編がスクリーンに放映され、「アニメガタリズ』のストーリーが客席に座るファンの元へ届けられました。この物語は、主人公・阿佐ヶ谷未乃愛が学校でアニメの話をしたことがキッカケで、上井草有栖と共にアニメ研究部のメンバーを集めることから始まります。
上映中は、キャストが自分たちの演じるキャラクターについてツッコミを入れたり、作中にこつ然と登場する森井監督に驚きを見せたりするなど、物語中の要所で盛り込まれているギャグやネタに笑いを起こしました。
キャラクターを演じている時とはまた違った視点で、作品を楽しむキャストメンバー。その姿を見て、客席からも笑い声が巻き起こり、ただ見るだけでなく、出演者と一緒に「アニメガタリズ』を楽しむ様子が伺えます。
その中で、全員が注目していたのが、第1話に森井監督が出演するという場面を目の当たりにした瞬間でした。キャスト全員が「あっ!」と登場シーンで声を出すと、監督は堂々と手を挙げて、自身が出演していることをアピールします。客席からも驚きの声が上がり、どういうキャスティングになっているのか、逆に楽しみな雰囲気が漂いました。
本編の合間や終了後のトークコーナーで、監督の登場について本渡さんが「監督がブースに入ってきて、アフレコを披露したんです!」と、通常のアフレコ現場ではあまり起こりえない状況だったことを説明します。ディレクションだけでなく、監督自ら出演するアフレコ現場に驚いたこと話すキャストを見ていると、収録現場がとても楽しかったのだと伝わってきました。
第2話本編でキャラクターたちの登場と小ネタで期待感を上げる
第2話の上映に入ると、先ほどと同様に笑いありのストーリーが展開していきます。しかし、先ほどとは打って変わり、物語は大きく変動しました。第2話では、部員を集めるためにみのあやありすがバニーガール姿になり、部員募集のチラシを配るシーンが映し出されます。
恥じらいを見せながらも部員を集めるために大声を上げてチラシを配るみのあの甲斐あってか、クラスメイトの高円寺美子、3年生の青山絵里香、2年生の武蔵境塊、中野光輝が入部しました。
アニメ研究部発足までにメンバー間でぶつかることがあったり、アニメに詳しくないみのあがみんなと話が合わなかったりなど、波乱万丈な予感をさせながらも、第3話の内容に向けて発展していきます。
第2話上映後、アフレコ時についてのトークが行われました。第2話の収録でみこ役の東城さんが「アフレコのときに、みこの言葉で話をして良いとディレクションを受けて演技をしました」と、収録時の状況を教えてくれました。
また、キャストにディレクションを出す森井監督は「作中の出てくる小物に注目すると面白くなります」と、アニメ放送に向けての見どころを語ります。その他、各話の季節に合わせて話題になるアニメネタにも注目してみると、普通に見るのとは違う楽しさが味わえるかもしれません。
トークコーナーが終了すると、プレゼント抽選会や新情報の告知など、イベントに参加したファンの気持ちを高ぶらせる内容で進んでいきます。本作は、10月に徳島で開催する『マチ★アソビ』や11月に豊洲PITで開かれるファン感謝祭イベントなど、ファンにはたまらないイベントを控えています。
まずは、10月から放送される第1話を見て、キャストや監督たちが紹介するポイントなどをチェックしてみてはいかがでしょうか。そして、ただ見るだけでなく、作品の面白い要素を自分で探してみると、より本作の魅力を発見することができるかもしれません。
声優陣が考える作品のアピールポイント!
イベント終了後に、出演キャストのインタビューが行われました。
――まずは『アニメガタリズ』先行上映を終えての感想をお願いします。
中野光輝 役・寺島惇太さん(以下、寺島):まずは遊びに来ていただいた皆さんが、本編の小ネタを見て、笑顔で楽しんでいる姿を見ることができて一安心でした。
小幡唯 役・高橋李依さん(以下、高橋):あらためて、多くの人と見ると盛り上がって、すごく楽しい作品だなって思いましたね。
武蔵境塊 役・伊藤節生さん(以下、伊藤):僕たちもアフレコ現場で楽しく収録をしていたんですけど、笑っていたタイミングがお客さんと同じだったことが嬉しかったです。
高橋:あと『アニメガタリズ』は、地上波放送だけじゃなく、動画配信サイトでも配信される予定と聞いたので、コメントやツイッターの実況などでも盛り上がっていただけたら楽しくなると思います!
高円寺美子 役・東城日沙子(以下、東城):私は皆さんの温かい反応を見て、2話切りはしない確信を得られました!
阿佐ヶ谷未乃愛 役・本渡楓さん(以下、本渡):今回の先行上映会で気付いたんですが、スタッフさんたちの遊び心がアニメの中に詰まっていました。細かい部分を意識してみると楽しくなると思います。
上井草有栖 役・千本木彩花さん(以下、千本木):特に驚きなのが、絵のキレイさだと思います。キャラクターが踊っているシーンの動きに感動しました!
伊藤:もしアニメを見る方で、作中に登場するネタのまとめを作っていただける方がいたら嬉しいですね!
――客席に座っているお客さんだけでなく、ステージで楽しむ皆さんの反応も見ていて楽しくなりました。さらに、本作は中国と共同制作をされているとお聞きしましたが、海外のファンに向けてアピールできるポイントなどはありますか?
寺島:過去から最近の作品ネタが取り入れられているので、アニメを通して気になる作品のネタがあったら調べてみていただければと思います。日本には名作のアニメ作品もあるので、幅広く興味を持っていただけると嬉しいです。
高橋:日本と中国では、きっとアニメの見方が違うなと感じていて。第2話の作中で、メンバーがアニメについて討論するシーンがあるんですけれど、そのワンシーンをどのように感じ取っていただけるか楽しみです!
本渡:今回、中国と共同制作ということもあり、上海に行ってきたんです。そのときに感じたのは、アニメなら言葉の壁を超えて伝わることがあるということでした! 面白いところは、絵や音楽だけでも伝えられると感じたので、アニメ放送後に中国の方と交流できると嬉しいです。
千本木:『アニメガタリズ』を通して、海外の人にも広がってくれれば良いなと思っています。海外の人がどういう反応を示してくれるのか、今からすごく楽しみです!
東城:日本には、たくさんの人とアニメを共有する場があると思っています。"コミックマーケット"や"聖地巡礼"のように、日本独自の文化を感じていただける部分があると思うので、これを機に日本にも興味を持っていただきたいです!
――本作では部員のほぼ全員がアニメに詳しい設定ですが、キャストの皆さんの得意なアニメジャンルは何でしょうか?
寺島:僕はオーロラ君と同じで『ラブライブ!』にハマっています! ちょうど役をいただいたぐらいに『ラブライブ!』を好きになって、僕の演じるオーロラ君と共通する部分がありました。なので、『ラブライブ!サンシャイン』二期も期待しています(笑)。
高橋:私は女性声優が大好きなので、女性声優がたくさん出ていたり、キャラソンや楽曲から作品に入ったりします。ジャンルとしては、サスペンスやオカルトホラー系作品が特に好きですね!
本渡:私は魔法を使ったり、空を飛んだり、日常とは違う世界観のアニメを見ることが大好きです!
千本木:私は青春作品が好きです。特に物語で描かれる成長過程を見るのが好きですね。
東城:私はジャンプ作品が好きです。王道のストーリー以外ですと、可愛い女の子がでっかい銃を持ってぶっ放すような銃器系の作品も好きです!
伊藤:僕はアイドル作品です! 他にはロボット作品や最新のアニメ作品まで幅広く好きで、ロボットとアイドルが組み合わさる作品は特に好きですね。
――皆さん、それぞれ得意なアニメジャンルを持っていますね! それでは最後に、本作は学園生活のお話ですが、皆さんが実際に学生時代に所属していた部活や打ち込んでいたことなどはありますか?
寺島:まさしくアニメです(笑)。中学生から高校生のときにアニメが好きになったんですけど、僕が住んでいた地域では深夜アニメを頻繁に放送していなかったんです。そこで、両親にお願いしてアニメをたくさん放送している局が映るようにしてもらいました。
高橋:私は高校生の時に放送部に所属していたんですけれど、なぜかアニメ好きなメンバーが集まっていたんです(笑)。お昼休みの放送の合間に、アニメやマンガについて語り合って、アニメ研究部みたいなことをしていました(笑)。
本渡:私は高校生までいくつかの部活に所属していましたが、最終的に演劇部に落ち着いて、お芝居の楽しさを知っていきました。実体験もあってか、未乃愛ちゃんたちのアニメ研究部の生活がどうなっていくのか楽しみです!
千本木:私は中学、高校共に吹奏楽部に所属していました。なので、夏の大会や冬のアンサンブルコンテストに向けて、ひたすら練習に集中していました。
東城:私は、ローゼンメイデンをキッカケにALI PROJECTにハマって、h.NAOTO(エイチナオト)などのゴシック系ブランドを買っていました。
伊藤:僕は、Sound Horizonにハマっていました! 3年間クラスが1度も変わらない高校に通っていたんですけど、僕しかオタクがいなかったんです。そうすると、オタクがクラス中に伝染するんです! 教室にマンガが置いていたり、貸出自由になって全員で布教し合ったり、3年後は全員がオタクになるという現象が起こりました。
[取材・文/野島亮佑]
【放送情報】
2017年10月8日(日)より、TOKYO MXほかにて順次放送開始
TOKYO MX:10月8日(日)毎週日曜 22:00~(10月1日(日)はスペシャル番組を放送)
BSフジ:10月11日(水)毎週水曜 24:00~(10月4日(日)はスペシャル番組を放送)
【あらすじ】
私立咲鐘湖(さかねこ)学園高校に入学した阿佐ヶ谷未乃愛(みのあ)。アニメ初心者にもかかわらず同級生の上井草有栖(ありす)に強引に誘われアニメ研究部を設立することに。同級生の高円寺美子(みこ)やアニメ好きの先輩たちとの出会いによって、未乃愛はどんどんアニメにはまっていく。アニ研部員は、生徒会の執拗な廃部勧告に立ち向かいながら、迫りくる世界の滅亡に気付くこともなく、今日も部室で、アキバで、聖地で、温泉で、アニメを語る。
【スタッフ】
監督:森井ケンシロウ
総作画監督/キャラクターデザイン:衣谷ソーシ
シリーズ構成:広田光毅
助監督:久保博志
美術監督:合六弘
美術設定:袈裟丸絵美
色彩設計:辻田邦夫
撮影監督:寺本憲正
編集:グラフィニカ
音楽:帆足圭吾(MONACA)、高橋邦幸(MONACA)
音響監督:長崎行男
音響制作:スタジオマウス
原作・企画・制作:DMM.futureworks、ダブトゥーンスタジオ
アニメーション制作:ワオワールド
製作:咲鐘湖学園アニメ研究部、JY Animation
【CAST】
阿佐ヶ谷未乃愛:本渡楓
上井草有栖:千本木彩花
高円寺美子:東城日沙子
中野光輝:寺島惇太
武蔵境塊:伊藤節生
青山絵里香:伊波杏樹
小幡唯:高橋李依
>>TVアニメ『アニメガタリズ』公式サイト
>>TVアニメ『アニメガタリズ』公式ツイッター(@animegataris)