声優
2017年11月8日発売の佐藤拓也さん4thシングル「モノローグ」楽曲収録後インタビュー【後編】

「楽しく歌おう」という感情が沸いてきた──2017年11月8日発売の佐藤拓也さん4thシングル「モノローグ」楽曲収録後インタビュー【後編】

Webラジオ・佐藤拓也の「やれます!」から始まった、佐藤拓也さんの音楽活動も、スタートして2年。

2017年11月8日発売の6枚目のCDである4thシングル収録現場より、2年を共にしてきたスタッフと共に語られる佐藤拓也さんのインタビューをお届けします!(後編)

>>インタビュー【前半】はコチラ

「綺麗に歌おう」から、「楽しく歌おう」という感情が僕の中で沸いてきた

━━では、続いては音楽活動について聞かせてください。始めて2年で、24曲作ってきました。

岩野:すごい。

佐藤:すげー!

━━1stデビューシングルもちょうど11月発売でした。

岩野:2ndライブで、本当に丸2年ですね。

━━2015年の11月から1stシングルを出して、6枚目の4thシングルが2017年11月に出します。6枚CDを出して、全部で24曲を作りました。1年目でソロライブ、2年で大阪東京とライブツアーをやることになり、いろんな意味でハイペースな「やれます!」の歌活動について、どうですか?

佐藤:まず一番に思うことは……「Set Sail」のジャケットの顔がカタい!

一同:(笑)。

佐藤:「お前、緊張してるんだろ!」っていう(笑)。

━━カメラマンの金山フヒトさんと会うのも、あの時の写真撮影が初めてでしたか?

佐藤:そうです。

━━そこからずっと金山さんに撮って頂いて。

佐藤:なので、コミュニケーションもとりやすくなりました。メイクさんもスタイリストさんもほぼずっと同じですし。スタッフの雰囲気やチーム感がどんどん出来上がっていくのが楽しくって、嬉しくって。僕以外の皆が楽しそうなのが一番嬉しいです。

━━撮影中、スタッフ間でも雑談含め、会話することがとても多くなりました。

佐藤:だから一緒にお弁当を食べるのも楽しいし、その雰囲気が仕事のやりやすさに繋がっているのが、すごく良いなと思っていますね。2年で24曲という曲作りの早さに関しては、全曲作曲してくれた岩野さんの仕事の早さに、本当に感謝しかないです。

━━24曲全てを作ってますからね。編曲などは他の方のお力を借りることもありますが、曲自体は全て岩野さんが作っていますし。

岩野:すごくないですか!?(笑)

一同:(笑)。

佐藤:ぶっちゃけすごいですよ! だって、これだけ曲があれば、いわゆる岩野節みたいな、「これって岩野さんが好きなメロディーなんだな」みたいなものがあってもおかしくないと思うんですけど、全部が全部違うので。

岩野:昔はそういう好みがあったんですが、仕事をするようになってから段々ナリをひそめましたね。

佐藤:全部が全部違うので、僕の中でも毎回期待感がありますし、「わあ、ハードル上げてきたなー!」っていう時もあります。

━━スパルタな時もありますしね。

佐藤:確かに、たまにありますけど、僕も叩かれたら叩かれた分だけ頑張れるので。

岩野:佐藤さんは、叩けば叩くほど盛り上がってきますし。

佐藤:次を歌うまでに結構な期間があると、自分の中でズレというか、感覚を取り戻すのが大変なのではないかは思っていまして。継続的にやっていると、歌う時に、前回の感覚がまだ残っているんです。「この前こうだったから、次こうしてみよう」みたいなのが出てきますね。「鉄は熱いうちに打て」ではないですが、「こうしてみたい」と欲が出てくるのは、非常にありがたいことです。

━━お陰様で、この2年、CDの発売とライブのスケジュールを上手く組ませて頂きました。1年間でシングル2枚、ミニアルバム1枚の計12曲、そしてライブをやるというスケジュールを組むことができたおかげで、間隔をあけず、2,3ヵ月で3曲録ってきました。ですから、このスタジオで、このメンバーでよくお会いしている感覚がありますね。

佐藤:作曲は岩野さんですが、作詞はいろんな方にお願いしていますし、バンドメンバーもですし、様々なクリエイターさんたちと出会うことができて、良い出会いをいただいているなと思います。

━━何より、ついてきてくださるファンの皆様に感謝ですね。

佐藤:そうですね。ファンの方が、出す曲出す曲、面白がって喜んでくれるので。それが一番意欲になっています。

━━当初から、ある一定期間はハイペースでやろう決めていましたが、本当にファンの方の熱い応援があってここまでやってこられました。

佐藤:「佐藤拓也、歌やってるぞ」というのを印象づけるために、最初は頑張ろうと相談しましたよね。ある程度曲数があれば、どこでもライブができますし。

あと、そのCDの発売に合わせて、いろいろな場所に行くのもやろうと。声優イベントって、どうしても東京付近に集中してしまいがちなので……。CDのブロマイドお渡し会という名目ではありますが、普段お会いできない皆様と会えるのが、僕はこの音楽企画のキモだと思っているので、それをずっとやらせてもらっているのは、本当にありがたいと思っています。

━━47都道府県中、14か所行きました。今年の12月に愛知県と兵庫県と京都府へ行くと、あわせて17か所です。(2017年10月現在)ファンの皆様にお会いしに行く企画は、番組開始前から計画していましたが、2年経って3分の1くらいということになりますね。

佐藤:音楽活動させてもらえるのも嬉しいですけど、ファンの皆さんに会えるというのが嬉しいですね。声優は、普段は皆様の顔が見えない仕事ですから。

━━ライブについてはどうでしょう。今回は大阪にも行きますが、大阪と東京で、けっこう違う曲を歌いますよね。

岩野:4曲くらいでしょうか。

佐藤:アレンジもあるし、それぞれの公演で色があっていいですよね。

━━やはり、24曲作ってきたからできるというところがありますよね。

佐藤:バラエティに富んでいて、選べる楽しさがあるよね。

━━佐藤さんとしては、音楽活動自体についてはいかがでしょうか。個人名義以外だと、キャラクターソングのお仕事もあると思います。

佐藤:「やれます!」の音楽活動は、どれも佐藤拓也の個人名義の曲ですが、僕の中のいろんな人格を掘り出す感じなので、ある意味ではキャラソンかもしれないですね。僕の名義だけど、曲によって少なからず歌い方も音色も違うと思うので。

━━曲ごとに設定があったりしますし。

佐藤:毎回曲を渡されるときって、「今回の台本、これです」と渡されているようなものだと思っているので、考え方では芝居と一緒ですね。

━━声優が歌うとなった段階で、キャラソンのようなバリエーションが生まれますよね。

佐藤:歌手の方と比べてどう、ということではなく、声優にしか歌えない歌があると思っています。

━━そういう意味で、音楽活動については、あまり他のキャラクターソングの仕事との違いは感じていないということでしょうか? すでに台詞を演じているキャラクターや芝居があるかどうかというところは違いますが……。

佐藤:そうですね。大前提としてキャラソンは僕ではなくキャラクターがいるので、それは大きな隔たりだと思うんですよね。キャラソンは、守らなければならないことがたくさんあるので。

━━個人名義は、もっと自由度が高いということですね。

佐藤:自由度は高いですね。

━━岩野さんは、佐藤さん以外の方にもたくさん曲を作っていらっしゃいますが、佐藤さんの楽曲についてはどう思われますか?

岩野:そもそもの設定が細かいですね(笑)。作詞家にとってみればありがたいと思いますよ、あれだけ細かい設定があると。

佐藤:僕にも明かされていない設定があるようですし(笑)。

━━では最後に、4thシングル「モノローグ」の発売を楽しみにしている皆様にメッセージをどうぞ。

岩野:新曲を出すにあたっては、前回といかに曲調が被らないかに頭を悩ませながら作っているのですが、今回はまた違った佐藤さんの魅力を出せたのではないかと思います。是非皆さん、楽しみにしていてほしいですね。

佐藤:1stシングルの時は、歌うだけで精いっぱいだったように思います。ですが、続けているうちに「こうしてみよう」「ああしてみよう」と思うようになり、最近は更にそこから「こうしてみても良いよね」「こうしてみても楽しいよね」という感じになってきました。

4枚目のシングルの今回、歌うにあたって、以前は「メロディー通りに歌わなきゃいけない」という思いが強かったところを、「こうしたらもっと楽しいかな」という、僕なりの欲が出てきたのが大きな変化だと思うんですよね。「綺麗に歌おう」から、「楽しく歌おう」という感情が僕の中で沸いてきたのは、2年やらせてもらってきたからなので、そういう風に変わってこれたのは良いことなのかな、と思っています。

岩野:歌唱の解釈についても、以前より佐藤さんに委ねるようになってきましたしね。

━━佐藤さんには、過去一度作詞をして頂きましたが、「斗え! ヤレルンダー」は佐藤さんにとって馴染み深いジャンルの曲でした。2年やってみた今、他のジャンルの曲で作詞をと言われたら、どうでしょうか?

佐藤:いいんじゃないですか。

━━以前伺った際は、戸惑いも見られましたが。

佐藤:無茶振りに慣れてきたかもしれません(笑)。設定をいただければ、やりたいですよ。プロデューサーの希望と僕の方向性が合うかわからないけど、今ならやってみたいです。

━━全員が全員同じ好みではないから、バリエーションが生まれるとも思いますしね。では、またどこかの機会で佐藤拓也の世界が、声の表現だけではなく、言葉の表現で聞ける可能性もあるということですね。

佐藤:2年経った今、ファンの皆さんにどう見えてるのかも気になるので、また皆から作詞のアイディアも欲しいかもしれないですね。

━━「You can make it!」はそうでしたしね。確かにいいかもしれません。

佐藤:どこかでやれる機会をお願いします! やりたいですね!

━━かしこまりました! 頑張ります!

CD情報
●佐藤拓也 4thシングルCD
発売日:2017年11月8日
品番:FFCV-0066
価格:定価1,600円+税
仕様:CD1枚組
発売元・販売元:フロンティアワークス

アニメイトオンラインショップでの購入はこちら

<店舗特典>
アニメイト:撮り下ろしブロマイドA柄(L判)
ステラワース:撮り下ろしブロマイドB柄(L判)
フロンティアワークス通信販売:撮り下ろしブロマイドC柄(L判)
ネオウィング:撮り下ろしブロマイドD柄(L判)
HMV:撮り下ろしブロマイドE柄(L判)

>>Webラジオ『佐藤拓也の「やれます!」』配信ページ
>>佐藤拓也の「やれます!」公式Twitter

チケット情報
■佐藤拓也2ndソロライブ「Stand by you」
開催日
大阪公演:2017/11/18(土) 17:00開演 (16:00開場)
東京公演:2017/11/26(日) 17:00開演 (16:00開場)

会場

大阪公演:味園ユニバース(スタンディング)

東京公演:中野ZERO大ホール(全席指定)

出演者
佐藤拓也

価格
6,300円(税込)
※大阪・東京公演共通

>>チケット販売ページ

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