『Fate/stay night』ほか『Fate』シリーズのアニメ化作品を見る順番をわかりやすく解説|最新作まで網羅!
有限会社ノーツのゲームブランドTYPE-MOON。同社のタイトル『Fate/stay night(フェイト ステイナイト)』に端を発する『Fate』シリーズの作品たちは、多くのアニメ化作品が展開され人気を博しています。
今回はスマートフォン向けゲーム『Fate/Grand Order(FGO)』などからシリーズに触れた方向けに、初心者の方がアニメ『Fate』シリーズに触れるおすすめの順番について紹介。
『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ(フェイト カレイドライナー プリズマイリヤ)』などのスピンオフ作品も取り上げますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
なお、本稿ではアニメ化されているシリーズ作品を主に扱っています。その点だけご了承ください。
目次
- 『Fate』シリーズのアニメ化作品について
- アニメ『Fate/stay night』見る順番まとめ
- シリーズおすすめ視聴順
- 『Fate/stay night』シリーズの見る順番
- 『Fate/stay night』(2006年版)
- 『Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 』
- 劇場版『Fate / stay night - UNLIMITED BLADE WORKS』
- 劇場版『Fate/stay night [Heaven's Feel] Ⅰ.presage flower』
- 劇場版『劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] II.lost butterfly』
- 劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」Ⅲ.spring song
- 『Fate/Zero』
- 『ロード・エルメロイII世の事件簿』シリーズの見る順番
- 『ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-』
- 『ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note- 特別編』
- その他、世界観や時系列が異なるアニメ『Fate』シリーズの見る順番
- 『Fate/Apocrypha』
- 『Fate/EXTRA Last Encore』
- 『Fate/strange Fake』の見る順番
- 『Fate/strange Fake』
- 『Fate/strange Fake -Whispers of Dawn-』
- 『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』シリーズの見る順番
- 『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』
- 『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』
- 『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ ヘルツ!』
- 『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』
- 『劇場版Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い』
- 『Fate/kaleid liner Prisma☆Illya プリズマ☆ファンタズム』
- 『劇場版Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ Licht 名前の無い少女』
- 『Fate/Grand Order』関連作品の見る順番
- 『Fate/Grand Order ‐First Order‐』
- 『劇場版Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 前編:Wandering; Agateram』
- 『劇場版Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 後編:Paladin; Agateram』
- 『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』
- 『Fate/Grand Order -終局特異点 冠位時間神殿ソロモン-』
- 『Fate/Grand Order -MOONLIGHT/LOSTROOM-』
- その他の作品の見る順番
- 『衛宮さんちの今日のごはん』
- 『Carnival Phantasm -カーニバル・ファンタズム』
- 『Fate/Grand Carnival』
- 『マンガでわかる!Fate/Grand Order』
- 『ぐだぐだオーダー』
- 『Fate/Grand Order × 氷室の天地 ~7人の最強偉人篇~』
- 『Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない』
- 『Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない 〜大忘年おたのしみ会2023〜』
- 番外編:『Fate』シリーズ以外のTYPE-MOONのアニメ化作品の見る順番
- 『真月譚 月姫』
- 劇場版『空の境界 第一章 俯瞰風景』
- 劇場版『空の境界 第二章 殺人考察(前)』
- 劇場版『空の境界 第三章 痛覚残留』
- 劇場版『空の境界 第四章 伽藍の洞』
- 劇場版『空の境界 第五章 矛盾螺旋』
- 劇場版『空の境界 第六章 忘却録音』
- 劇場版『空の境界 第七章 殺人考察(後)』
- 劇場版『空の境界 終章/空の境界』
- 劇場版『空の境界』未来福音』
- 『魔法使いの夜』作品情報
『Fate』シリーズのアニメ化作品について
『Fate』シリーズは同人サークルから商業化を果たしたTYPE-MOONが、2004年にPCで発売した伝奇活劇ビジュアルノベル『Fate/stay night』を中心とする様々な作品群のこと。手にしたもの願いを叶える“聖杯”を巡り、魔術師(マスター)たちが神話や歴史上の人物を使い魔(サーヴァント)として召喚し殺しあう「聖杯戦争」を描くというのが大まかなあらすじ。
『Fate/stay night』以外の作品としては、『Fate/stay night』とは違った世界観で月の聖杯戦争を描いた『Fate/EXTRA』、ニトロプラスのシナリオライター・虚淵玄さんが第四次聖杯戦争を描いた『Fate/Zero』、東出祐一郎さんによって赤と黒の2陣営に分かれ戦う聖杯大戦を描いた『Fate/Apocrypha』など様々な作品が存在。
また一風変わった作品としては、『Fate/stay night』のキャラクターたちが登場する料理に重きをおいた短編スピンオフ『衛宮さんちの今日のごはん』、ひろやまひろしさんの描くイリヤスフィール・フォン・アインツベルンを主軸とした魔法少女もの『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』なども。
また大人気Android/iOS用ゲーム『Fate/Grand Order』のアニメ化作品としては、『劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 前編 Wandering; Agateram』&『劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 後編 Paladin; Agateram』、TVアニメ『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』、劇場アニメ『Fate/Grand Order -終局特異点 冠位時間神殿ソロモン-』などがあります。
以下より、そのシリーズ作品の見る順番を紹介していきます。
アニメ『Fate/stay night』見る順番まとめ
やはり、シリーズの原点にして原典である『Fate/stay night』から触れるのがいいでしょう。
アニメ化作品としては、原作ゲームにおいてセイバーをヒロインとしたルート[Fate]を軸にスタジオディーンが制作した『Fate/stay night』(2006年版)、同じくスタジオディーン制作による遠坂凛ルート [Unlimited Blade Works] の劇場版『Fate / stay night - UNLIMITED BLADE WORKS』。
そしてufotable制作の遠坂凛ルートとなるTVアニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 』、間桐桜ルート[Heaven's Feel] の劇場版『Fate/stay night [Heaven's Feel]』3部作が存在しています。
見る順番は、原作ゲームでの攻略順通りの『Fate/stay night』(2006年版)、TVアニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 』or劇場版『Fate / stay night - UNLIMITED BLADE WORKS』、劇場版『Fate/stay night [Heaven's Feel]』3部作がおすすめ。
『Fate/stay night』(2006年版)は総集編『Fate/stay night reproduction』も存在していますので、こちらで大体の流れを掴むのもいいでしょう。
また、劇場版『Fate / stay night - UNLIMITED BLADE WORKS』については大ボリュームの物語を1本の映画にまとめたダイジェスト的な側面があるので、時間があるようでしたらTVアニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 』のほうがより隅々まで物語を楽しめます。劇場版『Fate / stay night - UNLIMITED BLADE WORKS』は、手早く遠坂凛ルートの物語を把握したり振り返りたい時にちょうど良いのではないかと思います。
シリーズおすすめ視聴順
「シリーズおすすめ視聴順」などと見出しを作っておいて何ですが、正直な話それぞれのシリーズ作品を時系列順に追いかけてほしい以外に言うことはありません。
シリーズの原点であり原典である『Fate/stay night』や、一部の差異こそあるものの『Fate/stay night』の前日譚とも言える『Fate/Zero』は入門にもピッタリではありますが、基本的にどのシリーズ作品からご覧になっていただいても問題ないのです。
例えば『Fate/Grand Order』をプレイして気に入ったキャラクターが登場するシリーズや、ほのぼのとした日常もので殺伐とした戦いがない作品から入るのも楽しいでしょう。ぜひ肩肘張らずに、気に入ったキャラクターや好きな歴史上の偉人などが登場するシリーズからご覧になってみてください。
そのため、以下では各シリーズ毎の時系列や視聴する際の注意点がある作品のポイントだけを簡潔にご紹介します。
『Fate/stay night』関連作
(1)『Fate/stay night』(2006年版)
↓
(2)『Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 』もしくは劇場版『Fate / stay night - UNLIMITED BLADE WORKS』
↓
(3)劇場版『Fate/stay night [Heaven's Feel] Ⅰ.presage flower』
↓
(4)劇場版『劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] II.lost butterfly』
↓
(5)劇場版『Fate/stay night [Heaven's Feel] Ⅲ.spring song』
『Fate/Zero』『ロード・エルメロイII世の事件簿』
(1)『Fate/Zero』
↓
(2)『ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-』
※『Fate/Zero』は『Fate/stay night』以前に視聴してもOK
『Fate/Apocrypha』『Fate/EXTRA Last Encore』『Fate/strange Fake』
これらの作品に見る順番はなく、どの作品から見ても構いません。
気に入ったキャラクターがいるようでしたら、ひとまず“聖杯”を巡ってマスターとサーヴァントがチームを組んで他チームと争うという基本的な要素だけ抑えて『Fate/stay night』『Fate/Zero』より前に見ても大丈夫です。
ただし、『Fate/EXTRA Last Encore』だけはアニメだけだとわかりづらい要素があるので、自分でゲーム版をプレイしたり、その他のメディアミックス作品などで月の聖杯戦争の世界観を調べてから視聴することをお勧めします。
『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』関連作
(1)『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』
↓
(2)『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』
↓
(3)『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ ヘルツ!』
↓
(4)『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』
↓
(5)『劇場版Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い』
↓
(6)『Fate/kaleid liner Prisma☆Illya プリズマ☆ファンタズム』
↓
(7)『劇場版Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ Licht 名前の無い少女』
※『Fate/stay night』『Fate/Zero』で先にイリヤスフィール・フォン・アインツベルンのキャラクター性や背景を知っておくとより楽しめることも。
『Fate/Grand Order』関連作
(1)『Fate/Grand Order ‐First Order‐』
↓
(2)『劇場版Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-』前・後編
↓
(3)『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』
↓
(4)『Fate/Grand Order -終局特異点 冠位時間神殿ソロモン-』
↓
(5)『Fate/Grand Order -MOONLIGHT/LOSTROOM-』
※『Fate/Grand Order ‐First Order‐』以降は原作ゲームの第1部6章の物語に飛ぶので、『Fate/Grand Order』のゲームをスマートフォンで遊んでいない場合は、そこまでの物語を他のメディアミックス作品などで補完するとより楽しめます。
その他の関連作品
これらの作品は気楽に楽しめるものばかりなので、ある程度の世界観やキャラクターを理解していればどこからでも大丈夫です。
ただし『Carnival Phantasm -カーニバル・ファンタズム』はアニメ化されていない『Fate/hollow ataraxia』や、『月姫』や『MELTY BLOOD』など『Fate』シリーズ以外のTYPE-MOONキャラクターが登場。彼らを知らずとも楽しめますが、知っているとより楽しいことは間違いありません。
『Fate/stay night』シリーズの見る順番
『Fate/stay night』(2006年版)
あらすじ
炎の中、全てを失った幼い衛宮士郎は
魔術師、衛宮切嗣に助けられ
その後、養子となる。
あれから十年。
衛宮士郎は今は亡き養父、切嗣との約束。
"正義の味方"に成る可く
日々魔術の鍛錬を続けていた。
そんなある日、ふとしたきっかけから
"聖杯戦争"と呼ばれる魔術師同士の戦いに巻き込まれ、
サーヴァントの一人、セイバーと契約する。
聖杯戦争、それは、
手にした者の願いを叶えるという聖杯を、
七人の魔術師(マスター)が
与えられた、七騎士の使い魔(サーヴァント)と共に、
奇跡を手に入れるために殺し合う争奪戦。
そして衛宮士郎は、十年前の大災害が
聖杯戦争によるものだと知り、
あの惨劇を繰り返さない為に、戦いに身を投じる事になる。
キャスト
(C)TYPE-MOON/Fate Project
『Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 』
劇場版『Fate / stay night - UNLIMITED BLADE WORKS』
あらすじ
キャスト
(C)TYPE MOON/Fate-UBW Project
劇場版『Fate/stay night [Heaven's Feel] Ⅰ.presage flower』
あらすじ
キャスト
(C)TYPE-MOON・ufotable・FSNPC
劇場版『劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] II.lost butterfly』
あらすじ
キャスト
(C)TYPE-MOON・ufotable・FSNPC
劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」Ⅲ.spring song
あらすじ
キャスト
(C)TYPE-MOON・ufotable・FSNPC
『Fate/Zero』
『Fate/Zero』は衛宮士郎の養父である衛宮切嗣を主人公に、『Fate/stay night』の10年前に起きた第四次聖杯戦争を描いた物語。『Fate/stay night』の前日譚にあたるので、『Fate/stay night』を見る前にチェックするのもいいでしょう。
ただし、『Fate/stay night』作中で語られる第四次聖杯戦争と『Fate/Zero』とで細かな差異がみられる部分も。なので今回は『Fate/stay night』を先にチェックすることをおすすめしています。
あらすじ
キャスト
(C)Nitroplus/TYPE-MOON・ufotable・FZPC
『ロード・エルメロイII世の事件簿』シリーズの見る順番
『ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-』は、三田誠さんによるスピンオフ小説が原作。『Fate/Zero』に登場するウェイバー・ベルベットにフィーチャーしているので、彼が好きになった方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。また、TYPE-MOONの魔術世界を下敷きにしたミステリー作品ですので、そういった要素が好きな方にも刺さる要素があります。
『ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-』
あらすじ
キャスト
(C) 三田誠・TYPE-MOON / LEMPC
『ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note- 特別編』
その他、世界観や時系列が異なるアニメ『Fate』シリーズの見る順番
シリーズ作品の中には、様々な経緯から歴史が分岐したものや舞台からして異なる作品が多数存在。シリーズの原点にして原典は『Fate/stay night』ですが、“聖杯”を巡ってマスターとサーヴァントがチームを組んで他のチームと争うという基本的な要素を抑えておけば、これらの作品群はどこから視聴しても構わないと言えます。
ただし、『Fate/EXTRA Last Encore』は原作ゲームをプレイしておいたほうが理解しやすいので、PSP用ゲーム『Fate/EXTRA』や『Fate/EXTRA CCC』など月の聖杯戦争を描いたシリーズに先に触れることをおススメします。リメイク版となる『Fate/EXTRA Record』の制作も発表済みですので、これから『Fate/EXTRA』関連作に触れる場合はこちらを待つのもいいでしょう。
『Fate/Apocrypha』
この作品は『Fate/stay night』とは平行世界の関係にあり、「第三次聖杯戦争」においてとある陣営が『Fate/stay night』の世界に至る場合と異なるサーヴァントを召喚したことで別の歴史に分岐しています。14騎ものサーヴァントが「赤」と「黒」の陣営に分かれて戦う「聖杯大戦」を描いている点も特徴で、本作ならではの見どころになっています。
あらすじ
キャスト
ルーラー:坂本真綾
シロウ・コトミネ:内山昂輝
赤のセイバー:沢城みゆき
赤のアーチャー:早見沙織
赤のランサー:遊佐浩二
赤のライダー:古川慎
赤のキャスター:稲田徹
赤のバーサーカー:鶴岡聡
赤のアサシン:真堂圭
黒のセイバー:諏訪部順一
黒のアーチャー:武内駿輔
黒のランサー:置鮎龍太郎
黒のライダー:大久保瑠美
黒のキャスター:宮本充
黒のバーサーカー:野中藍
黒のアサシン:丹下桜
獅子劫界離:乃村健次
ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア:檜山修之
フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニア:赤﨑千夏
カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア:小林裕介
ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア:大川透
セレニケ・アイスコル・ユグドミレニア:石上静香
ロシェ・フレイン・ユグドミレニア:加藤英美里
六導玲霞:中原麻衣
(C)東出祐一郎・TYPE-MOON / FAPC
『Fate/EXTRA Last Encore』
本作は月の霊子虚構世界「SE.RA.PH」で行われる聖杯戦争を描いた『Fate/EXTRA』関連作のひとつ。制作は『〈物語〉シリーズ』や『魔法少女まどか☆マギカ』などで有名なシャフトが担当しています。ゲームとは異なる完全オリジナルストーリーが展開されているので、この作品に触れる場合はゲームを先にプレイしておくと良いでしょう。注意するべきは、1~10話にあたる『オブリトゥス地動説』と11~13話にあたる『イルステリアス天動説』に分けられていること。視聴する際は必ず『オブリトゥス地動説』から見るようにして下さい。
あらすじ
それは、忘れ去られた月で開演かれる"EXTRA"の物語。
月に存在するあらゆる願いを叶える力を持った霊子コンピュータ「ムーンセル・オートマトン」。
ムーンセル内につくられた霊子虚構世界「SE.RA.PH」。
"聖杯"をかけた、 魔術師(ウィザード)と英霊(サーヴァント)による、新たな月の聖杯戦争、開演。
キャスト
(C)TYPE-MOON/Marvelous, Aniplex, Notes, SHAFT
『Fate/strange Fake』の見る順番
本作は『バッカーノ!』『デュラララ!!』で知られる成田良悟さんが原作となっており、日本で行われた第五次聖杯戦争の終結から数年後を舞台に数多のマスター&サーヴァントが入り乱れる “偽り”の聖杯戦争を描いています。既にTVアニメ化が発表されていますが、昨年(2023年)7月にスペシャルアニメ『Fate/strange Fake -Whispers of Dawn-』が先行して公開されました。
『Fate/strange Fake』
あらすじ
「聖杯戦争」の舞台として初となるアメリカ合衆国の地で、数多の魔術師〈マスター〉と英霊〈サーヴァント〉が入り乱れ、繰り広げる死闘と狂騒の物語。
制作は2017年に『Fate/Apocrypha』を手掛けたA-1 Pictures。
さらにアプリゲーム『Fate/Grand Order』アニメーションCMや原作小説アニメーションCMなどで常に新しい映像表現を見せてきた新鋭の榎戸 駿と坂詰嵩仁が監督を務め、躍動的かつ大胆にアニメーション化。
“偽り”の聖杯戦争、その戦端が黎明を告げる。
キャスト
(C)成田良悟・TYPE-MOON/KADOKAWA/FSFPC
『Fate/strange Fake -Whispers of Dawn-』
あらすじ
「聖杯戦争」の舞台として初となるアメリカ合衆国の地で、数多の魔術師〈マスター〉と英霊〈サーヴァント〉が入り乱れ、繰り広げる死闘と狂騒の物語。
制作は2017年に『Fate/Apocrypha』を手掛けたA-1 Pictures。
さらにアプリゲーム『Fate/Grand Order』アニメーションCMや原作小説アニメーションCMなどで常に新しい映像表現を見せてきた新鋭の榎戸 駿と坂詰嵩仁が監督を務め、躍動的かつ大胆にアニメーション化。
“偽り”の聖杯戦争、その戦端が黎明を告げる。
キャスト
(C)成田良悟・TYPE-MOON/KADOKAWA/FSFPC
『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』シリーズの見る順番
ひろやまひろしさんによる漫画を原作として、2013年から展開されているアニメ『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』シリーズも『Fate』シリーズの関連作品です。『Fate/stay night』に登場するヒロインのひとりであるイリヤスフィール・フォン・アインツベルンを主軸に据えた魔法少女ものとなっており、可愛い女の子が活躍するアニメが好きな方も楽しめる作風が特徴。ただし、物語が進むにつれてシリアスな一面も顔をのぞかせるので、『Fate/stay night』や『Fate/Zero』などからシリーズに触れた方も十二分に楽しめる作品でもあります。見る順番は第1期から順に放送・公開順に見ていけば良いでしょう。
『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』
あらすじ
キャスト
(C)2013 ひろやまひろし・TYPE-MOON・角川書店/「プリズマ☆イリヤ」製作委員会
『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』
あらすじ
キャスト
(C)2014 ひろやまひろし・TYPE-MOON/KADOKAWA 角川書店刊/「プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!」製作委員会
『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ ヘルツ!』
あらすじ
私立穂群原学園小等部に通うイリヤは、
魔法のステッキ 「 マジカルルビー 」 の巧妙な話術に騙されて魔法少女になってしまった。
もう一人の魔法少女・美遊とともに、
ステッキの元マスターである凛とルヴィアに言われるがまま “ クラスカード ” の回収に奮闘す。。
さらに任務中のトラブルから、イリヤにそっくりな少女 “ クロ ” が誕生する。
自分が 「 ホンモノ 」 になりたいクロはイリヤの命を狙っていたが、
戦闘の末クロは心に秘めていた 「 ただ生きていたい 」 という願いを叶え、イリヤ達に家族として迎え入れられる。
そんなある日、カード回収の前任者であるバゼット・フラガ・マクレミッツがカードを取り返しにやってきた。
圧倒的な戦力でイリヤたちを叩きのめすバゼットだが、8枚目のクラスカードの情報と引き換えに一時休戦となった。
ようやく自分の手で日常を守ったイリヤたちだが―。
キャスト
(C)2015 ひろやまひろし・TYPE-MOON/KADOKAWA/「プリズマ☆イリヤ ツヴァイ ヘルツ!」製作委員会
『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』
あらすじ
キャスト
(C)2016 ひろやまひろし・TYPE-MOON/KADOKAWA/「プリズマ☆イリヤ ドライ!!」製作委員会
『劇場版Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い』
あらすじ
キャスト
(C)2017 ひろやまひろし・TYPE-MOON/KADOKAWA/「劇場版プリズマ☆イリヤ」製作委員会
『Fate/kaleid liner Prisma☆Illya プリズマ☆ファンタズム』
あらすじ
キャスト
(C) 2019 ひろやまひろし・TYPE-MOON/KADOKAWA/Prisma☆Phantasm製作委員会
『劇場版Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ Licht 名前の無い少女』
あらすじ
キャスト
(C)2021 ひろやまひろし・TYPE-MOON/KADOKAWA/劇場版「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ Licht 名前のない少女」製作委員会
『Fate/Grand Order』関連作品の見る順番
人気のスマートフォン用RPG『Fate/Grand Order』も様々なアニメ化作品があります。見る順番としては、主人公(藤丸立香)とマシュ・キリエライトの出会いが見られる『Fate/Grand Order ‐First Order‐』を出発点として、前後編で公開された『劇場版Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-』、TVアニメ『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』、劇場アニメ『Fate/Grand Order -終局特異点 冠位時間神殿ソロモン-』と進み、最後に『Fate/Grand Order -MOONLIGHT/LOSTROOM-』と行くのがおススメ。
ただし、アニメでチェックする場合は原作ゲーム第1部の第1章から第5章まであたりのエピソードが抜けています。なので、余裕があるのならば原作ゲームをプレイするか、コミカライズなどアニメ以外のメディアミックス作品で補完しておくとさらに楽しめるのではないでしょうか。
『Fate/Grand Order ‐First Order‐』
あらすじ
人理継続保障機関・カルデアは、 魔術だけでは見えない世界、 科学だけでは計れない世界を観測し、人類の決定的な絶滅を防ぐために成立された特務機関。
人類史を何より強く存続させる尊命の下に集められた多くの研究者たちの成果によって、人類史は100年先までの安全を保証されていた。
だが。
何の前触れもなく――カルデアで観測を継続していた未来領域が消失。
人類は2017年で絶滅する事が判明―――いや、 証明されてしまった。
その原因と思われるのは西暦2004年の日本の地方都市・冬木。
ここに、 今まではなかった「観測できない領域」が現れたのである。
カルデアはこれを人類絶滅の原因と仮定し、 特異点の調査・解明、
あるいは破壊を目的とした任務“聖杯探索”―――グランドオーダーを発令する。
キャスト
(C)TYPE-MOON / FGO ANIME PROJECT
『劇場版Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 前編:Wandering; Agateram』
あらすじ
キャスト
(C)TYPE-MOON / FGO6 ANIME PROJECT
『劇場版Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 後編:Paladin; Agateram』
あらすじ
キャスト
(C)TYPE-MOON / FGO6 ANIME PROJECT
『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』
あらすじ
キャスト
(C)TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT
『Fate/Grand Order -終局特異点 冠位時間神殿ソロモン-』
あらすじ
キャスト
(C)TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT
『Fate/Grand Order -MOONLIGHT/LOSTROOM-』
その他の作品の見る順番
この他にも、『Fate』シリーズには日常にフォーカスした作品やギャグやコメディに振り切った作品なども存在しており、ここではそんな作品群をまとめました。ある程度のキャラクターさえ把握していれば問題ない作品も多いので、気に入ったキャラクターが登場するものを見てみるのもおススメです。
『衛宮さんちの今日のごはん』
『Fate/stay night』の主人公・衛宮士郎の特技である「料理」をテーマにしたスピンオフ作品。本編ではシリアスなバトルを繰り広げていた、マスターとサーヴァント全員が、穏やかな日常を過ごしているのが特徴。本編シリーズと同様にufotableが制作を担当しており、料理の作画は本当に見ていてお腹が空いてくるほどのクオリティです。
描かれるエピソードは、心あたたまるほんわかしたものが多いのですが、『Fate/stay night』に思い入れがある人にとっては「泣ける」作品にもなっています。[HF]ルートで明かされる設定が組み込まれていたりもするので、『Fate/stay night』に関連した作品の締めくくりとして見るのがオススメです。
あらすじ
そこは少し賑やかなどこにでもある食卓の光景。
春も、 夏も、 秋も、 冬も、
衛宮さんちでは毎日美味しい料理がふるまわれる。
さて今日は何を作ろうか
キャスト
(C)TAa・KADOKAWA・TYPE-MOON / 「衛宮さんちの今日のごはん」製作委員会
『Carnival Phantasm -カーニバル・ファンタズム』
『Carnival Phantasm -カーニバル・ファンタズム』は、TYPE-MOONの10周年を記念して制作されたOVA。『かんなぎ』でも知られる、武梨えり先生によるアンソロジー『TAKE MOON』を原作としており、『月姫』『Fate/stay night』といった作品に登場したキャラクター達が共演するハイテンションギャグコメデイです。監督を『瀬戸の花嫁』や『天体戦士サンレッド』など、傑作コメディ作品を手掛けてきた岸誠二さんが務めており、本作でもそのセンスは遺憾なく発揮されています。
どちらかというと、コアなTYPE-MOONファン向けの作品ではあるのですが、テンポよく繰り出されるギャグに次ぐギャグの数々は、『Fate/stay night』を知っているだけでも笑い転げること間違いなし。今もなおファンの間で愛される「ランサーが死んだ!」という伝説のネタが生まれた作品でもあります。
また、『カーニバル・ファンタズム 3rd Season』のBlu-rayには、特典として『Fate/Prototype』のショート映像が収録。もはや新品で手に入れるのはかなり難しく視聴手段が限られてしまいますが、シリーズの原作者・奈須きのこさんによる未発表小説を下敷きとした『Fate/stay night』の原型ともいえる作品となっています。運よく手に入れられた際はご覧になってみてください。
あらすじ
アンソロジーコミック「TAKE MOON」を原作とした、ゲーム本編では決して見ることの出来ない夢の共演をここに具現化!
キャスト
遠野志貴:野島健児
シエル:佐久間紅美
遠野秋葉:ひと美
琥珀:高野直子
翡翠:松来未祐
弓塚さつき:南央美
レン:水橋かおり
セブン:戸松遥
シオン・エルトナム・アトラシア:夏樹リオ
有間都古:倖月美和
リーズバイフェ・ストリンドヴァリ:渡辺明乃
セイバー:川澄綾子
衛宮士郎:杉山紀彰
遠坂凛:植田佳奈
アーチャー:諏訪部順一
間桐桜:下屋則子
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン:門脇舞以
ランサー:神奈延年
ライダー:浅川悠
バーサーカー:西前忠久
キャスター:田中敦子
アサシン:三木眞一郎
ギルガメッシュ:関智一
言峰綺礼:中田譲治
間桐慎二:神谷浩史
葛木宗一郎:中多和宏
藤村大河:伊藤美紀
(C)TYPE-MOON・ufotable・FSNPC
『Fate/Grand Carnival』
キャスト
藤丸立香:関根明良
マシュ・キリエライト:高橋李依
レオナルド・ダ・ヴィンチ:坂本真綾
ネロ・クラウディウス:丹下桜
クー・フーリン(ランサー):神奈延年
クー・フーリン(キャスター):神奈延年
クー・フーリン〔オルタ〕:神奈延年
クー・フーリン〔プロトタイプ〕:中井和哉
赤兎馬:緑川光
アキレウス:古川慎
アタランテ:早見沙織
アルテミス:沢城みゆき
オリオン:神奈延年
アルトリア・ペンドラゴン:川澄綾子
ガウェイン:水島大宙
シュヴァリエ・デオン:斎藤千和
カーミラ:田中敦子
イシュタル:植田佳奈
女王メイヴ:佐倉綾音
謎のアルターエゴ・Λ:早見沙織
ニトクリス:田中美海
ランスロット:置鮎龍太郎
トリスタン:内山昂輝
エリザベート・バートリー:大久保瑠美
謎のネコV:中田譲治
謎のネコW:野中藍
謎のネコX:川澄綾子
謎のネコY:田中敦子
ナレーション:中田譲治
【2nd Seasonキャスト】
藤丸立香:関根明良
マシュ・キリエライト:高橋李依
エドワード・ティーチ:西前忠久
諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕:浪川大輔
ワルキューレ(オルトリンデ):田中美海
ジル・ド・レェ:鶴岡聡
風魔小太郎:花江夏樹
子ギル:遠藤綾
ジェロニモ:江川央生
クリストファー・コロンブス:大塚芳忠
マーリン:櫻井孝宏
アーラシュ:鶴岡聡
森長可:谷山紀章
ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス:三木眞一郎
巌窟王 エドモン・ダンテス:島﨑信長
ジェームズ・モリアーティ:土師孝也
チャールズ・バベッジ:稲田徹
フランケンシュタイン:野中藍
エレシュキガル:植田佳奈
刑部姫:福圓美里
レオナルド・ダ・ヴィンチ:坂本真綾
ニトクリス:田中美海
茨木童子:東山奈央
酒呑童子:悠木碧
アルトリア・キャスター:川澄綾子
ジャガーマン:伊藤美紀
シトナイ:門脇舞以
クー・フーリン(ランサー):神奈延年
ドゥムジ:神尾晋一郎
アナウンス:千春
オペレーター:小岩井ことり
謎のネコX:川澄綾子
謎のネコV:中田譲治
謎のネコW:野中藍
謎のネコY:田中敦子
謎のネコZ:櫻井孝宏
(C)TYPE-MOON / FGC PROJECT
『マンガでわかる!Fate/Grand Order』
『Fate/Grand Order』公式サイトで連載中のWEB漫画『マンガでわかる!Fate/Grand Order』をショートアニメとして映像化した作品。数ある『Fate』シリーズの映像化の中でも飛び抜けてぶっ飛んだ作風で、『FGO』をプレイしていると思わず共感できるギリギリを攻めたネタの数々や、シュールギャグが魅力です。「まんがで分かる」とタイトルにはありますが、本作を見て『Fate』シリーズの知識を得ようとするのは大変危険(?)です。
様々な『Fate』シリーズのサーヴァントが登場するのですが、ほとんどのサーヴァントがキャラ崩壊一歩手前の状態になっており、シリアスな本編での姿を知っていると、ギャップでより笑えます。サーヴァントの予備知識がある『FGO』プレイヤーなら、どのタイミングで見ても問題ないですが、映像作品のみを追いかけている場合は、なるべく多くのシリーズ作品を見てからの視聴がオススメ。現在はYou Tubeの『FGO』公式チャンネルで誰でも見られるようになっています。
『ぐだぐだオーダー』
本作は2016年末の「Fate Project 大晦日TVスペシャル First & Next Order」において、『Fate/Grand Order』の公式サポート漫画『Fate/ぐだぐだオーダー』を原作として放送されました。現在もYouTube「Fate/Grand Order チャンネル」で視聴できるので、ぜひ一度目を通してみてください。
■スタッフ
原作:経験値/TYPE-MOON
監督・構成・脚本・絵コンテ・キャラクター原案・キャラクターデザイン・総作画監督:経験値
作画監督:日下部智津子
色彩設計:篠原真理子
撮影監督:加藤友宣
音響監督:納谷僚介
編集:右山章太
アニメーションプロデューサー:長野敏之
アニメーション制作:TROYCA
■キャスト
ノッブ:釘宮理恵
おき太:悠木碧
かわいいローマ:丹下桜
アルトリア先輩:川澄綾子
ライダーさん(stay night):浅川悠
ナレーション:バッキー木場
『Fate/Grand Order × 氷室の天地 ~7人の最強偉人篇~』
『Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない』
『Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない 〜大忘年おたのしみ会2023〜』
(C) TYPE-MOON / FGO PROJECT
番外編:『Fate』シリーズ以外のTYPE-MOONのアニメ化作品の見る順番
『Fate』シリーズ以外のTYPE-MOON作品も世界観やいくつかの用語が共通していることがあります。ここでは番外編として、『Fate』シリーズ以外のTYPE-MOON作品のアニメを紹介します。
『真月譚 月姫』
あらすじ
キャスト
(C)TYPE-MOON/「真月譚 月姫」製作委員会
劇場版『空の境界 第一章 俯瞰風景』
あらすじ
キャスト
(C)奈須きのこ/講談社・アニプレックス・ノーツ・ufotable
劇場版『空の境界 第二章 殺人考察(前)』
あらすじ
キャスト
(C)奈須きのこ/講談社・アニプレックス・ノーツ・ufotable
劇場版『空の境界 第三章 痛覚残留』
劇場版『空の境界 第四章 伽藍の洞』
あらすじ
不慮の事故から、二年。
昏々と眠り続けた両儀式は、ずっと「死」に触れていた。そして、同時に畏れていた。
やがて覚醒。
しかし彼女を待っていたのは、深い孤独と望まぬ景色。
失ったのはずっと同じ器の中で常に一緒だった片割れ「織」。
得たのは万物の死の線が視えてしまうという異形の力「直死の魔眼」。
ともに両儀家が知らず、式という存在に辿り着くためにつちかってきたことへの報復にして結果だった。
夢見ることが好きだった、織。
深い殺人衝動を抱えた、織。
今はもうどこにも、いない。
たとえようもない喪失感と死の感触に少女はガランドウになる。
それが器を求める霊体にとって最高の標的となることにも気づかずに―。
そんな少女を見守る少年がいた。いや、青年と言うべきか。名は黒桐幹也。
彼の勤め先の上司は玲瓏な美を持つ女性で人形遣いで魔術師で、けれど今はただの工房「伽藍ノ堂」のオーナーで。名を蒼崎橙子という。
ある日、橙子は式に会いに行く。名目はなんだってよかった。
一応はカウンセラー。なぜか会おうと思ってしまった、それが縁(えにし)。
一見、ゆるやかに過ぎる時間。しかし終わりはやってくる。
ある夜、ガランドウの器を求めて霊体は肉を持ち襲いくる。
刹那、彼女の目に映るのは凶々しくも静謐な死をつかさどる、線。手にはナイフ。煌めく瞳。
かくして少女は自身の四肢で歩き出すことを決意する。
キャスト
(C)奈須きのこ/講談社・アニプレックス・ノーツ・ufotable
劇場版『空の境界 第五章 矛盾螺旋』
劇場版『空の境界 第六章 忘却録音』
あらすじ
キャスト
(C)奈須きのこ/講談社・アニプレックス・ノーツ・ufotable
劇場版『空の境界 第七章 殺人考察(後)』
あらすじ
キャスト
(C)奈須きのこ/講談社・アニプレックス・ノーツ・ufotable
劇場版『空の境界 終章/空の境界』
劇場版『空の境界』未来福音』
あらすじ
キャスト
(C)奈須きのこ/講談社・アニプレックス・ノーツ・ufotable (C)奈須きのこ/星海社・アニプレックス・講談社・ノーツ・ufotable
『魔法使いの夜』作品情報
キャスト
(C)奈須きのこ・TYPE-MOON / アニプレックス・ノーツ・ufotable