声優陣が恋文&ラブソングについてガールズトーク!高田憂希さん、篠田みなみさん、長江里加さんら出演「YUKEMURI FESTA Vol.9@羽田空港」レポ
2018年1月14日、羽田空港国際線ターミナル内のTIAT SKY HALL(ティアットスカイホール)にて、『温泉むすめ』のイベント「YUKEMURI FESTA Vol.9@羽田空港」が開催されました。『温泉むすめ』は、日本全国の温泉地をモチーフにしたキャラクターと声優が全国の温泉地を盛り上げるべく、歌や踊りやイベントで人々に「笑顔と癒し」を与える“地方活性クロスメディアプロジェクトです。
イベントでは、アニメイトタイムズで配信中のラジオ『「温泉むすめ」ぷれぜんつ的なうぇぶらじお!みみぽか!!?ゆーも遊びに来ちゃいなYOH!?』(「みみぽか」ラジオ)の公開録音や、会場だけの企画などで盛り上がりました。
また、今回はレギュラーメンバーとして高田憂希さん(草津結衣奈役)、篠田みなみさん(道後泉海役)、長江里加さん(箱根彩耶役)が出演。ゲストとして千本木彩花さん(長門櫻役)、澤田美晴さん(塩原八弥役)、佐藤舞さん(那須一与役)も登壇しました。
本稿では、そんなイベント第2部の模様をお届けします。
キャスト陣がラブソングと早口に挑戦!
レギュラー陣の登壇からスタートした、第2部の公開収録。まずは、キャスト陣が新年にちなんで「ハッピーニューチョイナ!」と挨拶し、観客も「チョイナ!」とこれに応えます。
オープニングトークでは、高田さんが自身の年末の様子を写した写真を公開。高田さんは、地元の遊園地・スペースワールド閉園前のイベントに行ったようで、思い出の観光地が無くなることを悲しみつつ、自身が北九州大使であることをさりげなくアピールします。
北九州トークがひと段落すると、ここでゲスト陣も登壇。最初のコーナーとして、千本木さんが演じる長門櫻の紹介が行われました。
千本木さんによると、櫻はメールやSNSが苦手でイカそうめんが大好きとのこと。また妄想癖があり、これに関しては少女漫画が好きで、よく想像を膨らませている千本木さん自身と共通する部分だそうです。
さらに、櫻は恋の詩をよく書くいているということで、このコーナーでは彼女をフィーチャーした企画「長門櫻フィーチャー企画! ラブソングSTUDY!」を実施。
一部が虫食いとなっている60〜90年代のラブソングの歌詞を見て、キャスト陣が虫食い部分に入る言葉を答えていきます。ちなみに、会場には音源がないため、メロディーを作曲するのもキャスト自身。
正解だと思う歌詞を、自身で考えたメロディーに合わせて見事に歌い上げていました。
第1問
別れましょう 私から
消えましょう あなたから
嬉しいでしょう
○○〇から○○○○○○〇
(大黒摩季『別れましょう私から消えましょうあなたから』1993年)
第2問
できることなら生まれ変われるなら
私はこんなかわいいカップになりたい。
あなたの銀のスプーンで
私の○○〇を○○〇○○〇〇
(柏原芳恵『ハローグッバイ』1981年)
第3問
ジョニィが来たなら伝えてよ
○○〇〇○○〇○○
わりと元気よく出て行ったよと
お酒について話してよ
(ペドロ&カプリシャス『ジョニィへの伝言』1973年)
ヒント:最初の4文字は「にじかん(2時間)」
第4問
ル ル ルルル ル ル ルルル
ル ル ルルル ルルル ル
〇 〇 ○○〇 〇 〇 ○○〇
〇 〇 ○○〇
(由紀さおり『夜明けのスキャット』1969年)
ヒント:〇は全部同じ文字
正解
第1問:あした(明日)からじゆう(自由)になれる
第2問:私のこころ(心)をくるくるまわす(回す)
第3問:にじかん(2時間)まってたと(待ってたと)
第4問:すべて「ラ」
そんなクイズで、特にキャスト陣が苦戦したのは第3問。ヒントとして最初の部分が「2時間」と明かされますが、逆にそれがネックとなってしまい、「2時間」で始まるラブソングの歌詞を誰も思い付くことができませんでした。
コーナーが終わると、キャスト陣は温泉についてトークを展開。「温泉での食事は和か洋か?」という質問には和、「温泉で寝るときは布団かベッドか?」という質問には布団と、満場一致で答えます。
また、お風呂にはどのくらい入るかという長江さんの質問には、佐藤さんが「長風呂はできないですが、岩盤浴は大丈夫です」と回答。
いっぽう、澤田さんは「長風呂が大好きで、出て入ってを繰り返している」とコメント。各キャスト陣の温泉でのこだわりがわかる話を聞くことができました。
続いて行われたのは「君と勝負!! 温泉早口」ゲーム。ここでは、ファンクラブで事前に募集した温泉にまつわる早口に、キャスト陣が挑戦。ひとり3回ずつ早口言葉を言っていき、ひとりでも噛んだら発案者に景品が送られます。
なお、今回キャスト陣が挑戦した早口言葉は以下の3つ。
早口言葉
①天然温泉俄然全然まだ出ません
②浴衣でカタコタカタコタ下駄鳴らす
③くわばらくわばら塩原くわばら薔薇まみれ
3つ目の早口言葉では澤田さんが噛んでしまいましたが、それ以外では全員見事な早口を披露し、会場では大きな歓声があがります。
また、高田さんや千本木さんはラップ調で早口に挑戦。むしろラップのほうがお二人には言いやすかったようで、ノリノリのラップ早口で観客を沸かせました。
そして早口ゲームが終わると、1回目の公開収録は終了。2回目収録までのインターバルでは、第1部と同様に澤田さん、佐藤さんが那須塩原温泉に行ってきた際のロケ映像が流れました。
さらに、新曲として発表されていた『咲かせよ 沸かせよ バンバンBURN!』が仮歌ではあるものの、会場内で流され、キャスト陣が楽曲について紹介。
高田さんからは「別府でも披露しちゃうかも知れないんだよ〜!」と、3月11日開催の「SPECIAL YUKEMURI FESTA in 別府」に向けた気になる発言も飛び出しました。
佐藤さんが苦い恋の思い出を告白
2回目の公開収録は外国人からのふつおたでスタート。投稿者によると、アニメなどに描かれている風呂上がりの牛乳がとても気になり、飲んでみたものの何も感じなかったとのこと。
「何か効果はあるのですか?」という質問に、高田さんが「純粋さが痛いよ……」とつぶやくと、会場は大爆笑となりました。
続く、各地の温泉の最新情報をお伝えする「みみぽか温泉サミット!」では、道後温泉の年間入浴客数が81万人を記録したというニュースを紹介。
会場では、温泉に行きたくなるような催しなどが話し合われ、VRで好きなキャラクターと入浴できるなど、面白い企画も飛び出しました。
さらに有馬温泉からは、火災で焼失した伝統工芸・人形筆を扱うお店が復活したというニュースも。現在、人形筆を扱っている店舗は今回復活した1店舗のみとのことなので、もし有馬温泉へ観光に行く際は、人形筆のお店にも足を運んでみてください。
次の、お馴染みとなったコーナー「温泉むすめかるたを作ろう!!」では、温泉むすめかるた商品化のため、キャスト陣が「は」と「ひ」のかるた札の文言と絵をそれぞれ考案。会場で発表し、いちばんよかった札が商品化の際に採用されることとなります。
「は」の札
高田さん:はっぴ着て みんなで踊ろう わっちょいな!!
長江さん:はこねの山をダッシュだよ!
篠田さん:「はぁ〜」って声出ちゃうよね 温泉って
「は」の札はレギュラー陣が考案し、そのうちの1枚をゲスト陣が選定。
今回はどの札も会心の出来だったため、ゲスト陣だけでなく観客も悩んでいましたが、最終的に高田さんの考えた札が選ばれました。
「ひ」の札
千本木さん:ひっろいな 千畳敷へ つれてって
澤田さん:ひらひらと ゆれる浴衣から 見える足がすばらしい
佐藤さん:ひゃっこいのお…… やっぱり水風呂 ひゃっこいのお……
ゲスト陣が考えた「ひ」の札は、観客の多数決によって採用される札を決定。佐藤さんが「ひゃっこい」と独特の表現の札で会場の笑いを誘います。
結果、選ばれたのは札の絵がとても魅力的だった澤田さんの札。かるたのイラスト化がとても楽しみになるコーナーとなりました。
そして、収録の最後では再びお便りを紹介。愛媛が地元の投稿者がイベントの際、道後温泉名物・「御栗」を篠田さんのプレゼントボックスに入れたことが紹介されます。
ちなみに、篠田さんはそのプレゼントを確認しており、「食べました!」とひと言。お便りの紹介が終わったところで、2回目の公開収録も終了となりました。
会場では、収録後もイベントは継続。イベント恒例の会場限定ボイスドラマ「みみぽか温泉物語」が披露され、草津結衣奈たちが恋文についてガールズトークを展開します。
また、櫻が妄想相手に書き綴っているというノートには、有馬楓花から返事が書かれており、結衣奈が楓花の真似をしながら「ぼくはね ぼくはね 恋文がもらえてうれしいよ お礼に君の料理 全部サイダーで味付けしてあげるよ」と彼女の恋文を披露。
声真似のクオリティの高さに、会場からは歓声が上がります。
さらにキャスト陣は、ラブレターにまつわる自身の過去の思い出についてトーク。佐藤さんは小学生の頃、大好きな男の子からのラブレターが下駄箱に入っていて喜んだものの、読んでみたら自分宛ではなかったという、とても苦い思い出を話しました。
ボイスドラマが終わると、次はプレゼント抽選が開催。抽選で選ばれた観客に、キャスト陣のサイン&落書き入りの旅行雑誌「るるぶ」がプレゼントされます。
加えて第1部に引き続き、新企画「君の名はデラックス〜新たなる黒歴史の予感〜」も実施。抽選で選ばれた観客に、キャスト陣が新たなみみぽかネーム(「みみぽか」ラジオでのラジオネーム)を与えます。
今回は、バニラアイスが大好きだというぽか旦那に、長江さんが「バニラ小太郎」という新みみぽかネームを命名。観客も改名を受け入れ、改名証明書を受け取ります。
そして、最後はゲスト陣からひと言ずつイベントの感想をもらい、イベントは終了。最後まで笑顔の絶えないイベントとなりました。
[取材・文/長田雄太]