神谷浩史さんがバイク事故の後に声優として手に入れた“気づき”とは？『気づきの扉』で語られた真実

声優の神谷浩史さんが、4月27日（金）に放送されたテレビ朝日の番組『気づきの扉』で紹介されました。同番組は、いろいろな人々の運命を変えた“気づき”を紹介するドキュメンタリー番組。

今回紹介されたのは、神谷さんが交通事故に襲われ一時期危険な状態だったこと。そして、その大怪我を乗り越え、今なお活躍する神谷さんを支える“気づき"でした。

▲番組公式サイトより

不安の中たどり着いた結論が視野を広げる

番組がスタートすると、まずは神谷さんがデビュー直後から少しずつ役に恵まれるまでの過程を振り返ります。そしてその頃に襲われたバイク事故と、一ヶ月以上も意識が戻らず、意識が戻った後も今までのように声優の仕事ができないのではと不安を抱えていたことが明らかに。

そんななか神谷さんがたどり着いた結論は、「糧にならない経験はない」ということでした。声優は役者だからどんな経験も無駄にならないと気づいた神谷さんはリハビリに励み、けが人がどんな気持ちでリハビリに励むのか、お年寄りがどうしてゆっくり歩くのか自分の身をもって体験。そうして視野を広げたのだそうです。

この気づきが神谷さんを支え、今も人気声優として活躍していることは周知の事実。当時、神谷さんの事故によって急遽代役が立てられた作品がいくつかあり、このエピソードを知っていた方も多いことと思います。

その裏で戦った神谷さんの想いが、今回の番組で明かされました。『気づきの扉』は見逃し配信も行っていますので、観られなかった方は公式サイトをチェックしてはいかがでしょうか？
　

『気づきの扉』（テレビ朝日）番組情報

2018年4月27日（金）23時10分～23時15分放送

【出演者】
気づきの主人公：神谷浩史(声優)
ナレーション：芦田愛菜

★見逃し配信も実施。詳細は公式サイトをご確認ください。
気づきの扉（テレビ朝日）番組サイト
Yahoo!テレビ

神谷さん入院中の代役作品

『ハチミツとクローバーII』

●竹本祐太：代役・野島健児さん

【Blu-ray】※送料無料※TV ハチミツとクローバー I&II コンプリート Blu-ray BOX

＜神谷さんコメント＞
ちょうどこの頃は、同年代の櫻井孝宏さんや鈴村健一さんのことを羨ましがっていた時期です。彼らが演じるような主人公役をオーディションで受かるのはムリだ、と思い悩んだりもしていました。でも、『ハチクロ』は原作を読んだ時にものすごく感動して、どんな脇役でもいいのでこの作品に関わりたいと強く思いました。結果、オーディション合格の連絡を受けた時は、思わず新宿の路上で大歓声を上げちゃいました(笑)。現場の皆さんも原作愛に溢れていて、すごくやりがいのある作品でした。

コメント引用記事

『爆球Hit! クラッシュビーダマン』

●神岡テルマ ：代役・野島健児さん

『Kanon』

●久瀬 ：代役・野島健児さん

【Blu-ray】Kanon コンパクト・コレクション 初回限定生産

『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』

●シャムス・コーザ：代役・宮野真守さん

【Blu-ray】OVA 機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER 通常版

『ツバサ・クロニクル』

●キーファ：代役・菊池正美さん

【DVD】TV ツバサ・クロニクル 4

『BLACK BLOOD BROTHERS』

●望月ジロー：代役・櫻井孝宏さん

【DVD】TV BLACK BLOOD BROTHERS 第1巻

神谷さんの復帰後の主な作品

『機動戦士ガンダム00』

●ティエリア・アーデ 役

【DVD】TV 機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第4巻

＜神谷さんのコメント＞
ついにこの作品でガンダムに乗る側になりました！　『ハチクロ』の制作に参加していた黒田洋介さんが脚本を手掛ける新作があると聞いて、是非オーディションだけでも受けさせてもらえないかと熱望しました。この作品では、僕が所属する事務所の方の真摯(しんし)な計らいに感銘を受けたのも思い出です。長い声優活動の中でも、この作品は間違いなく人生の転機だったと言えます。

コメント引用記事

『夏目友人帳』

●夏目貴志 役

【Blu-ray】TV 夏目友人帳 Blu-ray Disc BOX 完全限定生産版

＜神谷さんのコメント＞
確か、当時は午前に『ガンダム』で午後に『夏目友人帳』という2本立てのスケジュールでした。ドラマCDの時も夏目貴志をやらせていただき、同じエピソードを同キャストでアニメで再現できたので嬉しかったです。

コメント引用記事

『化物語』

●阿良々木暦 役

【Blu-ray】TV 化物語 Blu-ray Disc Box 限定生産

＜神谷さんのコメント＞
さまざまな作品で関わらせてもらっている、新房昭之監督からの出演依頼を受けた作品です。非常に責任が重いと感じていましたが、原作小説を読んでいると、阿良々木暦のセリフが自分の声で自然と再生されたので驚きました。自分の中でこういったケースはあまりないので、珍しかったです。あとアニメを見た方なら分かると思いますが、アフレコは大変でした(苦笑)。アフレコ現場では、原作を重視する雰囲気が強く伝わりましたね。

コメント引用記事