この記事をかいた人
- 小澤めぐみ
- 営業職を経験後、記者業務に携わりフリーへ。主に男性声優、漫画、アニメなど浅く広く…今はもっぱら藤沢朗読劇中毒
TOKYO MXほかで放送中のTVアニメ『抱かれたい男1位に脅されています。』(通称、だかいち)は、桜日梯子さんによる「月刊マガジンビーボーイ」(リブレ刊)に連載中の同名BL漫画が原作で、高い人気を誇る作品。5年連続で”抱かれたい男1位”だったベテラン俳優・西條高人と、その座を奪った新人俳優・東谷准太が、芸能界を舞台に繰り広げる”抱かれたい男”ツートップ同士の禁断のスキャンダルをセンセーショナルに描いた物語です。
2018年9月29日(土)には、東京・アニメイト池袋本店にて、プレミアム先行上映会が開催。東谷准太役・小野友樹さんと西條高人役・高橋広樹さんが登壇し、アニメの第一印象やキャラクターについてなど、アニメならではの裏話満載となったトークショー[2回目]の模様をご紹介します。
“逃げたくない”スタッフの熱い思いと、TVアニメの魅力をアピール!
1話上映後、MCを務めるアメリカザリガニ・平井善之さんの呼び込みで、小野さんと高橋さんが登場。
作品の余韻が残る会場の雰囲気に対して、高橋さんは恥ずかしさを誤魔化したいようで、イスに座ったままクルクル回ったり、大きなリアクションを取ったり。小野さんは、そんな高橋さんをニコニコしながら見ていたり、おどけたような仕草をしたりと、二人の姿にほっこりさせられます。
テーマに沿ってトークを進めるということで、“アニメの第一印象”について、小野さんはPVの段階から映像が綺麗で、原作に忠実なところに注目。高橋さんは、アフレコの練習用に見ていたVTRにOP・EDの映像が加わった時の、言葉では表現できない感動を再現し、会場を沸かせました。
そして、アニメーションを手掛けるスタッフ陣の作品に掛ける意気込みが半端なく、「逃げたくないんです」を合言葉に頑張っているというエピソードが明らかに。BLコミック原作で、地上波放送ということから、放送できるギリギリのラインを攻め続けているそうです。
その思いの強さに、平井さんもTVで見るたび感謝で拝んでしまいそうだと、ファンの気持ちを代弁。第1話を見た後だからこそ、より良い作品を作ろうという思いが伝わってきました。
次の“気になるキャラクター”では、第1話冒頭で出てきたキャラクターが気になるという小野さん。野外のシーンで……、カップルで……、カップルの男性の方で……、と小出しに説明していると、高橋さんが男性声優の名前をすかさずバラし、笑いを誘います。
一方、自身が演じる高人のやや不憫な立ち位置について少しふて腐れた表情をしていた高橋さんは、監督(鳥待トミオ)のキャラクターがいい味を出していると猛プッシュ!
また、“お気に入りのシーンやセリフ”として、監督のシャツに書かれている文字が変化していると指摘した小野さんは、そういう細かい演出が好きだと明かしました。
高橋さんも“お気に入りのシーンやセリフ”を聞かれ、ラストのタイトルが出るシーンをセレクト。本来は、セリフを言い終わってからタイトルが出る予定だったそうですが、アフレコでタイトルに掛かるようにセリフが入った方が演じていても気持ちよく、第2話以降もそのまま採用され、うれしかったからと語りました。
その他、“准太・高人のココが良い”“アフレコ現場の雰囲気”など、第1話のネタバレトークや収録の裏側も交えつつ、話題は尽きません。
さらに、“今後の見どころ”として、OPをオススメした高橋さんは、立ち上がってステージ中央に進むと、EDを東谷准太と西條高人が担当することも解禁。ドラマCDやTVアニメBlu-ray&DVDなどの新情報も告知され、TVアニメ以外にも楽しみが満載となっています。
最後は、二人のあいさつに。高橋さんは「これまで、ドラマCDなど作品に携わらせていただいてきて、ついにTVアニメが放送されます。WEBラジオなども始まりますが、見ていただく作品が全てかと思いますので、皆さんとまたテレビ画面でお会いできることを楽しみにしています」とコメント。
小野さんは、「上映会という形で、ついに皆さんにお披露目させていただくことになりましたが、まだまだブラックボックスの部分もあります。OP・EDなどもオンエアでようやくご覧いただけて、僕ら自身も楽しみにしていますので、ぜひ放送を楽しんでいただけるとうれしいです」と締めくくりました。
[撮影/相澤宏諒 取材・文/小澤めぐみ]
営業職を経験後、記者・編集業務に携わりフリーへ。男性声優を中心に、漫画、アニメ、外ドラ、BLなど浅く広く好奇心は一人前。飲食、旅行、音楽、(ヘタだが)写真撮影、話を聞くことも好きで、近年の自粛生活は苦痛。最近のお気に入りは『薬屋のひとりごと』『異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。』。王道モノから西東問わず歴史モノなど“ファンタジー”や“ミステリー”が好物。今はもっぱら藤沢朗読劇中毒