この記事をかいた人
- 石橋悠
- 1989年福岡県生まれ。アニメとゲームと某王国とHip Hopと自炊を愛するアニメイトタイムズの中堅編集者。
渋谷の街が未来にタイムスリップ。その未来は、謎の未来人・リヴィジョンズに支配された荒廃した世界だった……。
そんな絶望的な状況から立ち上がる少年少女たちの姿が描かれるTVアニメ『revisions リヴィジョンズ』が、2019年1月より放送スタートとなります。謎が謎を呼ぶ、予想不可能な物語に期待が高まっています。
今回はその謎を声優陣のインタビューから紐解いていきましょう。取材したのは、未来人・ミロ役の小松未可子さんと漂流してしまう高校生のひとり、張・露(ルウ)・シュタイナー役の高橋李依さんです。
謎に包まれた本作のあれこれをお聞きしてみました。さらに、男女が複数名登場するということで、ボーイ・ミーツ・ガール的な展開についても聞いてみましたが……。
——まずは作品を演じた感想からお聞かせください。
小松未可子さん(以下、小松):私が演じているミロは、未来の人間であり、人類をリヴィジョンズという脅威から守るという使命があります。
アーヴという組織に所属している“バランサー”という立ち位置で、実は普通の人とは違うある特殊な能力をもっているキャラクターなんです。
演じてみて、まずミロという人物は、あまり感情を表に出さないキャラクターだなと。あくまで自分の任務に徹していて、その流れでみんなに接しています。最初の頃は特に触れ合いがそこまでないんですよ。
敵なのか味方なのかすごく判別しづらいキャラクターだとは思います。実際に彼らがミロをどう受け止めるかというところも、問題になってきたりします。
とにかく、状況的にもすごく凄惨な物語なんです。みんな心や身を削られながらも、何を信じて戦っていけばいいのか疑心暗鬼するんです。
アクションの部分は、映像を観るとけっこうスカッとする部分もあったりするんですが、なかなか重ためなテーマなので……。気持ちに重いものを背負いながらミロを演じていました。
高橋李依さん(以下、高橋):ルウちゃんは、お兄ちゃんのガイ(CV:島﨑信長さん)の双子の妹です。二人とも勉強も運動もできる、学校におけるトップの位置にいる兄妹で、何不自由なくのびのびとした感じです。
第1話でも思うままに発言したり、言いたいことをハッキリ言える子だったので、「むしろ何か悩んでいることってあるの?」くらいの気持ちがいい感じでスタートを切れました。
でも今回の事件があって、どんなふうに変わっていくのか、どうやって物事を受け止めていくかがポイントです。
スクールカーストのトップを経験させていただけたのも楽しかったです(笑)。
——作品の世界観についてはどのような印象を?
高橋:最初のキービジュアルを見た時に、「こんなにも世界観が大きな作品なんだ!」と、すごく鳥肌が立ちました。
『revisions リヴィジョンズ』は、CGアニメなので、一般的なアニメーションとはまた違った趣になりそうだなと思います。
小松:舞台は渋谷の街という限られた空間なんですけど、世界観がすごく広大で。しかも、人類の存亡を賭けて戦っているという広さと狭さというのが(笑)。
高橋:確かに、広くて狭い(笑)。
小松:エリアはすごく狭いんですけど、戦いに関してはすごく広大なんです。
エリアを集約していることで描かれる渋谷区内の人々もいろんな立場の人がいて。警察もいて、区を取り仕切っている人たちも運良くいて。
渋谷の行政がこの困難に立ち上がったり、そこからまた生まれる葛藤というのがすごく面白い世界だなと思いました。
単に「どうやって生きていこう」ということだけじゃなく、ちゃんと行政があって住民がいる、その縮図になっているのがすごく面白いポイントだなと思いましたね。
——お互い演じたシーンの中で、物語を読み解くためのポイントがあれば教えてください。
高橋:第1話を観たんですが、台詞ひとつとっても「いろんな解釈があるよね」と話しています。
最終話まで録り終わった身としても、もう1回第1話を観たときに、「このセリフ!」って思うシーンが多いんです。
小松:そうだね。しかも、単に未来に行く物語じゃないんです。物語が進むうちに、同じセリフでもちょっと意味合いが変わってくるというか。
それが、最終話まで行くと、「そうなったか!」って思うんですよ。私達も予想しながらアフレコに参加してはいたんですけど、思っていたのとどれも違いました。
——複雑な内容でもありつつ、それが逆に考察が盛り上がりそうな内容ですね。
高橋:ラストを予想できた方がいたら、すごいです。この物語を、「結局はこうなるんじゃないか?」と考えられる人はなかなかいないんじゃないかな……。毎回台本を読むのが面白かったです。
小松:敵のリヴィジョンズにもブレインになる人達がちゃんといて、その敵キャラがまた濃い(笑)。
リヴィジョンズによって物語がかなりかき回されるので、第1話だけ把握しても、そこからさらに予想していないものが来ると思います。
——ミロとルウという役について演じていて、共感できる点はありましたか?
高橋:ミロのポジションはもしかしたら、私たちのお姉さんみたいな感じでしょうか。
小松:本当!?(笑)
高橋:アフレコ現場でも、私や手真輪愛鈴 役の石見舞菜香ちゃんにいつも喋りかけてくれますし、面倒を見てくれるお姉さんポジションなんです。
男性陣に対しても、例えばうっちーさん(堂嶋大介 役・内山昂輝さん)にすごく気さくに話しかけていて。このアフレコの関係性がすごく好きだなと。
小松:そうですね。アフレコのこの関係値は作品ともちょっと似てるかもしれないです。
高橋:この6人の距離感とか。
小松:でも、私はミロほど責任感を持っていて、何かを背負うことがないので。でも、彼女は根はすごく優しい人間だと思うので、「いたらいいな」と思える人物像ではありましたね。
高橋:作中でも現場でもすごくいいお姉さんです!
小松:ありがとう!
——(笑)。対して、ルウはいかがでしょうか?
高橋:裏表が全くない子です。監督から、裏の感情がある声じゃなかったからと言っていただけて。
ルウは、彼女の判断した彼女なりの目線で発言します。その言葉どおりに素直に受け取ってもらえたら嬉しいです。キャラクター説明の行数の少なさからも彼女の素直さが伝わるかも……(笑)。
小松:確かに、裏がある人物ほど台詞が長いという(笑)。
高橋:設定が細い人ほど怪しく思えてしまいますね(笑)。
小松:でもすごいピッタリ。
高橋:ええ〜!?
小松:谷口悟朗監督は、役者のキャラクターへの当てはめ方がすごくピッタリだなといつも思うんですよ。内山くんに関してもそうだし(笑)。
高橋:大介と似ているというのは、素直に喜びにくいかもしれませんが(笑)。
小松:そこも面白い部分で、内山くんにはそういう声質があるとか、声優とキャラクターのマッチングに説得力があるなと思います。
そういう意味でも本当に李依ちゃん自身がすごくカラッとしているのでルウらしいですよ。全てに対してポジティブになれるというか、周りにいる人もその影響を及ぼしてくれるという意味でも。
高橋:わ〜! 嬉しいです!
小松:ルウって、精神的に一番ブレのないキャラクターじゃない? すごくしっかりしていて心強い。李依ちゃんは、ルウというキャラを演じるにあたっての説得力がすごいあるなと。
——なるほど。キャラクターを演じている時に意識をしていることは?
高橋:ミロは設定が多いですからね……。
小松:大混乱(笑)。第1話だと特に過去の回想で出てきたミロと、未来で出会ったミロとで、印象が変わっていると思うんです。その辺りは意識をして演じていますね。
未来で初めて出会ったミロと過去のミロがどういう関係なのかは本編をご覧いただければと思いますが、未来の初対面は冷たい印象ですね。
人を人として見ていないというわけではなくて、あくまで任務の範囲内でしか言葉も出さないし、感情も出さないという感じです。つまり仕事人間的な(笑)。最初は特にそのイメージで演じていましたね。
——話が進むにつれてミロも打ち解けてきたりもするんでしょうか?
小松:思い切って馴れ合うということは、最後までないかもしれませんね。でも、仕事を別にして、ひとりの人間として何か思うことがあって、ちょっとずつ彼女の考えもスライドしていくことはあるのかも。
そういう部分で彼らに影響を受ける部分は出てくると思いますね。
——ルウについてはいかがでしょうか?
高橋:ルウは全く企みとか裏設定とかがなくて。
小松:(笑)。
高橋:こんなにストレートにやらせていただいていいのかなというくらいに、本当にその場で起きたことに対してリアクションをして、その場で感じたことについて発言をしています。あまりぶれません。
話数を重ねるごとにそれぞれのキャラによって葛藤があったりするんです。ルウにももちろん葛藤はあるんですけど、その葛藤の仕方も相手に伝わる葛藤なんです。
それもまたルウらしさというか。変わらぬ強い女の子というところを楽しんでもらえたらいいのかなと。きっとお母さんになったら強いです(笑)。
小松:守るものができてより強くなる(笑)。
高橋:すごく女性として頼もしい感じの女の子ですね。
——妹というポジションだと、逆に守られるというのはこれまでの作品でもありましたが。
小松:そうなんですよね。「兄に依存しており」というキャラクター説明もあるんですけど、お兄ちゃんのガイが何でもできちゃう。
ルウは後ろにいるからこそ、自分もそうあることが当たり前になっているんです。
それが一人立ちするとどうなるのかな、というところは楽しんでもらえると嬉しいですね。いろんな方向の強さがあるなと私は思いました。
——登場人物たちが危機的状況に置かれるので、ボーイ・ミーツ・ガールみたいな展開があるのかなと予想しているんですけど……?
高橋:確かに、青春(ジュブナイル)、災害(パニック)、群像劇(アンサンブル)ですね(笑)。
——そこら辺は期待してもいいんですかね?
二人:あーーー!!!
高橋:いいかも! いいんじゃないでしょうか!?
小松:そうですね、元々種はまいてあったロマンスというか(笑)。もうちょっとで生えてくるかな? でも、それが垣間見えるシーンはやっぱりありますね。
高橋:ありますが、場所が場所なだけに、もったいないというか……。ここじゃなかったら、君たちの作風が違ったらもうちょっと(笑)。
小松:これがもしかしたら少女漫画のテイストだったらかなりのボーイ・ミーツ・ガールになっていたかもしれない(笑)。あとは、「これ色仕掛けなのか?」というようなシーンが、一瞬出てくるところも。やっぱり、それぞれ生き延びるためにはというところがありますから。
高橋:人としての本性が……。
小松: もちろん、立派で頼れる、お手本にすべき大人もいるんですけど、対比して、とことんなまでにどうしようもない大人というのもいて。子ども目線ながらに響いてくるものはありますね。
——ちなみにお二人は、このメインの男性キャラクターだと誰が好きですか?
高橋:私はでも、大介かな。
小松:え!? 本当!?(笑)
高橋:最終話まで観て、やっぱり主人公だなと思いますね。でも、同級生として好きみたいな感じです。恋愛対象ではないかな……(笑)。
小松:ああー! なるほど!
——大介はヤバそうな人みたいな感じで第1話は描かれていますが、やっぱりカッコよくなっていくんでしょうか?
高橋:長いことヤバいですよ(笑)。
小松:しばらくはヤバいです(笑)。
高橋:すぐに性格が変わるだろうと期待を込めているなら、今のうちに考えを改めたほうがいいと思います(笑)。
小松:(笑)。やっぱり、とことんまで追い詰められないとなかなか自分を認められないのではないかなと思いますね。大介は特に。
高橋:この年頃の子にして当たり前のことをした時に「大介、よくできましたね〜!」「あの大介が本当に大きくなったね〜!」ってなるくらい(笑)。
小松:確かに、そういう意味では年上キラーなところがあるかもしれない。
高橋:確かに! 年上のお姉さんたちは大介好きかも。
小松:その大介が少しだけ懐柔されるところがあるんですよね。そんなシーンがちょっと可愛く見えて(笑)。
完全な嫌われ者ではないんですよね。見捨てないでいてくれる人がいるというのは、彼にそれだけの惹きつけるものがあるんです。
そういう部分で生きるのは上手で、不器用なりにちゃんと自分の素直なところを出す。そこなんじゃないかなと思います。大介の良いところと悪いところと紙一重な部分は。
高橋:嫌な奴ではないんですよね。不思議過ぎる。「なんで嫌な奴じゃないんだろう?」って思うくらい。
小松:そうなんだよね。いっそ嫌な奴だったら見捨てられたのに。
大介は危ういんだけど、良いところをみんなが分かっているからこそ、「でもほっとけないんだよな」って思う部分はありますね。
——じゃあ小松さんも大介が?
小松:私は違います(笑)。
——そこまで熱く語ったのに(笑)。
小松:(笑)。私は慶作(浅野慶作、CV:斉藤壮馬さん)ですね。
——それは何故でしょう?
小松:ちゃんと周りを見ているバランサーですからね。でも慶作は慶作で、自分の本当の本音って言わないんですよ。周りのグループのバランスを見て、俺はこういう役割を担うポジションだっていうのを自分で決めていて。
そういう風に振る舞ってコミュニケーションをうまく取りながら生きてるんですが、その本質は最後の最後まで分からないんです。その部分が、けっこう私は好きというか。
でもそれが悪く作用してしまう部分もけっこうあったりはするんです(笑)。
高橋:ルウ的に、慶作には助けられましたが……。
小松:かなり助けられることは多いんですけど、そこはまた諸刃の剣な部分もあって。気を遣っている人間で、すごく好きだなって私は思いますね。
——ギャルゲーの親友ポジションみたいな感じですよね(笑)。
高橋:そう! 一見お調子者に見えるんだけど、実は違うんだよっていう。
小松:めちゃめちゃ頭の回転が速くて。でも、それを表に出そうとしない。
高橋:あえてお調子者を演じてくれているキャラクターだと思うんですよね。多分、彼だって本当は主人公になりたいはず……。
小松:でも、俺はそっちじゃないというのを分かって、あえてそういうポジションでいるんですよ。
——今回は渋谷がまるごと未来に行ってしまいます。もし皆さんが“渋谷漂流”に巻き込まれてしまったらどうなると思いますか?
高橋:最初にリヴィジョンズに潰されているかもしれないです(笑)。ゾンビ作品で屋上へ避難をしていると助かる作品があったから、屋上に逃げようと思ってたんですよ。そしたら、「ダメじゃん!」みたいな(笑)。屋上の扉とか閉めちゃえば下から誰も襲ってこないと思っていたら、リヴィジョンズは上からでした(笑)。
小松:私も助からないな、多分。とりあえず地下に行くタイプかも。でも多分地下で追い詰められて「あー終わった!」という感じになると思います(笑)。
高橋:食料が無いですからね。地下に潜って出るタイミングを逃して、みたいな。
小松:そう、餓死する(笑)。動けなくてその場で……。
——おふたりとも生き抜こうというのはないんですね(笑)。
高橋:生き抜こうと思った結果の選択肢が間違ってそうです(笑)。
小松:選択肢を間違って死んじゃうパターンですね。あと、そういう状況になったら引っ張ってくれるリーダー的な人についていくしかないと思っちゃいますね。その選択が正しいかどうか判断できないので。
高橋:だから、ガイみたいな人がいたら付いて行くんですよね。「まずはコンビニに行こう」みたいな。
——ガイは第1話を観た時に行動が早くてビックリしましたよね。
小松:そうなんですよ。しかも、ルウも「うちの学校には備蓄がどうのこうの」って話をしていて。普通、学校の備蓄の量とか知らないですよね(笑)。
高橋:すごい兄弟ですよね(笑)。このお兄ちゃんの背中を見ていると、こうなるんだなって。
小松:できた兄弟だなと思いました。
——(笑)。では、最後に読者のみなさまに見どころをお願いします!
小松:『revisions リヴィジョンズ』という作品が始まります。本当に壮絶な展開が待ち受けております(笑)。
未来に漂流してしまった渋谷で、未来人リヴィジョンズやアーヴという、いろんな組織が出てきます。現代から跳ばされた人間たちはどう生き残っていけばいいのかというサバイバルな部分もあります。谷口監督といえばロボットですから、もちろんメカも登場します。
そのロボット(正確にはストリング・パペットというパワードスーツ)も、私が今まで観たことがない戦い方をします。また、未来と過去という部分で考察や伏線、いろんな要素で楽しめる作品になっています。
リアルでもアニメーションでもまだ描けない部分を3DCGという形で新しく描いていたりするので、映像も楽しんでいただけるんじゃないかなと思いますね。
ぜひ『revisions リヴィジョンズ』を観て渋谷にお越しください(笑)。よろしくお願いします。
高橋:本当に毎回・毎話、引きがすごいので、ぜひリアルタイムで観て欲しいです。みんなで次話数までのモヤモヤを一緒に乗り越えたい(笑)!
アフレコの時に毎週抱いていた「これからどうなっちゃうんだろう!」というドキドキを皆さんとも共有できたらなと。一緒に見て、考えて、渋谷から元の時代に帰れますように!ぜひ1月から応援よろしくお願いします。
[インタビュー/石橋悠]
<放送情報>
2019年1月9日よりフジテレビ「+Ultra」にて
毎週水曜日24:55から放送開始
※初回は25:05より放送
NETFLIXにて1月10日(木)より日本先行全話一斉配信
ほか各局にて放送
関西テレビ/東海テレビ/テレビ西日本/北海道文化放送/BSフジ
谷口悟朗×深見真×近岡直×白組
個性際立つクリエイター陣がおくる、
青春(ジュブナイル)“災害”(パニック)群像劇(アンサンブル)──
7年前のあの日、彼女は言った。
俺たちにいつか大変な危機が訪れる。みんなを守れるのは俺だけだと。
誰も予言を信じていないけど、俺は毎日トレーニングして、常に大事な仲間を守ってる。
そんな俺を認めてくれるように、俺と4人の仲間に一通のメールが届いた。
そう。予言のときが、ついに、きたんだ……!
監督は、第36回星雲賞(アニメ部門)受賞作『プラネテス』や『コードギアス 反逆のルルーシュ』などで世界のアニメファンを魅了し続ける谷口悟朗。シリーズ構成・脚本はキャラクターの日常と闇を魅力的に浮かび上がらせる『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズの深見真。キャラクターデザイン原案は、柔らかい質感で精緻に人物を描き出す『Wake Up, Girls!』の近岡直。アニメーション制作は『永遠の0』『ALWAYS 三丁目の夕日』など心揺さぶる数々の映像作品を生み出した白組が担当。
「これは予言よ。
あなたたち五人に、いつか大変な危機が訪れるの。
そのときみんなを守れるのはあなた」
幼いころ誘拐された過去をもつ高校2年生・堂嶋大介は、幼なじみのガイ、ルウ、マリマリ、慶作とともに、不可思議な現象──「渋谷漂流」に巻き込まれる。
渋谷の中心部が跳ばされたのは300年以上先の「未来」。そこで待っていたのは、広大無辺な荒野と森、点在する廃墟……そして、未来人「リヴィジョンズ」と彼らが操る巨大な機械の化け物だった。
理由もわからぬまま化け物に蹂躙されていく渋谷を助けようと現れたのは、誘拐事件の大介の恩人と同名で瓜二つの少女・ミロ。彼女は、大介たちだけが操縦できる人形兵器「ストリング・パペット」を提供し、渋谷を守れと促す。
誘拐事件の恩人──ミロによる予言「仲間を守る運命」を信じて生きてきた大介は、ついに訪れた危機と手に入れた力に歓喜する。しかし、幼なじみ5人の絆は誘拐事件の影響でバラバラとなっていた。
孤立した街。未知の敵。未確定な過去と運命の予言。
少年少女たちは、「現在(いま)」を取り戻すために「未来」と戦う。必ず、元の時代へ戻る──
<STAFF>
原作:S・F・S
監督:谷口悟朗
CG監督:平川孝充
シリーズ構成:深見真/橋本太知
キャラクターデザイン原案:近岡直
メカデザイン:新井陽平
CGキャラクターデザイン:白井順
BGコンセプトアーティスト:白田真人
MattePaintディレクター:大西穣
美術・設定:坂本竜
色彩設計:長尾朱美
撮影監督:高橋和彦
編集:齋藤朱里
音響監督:明田川仁
音楽:菊地梓
企画:スロウカーブ
アニメーション制作:白組
制作:リヴィジョンズ製作委員会
オープニングテーマ:THE ORAL CIGARETTES「ワガママで誤魔化さないで」(A-Sketch)
エンディングテーマ:WEAVER「カーテンコール」
<CAST>
大介:内山昂輝
ミロ:小松未可子
張・剴・シュタイナー:島﨑信長
張・露・シュタイナー:高橋李依
手真輪愛鈴:石見舞菜香
浅野慶作:斉藤壮馬
チハル・イスルギ:日笠陽子
ムキュー・イスルギ:田村ゆかり
ニコラス・サトウ:大塚芳忠
TVアニメ『revisions リヴィジョンズ』公式サイト
TVアニメ『revisions リヴィジョンズ』公式ツイッター(@revisions_PR)
1989年(平成元年)生まれ、福岡県出身。アニメとゲームと某王国とHip Hopと自炊を愛するアニメイトタイムズの中堅編集者兼ナイスガイ。アニメイトタイムズで連載中の『BL塾』の書籍版をライターの阿部裕華さんと執筆など、ジャンルを問わずに活躍中。座右の銘は「明日死ぬか、100年後に死ぬか」。好きな言葉は「俺の意見より嫁の機嫌」。