蒼井翔太さん『池袋PRアニメ』出演インタビュー|池袋の魅力と、自身に重なるストーリーに「夢を諦めないで」とエール!
豊島区と株式会社アニメイトが、「アニメの聖地・池袋」を国内外のアニメファンにアピールするために共同制作した「池袋PRアニメ」。
『〈物語〉シリーズ』のオープニングディレクターを務めた高津幸央監督をトップに、脚本家・吉田玲子さんら一流のスタッフ・キャストが結集し、株式会社シャフトがアニメーション制作を手掛けています。
2020年夏グランドオープンするHareza池袋や、池袋エリア内に2020年までに整備予定の4つの公園など、2020年の近未来の池袋を舞台に、ひとりの少女の成長を通して「誰もが主役になれる街・池袋」の魅力を描いた物語。
そこで、メインキャラクター・ふくろうの化身の少年を演じる蒼井翔太さんに、キャラクターの第一印象や演じるに当たって意識したこと、池袋の思い出などを伺いました!
蒼井さんからのメッセージも紹介された「池袋PRアニメ」完成記者会見レポートはこちら!
「夢を諦めないで」ふくろうの少年に導かれる少女に重ねた思い
――本作への出演が決まった時のお気持ちを聞かせてください。
ふくろうの化身の少年役・蒼井翔太さん(以降、蒼井):今回のようなPR作品は、初めて参加させていただいたので、とても新鮮でした。経験はないのですが、CM のナレーションをさせていただいているような感覚で、新しい経験をさせていただきました。
――作品の世界観や台本を読んでの感想を教えてください。
蒼井:アニメの街と言われている池袋の街が、本当にアニメになっていて。完成した映像ではありませんでしたが、アフレコをさせていただいた時点でもすごく動きがあって、多彩な色彩で描かれているということも分かり、すごく綺麗な絵でした。
物語は、池袋にやって来た少女の不安げな表情からスタートしていましたが、不安もありつつも、何かしら胸の中にやりたいことや見つけたいことという、強いものがあるからこそ池袋の街に降り立ったんだろうなと想像しました。
その中で、僕が演じさせていただいたキャラクターのふくろうと目が合って、その女の子を先導していくのですが、「誰もが主役になれる街」ということで、最後にはこの女の子が 素敵な衣装を着た姿が描かれていました。もしかしたら、アイドルになったのかもしれないし、声優になっているかもしれない。そんな、いろいろな表現が思い浮かんで、僕がアニメやゲームが好きで、この世界に飛び込みたいなと思っていた心境に近いんじゃないかと感じ、自分の昔のことを思い出しました。
――演じられるふくろうの少年は、一般公募されたイラストが原案となっていますが、キャラクタービジュアルをご覧になった印象はいかがですか?
蒼井:とてもかわいいなと思いました。池袋には、「いけふくろう」というマスコットもいるので、もしかしたら「いけふくろう」みたいな存在がこうなったのかなとか、いろいろな考え方が僕の中ではできて。すごく少年っぽさもありつつ、不思議なオーラをまとっているので、少女を導くだけある男の子だなと思いました。
――池袋にやって来た少女を先導する役を演じるにあたり、役作りで気を付けたことや意識したポイントがあれば教えてください。
蒼井:収録用のVTRを見させていただいた時に、手を広げて女の子の手を掴み、飛んで導くというシーンなどで、すごく元気な笑顔が見られたので、まずは笑顔に対して素直に演じてみようと、元気にやってみました。その上で、少女を導くフクロウの化身ということもあって、少しファンタジックに、不思議なオーラをまとったような、ミステリアスさも感じるようなお芝居でというディレクションをいただいたので、多少人間味をなくして、少し儚げに演じてみるというプランに変わりました。
――実際に演じられて、気になったシーンや印象に残っているシーンはありますか?
蒼井:“PR”というだけあって、サンシャイン水族館かなと思うようなシーンやアニメイト池袋本店さんなどもあって、すごく身近だなと思いながら見ていました。2020年オープンのHareza池袋もあったので、アニメーションで見られることがすごく興奮しますね。
今の時点では音楽などが入っていなかったので、これからすごく素敵な音楽だったり効果音が付いて全部が組み合わさった時に、どんな作品になるのか今から待ち遠しいです。
――池袋にまつわる思い出や、魅力だと思うところはありますか?
蒼井:池袋の近くに住んでいたこともありますし、今も『アニメイト情報館』という番組でアニメイト池袋本店さんにお世話になっているので見慣れた景色とはいえ、アニメーションで池袋の街を見ると、新しくも見えました。
蒼井:近くに住んでいたころは、僕の好きなラーメン屋さんやオムライス屋さんへよく行っていました。駅のデパ地下で、甘いもの巡りとかもしていましたね。食べ物の話ばかりですが(笑)。
アニメやゲームが好きな僕にとっては、お友達がいっぱい集う場所だと思います。今はTwitter などいろいろなツールがあるので、アニメが好きな人たちでつながっていると離れていても「池袋に集まろう」みたいに、みんなが集まってワイワイできる場所が池袋なのかなと。僕は、お仕事で池袋に行く機会が多いですが、これだけ楽しくお仕事をさせていただけることはなかなかないので、池袋に元気をもらって、それをお仕事でいろいろ返せたらなと思います。
――最後に、このアニメの少女のように夢を持っている方や、ファンの方へメッセージをお願いします。
蒼井:今、声優になりたいと夢を見ている若い人たちもたくさんいると思います。この役をさせていただいて、僕もこのふくろうの少年のように、夢を見て、夢を持って東京に出てくる男の子や女の子たちを、微力ながらも先導できるようになりたいなと思いました。
まずは、諦めないことだと思います。いろいろな方と出会う中で、まず謙虚だったり礼儀だったりも必要ですが、自分のやりたいことに対して遠慮はしない方がいいかな。僕は、遠慮と謙虚は違うと思っているので、ツラいことももちろんあるけど、自分のやりたいことには貪欲に、諦めないで、自分のやりたいことに素直になるといいと思います。
「池袋PRアニメ」基本情報
監督:高津幸央
脚本:吉田玲子
キャラクターデザイン:渡辺明夫
キャラクター原案:蒼茉ゆる
出演:蒼井翔太
音楽:東大路憲太
アニメーション制作:株式会社シャフト
制作:池袋PRアニメ制作実行委員会
著作:豊島区・株式会社アニメイト
■「池袋PRアニメ」に関するお問い合わせ
豊島区文化観光課 電話:03-4566-2758