声優・森川智之さんが”シュー先生”の吹き替えを担当した『glee/グリー』収録当時の秘話を語るインタビューが到着!
海外ドラマ『glee/グリー』のウィル・シュースター先生役で知られているマシュー・モリソンが再来日! 昨年、初の日本ツアーを行い大盛況となりましたが、2019年3月1日に(金)に東京オペラシティ コンサートホールにて「マシュー・モリソン in コンサート 2019」が開催となります。
今回の公演は、前回をさらに上回る魅力的なプログラムで構成されており、マシューが『glee/グリー』の代表曲「Don’t Stop Believin’」を世界初披露する他、日本でも人気の洋楽ポップスやミュージカルの定番曲「Singin‘ in the Rain 〜雨に唄えば〜」「West Side Story Medley」など誰もが盛り上がれる楽曲で構成したコンサートとなっており、ゲストには声優・歌手として活躍している水樹奈々さんも登場。
そしてこのたび、世界的大ヒットとなった海外ドラマ『glee/グリー』のウィル・シュースター先生役、日本語吹き替えを務めた森川智之さんのインタビューが到着しました。
「『glee /グリー』を観たことがない人でも思いっきり楽しめるコンサート」森川智之さんのインタビューが到着
『glee/グリー』作品との出会いは日本語吹き替えのオーディションだという森川さんですが、作品を観た時の印象について
森川:すごい盛り上がっているドラマだなと思いました。ミュージカル仕立ての学園ものってなかなかない設定ですよね。しかも登場人物全員が歌っているのがすごい。ドラマの撮影をして歌唱パートを録音して、パフォーマンス映像も撮っているなんて信じられない。
と、クオリティの高さに圧倒されたようです。また、シュー先生役が決まってからは大きなプレッシャーがあったようで、「まさか僕は歌いませんよね!?」と何度もスタッフに確認したという。
歌の部分は吹き替えずオリジナルを使用するということだった為、制作サイドからはオリジナルの歌が終わった後に、お芝居のパートでいきなり別人にならないよう森川さんの吹き替えの声をマシューに寄せてほしいというオーダーがあったのだとか。
当時『glee/グリー』のプロモーションを担当していた山本一成氏(20世紀フォックスホーム エンターテインメントジャパン 株式会社)によると、
山本:(森川さんをはじめキャストの皆さんには)苦労をお掛けしたんじゃないかなと思います。歌の吹き替えは行わなかったのですが、臨場感を出すために歌やパフォーマンスができる方々をキャスティングさせて頂きました、当時の海外ドラマとしては珍しいタイプの作品だったので、現場では試行錯誤の連続だったんじゃないかなと思います。
続いて、森川さんにマシューの印象について聞いてみると、
森川:こんな素敵な役者さんがいるのかって、アメリカのエンタテイメントの層の厚さを感じました。シュー先生の役柄とマシューがすごくマッチしていて、この役はマシュー以外考えられないと思いました。
と、自らもマシューの大ファンだと公言し絶賛。また、制作現場について話が及ぶと、
森川:当時、生徒役のメンバーは若手が多かったので、ブースの中ではスー先生役の野沢由香里さんと僕がまとめ役だったんです。シリーズものならではですが、話数を重ねるごとに絆も徐々に深まっていって。まさにドラマとリンクしていく感じでした。また、現場では音響監督・早川陽一さんはなくてはならない存在でしたね。
とのこと。さらに話を聞いていくと、
森川:歌の部分は吹き替えがないのですが、その部分もちゃんと映像を流すんです。その流れを共有しながら吹き替えができるから、きちんとキャラクターに声が落とし込める。マシューとは一度も会った事がないのですが、作品を通しての付き合いが長いので、吹き替えをやっていく内に呼吸が合ってくるんです。
それは僕が長いスパンで演じさせてもらっているトム・クルーズ、ジュード・ロウ、キアヌ・リーブスもなのですが、役者の方が息を「吸う」、「吐く」という呼吸の感覚が合ってくると、考え方がシンクロしてきて台詞がすごく言いやすくなるんです。
ただリップに合わせて台詞をあてる切り貼りではなく、呼吸を合わせてお芝居をする。長いシリーズだからこそ得られる感覚ですよね。
と、芝居に対する向き合いを赤裸々に語ってくれました。最後に、今回の公演についても期待の言葉を寄せています。
森川:マシューがライブで、しかも目の前で歌ってくれるなんて素晴らしいですよ。『glee/グリー』ファンはまさにドラマの世界観に入っていけるし、自分も登場人物の1人かのような体感を得られますよね。
シュー先生の独壇場の世界に僕も浸ってみたいです。ミュージカルの有名曲や人気の洋楽ポップスも披露してくれるようなので、『glee /グリー』を観たことがない人でも思いっきり楽しめるコンサートだと思います。
今回のインタビューで森川さんも太鼓判を押す圧巻のパフォーマンスをぜひ、会場でご覧ください。
森川智之さんプロフィール
アニメや吹き替えなどで、誰もが一度は声を聞いたことがあるであろう実力派人気声優。
人気コミックが原作のアニメ『金田一少年の事件簿』の明智警視や『BLEACH』の黒崎一心、ディズニー映画『ズートピア』ではニックの声を担当。
洋画の吹き替えではユアン・マクレガー、トム・クルーズ、ジュード・ロウ、キアヌ・リーブス、ブラッド・ピットなどのハリウッドスターを多く担当している。
その他、アニメ『中間管理録トネガワ』(利根川幸雄)、ゲーム『デビル メイ クライ』(ダンテ)、『バイオハザード』(レオン・S・ケネディ)など、話題作品の声優を多く務める。
森川智之さんからのコメント
マシュー(シュー先生)がライブで目の前で歌ってくれるなんて、『glee/グリー』ファンはドラマの世界観に入った気持ちになれますよね。
シュー先生の独壇場を生で見れるなんて本当に貴重な体験だと思います。僕もぜひその世界観に浸ってみたいです。
『glee/グリー』はもちろん、それ以外の方にも120%楽しめるコンサートだと思います!
米英のみならず日本でも記録的大ヒットとなった人気海外ドラマ『glee/グリー』とは?
2010年ゴールデングローブ賞で作品賞に輝いたTVドラマシリーズ『glee/グリー 踊る♪合唱部!?』。
オハイオ州の田舎町にある高校を舞台に、かつては栄光に輝くも現在は廃部寸前になってしまったグリークラブ(合唱部)に集まった若者たちの葛藤と成長を描いた青春ドラマ。
キンリー高校の『負け犬』と言われている落ちこぼれの生徒たちが、グリークラブに入部し、ニュー・ディレクションズというチームを結成。
学校中の生徒から『負け犬』扱いされているグリークラブのメンバーは、いじめられっ子、同性愛者、車椅子で不自由だったりと自分自身のどこかにコンプレックスを持っている人たち。
そんな彼らが、地区大会・州大会などでの優勝を目指しながら、それぞれの持つ夢に向かい少しずつ自信を持ち始め、大切なことに気づいていくー。
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20世紀フォックス ホーム エンターテイメント
公演概要
「マシュー・モリソン in コンサート2019」
公演日:2019年3月1日(金)
会場:東京オペラシティ コンサートホール
ゲスト:水樹奈々(クイン・ファブレーの日本語吹き替えを担当)
1stステージ【開場】VIP席 14:30/一般 15:00【開演】15:30
2ndステージ【開場】VIP席 18:30/一般 19:00【開演】19:30
<チケット料金>
VIP席18,000円【ファンミーティング参加(お土産付き)、前方席】
S席10,800円
A席6,480円
B席5,400円
[お問い合せ]キョードー東京 0570-550-799
(平日11:00〜18:00、土日祝10:00〜18:00)
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