永野愛理さんが地元・仙台で咲かせた有限だからこそ美しいサクラ。『Wake Up, Girls! FINAL TOUR - HOME - ~ PART III KADODE~』千秋楽昼公演レポ
『Wake Up, Girls!(以下、WUG)』の「HOME」である仙台に来たのは2016年8月以来だ。
7人がハジマリの場所である勾当台公園のステージに立ち、青山吉能さんが「精一杯、ゴホンッゴホンッ…精一杯歌います!聞いてください!」と七瀬佳乃とオーバーラップしたMCを魅せた日。
炎天下の中、松田耕平を意識したスタッフの方がスーツでビラを配っていたあの日。
翌日の『Wake Up, Girls! 3rd LIVE TOUR「あっちこっち行くけどごめんね!」で永野愛理さんがプリンセスとして輝いた日。
あの2日間から約2年半が経った。思えばこの日が『WUG』のライブレポートを執筆するため、地方にも足を伸ばすようになった最初の日だったように思う。
これまで大阪、宮城、熊本、徳島、千葉、神奈川、東京。色々な土地で彼女たち7人のステージをレポートしてきた。そして、今日が僕が『WUG』を追って地方に行く最後の日になる。
2019年2月24日、『Wake Up, Girls! FINAL TOUR - HOME - ~ PART III KADODE~』は始まりの場所、仙台で千秋楽を迎える。
本稿では「PART III KADODE」の最終日となった2日目、仙台昼公演の模様を届けたい。夜公演の模様は、2019年5月31日に発売されるBlu-rayをチェックいただければと思う。
最後の「HOME」に辿り着いた彼女たちを出迎えた宮城・仙台サンプラザホールは、当日券も完売。満員御礼の会場はまさに圧巻の光景だった。
田中美海さんの勇気
「KADODE」のステージは、各会場によって異なる影ナレでスタートしてきた。仙台では仙台の観光名所を伝えるという内容がアナウンスされている。
「最後のツアー。ハジマリの地へ」
島田真夢、林田藍里、片山実波、七瀬佳乃、久海菜々美、菊間夏夜、岡本未夕が仙台の名所をアピールする。
影ナレを聞いていると、この動画が頭に浮かんだ。
僕は今回もあまり聖地を回ることが出来なかった。
ライブ当日、菊間夏夜がアルバイトをしていた「餃子の天ぱり」に足を運んでみたものの、開店前から長蛇の列。
少し並んでみたが、これではライブの時間に間に合わない。そっと列から離れた。『WUG』の活動を通じて、地元のお店に多くのお客様が訪れる。とても素晴らしいことだと思いながら、会場へと少し早歩きで向かった。
次に仙台へと行くときはしっかりと紹介された名所に足を運んでみたい。そう思った方も多いはず。
7人の想いが詰まった影ナレが終了すると、大田邦良(CV 下野紘さん)の激が会場全体にこだまする。こちらも各会場によって異なるものを使用していた。
また、昼公演と夜公演で内容が違うケースもあり、ワグナーを代表して会場の熱を開演前から引き上げるという、強い気概を感じていた。
「推しへの愛は持ってきたか!?最後に問う『WUG』ちゃんは好きか!?」
このメッセージが開演の合図だ。いよいよ「Wake Up, Girls!のFINAL LIVE TOUR」最終日がはじまる。
最終日のステージに「TUNAGO」の衣装を着て現れた7人。東北6県をテーマにすることで、6文字になったという楽曲。彼女たちが最終日この衣装を着ている意味はあまりにも深い。
ライブの幕が開けると「少女交響曲」、「素顔でKISS ME」を連続で披露。今思えば、この2曲が同じシングルCDに収録されていたのは余りにも豪華である。
そして、開始から数分が経った時点でこの日の7人は何かが違うことが分かる。
いつか田中美海さんが爆発する日がやってくると思っていた。
その日は今日だったのだ。
情熱的で真っ直ぐに心へ響く、深みのある歌声。いつもの耳にスッと入ってくる、素直で清潔感ある田中美海さんの声に新しい魅力が乗った印象を受けた。
彼女自身の中にあった殻を更に破ったパフォーマンス。少しの変化だが、大きく違う。その姿は、これまでの田中美海さん以上に輝いて見えた。
そんな彼女に呼応されるように、6人のテンションも引き上げられていくよう。
最後のライブツアーが終わる。ゴールの一歩手前だからこそ発揮できる輝きが、この日の昼公演にはあった。
ココロのコールアンドレスポンス
「僕らのフロンティア」や「One In A Biilion」。『Wake Up, Girls!』の仙台公演最終日は、メンバー同士がアイコンタクトを交わすシーンが多かった。
まだまだ完成度は上げられる。もっと、もっとパワーアップできる。そんなステージが展開される。
「僕らのフロンティア」のラストの決めポーズで吉岡茉祐さんは矢を放つパフォーマンスを魅せた。これまでは弓を構えるポーズだった彼女が撃ち抜いたのは、会場にいたワグナーのココロだったのかもしれない。
ココロを撃ち抜かれたワグナーは、最終公演に向けてコールも変化させてきた。
「7 Girls War」で「まゆしぃ!」のコールが今回のツアーから加わっている。
他にも取り上げればたくさんある。僕は「流石ワグナーさん」と彼らの背中をいつも見てきた。
これまでも様々な会場で『WUG』のパフォーマンスを見てきたが、今日は“ココロのコールアンドレスポンス”が更新された日だと言っても過言ではない。
常にベストを更新し続けてきた『WUG』、そしてワグナーが更にギアを上げる。
「KADODE」を迎え、新しい扉を開いた先にあったのは、より逞しく洗練された7人とその輝きに負けないファンの姿だった。
Wake Up, Girls!とは永野愛理である
『Wake Up, Girls! FINAL TOUR - HOME - ~ PART III KADODE~』は熊本、大阪、長野、徳島、愛知、宮城の土地でライブを開催してきた。
各会場別に企画コーナーを設け、7人がプロデュースする感動あり、盛り上がりあり、涙ありという時間を生み出してきた。
そして、最終日の企画コーナーを担当したのは、永野愛理さんだ。彼女のコーナーは秀逸だった。
まずは、オープニングのダンスパートで自身の個性を最大限にアピールする。
なぜ、このタイミングでステージで一人で踊るのだろう。彼女のダンスを目の当たりにしつつ、僕はその意図について考えていた。
そして、企画コーナーが終わった時に全ての合点がいった。これは『Wake Up, Girls!』いや、永野愛理の生きてきた道なのだ、と。
昼公演では「U.S.A.」、夜公演では「overture」をバックに彼女はダンスで自分自身を表現した。その大半はアドリブだったという。
小学4年生から始めたダンス。自分を育んでくれた仙台という地で、まずは己のルーツを披露することにこそ価値があったように思う。
ロックやブレイキング。音楽とワグナーが生み出すグルーヴに身を委ねつつ、永野愛理を全身で自由に表現する。
激しく、艶っぽく。そして、どこか儚い。だから目が離せない。
2月に咲いたサクラ
永野愛理さんは企画コーナーで自身のルーツであるダンスを魅せた。
さぁ、ここからは声優アーティスト永野愛理さんの出番である。
ソロ曲「minority emotions」だ。
やしきんさんが紡いだ疾走感のあるメロデイと切ない歌詞。ここに永野愛理さんの儚く、可憐でずっと聴いていたくなる歌声が加わることで、唯一無二の世界観が出来上がる。
まさに永野愛理さんの個性を最大限に表現した一曲に仕上がっていると言えるだろう。
パフォーマンス中のサイリウムは藍、ピンク、オレンジが灯る。比類ない美しさが、会場全体にどんどん広がっていく。
常に「Wake Up, Girls!」を、ワグナーを、東北を一番に考える彼女がファンの前で歌い踊るステージ。こんなに贅沢な時間が他にあるだろうか。
「もっと盛り上がっていきましょう!」
この言葉から「ハートライン」のイントロがヒットし、6人が登場する。
「東北を笑顔にしたい」
そんな彼女が選んだのは7人全員で「HOME」に捧げる、みんながスマイルなれるアップテンポなナンバーだった。
「はじめましてをいっぱいに広げよう」
作詞家・ミズノゲンキさんの詞に彼女たちの歌声が乗る。永野愛理さんの演出で会場はどんどん笑顔なっていく。
そして、会場全体を雨音が包んだ。
「仙台公演の企画コーナー!最後は『桜色クレッシェンド』で盛り上げますよ!」
企画コーナーのラストは、永野愛理さんのソロナンバー「桜色クレッシェンド」だ。
「minority emotions」に続きサクラがテーマの中軸にある楽曲。
日本人とサクラは非常に馴染みが深く、春の訪れを感じさせる風物詩である。
サクラは新しい始まりを届けてくれる。サクラは季節が巡り、新しい一歩を踏み出す元気と勇気をくれる。
『わぐらぶ限定 TUNAGO東北ろっけんソロイベントツアー』の宮城公演で、永野愛理さんは来場したファンにサクラの付箋を配り、そのメッセージをサクラの幹が描かれたボードに貼るという企画を出していた。
宮城県石巻に胸が熱くなる想いの詰まったサクラがいくつも誕生した。
原点からブレない芯の強さ
僕は彼女のことを書く上で、この日のブログを改めて伝えたいと思った。
永野愛理さんがいかに自分の信念を大切にして、ブレずに活動を続けてきたのか。この点について、もう一度勉強する必要がある。
デビューして間もない2014年3月11日に「Wake Up, Girls!」の公式ブログで永野愛理さんが思いの丈を綴ったブログだ。
2011年3月11日 もちろん私も仙台にいました そして東日本大震災を経験しました 私自身も家に戻れなくなってしまいました あの時は今の生活が戻ってくるとは 思えませんでした しかし今また家に戻ることができること とても感謝しています みなさんに出会えたことも… そしてWake Up, Girls!に入ることができ、 仙台が舞台のアニメで 仙台出身の私は積極的に 街を盛り上げたいと考えていました Wake Up, Girls!を通して 仙台に来てくださる方が増え、 握手会でも今度仙台に行くよとか言ってくださり みなさんがどんどん仙台に来てくださっていて とても嬉しく感じます 本当にありがとうございます 微力ながらも 自分にできることを探して 頑張って盛り上げて行きたいと考えています
このブログから約5年。2011年からは約8年が経とうとしている。ただ、あの日のことを永野愛理さんは忘れていない。
「HOME」の大切さを誰よりも知っている。だからこそ、今でも仙台や東北についてのメッセージを発信し続けているのだ。
「桜色クレッシェンド」が終盤に差し掛かった時、彼女は叫んだ。
「本当にありがとうございました!仙台の皆さん!!!」
この言葉と共に巨大スクリーンに、仙台で作品やユニットに関わってきた“家族”たちが映しだされた。「元祖 仙台駄菓子本舗 熊谷屋」の方々も出演していた。店主が持つボードにはこう記されている。
「東北を元気にしてくれてありがとう。これからも応援します」
仙台・東北をもっともっと色んな人に知ってもらいたい。遊びに来て欲しい。7人の活動が終わったとしても皆にはまた、この場所を訪れて欲しい。
彼女がこれからも抱き続ける健気で芯の強い気持ち。その想いは企画コーナーの5曲で改めて伝わってきた。
永野愛理さんだからこそ、春一番が吹く前に満開のサクラを咲かせることができたのだと思う。
さようならのパレード
企画コーナーが終わり、スクリーンにメンバーそれぞれが書いた永野愛理さんへのメッセージが映し出される。
「踊る姿はいつまでも私の憧れ」(山下七海さん)
「愛理がいたから乗り越えられたことがたくさんあった」(奥野香耶さん)
「いつも優しく側にいてくれたから、『まゆしぃ』でいられた」(吉岡茉祐さん)
メンバー全員にそっと寄り添うお母さんのような存在。林田藍里と同じように、永野愛理さんもそういった存在だったのだと再認識することができた。
そして、「HIGAWARI PRINCESS」で桜色の傘を持ち、可憐に歌い踊る。そんな彼女のプリンセスを6人は笑顔で引き立てる。仙台のプリンセスはスポットライトがよく似合う。
そして、新曲のコーナーへ。
千秋楽の昼公演では「土曜日のフライト」を披露していたが、ここでは夜公演で歌唱された「さようならのパレード」について書きたい。
「土曜日のフライト」についてはこちらの記事を参照して欲しい。
「sweet × sweet」な吉岡茉祐さんが作った最高の場所『Wake Up, Girls! FINAL TOUR - HOME - ~ PART III KADODE~』大阪公演千秋楽レポ
「タチアガレ!」を彷彿とさせるようなメロディやファンやメンバーへの想いを綴った歌詞。その全てが「Wake Up, Girls!」が発売したCDで最後に収録されている曲にピッタリだ。
イントロが始まり、「さようならのパレード」最後のピースである振り付けを一目見た時に、僕は思わず天井を見上げた。
これまでの楽曲の振り付けが数多く取り入れられているのだ。別れと新しい始まりを告げる行進には、これまでの楽曲の振り付けが相応しい。
7人にとってはじまりの曲を書いた神前暁さんと彼女たちの世界観を詞で表現した只野菜摘さん。それぞれの想いが詰まった一曲とこれまでの楽曲を取り入れたダンスは、彼女たちのパレードに集まった観客を魅了し、胸を熱くさせ、笑顔を生む。
泣き顔でスマイル。これぞ究極のエンターテインメントだ。
さいたまスーパーアリーナ「想い出のパレード」でこの曲を聴いた時にとんな気持ちが込み上げてくるのか。今はその瞬間が楽しみである。
そして、ライブ本編の締めは「TUNAGO」。この曲では、メンバーの位置が定位置から若干変更されている。奥野香耶さんがセンターへ。その脇を永野愛理さんと青山吉能さんが固めている。この3人が中心になっている意味は歌詞でも表現されている。
「ふるさとが にぎわい広がっていく」
これからも彼女たちが愛したそれぞれの土地が大きく、大きくにぎわっていくことを心から願う。
「今日が私たちのライブ最後っていう人!」
さようならの瞬間以上に、さようならの手前は一抹の寂しさを感じるものである。アンコールで「Polaris」、「地下鉄ラビリンス」を披露した後、はじめて「Wake Up, Girls!」の7人がカウントダウンについて心境を語った。
この昼公演が終われば、残すは夜公演のみ。
さいたまスーパーアリーナでの「想い出のパレード」が控えているとはいえ、地元仙台では最後の公演となる。その直前にメンバーが抱えてきた気持ちが溢れ出した。
前述したように、千秋楽の夜公演で彼女たちが語った未来へのメッセージはライブBlu-rayでチェックして欲しい。
ライブツアー集大成の言葉は彼女たち自身の顔を見ながら改めて受け止めて欲しい。
仙台での門出を迎える7人はライブをココロから楽しめるまでに強くなった。だからこそ、浮かんできた感情がそれぞれの言葉に詰まっていた。
「今日もありがとうございました!本当に声援が凄かった。どんどん大きくなるね。みんなの声。アンコールで呼ぶ声も凄くてさぁ、何回でも出てきたいよ!さっきのMCでも話したけど、帰りたくない。ずっと話してたいと思う瞬間があって、本当に皆のことを好きなんだなって思いました。みんな大好きです!大好きだから真ん中でチューしちゃお!みんなだーいすき!素敵なライブができて本当に幸せです」(高木美佑さん)
「今日すごく思ったのが、何をしても居場所がある『Wake Up, Girls!』って本当に素晴らしいなって。今みたいに美佑がチューをしても皆暖かく(会場爆笑)。可愛いんですけどもちろん(笑)。他の現場ではできないことでも、ここでは何をしても受け入れてもらえる。そんな場所がある『Wake Up, Girls!』が嬉しいなって思います。紫の景色が大好きです。後、一曲と夜公演で私の目に焼き付けますので、皆さんもたくさん笑顔を魅せて、たくさんたくさん楽しんで下さい!」(山下七海さん)
「今日はね。本当に楽しかった。私も本当に楽しかったんですけど、なんかね。カウントダウンがはじまっているじゃないですか。これを皆さん心の中で思いながら『Wake Up, Girls!』って言ってくれたり、コールしてくれたりしていると思うんですけど。やっぱり私、メンバーと6年間一緒にライブをやってきた中で、メンバーのみんなは感情を歌に乗せるのがすごく上手だなって。私ってレコーディングした通りにしか歌えなくって。それが本当にメイメイメイって感じで、ひっそり思っていたんですけど。今日はちょっと頑張るぞ!って思ってやってみたんですけど、伝わりましたか?(大歓声)。
4公演仙台で当たり前にやってるけど、これ普通じゃないんだよって思うと、みんなすごいなって思いました。本当に凄いんだよってことに胸に誇りに思って欲しいなって。本当に素敵な公演でした!」(田中美海さん)
「今日はちゃんと歌えた気がしない(そんなことない!!青山吉能さん)。歌っていうか、言葉に近かったかな。自分の中で溢れる感情や言葉が曲に乗った気がします。届いたかしら?(大歓声)。これが一方的な愛じゃなければ嬉しいと思ったけど、皆の顔を見ると大丈夫そうだね。裏にいるスタッフさんがね。『16歳のアガペー』でパパンってやってくれたりとか、一緒に歌ってくれたりするのが見えるの。もうキツイ!もうみんなに愛されてる『WUG』ちゃんって思って、もうどれだけの人に恩返しすればいいの!まだまだ足りない!恩返しさせろーーー!!!もちろん、皆にもなんだけど、改めてありがとうございますの拍手をさせて下さい。もうみんな最高!ありがとうございました!」(吉岡茉祐さん)
「今日は来てくださってありがとうございました!私も他のメンバーと一緒で後、この曲何回歌えるんだろう、踊れるんだろうってすごく考えます。後3回、後2回、後1回って。もしかしたらもうない曲だってあるかもしれません。そこで思ったのが、無限のものってないんだなって。正直はじめて『タチアガレ!』を披露した時は、後どれくらい歌うんだろう。どれくらい続いていくんだろうって。
無限に感じた曲が後数回しか無いって有限に感じた時に、逆に新しいパワーが生まれてくると言うか。有限だからこそ出るパワーってあると思うんですね。皆さんもそうでツアーを重ねてきて、パワーアップしていて。皆さんの声に気持ちが乗っていて、バシバシこっちにも伝わってきます。有限だからこそ出せるパワーを皆さんと感じて、伝えて素敵な作品、ライブを作っていきたいと思います」(永野愛理さん)
「さいたまスーパーアリーナ来られなくて、この昼公演が最後だよって人?(会場からサイリウムで合図が起こる)。ありがとう!ありがとう。ありがとう.....。じゃあ、さいたまスーパーアリーナ来られなくて、夜公演が最後だよって人?うん、いるね。ありがとう....。ありがとう.......。さいたまスーパーアリーナに来てくれるって人?ありがとうございます。ごく貴重な時間を皆さんと共有してきたなって思います。一緒に進みましょう!」(奥野香耶さん)
「これまでツアーで色んなところを回って、色んなところを見せてきた『WUG』ちゃんのありのままをもっともっと魅せたいって。昨日もね、昨日もマジで凄かったんですけど。今日は昨日の自分とはもっと違う自分。私ってダンスがちょっとやっぱり頑張ってみたものの、あんまり上手にならなくてですね(苦笑)。ダンスを頑張って歌をおろそかにするんだったら、歌をもうちょっと頑張ろうって思って、今日は歌で一人ひとりに届けようと思って、歌いました。そしたら、みんなも感情乗せるの凄かった。
まゆしぃに『そんなことない!』って私は言ったんですけど。まゆしぃの今日の『言の葉 青葉』のソロは世界で一番すごい『言の葉 青葉』だったなって、私は思っています(大歓声)。だから、私はこのメンバーを誇りに思うし、ここまで付いてきてくれた皆のことも誇りに思います。これからも私たちと進んでくれたら嬉しいです。全力全身、『WUG』ちゃんらしく一歩一歩、二歩三歩進んでいきたいと思いますので、みなさんもまだまだ笑顔でよろしくお願いします!」(青山吉能さん)
夢の場所、さいたまスーパーアリーナへ。永野愛理さんが『Animelo Summer Live 2018 “OK!”』で落としたキラキラな宝物があるさいたまスーパーアリーナへ。
「KADODE」の幕が降り、声優ユニット『Wake Up, Girls!』最終章へのカウントダウンがはじまった。
[文・川野優希]
セットリスト
M1 少女交響曲
M2 素顔でKISS ME
M3 7 Girls War
M4 言の葉 青葉
M5 僕らのフロンティア
M6 One In A Biilion
<<企画コーナー(永野愛理さん)>>
ダンスパート(U.S.A.)
タイトロープラナウェイ
minority emotions
ハートライン
桜色クレッシェンド
M7 HIGAWARI PRINCESS
M8 16歳のアガペー
M9 土曜日のフライト
M10 Beyond the Bottom
M11 タチアガレ!
M12 TUNAGO
<<アンコール>>
EN1 Polaris
EN2 地下鉄ラビリンス
EN3 極上スマイル