声優・畠中祐さんが1人30役に挑戦!? 増田俊樹さん、西山宏太朗さん、内田雄馬さんら登壇『僕声』FESTIVAL2019イベントレポート&インタビュー
2019年2月10日(日)、東京某所にて『セカイ系バラエティ 僕声』のイベント「『セカイ系バラエティ 僕声』FESTIVAL2019」が行われました。
ステージには増田俊樹さん、武内駿輔さん、沢城千春さん、西山宏太朗さん、濱健人さん、勝杏里さん、内田雄馬さん、小野賢章さん(昼の部)、畠中祐さん(夜の部)が登壇。コントやミニライブを披露し、会場を大きく盛り上げました。
また、2019年1月よりシーズン2の配信が開始され、ますます盛り上がりをみせる『セカイ系バラエティ 僕声』について、増田さん、武内さん、沢城さん、西山さん、濱さん、勝さん、内田さんにインタビューを実施! 夜の部のイベントとインタビューの模様について、あわせてお届けします!
抱腹絶倒のスペシャルイベントが開幕!
人気男性声優が出演し、実写ドラマやコント・歌などに挑戦するバラエティ番組『セカイ系バラエティ 僕声』。そのスペシャルイベントが行われるということで、会場には数多くのファンの姿が見られました。
イベント中はミニライブやコントが行われ、会場を大きく盛り上げていきます。「この宿屋に泊まりに来たあいつがこの村を救ってくれるんじゃねぇ?」は宿屋の主人・ダーマスを増田さん、道具屋の主人・ウチタケを武内さん、占い師・ヤマニシを西山さんが演じるミニコント。3人のコミカルな演技に、会場からは笑い声が起こります。
コント中は新曲「正座して痺れた」、「アボカド」、「絶望キーボード」、「無量大数」を披露。スクリーンにMVが流れる中あえて曲を歌わずにオーディオコメンタリーを始めるといった、『僕声』らしいやりたい放題な場面も見られました。
畠中さんが1人30役に挑戦!?
会場が一番の盛り上がりを見せていたのが、登壇者全員で30名のキャラに挑戦するという、「全編フルボイスへの挑戦」のコーナー。クールや熱血といったキャラクターから女性や外国人、雷や雨といった自然音まで演じきると、ファンからは大きな声援が飛び交います。
コーナーはこれで終了……と思いきや、続いて畠中さんが1人で30名のキャラの演じ分けにチャレンジすることに! 畠中さんが見事最後まで演じ切って見せると、会場からはひと際大きな歓声が起こっていました。
他にもメイキング秘蔵映像が公開されたりオリジナルグッズが当たる抽選会が行われたりと、イベントは最後まで大きな盛り上がりを見せていました。
『セカイ系バラエティ 僕声』について、増田さん、武内さん、沢城さん、西山さん、濱さん、勝さん、内田さんにインタビューを実施しましたので、あわせてお届けします!
『僕声』インタビューをお届け!
――『僕声』シーズン2への意気込みをお願いします。
増田俊樹さん(以下、増田):シーズン1の時も『僕声』という世界観がお客さんにどういう風に伝わるのかソワソワしながら放送を待っていました。お客さんの楽しみ方がしっかりある中でのシーズン2なので、僕らが面白いと思うことをやるのが成功の秘訣なんじゃないかと思っています。全力で楽しいことに集中して取り組みました。
武内駿輔さん(以下、武内):シーズン1ではドラマの台詞が用意されているシチュエーション自体に面白さを感じていたんですけど。今シーズンは台詞の間やスピード、掛け合いで笑いが生まれるというような内容だったんです。
ひとつひとつの台詞を大事に意識して取り組まないと面白くならないと意気込んだのを覚えています。実際に撮影の時も、どういう表情をしようか意識して取り組みました。
沢城千春さん(以下、沢城):シーズン1をやらせていただいた時に「突き抜けた番組だな!」と思いました。シーズン2になった時にどう変わるのかと思ったら、さらに突き抜けた番組になっていて(笑)。
シーズン1からある「我が青春のクサリ荘」もパワーアップしてさらに突き抜けたものになっていて。本当にシーズン1よりシーズン2の方が見どころが多くなったと実感しているので、観ていただく皆さんにはさらに楽しんでいただけることは間違いないと思っています。
西山宏太朗さん(以下、西山):僕がシーズン2で挑戦させていただいたのが、「僕声シットコム」ということで、なかなかハードルが高いなあと。笑いに挑戦するのって難しいんだろうなと思っていたんですけど。やっぱりシーズン1から引き継いだオリジナルメンバーには築き上げてきた団結感というのをすごく感じていたので、そういう意味では心強かったです。
楽屋に入ってから、言葉を交わすことなくリハーサルを始めることもありました(笑)。良い空気感の中で、収録ができたと思っています。皆さんにもぜひ作品を観ていただいて、楽しんで笑っていただけたらいいなと思っています。
濱健人さん(以下、濱):シーズン1もオファーをいただいていたんですけど、スケジュールの都合で出られなくて。そのぶん、シーズン2の出演が決まった時はすごく嬉しかったんです。元々舞台もやっていた人間なので、顔出しのお芝居にも全く抵抗がなかったですね。
むしろ声優として顔出しのお芝居をやらせていただけるということは、自分の仕事の幅が広がる良い機会になると感じ、思い切り臨ませていただきました。
先輩方を含め完成された空気感もあって、その中に飛び込むのは勇気も必要だったんですけど。温かく迎え入れてくれて、楽しいチャレンジをたくさんさせていただきました。我々も楽しいし、観ている皆さんも楽しんでもらえるような作品になったんじゃないかと思います。
勝杏里さん(以下、勝):やっぱりシーズン1は僕らの本職とは少し違うものだったので挑戦でしたし、楽しんでやらせていただきました。初挑戦の僕らが一生懸命やったら面白くなるシステムになっていたので、その中でもっと面白くなるように一生懸命頑張ったのがシーズン1でした。
シーズン2は出演者側も制作者側もそれを踏まえて、もう一個上の作品を作るというエネルギーを感じました。そのシチュエーションだけで面白いというよりも、僕らの台詞の言い回しとか間とかでより面白くなる余地が残されている状態になっていたんです。
僕らもそれに応えなきゃいけないというのもあったし、やりたいという気持ちもすごくあったので。より欲も出たし、それが形になっているのではないかと感じました。より面白いものになっていると思いますので、もっともっとこういうことを続けていきたいと思っています。
内田雄馬さん(以下、内田):体を使ってコメディをやるというのは個人的には挑戦だと思っていました。今回初挑戦させていただきましたけど、自分としては楽しんで参加できたなと思っています。顔で表現をするというのは声優の仕事ではできないことなので、そういう違いを楽しませてやらせていただいたという感じです。
――2日間3公演という大規模なイベントの実施なのですが、意気込みを教えてください。
増田:いや~、大変ですよね(笑)。
武内:(笑)。2日出ている自分からすると、メンバーが変わると『僕声』のカラーもガラッと変わるんだなというところをすごく感じています。
沢城:会場が家から遠かったのが印象的で、脳に焼き付いています(笑)。最近雪が降っていたので、イベント当日も降るんじゃないかと心配していましたけど、雪もいい感じに溶けてくれて。非常にイベント日和になったんじゃないかなと思っていて、自分の気持ちも晴れ晴れとしています(笑)。
西山:1日目の方で「携帯男機」の朗読劇にも参加させていただきました。いつか出たいと思っていた夢が叶い、すごく嬉しかったです。2日目もいつものメンバーですごく楽しく、リハーサルしている時から「このメンバーのことが好きだな」ということが分かりました。
濱:他の作品についても改めて観てみると、やっぱり面白い作品ばかりだなと。「この宿屋に泊まりに来たあいつがこの村を救ってくれるんじゃねぇ?」以外の作品にも顔を出してみたいなと思いました。
勝:自分がやっているもの以外の世界観に入るというのは、すごく面白いと思いました。そういった世界に入り込めたというのは、すごく楽しかったです。
内田:「こんなに楽しんじゃっていいのかな!?」っていうぐらい、僕も楽しませてもらっています(笑)。
――様々なコーナーがある本作ですが、一番のおすすめのコーナーは何でしょうか?
増田:一番のおすすめは「次回願望」ですね。今回の『僕声』シーズン2において森川さん(森川智之さん)が主題歌を歌って「次回願望」も全部やっていて。いろんな作品がいろんなタイミングで放送されているけど、やっぱりひとつの作品なんだなと感じられるコーナーだと思ったんです。
武内:「あの声聞きたい」はトレンドっぽくて面白いと思いましたね。ああいう遊びはぜひ皆さんにも真似をしてもらえたらと思ったりしますね。
沢城:「あっという間の伏線回収物語」という、鬼が島に行くやつ。僕は元々昔話が好きなので、あのコーナーをパッと観た瞬間に「これはいい!」と思いました。これはみんなに観ていただきたいし、新たな昔話の始まりだなと思いました(笑)。
西山:僕は「我が青春のクサリ荘」好きですね。「なんでこの人達は真剣に乳首について語り合っているんだろう?」っていう(笑)。ハッキリ言うとバカバカしいんですけど、それが本気で取り組んでいるからこんなにも面白いんだなというのがすごく感じられて。2期まで引き継いでくださっているので、愛情もすごく深いコーナーだと感じています。
濱:僕は「携帯男機」ですかね。観ていて分かりやすいというか。衣装も映像もすごくこだわって作られているので。お勧めです。
勝:全部合わせてひとつの作品みたいなところはあると思うんですけど。その中で挙げるとすれば、シーズン1と2でやらせていただいた「我が青春のクサリ荘」はすごく思い入れがありますね。シチュエーションはふざけているんだけど、「最後いい話じゃないか」みたいになるのが好きですね(笑)。
内田:「GENMEPER(ゲンメッパー)」です。ゲンメッパーのダンスを観てほしいんですよ。あれは僕ら踊っていないんで(笑)。僕らであり僕らじゃないゲンメッパーを、ぜひ観てほしいです(笑)。
――今回のイベントにおけるハイライト教えてください。
西山:雄馬君がすごかったね。
武内:「全編フルボイスへの挑戦」では、虎之助(とらのすけ)という役の名前を「このじょ」って呼んじゃって(笑)。
内田:ルビふられてなかったからね(笑)。
沢城:俺だけかもしれないけど、「このじょって読むんだ!?」って信じちゃって(笑)。「みんなは何で笑ってるんだろう?」って(笑)。
内田:これが『僕声』チームです(笑)。
――最後に『僕声』シーズン2の見どころを教えてください。
増田:「この宿屋に泊まりに来たあいつがこの村を救ってくれるんじゃねぇ?」に登場するゲストの方々の短距離走並みの熱量を感じてもらえればと。僕ら3人はそれを必死に笑わないようにしている部分もあります(笑)。ぜひともそのゲストの方々のお芝居、仕事への熱意がお客さんに届いたらいいなと思います。
武内:ベルウェザーの歌の所のパートはドラマとは違う面白さがある要素だと思っています。気軽に楽しめる要素になっているので、そちらもぜひ注目していただければと。
沢城:声優さんは普段、映像として前に出ないものですから。ここまで声優さんの人となりが分かる作品は『僕声』だけだと思ってます。我々の人間性も見えると思うので、そちらにも注目していただければ嬉しいです。
西山:僕も3人と本当に同じ気持ちだったので、同じことを言ってもいいですか(笑)。普段は表になかなか出る機会がないので楽しめたし、出演できて良かったと思っています。皆さんの口コミがあればどんどん広がっていくと思いますので、ぜひSNSで発信してもらえたらと思います。よろしくお願いします。
濱:観ていただきたいのはやっぱり「この宿屋に泊まりに来たあいつがこの村を救ってくれるんじゃねぇ?」です。他のコンテンツでもちょこちょこダンスをやらせてもらっていて、「ゲンメッパー」のダンスはサビだけなんですけど踊っているので、ぜひ観てほしいポイントですね。
勝:いつも僕らがやっているのと違う仕事をする楽しさが『僕声』にはあるんですが、その真逆のフルボイスに挑んだ檜山修之さんがすごくて、感心して観てました(笑)。『僕声』の幅が出てると思いますし、「やっぱりすごい!」と思って観ていました。
内田:『僕声』は声のみならず体を使ってお芝居をしているので、僕らの全部が詰まっています。だから、全部観てください(笑)。全部最高です!
[取材・写真・文/島中一郎]