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劇場版『ラブライブ!サンシャイン!!』Guilty Kissインタビュー&画像まとめ【写真70枚】
第3回:小原鞠莉役・鈴木愛奈さん
みんなと一緒ならなんでもできる――4thライブを経て生まれたAqoursの意志
【記事より抜粋】
──今作では卒業する3年生が描かれましたが、鞠莉を演じる立場から彼女たちの姿を見届けていかがでしたか?
鈴木:TVアニメのその後のお話ということで、3年生が卒業して、1・2年生の6人がAqoursとして活動するところから始まりましたが、今作における3年生は見守る側のポジションだったと思います。
なるべく千歌ちゃんたちだけで考えるように一歩引いたところから見て、ときには「どうしてそう思ったの?」と聞いたりしていて。
もちろん鞠莉も、Aqoursの一員として最後まで一緒に居たいはずなんです。きっといくらでも1・2年生を甘やかすことはできますし、アドバイスしたい気持ちもあると思います。
でも、1・2年生で考えて行動することが大事だと考えた上で、あえて必要以上の言葉はかけずに見守る立場に徹することも、ひとつの優しさだと3年生は気がついたんだと思います。
──それこそ『Next SPARKLING!!』の途中で去っていく鞠莉の表情が、今お話されたことを物語っていますよね。寂しそうだけど、どこか嬉しそうでもあって。
鈴木:その場面は本当に僅かな描写でしたが、私にとって一番印象的な鞠莉のシーンなんです。鞠莉は、Aqoursという存在やメンバーのことが本当に大好きな女の子なので、いつまでもここに居たいという気持ちは人一倍強くて。
だから、そのシーンでは「行かなくちゃいけないけど、行きたくない。でも……行かなきゃ」という、1・2年生の成長した姿を見られて嬉しいし、頑張りを見守りたいけど、私も前に進まなくてはならない。そんな鞠莉の複雑な感情が表れているシーンだと感じました。声が入っているシーンではありませんが、彼女の表情や行動に鞠莉の心の内が表れていると思います。
【記事より抜粋】
──では、Blu-rayで改めて観返してほしいシーンを挙げるとすれば?
鈴木:『僕らの走ってきた道は…』の<さあ幕が上がったら>の部分で、9人が並んだときに上から光が降ってくるんですけど、よく見るとその光はメンバーをモチーフにしたマークなんですよね!
例えば梨子ちゃんならピアノがマークとして描かれていたりと、そういう細かいところまでこだわって作っていただけて感動しました。もしかしたら、気がついていない方もいらっしゃるかもしれないので、改めてそういった細かいところまで注目してもらえると嬉しいです!
【記事より抜粋】
──最後に、ここまで一緒に寄り添ってきた鞠莉へのメッセージをお願いします。
鈴木:今作で鞠莉は卒業しましたが、個人的には、卒業した後も3年生で集まってわちゃわちゃしていると思います。また、きっと何年、何十年経ったとしても、Aqoursの9人で集まって、いっぱい楽しいことをしているはずです。
青春の1ページを大切にしている鞠莉だからこそ私も大好きで、この先もAqoursのみんなが大好きな鞠莉でいてほしいです。私も鞠莉とずっと寄り添っていたいですし、二人三脚でこれからも頑張っていきたいと思います。
「鞠莉、よろしくね。いつまでもシャイニーな鞠莉でいてね♪」