
夏アニメ『ダンベル何キロ持てる?』ファイルーズあいさん×雨宮天さんが語るアニメ後半の見どころ/インタビュー
2019年7月より放送スタートとなったTVアニメ『ダンベル何キロ持てる?』。メインキャラクター紗倉ひびきを演じるのは、これがTVアニメ初主演&出演だというファイルーズあいさん。そしてひびきの友達で筋肉フェチの奏流院朱美を演じるのは雨宮天さんです。
あまりに濃すぎるこの作品の、個性豊かなキャラクターたちと、作品後半の見どころについて語っていただきました。
すっごく変態で、いやらしいのにエロくない――
――好きなキャラクターというと誰になりますか?
雨宮天さん(以下、雨宮):私、街雄鳴造さんがすごく好きなんですけど……。
――前回のインタビューで、筋肉はまったく好きではない発言をしてたのに!
雨宮:筋肉が好きなわけではないんです! キャラクターとして。まずは服を着ているときと脱いだときの衝撃があるじゃないですか。
――1話から衝撃でしたからね。
雨宮:あれって、ジャージがすごいんですかね(笑)? でも街雄さんは結構ミステリアスで、回が進むごとに、こういう面もあるのね?って思うんです。あとニコニコしている印象もあるけど、シリアス顔もするからそこが面白くて。あとは石川界人さんが楽しそうに演じてらっしゃるのも面白いんですよね……。
ファイルーズあい(以下、ファイルーズ):私は、小津俊夫先生です。
――作中の「筋肉で読め!」の著者ですね。
ファイルーズ:すっごく変態で、いやらしいのにエロくない。ねっとりした気持ち悪さがあるんですよ。原作だと小津先生の解説パート(第4話)は文字だけなので、全然気にならなかったんですけど、映像だと、てっかてかのごりっごりのぬるりとした小津先生が画面から迫ってくる感じがして本当に気持ち悪くて!! 悪口に見えてないですか? 大丈夫ですか?
雨宮:でもすごくわかる! 褒め言葉なんだよね?
ファイルーズ:もう変態味が凄すぎるんですよ!
雨宮:あれはなんて言葉で表現すればいいんだろうね? 柔らかで湿っぽいというか。ぬれ煎餅みたいな感じ?
ファイルーズ:あははは(笑)。
雨宮:そして香ばしい!みたいな。
ファイルーズ:そうそう! そうなんですよ! 香ばしいんです。
雨宮:小津先生はぬれ煎餅なんです。
――飛田さんが演じている役を食べ物に例える(笑)。
ファイルーズ:飛田さん、ごめんなさい。
雨宮:素敵なぬれ煎餅でした…。
――キービジュアルだと、上原彩也香とジーナ・ボイドがいますが、彩也香はどうでした?
ファイルーズ:前半はあまりしゃべってないんですよね。
雨宮:後半になるにしたがって彩也香も飛んでいってる感じはするんですけど、ツッコミ役ではあるので、すごくまともな人なんです。
――特にこの作品にはツッコミは貴重ですよね。みんなボケるから。
雨宮:ありがたいです。彩也香とかひびきもですけど、ちゃんとツッコんでくれるから。
ファイルーズ:あと、ドラゴンフラッグができる女子高生って凄すぎるなと。あれはそうそうできないんですよ! あれができる時点で私はめちゃめちゃ尊敬します。あの腹筋に憧れます! ああいうふうになりたい。
雨宮:ほんとバッキバキだもんね。
ファイルーズ:石上(静香)さんも、彩也香がドラゴンフラッグをやるシーンでは、いつもは余裕でこなしちゃう彩也香でも、力みながら苦しそうに演じてくださいというディレクションを受けていらしたので、本当に大変なんだということを知ってほしいですね。
――筋トレの呼吸、息芝居は大事ですよね。
ファイルーズ:作品に出てくるトレーニングは、2日前か前日にはジムに行って、実際に試してから行くようにしてます。
雨宮:トレーニングしながらしゃべるシーンだと、マイク前で少し動かしながらセリフを言ってるよね?
ファイルーズ:モブマッチョのみなさんとかも、息入れるときに自重アームカールやりながらやってましたから(笑)。エアベンチプレスみたいな。だからリアリティのある息になっていると思います。