【秋アニメ特集】『放課後さいころ倶楽部』宮下早紀さん、高野麻里佳さん、富田美憂さんインタビュー|宮下さん&富田さんが表現する“奥ゆかしさ”と“京女”、そして高野さんが分析した京都弁とは?
コミックス累計50万部を超える、月刊少年漫画誌ゲッサンで連載中の漫画『放課後さいころ倶楽部』。2019年10月2日よりTVアニメが放送となる本作は、魅力的なボードゲームの世界に引き込まれた京都の女子高生が、ゲームを通して仲間との友情を深め、成長していく青春ストーリーです。
この度、本作のメインキャストの武笠美姫役・宮下早紀さん、高屋敷綾役・高野麻里佳さん、大野翠役・富田美憂さんにインタビューを実施!
それぞれが演じる個性豊かなキャラクターの魅力や演じる上でのポイント、京都弁の収録エピソードなどをお伺いしました!
富田さん初挑戦となる“京女”を演じる楽しさは?
――本作は京都が舞台ですが、宮下さんは同じ関西の出身だと伺っています。
宮下早紀さん(以下、宮下):私は奈良出身なんですが、同じ関西を舞台にした作品であることや、京都におばあちゃんの家があることも相まって『放課後さいころ倶楽部』には、とても親近感が湧きました。もしかすると、そういう意味でも今回ご縁があったのかもしれません!
――では、そんな本作の主人公・美姫について、宮下さんはどんな印象を受けましたか?
宮下:美姫ちゃんは、私が今まで漫画などの作品を通して出会ってきた中で、“奥ゆかしい”という言葉が一番似合うキャラクターだと思いました。とにかく人の感情にとても敏感で、周囲の人を傷つけないように場の空気や雰囲気を読み取る力がある女の子です。
日常を退屈に感じていましたが、綾ちゃんと翠ちゃん、そしてボードゲームと出会うことによって徐々に変化が訪れます。回を追うごとに表れる美姫ちゃんの成長を、ぜひ楽しんでいただけると嬉しいです。
――高野さんからご覧になって、綾はどんなキャラクターですか?
高野麻里佳さん(以下、高野):綾ちゃんは元気で明るく、美姫ちゃんや翠ちゃんに楽しさを振りまいてくれるようなキャラクターです。元々、アグレッシブでアクティブな性格ではありますが、ふたりに出会うことによって、綾ちゃん自身も今まで知らなかった世界の扉を開くことになります。
綾ちゃんのようにアクティブなキャラクターほど、周りの人があまり知らないことや世の中の楽しいことを知り尽くしているイメージがありましたが、逆に自分と異なるタイプの人から得られる楽しさを、このさいころ倶楽部で得ているんじゃないかなと思いました。
きっとふたりが居るからこそ、綾ちゃんの明るさが際立つと思いますし、綾ちゃんが新しいことを発見できるのは、きっとふたりのおかげなんだなと実感しながら毎話収録に臨んでいます。
――公式のキャストコメントでは「周りを楽しいことへ巻き込みながら、泣いたり笑ったり泣いたり…毎日を全力で楽しむ天真爛漫な女の子」と綴られていましたね。
高野:綾ちゃんはゲームでひたすら泣くんですよ(笑)。喜怒哀楽が激しい子でもありますが、それくらい物事に対して全力な一面があるように感じていて。綾ちゃんにとっては全力で悲しんだりすることも、きっとボードゲームの楽しみ方のひとつなんだと思います。
それこそ作中では美姫ちゃんと翠ちゃんに負かされることが多く、全力で悔しがる綾ちゃんが愛おしいですね(笑)。
――富田さん演じる翠は、美姫と綾のクラスのクラス委員長でありながら、ボードゲームショップ「さいころ倶楽部」でアルバイトをしています。
富田美憂さん(以下、富田):規律に厳しい委員長ということもあり、第1話の時点では、冷たく厳しいイメージが強いかもしれませんが、実はゲームに対する熱が人一倍強いキャラクターなんです。意外と照れ屋なところやツンデレな一面も持っていて、女の子っぽい可愛さが徐々に明らかになっていきます。
また、いわゆる“京女”と言いますか、いけずなところが分かりやすく表れる子なんです。主にゲーム中の綾に対して出がちで、ニヤニヤしながらジワジワ攻めていくプレイスタイルは、演じていても楽しいです(笑)。いけずな部分やしっかりした性格から、たまに垣間見える可愛らしさのギャップをぜひ楽しんでいただきたいですね。