『映画ドラえもん のび太の新恐竜』主題歌がMr.Children「Birthday」に決定!本編映像と桜井和寿さんからのコメントが到着!
2020年3月6日(金)に公開となる、『ドラえもん』50周年&映画40作目記念作品の『映画ドラえもん のび太の新恐竜』の主題歌が、Mr.Childrenの書き下ろし楽曲「Birthday」に決定!
主題歌を使用した本編映像と、『ドラえもん』と同じ1970年生まれである桜井和寿さんからのコメントが到着しました。
『映画ドラえもん のび太の新恐竜』主題歌使用の本編映像解禁!
キャラクターたちの躍動とともに響き渡る桜井さんの歌声に否応なしに高揚すること間違いなし。公開への期待が高まる映像となっています!
Mr.Children・桜井和寿さんよりコメントが到着!
ハッキリと覚えている。
小学4年生の時、両親が僕にドラえもんを買ってきてくれた。
家に帰り、自分の部屋のベットに寝転ぶと、頭上にある小さな棚に1巻から5巻がきれいに並んで置かれていた。
そしてそれを僕は複雑な思いで受け取った。
なぜなら、当時僕は勉強を全くしない子供だった。宿題なんかした事がない。漢字も書けなければ、読書もした事がなかった。当然、通知表に刻まれる数字は体育以外は1と2で埋まった。
それを見兼ねた両親はきっと「しっかり勉強しなさい」そう言いたかっただろう。
でも、そう言ったところで、素直に勉強するはずがない事をわかっていて、「宿題しなさい」でも、「読書しなさい」でもなく、「まずはここから始めましょうね。はい、ドラえもん」そんな気持ちで買ってきたのだろう。
そして、その複雑な親の心情を子供ながらにキャッチした僕は、逃げ場をなくした気持ちになって、しばらく読みも開きもせず、並んだ背表紙の1から5の数字を眺めていた。
警戒心の強い猫にオモチャを与えた時のそれのように、僕は3日後くらいにドラえもんを恐る恐る開き、その後、我を忘れ夢中で読みふけった。
僕にとってはじめての読書。はじめて好きになった本。はじめて感動で泣いた本。
それ以来、背表紙の数字は増えていき、棚に入りきらないくらいのドラえもんが並んだ。中2の夏に音楽と出会うまで。
本当はその後も、僕の人格形成に関わるドラえもんとのエピソードがあるのですが、長くなるのでこの辺でやめておきます。
ドラえもん50周年、そして僕も50歳となる年に、運命の再会ができた事に心から感謝です。
のび太にとってのドラえもんのように、「ドラえもんという存在が、ストーリーが、プロジェクトそのもの」が、弱く情けない自分に寄り添ってくれているのだと、改めて噛み締めながら、音楽でドラえもんに携わらせてもらいました。
絶対観てくださいね。
聴いてくださいね。
Mr.Children 桜井和寿
Mr.Children プロフィール
1992年ミニアルバム「EVERYTHING」でデビュー。1994年シングル「innocent world」で第36回日本レコード大賞、2004年シングル「Sign」で第46回日本レコード大賞を受賞。「Tomorrow never knows」「名もなき詩」「終わりなき旅」「しるし」「足音 ~Be Strong」など数々の大ヒット・シングルを世に送り出す。これまでに37枚のシングル、19枚のオリジナルアルバム、4枚のベストアルバムをリリース。
『映画ドラえもん のび太の新恐竜』作品情報
2020年3月6日(金)公開
原作:藤子・F・不二雄
監督:今井一暁
脚本:川村元気
主題歌:Mr.Children
キャスト
ドラえもん:水田わさび
のび太:大原めぐみ
しずか:かかずゆみ
ジャイアン:木村昴
スネ夫:関智一