「TYPE-MOON展 Fate/stay night -15年の軌跡- 」内覧会&川澄綾子さんら声優陣登壇のテープカットイベントをレポート|『月姫』からTYPE-MOONの歩みを辿る何もかもが見逃せない空間!
2019年12月20日(金)~2020年4月5日(日)までの期間ソニーミュージック六本木ミュージアムにて、ゲームブランド“TYPE-MOON”とその代表作である『Fate/stay night』をはじめとした作品たちの貴重な制作資料などが見られる「TYPE-MOON展 Fate/stay night -15年の軌跡- 」が開催。
このイベントは開催期間ごとに展示のコンセプトが変更され、12月20日のオープンから1月20日の第1期“Fate”、1月23日から2月24日の第2期“Unlimited blade works”、2月27日から最終日4月5日までの“Heaven's Feel”と、それぞれのストーリーにあわせまた違った趣で楽しめます。
今回はそのオープンを前に行われた、メディア向け内覧会&セイバー役の川澄綾子さん、遠坂凛役の植田佳奈さん、間桐桜役の下屋則子さんによる本展示会のオープンを記念したテープカットの模様をお届けします。
目次
- 3人のヒロインを演じた声優陣によるオープニングイベント
- 声優陣からのコメント
- 奈須きのこさんの仕事場再現エリアの本棚はチェックすべし!
- TYPE-MOONの歩みを制作資料の数々で辿る
- 何もかもが見逃せないポイント……じっくり時間をかけて回るべし!
- 展示を楽しんだら物販やカフェエリアにも
- 第2期“Unlimited blade works”が1月23日よりスタート
- 第3期“Heaven's_Feel”は間桐桜がメインに! 映画第3章鑑賞前&鑑賞後に足を運んでみよう!
- 「TYPE-MOON展 Fate/stay night -15年の軌跡-」開催概要
- 関連リンク
3人のヒロインを演じた声優陣によるオープニングイベント
『Fate/stay night』を彩る3人のヒロインを演じた声優陣である、川澄さん、植田さん、下屋さん登壇のテープカットでは、実際に3人が本展示会を見て回った感想を語ったり、作品に関わった歳月を振り返る一幕がありました。
実際にテープカットに移る際には原作の奈須きのこさんの自画像としてお馴染みの“お化けキノコ”も登場し、場をにぎわせました。以下よりその模様のフォトレポートと、3人から到着したコメントをご紹介します。
声優陣からのコメント
川澄綾子さん
TYPE-MOONの歴史を感じられて、 懐かしいな、 このゲーム収録したな、 などいろいろ思い出に浸ることができました。
TYPE-MOON展 Fate/stay night -15年の軌跡-はその名の通り、 この場全てがTYPE-MOONやFateだけの素敵な場所となっています。 皆さんが愛して、 作り上げてくださったFateをあますところなく感じ、 思い出を持って帰ることのできる空間となっています。
この後の凛ルートや桜ルートもありますので、 何度も足を運んで楽しんでいただけると嬉しいです。
植田佳奈さん
自分たちの声がいろんなところから聞こえていて、 これはいつ頃収録したものだったかなぁなどしみじみ感じることができました。
15年の歴史の中で、本当にたくさんの物語が生まれて、 ファンの皆様にも忘れられないシーンやセリフ、表情などが必ずあると思います。ぜひその一瞬をみつけに、このTYPE-MOON展に足を運んでいただけると嬉しいです。
下屋則子さん
自分たちが関わる前のTYPE-MOOONのことも知ることができるなど、 新鮮な展示も多く、 大変楽しむことができました。
Fateという作品が多くの方に愛されてきたんだなと改めて感じました。
ファンのみなさまにもぜひこの15周年を一緒に楽しんでいただければと思います!
奈須きのこさんの仕事場再現エリアの本棚はチェックすべし!
チケットに判子を押してもらい早速展示エリアへと行きたいところですが、まずは入り口横の“TYPE-MOON PRODUCTS”のコーナーに注目を。
ここでは同人時代の『月姫』からはじまり、TYPE-MOONがこれまで手掛けた様々な作品のパッケージが見られます。中には『月姫』の体験版を収録したという“フロッピーディスク”なんて代物も……!?
そうしてメインの会場に入るとセイバーの立像が待ち構えていました。その美しさに見惚れていると、その横に鎮座している原作の奈須さんの自画像であるお化けキノコの立像にも目が向きます。ぜひふたりともじっくり眺めて見てください。
会場で流れるBGMもFate仕様となっており、その後のTYPE-MOON作品の各タイトルのロゴが見られる待機エリアでも、気分が高まること間違いなしです。そうやって待っていると、次のエリアに通されました。
そこでは『Fate/stay night』と『Fate/hollow ataraxia』のゲームや、アニメ映像を用いたオープニングムービーが上映されます。アニメ映像の中には新作パートの追加もあり、両作品をプレイ済みの人たちならば一度は見ておきたいものとなっていました。
この映像の上映後、開かれた扉の先からいよいよ展示企画が始まります。最初は『月姫』や『空の境界』も含めたヒロインたちの紹介エリア。ひとりひとりの紹介文がまた面白く、じっくり確認したくなってしまいます。
そこを通り過ぎると、ルーズリーフに手書きで記された小説が展示されていました。これが今に繋がる『Fate』シリーズの原型と呼べるものなのだそうで、じっくり読んでみると「なるほど」と頷けることと思います。
他にも奈須さんの仕事場を再現したエリアなどもあり、本棚には医学大辞典や心理学辞典のような専門書も入っていました。他にも『すべてがFになる』『スカイ・クロラ』などの森博嗣さんの本なども。奈須さんがどんな作品に触れているのかがわかるコーナーでした。
こちらのコーナーでは、PCのディスプレイに表示された原稿や同人時代のコピー誌なども見られるので必見です。ぜひTYPE-MOON作品の生みの親の仕事場を体感してみてはいかがでしょうか。
TYPE-MOONのメンバー紹介エリアでは、武内崇さんやこやまひろかずさん、芳賀敬太さんといったTYPE-MOONスタッフ陣の紹介コーナーも存在。
加えて貴重なイベントグッズの展示コーナーをはじめ、PS2版『Fate/stay night[Realta Nua]』の主題歌を飾った「黄金の輝き」の楽譜やPC版&PS2版のオープニングアニメの絵コンテが見られるエリアも……!!
TYPE-MOONの歩みを制作資料の数々で辿る
『stay night』&『hollow ataraxia』の制作資料展示では、ラフ段階の名場面イラストや、各種ビジュアルを見られます。作品ロゴの変遷なども確認することができ、飽きることなく『Fate』の世界に浸ることが可能です。
第1期開催中のアイテム展示では、これまで登場した様々なテレカがズラリ。こちらには『Fate』シリーズだけでなく、対戦格闘ゲーム『MELTY BLOOD』のものも存在。こちらもぜひ注目を。近くではPCで発売された『魔法使いの夜』の制作資料展示もありました。
歴代のビジュアルイラストを大判で展示しているアートギャラリーのコーナーや、2006年放送の“スタジオディーン”制作によるTVアニメの台本や原画、絵コンテなどの制作資料展示を通り過ぎると、作品の舞台となる“冬木市”を再現したジオラマとプロジェクションマッピングのコーナーに。
ここでは“Fate”ルートと『hollow ataraxia』の名場面を映像で一挙に楽しむことができ、原作ゲームをプレイ済みのファンにとっては感涙物の試みとなっています。先を急ぎたくなるとは思いますが、ぜひ一度足を止めて最後まで映像をご覧になってみてはいかがでしょうか。
何もかもが見逃せないポイント……じっくり時間をかけて回るべし!
各所で販売されているキャラクターたちのフィギュアコーナーに、各作品のコミックや映像ソフトやCD、設定資料集などの展示コーナーも存在。そしてTYPE-MOONキャラクターたちが飾ってきた雑誌の表紙絵の展示コーナーは、中々に壮観です。
関係者からのアニバーサリーメッセージコーナーでは、『Fate/Apocrypha』の東出祐一郎さんや『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』の桜井光さんといった作家陣や、衛宮士郎役の杉山紀彰さんをはじめとした声優陣、漫画『真月譚 月姫』の佐々木少年さんらコミカライズ作家陣ら豪華な面々のメッセージが見られます。
中には対戦格闘ゲーム『Fate/unlimited codes』に関わったカプコンの日暮竜二さんや、大人気の『鬼滅の刃』原作者・吾峠呼世晴さんをはじめとした豪華クリエイター陣からのイラストメッセージも……!! その後は声優陣のサインが入ったビジュアルや、一部宝具の展示コーナーがありました!
展示を楽しんだら物販やカフェエリアにも
物販では穂群原学園の陸上部ジャージや、セイバー、凛、桜の描き下ろしビジュアルを使用したタペストリーなどの各種グッズなど目玉商品が多数! シリーズのイラストを纏めた書籍『Return to AVALON -武内崇 Fate ART WORKS-』の先行販売も行われていますので、お見逃しなく!
出口付近にはコラボフードを提供するカフェエリアがあり、キャラクターたちをイメージしたメニューを楽しむことができます。そちらも写真に納めてきましたので、ぜひ参考にしてください。