劇場アニメ『サンタ・カンパニー~クリスマスの秘密』を彩る茅原実里さん「Christmas Night」インタビュー|クリスマス一色に染まった、ハートフルなシングルをお届け
デビュー15周年イヤーを迎えた茅原実里さんが、12月4日(水)にニューシングル「Christmas Night」をリリースしました。
タイトル曲は11月29日から公開されている11月29日(金)にシネマート新宿、シネ・リーブル池袋ほか全国で公開される 劇場アニメ『サンタ・カンパニー ~クリスマスの秘密~』の主題歌。
さらに物語をカラフルに彩るクリスマス・ソング2曲もパッケージされ、茅原さん初のクリスマス・シングルとなりました。
作品の世界観に寄りそったハートフルな曲たち。その制作も笑顔に溢れたものだったようで……。茅原さんに制作秘話を教えていただきました。
15周年イヤーに初となるクリスマスシングルを
──初となるクリスマス一色のシングルがリリースされます! 今作には劇場アニメ『サンタ・カンパニー ~クリスマスの秘密』関連の3曲がパッケージされていますが、『サンタ・カンパニー ~クリスマスの秘密』主題歌のお話をもらったときのお気持ちはいかがでしたか?
茅原実里さん(以下茅原):ビックリしたのと嬉しかったのとで、大きな喜びがありました。クリスマスってやっぱり特別じゃないですか。みんなが大好きなクリスマスに関われる作品で主題歌を歌わせていただけるのは、すごく光栄なことだなって。
しかも初となるクリスマスシングル。これまで“これ!”というクリスマスソングはなかったので、クリスマスの曲を皆さんにお届けできることも、とても嬉しく思っています。
『サンタ・カンパニー』の原作・脚本・監督を手掛けられている糸曽(賢志)監督の経歴にも驚かされました。スタジオジブリでの経験を経て、クラウドファンディングで自分の作りたい作品をひとつひとつ形にしているところも素晴らしいと思ったし、大学の教授でもあり…。「バイタリティが溢れすぎている!凄すぎる!! 一体どんな方なんだろう?」って会う前からすごく興味が湧きました。
それと同時に、そんな方に納得してくれもらえる歌を歌えるかなっていう、良い意味でのプレッシャーも感じていました。ご縁に感謝しつつも頑張らないと!って気合いが入りましたね。
──茅原さんのブログに『サンタ・カンパニー』記者会見時の、糸曽監督との2ショット写真が公開されています。糸曽監督のことを“気さくでとてもユーモア溢れる方”と綴られていましたが、初めてお会いした印象はいかがでしたか?
茅原:本当に気さくな方で驚きましたよ。耳に入ってくる情報から、エネルギッシュで見るからに野心が溢れているような人なんだろうなって勝手な想像をしていて(笑)。
でもお会いしたらすっごく穏やかでユニークで、記者会見の時も優しくサポートしてくださって。ビジュアルもとっても可愛らしい方でしたね。
──今作に収録されている劇中歌の「キラキラ輝く、世界の時間」、「Santa Company The Musical」は糸曽監督が作詞を手掛けていますが、監督自らが作詞されるってかなり珍しいことのように思います。
茅原:監督が詞を書くって素敵ですよね。監督が自ら作詞をしてくださっているのは、歌い手としても安心感がありました。作品の生みの親であり、作品の一番の理解者ですから、監督の気持ちがしっかりと詰まっていて。
実は主題歌の「Christmas Night」の作詞のコンペにも偽名で応募されたらしいんです。でも「落ちた」とおっしゃっていました(笑)。
公平にジャッジしてほしいという思いから偽名にして提出したそうなんです。そういった面も含めて、あらためて魅力的な人だなと思いました。