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- 逆井マリ
- 神奈川県横浜市出身。音楽フリーペーパー編集部を経て、フリーのライターとしてインタビュー等の執筆を手掛ける。
──最後に子どものころのクリスマスの思い出、もしよかったらぜひ教えてください。
茅原:そうですねぇ。いろいろあるんですが……(しばらく考えて)ある年のクリスマスにサンタクロースがお父さんだってバレたときがありまして。
──それはまた、結構致命的なお話ですね……!
茅原:アハハハ、そうですよね(笑)。私は三人兄弟なんですが、弟はまだいなくて、私と姉と母で寝ていて。夜にサンタとなった父が母の足を踏んでしまって。母が「痛い!」って叫んで、私たちもつられて起きてしまうという。
──お父さんはサンタの格好とかはされてなかった?
茅原:コスプレはしてなかったんです(笑)。プレゼントに関しては、小学生くらいの頃からだったかな…。12月に入るとお母さんから「プレゼントなにがいい?」って聞かれて、サンタさんに手紙を書く時期を経て……家の近くに「おもちゃのハローマック」というおもちゃ屋さんがあったんですが、クリスマス近くになるとそのお店のチラシが家に入るんですよね。そのチラシに丸をつけるようになりました。
──ダイレクトに(笑)。
茅原:“サンタさんへ”と書いていたところから、チラシに丸をつけるようになるという少し事務的な感じに変化していくんですが……(笑)。それでもサンタを信じたい気持ちがあって、姉と一緒に「一緒に起きてよう!」ってサンタクロースを待ってたこともあるんでけど、起きてる間は絶対こないんですよね。
朝、プレゼントが置いてあるとすっごく嬉しかったなぁ。やっぱりどこかで、サンタさんがいるって思っていたのかもしれないなぁ。
クリスマスケーキを家族みんなで食べるのも好きでした。イブは普通のケーキで、クリスマスはアイスのケーキ。甘いものに目がなかったから、毎年ケーキを選ばせてもらっていて。すっごく嬉しかった。
──クリスマスのエピソードって胸が温かくなるものですね。いいお話をありがとうございます。2013年にはクリスマスライブをされていますが、クリスマスライブはいかがでした?
茅原:私が穴に落ちた日ですね……(笑)。あの日は「そりが登場するタイミングで、せりが下がってるから絶対に気を付けるように」と言われてて、セットリストにも注意書きがあったんです。
でもすっかり忘れてて水を飲みに行こうとしたら穴があってどーんと……(苦笑)。ただ、そりに着地したので幸い身体は大丈夫だったんですよね。でも会場が一瞬でしーんと静まり返ってしまって…。
その当時のプロデューサーの斎藤(滋)さんは、その瞬間「これは中止だ。ステージに出てこれからファンのみんなにアナウンスしないと」って頭が真っ白になってたらしいんです。
一方の私は穴の下で「どうしよう、どのタイミングで出て行こう……」と思案していて(苦笑)。恐る恐る穴を覗きに来るCMBのメンバーにコソコソと「ごめんなさい、大丈夫です!」と…(笑)。
──ご無事で本当に良かったです。
茅原:そんな思い出もあったクリスマスパーティでしたが、一回しかできてないのでまたいつかやりたいですね。それこそ教会でクリスマスコンサートができたらステキだなぁって。
親戚のおば様がクリスチャンだったので、子供のころに教会に連れてもらったりしていたんです。ああいう神聖な場所でアコースティックコンサートができたら素敵だなぁ。
[インタビュー/逆井マリ]
神奈川県横浜市出身。既婚、一児の母。音楽フリーペーパー編集部を経て、フリーのライターとしてインタビュー等の執筆を手掛ける。パンクからアニソン、2.5次元舞台、ゲーム、グルメ、教育まで、ジャンル問わず、自分の“好き”を必死に追いかけ中。はじめてのめり込んだアニメは『楽しいムーミン一家』。インタビューでリアルな心情や生き方を聞くことが好き。
劇場アニメ『サンタ・カンパニー ~クリスマスの秘密~』主題歌を茅原実里が担当!
茅原実里、ニューシングルは劇場オリジナルアニメの主題歌!
≪収録内容≫
1.キラキラ輝く、世界の時間
作詞:糸曽賢志
作曲:成本智美
編曲:賀佐泰洋
弦楽器編曲:曽木琢磨
2.Santa Company The Musical
作詞:糸曽賢志
作曲・編曲:山崎真吾
3.Christmas Night
作詞:SUIMI
作曲・編曲:山崎真吾
4.キラキラ輝く、世界の時間(off vocal)
5.Santa Company The Musical(off vocal)
6.Christmas Night(off vocal)