『Fate/GrandOrder』“概念礼装”特集! 苦しくも楽しい、あの航海の日々を振り返る、ギリシャ礼装編【連載10回】
幾多の英霊を育てあげた授業には甘美な雰囲気が漂う!?「センセとオレ」
「カルデアボーイズコレクション2019」にて実装された星4礼装。
描かれているのは、ギリシャを代表する英雄の一人であるアキレウスと、その師であるケイローン。生まれながらに英雄の運命を定められた存在であるアキレウスは、父ペーレウスによって賢者ケイローンの元に預けられることになり、英雄としての教育を受けています。『Fate/Apocrypha』では赤と黒という異なる陣営で召喚され、敵同士として激闘を繰り広げていました。
名前の元になっているのは、「カルデアボーイズコレクション2016」にて実装された、諸葛孔明とアレキサンダーが描かれた「センセイとボク」。それぞれの一人称だけではなく「センセイ」ではなく「センセ」となっているのにアキレウスらしさを感じられます。
性能は、「自身のQuickカード性能を8%(限凸で10%)アップ&Artsカード性能を8%(限凸で10%)アップ&宝具威力を5%(限凸で10%)アップ」と、それぞれQuickとArtsカードを主力とするアキレウスとケイローンのふたりを強化するような性能になっています。
なおフレーバーテキストに記載されている「プリーフェクト」は、主にイギリスのパブリック・スクールなどで実際に存在する、同じ宿舎で生活する生徒たちを最上級生が監督する制度。テキストを読む限りでは、アキレウスがプリーフェクトの役割を担っていると推測できますが、ケイローンの生徒は他にも、ヘラクレス、イアソン、アスクレピオスと大勢『FGO』内に登場しているので、同じ宿舎に彼らが生活していたのかもしれないと、妄想も広がります。
またテキスト内に記載されている「天衝く銀嶺」は、ゼウスやアルテミスといったオリュンポス十二神が住まうとされる「オリュンポス山」であるとも考えられ、第2部第5章クリア後に読み返すと、一層興味を唆られる内容になっているのも注目のポイントです。