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冬アニメ『空挺ドラゴンズ』前野智昭さんインタビュー|ファンタジーとグルメ要素が合体しているような世界観が新鮮!
いざというときに男らしいミカ
ーー演じているミカについてですが、二面性がある感じなのでしょうか?
前野:見ての通り、飄々としてて掴みどころがなく、だらしない印象を受けるんですよ。
ただ自分の目的とか龍に対する信念は本当に曲げない人で、いざというときに男らしい、頼れる一面を見せるんですね。
なので非常に振り幅が広くて、僕個人はすごくカッコいいと思ってるんです。普段はあれだけどやるときはやるみたいな。
ただ演じる際にそのバランスは難しかったですけどね。
食い意地が張ってるところはギャグ寄りになるけど、龍と相対したときは真剣な表情になる。そのギャップはすごく意識して演技をました。
ーークロッコ役の関智一さんなどは、そういうお芝居がうまいですよね。
前野:まさに! ニコ役の櫻井孝宏さんもそうですよね。本当に先輩方の背中を見て、導いてもらった感じです。
ーーミカの相棒と言うと、タキタ(CV.雨宮天さん)になると思うのですが、どんな印象がありますか?
前野:タキタは本当に普通の女の子ですね。髪の匂いを気にしたりという女の子らしい一面があったりしますが、強い面もあって。龍に対する考え方とかは、ミカに近いものになっていくのかなぁと思います。ミカも頼りにしているところがあるし、タキタに元気がないと何となく気になったりはしていますね。
いい意味で、クィン・ザザ号のメンバー間のバランスを保ってくれているキャラクターだと思います。
ちょっとした時に見せる、例えば街に出るときに着替えるとか、そういう女の子らしい一面を、僕は気に入ってます。
ーーちなみに他に気になるキャラクターはいますか?
前野:タキタはもちろん、ジロー(CV.斉藤壮馬さん)もヴァナベル(CV.花澤香菜さん)もすごく気に入ってるし、どのキャラも個性があって魅力的なんですよね。
ーージロー、いいですよね。
前野:この話はジローの成長記みたいな要素もある作品ですからね。彼が成長していく様が、1話1話わかりやすく描かれています。
ーークィン・ザザ号の乗組員は、全員味があります。
前野:本当にみんな面白いです。だた、その中でも料理長のヨシさんが好きですね。
声を井上和彦さんがやられているんですけど、料理の説明をしてくれるんですよ。説得力とはこのことだ! と思いました。
ーー『美味しんぼ』ですからね(笑)。
前野:まぁそうなんですよ。食の説明をさせたら、和彦さんの右に出るものはいないなって思いました。