“デジモンチルドレン”の新キャストが自信を持って送り出す一作――映画『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』連続インタビュー第2回│本宮大輔役・片山福十郎さん、井ノ上京役・朝井彩加さん、火田伊織役・山谷祥生さん

何回見ても足りない！　タイトルやセリフをかみしめながら最後まで集中して見てください

――では公開を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。

山谷：キャストとしても『デジモン』ファンとしても絶対に期待を裏切らない作品になったと思います。1回見ただけでは足りなくて、あと何回見るんだろう？ 5回くらい？(笑)　何度も見たいと思わせてくれる映画はなかなかないと思うし、上映時間は2時間ないのに、それを感じさせないボリューム感であり、作品に関わるすべての方の『デジモン』愛が凝縮されています。カット割や展開が早く、スピード感のある作品なので、スクリーンに集中して見てください。エンドロールになったからといって油断せず。実際、エンドロールで朝井ちゃんから「あのシーン、ああだったよね」と言われて。

朝井：「気付かなかった！」って驚いていたよね。

片山：そんなところがいっぱいあったし。作品に出演しているのに。

山谷：だから最後の最後まで集中して見てください。

片山：絵もすごくきれいで、一番驚いたのは電脳空間の描写です。数字が泡になったり、終盤では幻想的な光景が広がって。映像技術が進化した今だから実現できた映像ではないでしょうか。ストーリーは普遍的なテーマが描かれているので、『デジモン』を見たことがない人でも共感できるし、見ていた人ならもっと感情移入できるはずです。

朝井：そしてタイトルの「LAST EVOLUTION 絆」の意味ですよね。公式HPやチラシに「“八神太一とアグモンたち”の最後の物語。感動のフィナーレ」という一文がありますが、その言葉にピッタリの内容だけど、これが始まりとも思えて。

片山：キービジュアルにもいろいろなものが詰まっているよね。キャッチコピーの「オレたちは、ずっと一緒だ。」もヒントですよ！

朝井：今まで一度でも『デジモン』に触れたことのある方には絶対見てほしいです。まだ見たことがない方がこの映画から『デジモン』に入るのもアリです！　

片山：『デジモン』チルドレンだった僕たちも自信を持ってオススメします！

映画『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』作品情報

公開日：2020年2月21日（金）公開

INTRODUCTION

太一とアグモンたちが出会い、デジタルワールドを冒険した夏から10年以上が経過した2010年。

世界中の“選ばれし子どもたち”は次第にその存在を認知され、現実世界にデジモンがいる風景も珍しくなくなっていた。太一は大学生となり、ヤマトたちもそれぞれ歩むべき道を見定め、自身の進路を進み始めていた。

そんな中、世界中の“選ばれし子どもたち”の周囲で、ある事件が起こり始める。デジモンを専門に研究する学者・メノアと井村によって、“エオスモン”と呼ばれるデジモンが原因だと分かり、早速解決に乗り出す太一たち。

しかし、エオスモンとの戦いの中でアグモンたちの“進化”に異変が起こる。その様子を見たメノアは、太一たちに衝撃の事実を語る。選ばれし子どもが大人になった時、パートナーデジモンはその姿を消してしまう――。

戦わなければ仲間を救えない、しかし、これ以上の進化はパートナーとの別れを早めていく事に。“選ばれし子ども”が“大人”になる時、迫られる大きな選択。

変えられぬ宿命を前に、太一とアグモンの”絆”が導き出す、自分たちだけの答えとは？

STAFF

原案：本郷あきよし
監督：田口智久
脚本：大和屋暁
スーパーバイザー：関弘美
キャラクターデザイン：中鶴勝祥
デジモンキャラクターデザイン：渡辺けんじ
アニメーションキャラクターデザイン：立川聖治・熊谷哲矢・西野理恵・関崎高明
音楽：富貴晴美
総作画監督：立川聖治
プロップデザイン：吉田大洋
美術監督：岩瀬栄治
美術設定：大平司
色彩設計：合田沙織
撮影監督：川田哲矢
編集：坪根健太郎
音響監督：飯田里樹
音響効果：古谷友二
録音：松田悟
アニメーションプロデューサー：漆山淳
オープニング曲：和田光司
挿入歌：宮﨑歩
エンディング曲：AiM
アニメーション制作：ゆめ太カンパニー
配給・宣伝：東映製作：東映アニメーション