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【『龍が如く7』クリア後の感想レポ】勇者が巨大電マを片手にデリヘルでザリガニを呼んでスジモンゲットだぜ!

【『龍が如く7 光と闇の行方』クリア後の感想レポ】勇者が巨大電マを片手にデリヘルでザリガニを呼んでスジモンゲットだぜ!

なぜ、アニメ媒体で「龍が如く」なのか。今、この記事を読んでいるみなさんはそう考えていることだろう。

編集部と僕がプレイレポートに乗り出したのに、そんな複雑な話はない。単純に「龍が如く」が好きだったからだ。

つい先程「龍が如く7」をクリアした。

いやはやなんと形容すればいいのか難しいのだが、間違いなく「龍が如くシリーズ」に新しい息吹を吹き込んだ快作であることは間違いない。

僕は生粋のゲーマーかと言われれば、そうではないが「龍が如くシリーズ」だけは全作品プレイしてきた。

烏滸がましい言葉になって恐縮なのだが、「龍が如くシリーズ」をはじめてプレイする人に勧めたいのが今回の「龍が如く7」なのかもしれない。それほどまでの魅力とこだわりが本作には詰まっていた。

“ゲームに飽きた大人たちへ”。ゲームはもっと踏み込めないのか。刺激的なキャッチコピーで多くのファンを掴んだ「龍が如く」。

最新作である「龍が如く7」では2つの大きなテーマがあったように思う。

まずは主人公の交代。次にバトルシステムへ変更。この2つが今作から行われた大きな、いや大きすぎるほどの変化だ。

ネットを見るとこの2つにアレルギー反応が出ている声が見受けられるが、実際にプレイしてみると全く違和感がなかった。僕は、新主人公・春日一番(CV.中谷一博さん)を迎えた「龍が如く7」は新しい可能性を示したと思っている。

ゲームをプレイしなくなった大人たちへ向けた“邪道”の作品が令和の時代に“王道”へと生まれ変わった。その意味を考えてみたい。

 

改めて、龍が如くとは何か

と、その前に「龍が如く7」の魅力に触れる前に「龍が如くシリーズ」について振り返ってみたい。

2005年に「PlayStation®2」で発売された「龍が如く」。新宿の町並みをリアルに再現した神室町を舞台に伝説の極道“堂島の龍”桐生一馬(CV.黒田崇矢さん)が己の信念を貫く任侠活劇だ。

これまでにナンバリングタイトル6本、外伝3本(関連作品であり、主人公が異なるクロヒョウと木村拓哉さんの主演でも話題になった「JUDGE EYES:死神の遺言」を含めると6本)が発売されている人気シリーズだ。

豪華俳優陣のフェイスキャプチャーを使ったリアルなキャラクターだけでなく、有名声優も声の出演で多数参戦。

澤村遥(CV.釘宮理恵さん)、伊達真(CV.山路和弘さん)、秋山駿(CV.山寺宏一さん)、冴島大河(CV.小山力也さん)、谷村正義(CV.増田俊樹さん※PlayStation®4版)、品田辰雄(CV.森川智之さん)、ハン・ジュンギ(CV.中村悠一さん)……まだまだ挙げればきりがないほどだ。彼らがその実力を遺憾なく発揮し、作品に華を添えている。

 

 

 

 

魅力的なキャラクターと重厚なストーリー。そして、爽快感のあるバトル・アクションがこれまでの「龍が如くシリーズ」を支えてきた。

また、ゲーム中に存在する遊び心も忘れてはならない。街中に点在するプレイスポットで様々なミニゲームやサブストーリーで、いわゆる寄り道を思わずしてしまうのが「龍が如く」の最大の魅力のひとつである。

「大切な人の大ピンチだ! 今すぐ現場に駆けつけねば!」というイベントの最中でも牛丼を食べたり、キャバクラで遊んだり、ゲームセンターで遊ぶこともできる。

敢えて隙間を作ったゲームデザインが人気を博し多くのゲームファンから愛されるシリーズとなったのだ。

前述した通り「龍が如く7」は主人公の交代とバトルシステムの変更を同時に成し遂げたチャレンジングなタイトルだ。こういった変更を行う場合、ナンバリングタイトルではなく、外伝で反応を見るのが得策だとも考えられる。

ただし、「龍が如く7」でなければ、いや春日一番でなければ今回のバトルシステムは導入されることはなかった。その理由はゲーム内でも触れられている。

主人公が桐生一馬から春日一番になった。これが「龍が如く」がRPGに変化した最大の理由なのだ。

(C)SEGA
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