TVアニメ『ファンタシースターオンライン2 エピソード・オラクル』ドラマCD~消せない過去、そして~|小野大輔さん(アッシュ役)、下野紘さん(アフィン役)、佐藤聡美さん(マトイ役)、阿澄佳奈さん(パティ役)、井口裕香さん(ティア役)インタビュー
幽霊、動物園、アッシュと子供たちとの会話……アニメでは見られなかった日常シーンが新鮮
ーーそんな阿澄さんはいかがですか?
阿澄:パティエンティアの特性として、これまでずっと『PSO2』に関わらせていただいているんですけど、本筋には関わらないというところがあるんですよ(笑)。情報屋なのか賑やかしなのか、そういうところで活躍はさせてもらって……いや、活躍というほどのこともしてないので出番を頂いてきたんですけど。今回個人的に嬉しかったのは、マトイちゃんが「私のお友達のパティちゃんとティアちゃんだよ」って言ってくれたことです。ちゃんと友達と思われてる! って。
小野:母性があるからね、ちょっと気の毒に思ったんだろうね(笑)。
下野:あと、マトイはすぐ友達になりがちだから。
阿澄:パティエンティアですらもお友達と思ってもらえてるという事実!
下野:そんなに貶めなくてもいいのに、井口さんがいたたまれない顔してますし(笑)。
井口:でも、我々は情報を売るつもりでいるので! それを生業にしてるので!
阿澄:勝手に情報をしゃべってるだけだけどね。
小野:そうだよね。こっちは求めてないのに勝手にしゃべってる(笑)。
阿澄:ちゃんとお金を回収できてるのかが描かれたことがないのでわからないですけど、それはまーいいです! とにかく、友情が感じられて嬉しかったです。
ーー先程から謙虚ですね(笑)。
井口:卑屈とも言える。
阿澄:我々、ラッキーでしかないので(笑)。
井口:私は、子供がいっぱい出てきたのがかわいかったです。
下野:視聴者の感想!!
井口:ほっこりするというか、日常というか。子供たちがアッシュさんたちに話しかけたりするのは、アニメでは見られなかったシーンなので、すごく新鮮だなって思いました。ガヤも楽しかったし。
下野:あと個人的にすごく気になったのは、パティは幽霊苦手なんだということです。この世界の中で幽霊という言葉はあまり聞かないので、その単語自体がすごく新鮮だなと。
小野:そうだよね、SFだもんね。
佐藤:確かに! 動物園っていう単語もすごい新鮮でした。
阿澄:動物園があるんだっていう! どんな動物いるんだろうね。
下野:そこだよね! 動物はいるけど、獰猛なのしか見たことがないから。
小野:人を殺すタイプのしか触れ合ってないからね。でも『PSO2』って、アニメでは明るくてライトなところはフォーカスされてないから、ドラマCDでそういうところを感じていただけたら一番嬉しいです。
ーーちなみに子供たちのガヤは女性キャストさんたちで録ったんですか?
阿澄:そうです。だいたいどの現場でも女性キャストみんなで録っているので、耳をすませば面白いと思いますよ。
ーー聞いていて、本当に子供みたいだなぁと思っていました。
小野:女性が子供たちをやってるときのガヤって、後ろから見てても上手だなって思うんですよ。いい感じに男の子と女の子に分かれたりして、打ち合わせもしてないのにすごくバランスが取れてる。声優ってすごいな~って思います(笑)。
ーー(笑)。アニメファンとして気になったのですが、ドラマCDとアニメで演じ方は変わるんですか?
阿澄:絵に合わせなくていいので、間は勝手にやれるというのはあります。
小野:絵がないから、アニメ本編と同じものをっていうのは結構難しかったりはしますね。ちょっとずれたりするので。僕だと、深刻になりすぎると、年齢感が上がっちゃったりすることがあるので難しいです。
ーードラマCDでも、今回のように集まって録ったほうがもちろんやりやすい?
下野:それはもちろん! 予測することもできるけど、予測とは違うと思いますので。
小野:だから、パティとティアですら、いてくれたほうがいいんですよ。
阿澄・井口:ですら!!!!
井口:でも、よしっ!
下野:前向きだぞ!
阿澄:いてくれたほうがいいって言われた(喜)。
井口:必要だ!って言われたね(喜)。
一同:(笑)
小野:でもその話しはしてたんだよ。アニメでもドラマCDでも、パティとティアのふたりがいてくれると明るくなるんですよ。しかもこのふたりだけなんです。裏側に薄暗いものを背負ってないの(笑)。
佐藤:光の道を歩いている感じがある。なので、いてくれるとありがたいです。
下野:光の道!!