地学部メンバーへの想いを込めて演じた第11話の何気ないワンシーン――冬アニメ『恋する小惑星』遠藤幸役・Lynn 声優インタビュー連載第6回
『まんがタイムきららキャラット』(芳文社)にて連載中のQuro氏による4コマ漫画作品『恋する小惑星(アステロイド)』(以下、恋アス)。
本作のTVアニメが2020年1月より好評放送中! 高校の地学部を舞台に、“小惑星を見つけたい”という夢を持つ主人公を中心に展開される地学系女子(ジオジョ)による青春ストーリーです。
アニメイトタイムズでは、声優陣へのインタビュー連載を実施! 第6回は、地学部の顧問を務める先生こと遠藤幸役のLynnさん。キャラクターに懸ける想いや、収録・オーディションの裏話など、作品のこれまでやこれからを語っていただきました!
バックナンバー
第1回 木ノ幡みら役・高柳知葉さん&真中あお役・山口愛さん
第2回 猪瀬舞役・指出毬亜さん
第3回 桜井美景役・東山奈央さん
第4回 森野真理役・上坂すみれさん
第5回 鈴矢萌役・上田麗奈さん
初のきらら作品に対する想いと、運動部と文化部の違い……?
――先日、最終話のアフレコを終えたと伺いました。
Lynnさん(以下、Lynn):本当にあっという間で、最終話のアフレコでも「今日が最終話って気がしないね」「まだ6、7話くらいの感覚だね」といった話をほかのキャストとしていました。
――地学部キャストのみなさんが口を揃えてアフレコ現場の雰囲気がいいとお話されています。
Lynn:先生的には賑やかなみんなの姿を眺めているスタイルです(笑)。
――保護者目線のような?
Lynn:そうですね。興味のある話に「それ知ってるよ!」と入っていくこともありますが、それ以外は基本的に「みんな楽しそうだな〜」といったスタンスで眺めていることが楽しくて。
それとアフレコ現場と言えば、いつも作品に関係したお菓子の差し入れをいただくのですが、そこにみんなで集まってワイワイするのが、楽しかったですね!
――では改めて原作を読まれた際の感想を教えてください。
Lynn:すごく平和な世界だなと(笑)。優しくて幸せな世界という第一印象がありました。私自身、きらら作品に初めて出演しますが、「これが“きらら”なのか……! キラッキラしてる!」と思って(笑)。
――前々回のインタビューでは、上坂すみれさん(森野真理役)も同じようなことをおっしゃられていました(笑)。
Lynn:私は過去に何度かオーディションを受けさせていただいたのですが、自分の声質ではきらら作品特有のキラッキラした空気感に合わないと諦めていて……(笑)。ですが今回、先生という素敵な役どころをいただけました!
また内容も、小さい頃に出会ったふたりが再会するという展開がドラマチックで。お互い当時の夢を持ち続けていて、ふたりで夢に向かって動き出す……とても素敵なストーリーだと感じました。
ちなみに、私は学生時代に運動部に所属していたのですが、準備運動して、走り込みをして、たまに練習試合をして……というように活動内容が決まっていて。それに対して本作で描かれる地学部をはじめとした文化系の部活動は、活動内容を自分たちで決めているので、その点も新鮮に感じました。
――たしかに文化部ならではの活動を新鮮に感じる方は多いかもしれませんね。
Lynn:すごく楽しそうだと思いました! 女の子だけでわちゃわちゃすることもなかったので、羨ましくもあります(笑)。地学部の中で上下関係もありつつ、みんなで助け合っている姿も微笑ましかったです。
あと、地学の知識を学べる、いい教科書だとも感じました。
――ほかのキャストのみなさんも、教科書や学校の授業に『恋アス』はピッタリだとおっしゃっていました。
Lynn:そうですよね。私も日常的に「星がキレイだな〜、好きだな〜」と思うことはあったのですが、学校の授業では堅苦しい印象を受けてしまい深く調べるには至らなくて。なので、『恋アス』の原作コミックのように描かれていると、入りやすいのではないかと思います!