女子高生Vtuberがラップをキメる！　痛快3DCGアニメ『言霊少女』主演キャラクターソウル陣が互いに語るソウスピメンバーの印象／インタビュー前編

女子高生バーチャルラップユニット、Microphone soul spinnersの青春と友情、ラップバトルを描いた新時代3DCGアニメ『言霊少女 the Animation-Microphone soul spinners-』が好評配信中！

Microphone soul spinnersとは2019年10月、SHOWROOMのバーチャルオーディションに合格した女性4人がバーチャルキャラクターを演じるVtuberとして結成された、女子高生バーチャルラップユニット。彼女たちが多角的に活動していく「言霊少女プロジェクト」の一環として、2020年1月よりSHOWROOMやYouTube Liveなどでアニメ配信がスタートし、現在12話まで配信されています。

そんな注目のMicrophone soul spinnersのメンバー、向田 らいむのCS（キャラクターソウル）：齋藤 亜里菜さん、与謝野 詩歌のCS：田上 真里奈さん、川端 ひまわりのCS：塩出 美彩希さん、ヴィルヌーヴ 千愛梨のCS：天野 萌さんへの1万字超えのメールインタビューを2回に渡り、お送りします。

前編では4人の自己紹介や演じるキャラ、そしてOP曲「Microphone soul spinners!」など彼女たちが歌うラップ楽曲などについてお話ししていただきました！

ソウスピを演じるキャストが自己紹介！

――アニメイトタイムズでソウスピの4人揃ってインタビューするのは初めてということで、ご自身の自己紹介をお願いします。

向田 らいむ CS：齋藤 亜里菜さん(以下、齋藤)：こんにちは！らいむ役の高校3年生17歳の齋藤 亜里菜です。趣味は音楽鑑賞で、歌うことが大好きです！特技は小学4年生の頃からやっているギターです☆よろしくお願いします。

▲向田 らいむ

与謝野 詩歌 CS：田上 真里奈さん(以下、田上)：田上 真里奈です。舞台を中心に声や映像などお芝居の仕事をしています。趣味はハモること、特技は人に言われて気づいたのですが、ドヤ顔です。イラストを描くのも好きです。

▲与謝野 詩歌

川端 ひまわり CS：塩出 美彩希さん(以下、塩出)：はじめまして！ひまわりちゃんの魂を担当しています、塩出 美彩希です。私の趣味はライブ鑑賞、特技は声真似！今ハマっているものは料理のアレンジレシピを探すことです。

▲川端 ひまわり

ヴィルヌーヴ 千愛梨 CS：天野 萌さん(以下、天野)：天野 萌と申します。特技は、ヒューマンビートボックス 。趣味は動画鑑賞で、今ハマっているものは、音作りと『あつまれ どうぶつの森』です。ひたすらやってます！(笑)

▲ヴィルヌーヴ 千愛梨

――「言霊少女プロジェクト」のオーディションに合格した時の感想は？

齋藤：「SHOWROOMオーディション」で、スタートダッシュイベントの時から全力で取り組んでいたので、実際にお電話で合格のご連絡をいただいた時は、嬉し泣きしてしまいました！

田上：約１カ月間、「SHOWROOM」での配信審査の後、最終審査という長丁場なオーディションだったので、決まった時は嬉しさもひとしおで達成感すらありました。配信期間は、視聴者の皆さんに助けられながら自分にやれる事を模索し、今までになかった自信をもらったので感謝しています。いい報告ができて本当に良かったです。

塩出：最終審査を受けた数日後に留守番電話が届いていて、音声を聞いて一人、部屋の中でそわそわしてしまいました！(笑)気持ちを落ち着けて改めて折り返しのお電話をさせていただきました。審査はやりきった気持ちで一杯だったので、どんな結果でも受け入れる心づもりはしていたんですが、いざ合格と聞いた時は本当に嬉しくて、応援してくださった皆さんに早く報告したくてたまりませんでした！

天野：正直、現実味がなかったです。電話で合格の連絡をいただき、その日の夜、ベッドで「受かったのか」とやっと実感しました(笑)。自分にとって新たな一歩を踏み出した自信にもなりましたし、大好きなHIPHOPに関われる仕事というのがとても嬉しかったです！何より応援してくださった方々にも本当に感謝しています。

『言霊少女 the Animation-Microphone soul spinners-』はモーションキャプチャーアニメ・Vtuber・ラップを複合した斬新なプロジェクト！

――『言霊少女 the Animation-Microphone soul spinners-』を演じたり、ご覧になって感じた作品の印象をお聞かせください。

齋藤：『言霊少女』は「ラップ」のプロジェクトでもあるので、アニメで「ラップ」をどう組み合わせるのかが気になっていましたが、ラップをセリフとして言っていたり、私のようにラップ初心者でもわかりやすい内容で、回を重ねるごとに笑いや涙の生まれる素敵な物語だなと思いました。この面白さをたくさんの方に共有できるように、一言ひとことを大事に演じていきたいなと改めて思いました。

田上：モーションキャプチャーならではの表情の豊かさ、動きにそれぞれの個性が出るところに感動しました。あらゆる角度からのカメラワークや、手持ちカメラで撮影された映像の動きには、他のアニメ作品と比べてより人間味があるというか、テレビドラマとアニメのいいとこ取りのように感じます。

塩出：「Vtuberのアニメーションってどうなるのかな？」と思っていたのですが、普通のアニメとは違ったバーチャルならではのカットやカメラワーク。私の動きを通じて実際にひまわりちゃんがそこにちゃんといる！もっとひまわりちゃんを作品の中でのびのび生かしてあげたいなと感じました。

天野：モーションキャプチャー使用アニメという、新しいアプローチの仕方だと、ただただ圧巻です。新たな試みを自身で実感して発信出来るのはとても幸せです…！キャラの動き演じているのが私自身なので、放送された時は、嬉しさもひとしおでした。

――ご自身が演じるキャラについてご紹介お願いします。

齋藤：らいむちゃんは、緊張しやすいタイプでなかなか自分の思いを表に出せない、そんな消極的な女の子です。アイドルが好きで、お友達からの「らいむ、かわいいよ！」の一言でアイドルを目指してみたものの挫折してしまいました。

でも、歌って踊ることが大好きならいむちゃんは、アイドルという夢をどこかでまだ諦められない気持ちがあって。ある日、ヴィルヌーヴ 千愛梨ちゃんからラップバトルに誘われ、ソウスピメンバーに出会い、どんどん自分に自信をつけることができて、らいむちゃん自身が明るい女の子に変わってきました。今までの悔しい気持ちをバネに、どんなことにも一生懸命な頑張り屋さんです。(^^)

田上：詩歌は俳句部に所属しています。周りの人間から彼女への評価は「プライドが高く、協調性がない」という惨憺(さんたん)たるものですが、本人はあまり自覚がないせいか、気にせずマイペースにやっています。言葉遣いは丁寧です。

塩出：ひまわりちゃんは、お笑い専攻科に通う3年生です。性格はすごくネガティブで、しかも唯一、留年してしまっているという過去があります。見た目と性格のギャップはメンバーの中で一番あるんじゃないかなーと思います。普段はおとなしいのに、ラップはめちゃくちゃかっこいい！そんな彼女のいろいろな一面を楽しんでもらいたくて日々演じています。

天野：千愛梨ちゃんはものすごく芯の強い、何より素直な子だと思います。通っている学園のテッペンを獲るという強い野望があると同時に、挫折を味わった経験もあるので敗北を誰より嫌う一面もあります。

――演じる時に心がけていることはありますか？　

齋藤：モーションキャプチャーでの撮影もあるということで、声だけじゃなく、動きもらいむちゃんになることや、陰キャ感が見てくださる方に伝わるようにすることを常に意識しています。私自身、本格的に演技をすることが初めてで、技術面も含め、何もかも足りていない状態だったので、周りのスタッフさんやメンバーに演技の動きのアドバイス等をしていただきました。

田上：リテイクされる時は「ちょっとノってない」と言われることが多いので、舞台で全身を使って演じる時のように、伸び伸び演じることを心がけています。

塩出：「スイッチング」を大事に演じています。配信やラジオなどでおしゃべりしている時は、少しまったりとしつつも元気なひまわりちゃん。でもマイクを持って歌いだせば、かわいさとカッコよさを兼ね備えたひまわりちゃん。二面性をたくさん魅せていけるよう心がけています。アニメでは基本的にツッコミ役なんですが、急に暴走してしまったり……。あとは、一発ギャグなどのアドリブを求められることが多いので、毎話とにかく全力です。

天野：感情を素直に乗せるように心がけています。言葉が強くなりがちな彼女だからこそ、女の子が持つ繊細な部分も大事にしています。