春アニメ『かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~』伊井野ミコ役:富田美憂さん&大仏こばち役:日高里菜さんメールインタビュー|おふたりが第2期で一番笑いをこらえるのに必死になったシーンとは?
シリーズ累計1000万部を超える、赤坂アカ先生によるラブコメ漫画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』。同作を原作としたTVアニメ第2期『かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~』が2020年4月より好評放送中です。
5月2日(土)より順次放送の第4話から新キャラクター・伊井野ミコ、大仏こばちがいよいよ登場します。
放送に先駆けアニメイトタイムズでは、伊井野ミコを演じる富田美憂さん、大仏こばちを演じる日高里菜さんのおふたりにメールインタビューを実施! 演じるキャラクターの印象や役作りについてはもちろん、アフレコ現場の様子、お気に入りのシーンや笑いをこらえるのに必死だったシーンなどをたっぷりと語っていただきました。
作品に参加する前からファンだったというおふたりの、作品とキャラクターに対する愛が詰まった本稿を読めば、これからのお話がより楽しめること間違いなしです!
伊井野ミコ役:富田美憂さん
――参加する前から作品のことはご存じでしたか? また、原作漫画や台本を読んだ際の印象を教えてください。
伊井野ミコ役・富田美憂さん(以下、富田):もちろん知っていました。原作もアニメもすごくテンポが良く、いい意味で読みながら自分自身も生徒会メンバーに振り回されているような気持ちになります。
あと何より恋愛的な要素のキュンキュンする部分とギャグの部分のバランスが絶妙なので「早く次の巻が読みたい!」と常にワクワクしながら読み進めていました。
台本にもそんな原作の魅力がそのまま詰め込まれていましたし、さらにプラスで場面描写や台詞が加わって、アニメならではの面白さがありました。
――ご自身が演じる伊井野ミコというキャラクターはどんな人物、どんな性格ですか? また、ご自身と似ている部分はありますか?
富田:「生真面目」という言葉をそのまま人にしたような子ですね。でも生真面目がゆえにから回ったり勘違いをしてしまったりと、とてもかわいい女の子です。
彼女は幼少期の経験から「もっと私がしっかりしないと」と思っている部分があるのですが、私も学生の頃からお仕事をさせていただいていたこともあり大人の方とかかわる機会が多かったんです。なので「もっとしっかりしなくちゃ。大人にならなきゃ。」と常に思っていたので共感できる部分が沢山ありますね。
ミコを演じるうえでミコの過去についての回はかなり大事なパートなので是非楽しみにして見て頂きたいです。
――役作りにおいて監督や音響監督からはどういったディレクションがありましたか?
富田:「未成熟さを出してほしい」というディレクションをいただきました。
ミコは頭もよく年齢に反して難しい単語を口にする子なのでスラスラと喋るというプランを自分の中で立てていたのですが、ディレクションを頂いてからは、考え方や言葉のセレクトは大人だけど一生懸命必死にしゃべっている感じをかなり意識しました。
他にもあえて舌っ足らずに喋ってみたり。言葉の端々に後輩感を感じていただけたら嬉しいです。
――原作者・赤坂アカ先生からキャラクターや台詞について、説明やアドバイスはありましたか?
富田:ミコは生徒会メンバーに振り回されることが多いのですが「富田さん自身もみんなに思いっきり振り回されて楽しんでください!」というお言葉を頂いたんです。
その言葉のおかげで吹っ切れることができた気がしますね。ギャグ的な場面でも「面白くしよう」という考えは一切せず、ただただ真面目に必死に生徒会メンバーに食らいついたり、振り回されたり、から回ったり……。そんなミコの一生懸命な姿が客観的に見てかわいらしい、面白いと見えたらいいなと思います。
――アフレコ現場の様子はいかがでしたか? 第2期からの参加ということで、チームの中に途中から入っていくのはプレッシャーもあったと思います。
富田:かなりありました! 第1期を通して現場の空気やお芝居の雰囲気ができあがっているはずなので、自分が入ることによってそれを崩してしまったらどうしよう……と思っていたんですが、実は昨年の「ジャンプフェスタ2020」の前にキャストのみなさんと赤坂先生とお出かけをしたんです。それを機にかなりみなさんと仲良くなれた気がしますね。頼もしいお兄ちゃんとお姉ちゃんがたくさんできた感じというか(笑)。
すごくアットホームな現場で楽しいですけど、学ぶことや吸収できることがたくさんある素敵な現場です。
――本作には甘酸っぱい恋愛シーンやグッとくる感動シーンも満載です。アニメ第2期において個人的に特にキュンとした、もしくは感動したシーンや台詞を教えてください。
富田:ミコの「がんばれ石上」という台詞です。原作を読んだ時からかなり印象的なシーンだったので、自分が原作のこのシーンを見た時と同じくらい、それ以上の衝撃をアニメで見た時にもみなさんに感じていただけるようにとても頑張りました。オンエアを楽しみにしていただけると嬉しいです。
――本作はコメディ要素も非常に強い作品です。アニメ第2期において個人的に一番笑いをこらえるのに必死だったシーンを教えてください。
富田:会長が校歌を歌うために藤原先輩と特訓する回が一番笑いをこらえるのに必死でした。
台本を頂いた時から古川さんはどうやってこれを表現するんだろうと思っていたんですが、会長の歌、想像の100倍はすごかったです(笑)。さすが古川さん!!!
――ミコとこばちは、学園の秩序を守る風紀委員でもあります。もしご自身が秀知院学園の風紀委員になったらどんな仕事がしたいですか?
富田:あの秀知院の生徒たちを果たして私が取り締まることができるのだろうか……。
私一人ではできなさそうなので、あおさん(四宮かぐや役:古賀葵さん)と古川さん(白銀御行役:古川慎さん)とここちゃん(藤原千花役:小原好美さん)と鈴木くん(石上優役:鈴木崚汰さん)とゆみりさん(早坂愛役:花守ゆみりさん)と里菜さん(大仏こばち役:日高里菜さん)と青山さん(ナレーション:青山穣さん)にも風紀委員になってもらってみんなで取り締まります(笑)!
――ミコは藤原先輩に強い憧れを抱いています。富田さんは学生時代憧れていた人はいましたか? また現実に藤原が先輩としていたら、富田さんはどう付き合っていましたか?
富田:高2の時の担任の先生が本当にヒーローみたいにかっこいい先生で憧れでしたね。私も先生みたいな、人に手を差し伸べられるような大人になりたいと今も思っています。
私は押しにとても弱いので藤原先輩のおもちゃにされそうだなぁ……。でも、藤原先輩が近くにいたら毎日慌ただしくて楽しそうです!
――最後に改めて、アニメ『かぐや様は告らせたい』の魅力をお聞かせください。
富田:毎回慌ただしく動いていく人物関係の進展も魅力の一つだと思います。キャラ同士の進展や一挙一動にたくさん笑って、たくさんキュンキュンしてほしいですし、毎話観終わった頃にはどのキャラクターのことも好きになるはずです!
さらにパワーアップした第2期、是非楽しんでください!