『とある科学の超電磁砲T』浅倉杏美さんは食蜂操祈をどう演じたのか|《大覇星祭編》完結記念 声優インタビュー第5回
2020年1月から放送中の『とある科学の超電磁砲<レールガン>』シリーズ第3期にあたる、TVアニメ『とある科学の超電磁砲T』。アニメイトタイムズでは、本作に登場するキャラクターたちを演じた声優陣に、第3期前半の《大覇星祭編》をたっぷりと振り返ってもらうメールインタビュー連載を実施中です。
第5回に登場するのは、《大覇星祭編》のメインヒロインと言っていいでしょう、食蜂操祈を演じる浅倉杏美さん。学園都市第五位の『超能力者(レベル5)』で、『超電磁砲S』の第1話でも御坂美琴に執拗に絡んでいて、今回も怪しげな雰囲気をかなり漂わせていたのだけど、そのあとの展開は……。見てない方はぜひ!
また、食蜂のしゃべり方もユニークで、語尾や○○力といった独特なワードを用いるのだが、それが自然に、それでいてかなり癖になる感じで聞けたのは、浅倉杏美さんの演技力によるところも大きかったと言えるだろう。
浅倉杏美さんは、何を大事にして食蜂操祈を演じていたのでしょうか。
「あざとく!」と念をおされました(笑)
――あらためて『とある科学の超電磁砲T』が始動すると聞いたときは、どんな気持ちでした?
浅倉杏美(以下、浅倉):「次にもし『超電磁砲』のアニメ続編が出るとしたら、食蜂さん大活躍する回があるよねー!」なんてアフレコ現場で話していたことが、数年経って本当に実現するとは!!と、興奮しました。嬉しかったです!
――『超電磁砲』チームのメイン4人のキャストさんとは、放送開始前のイベントでもよく一緒に出演されていましたが、浅倉さんにとってはどんな存在ですか?
浅倉:とにかく皆さん優しくて大好きです! 里美さんは「とある」のムードメーカー! 愛生ちゃんはいつもおしゃれなファッションリーダー! かな恵ちゃんはみんなのアイドル愛されキャラ! 利奈さんは他現場でもご一緒する機会が多くて、いつも頼りにしっぱなしです……近くに居てくださると安心します。
――実際にアフレコが始まったときの雰囲気はいかがでしたか? また、監督含めスタッフから何かディレクションはありましたか?
浅倉:とにかくアットホーム!です。制作チームとキャストチームの仲が本当に良くて、チームワークが素晴らしいです。
ディレクションについては…「あざとく!」と念をおされました(笑)。
――何か共演者との思い出はありますか?
浅倉:先行上映のイベント終わりに、みんなでお食事へ行きました! そこですっっごく豪華なお肉をいただいて……あまりに美しいお肉だったのでみんなで写真を撮りまくりました(笑)!
――食蜂操祈はどんなキャラクターですか? 演じる上で自分の中で大事にしていることはなんですか?
浅倉:マイペースでミステリアス。自分の能力「心理掌握(メンタルアウト)」で人を自由に操っちゃう。けれども周囲に慕われている不思議な子だなぁと感じます。
彼女はその能力があるがゆえに壮絶な人生を送ってきているのですが、辛い時、弱音も本音も人に見せられないのが見ていて切ないなぁと思います。だから演じる際は、本音が見えないようにすること、飄々とした空気を纏えるように心がけています。