『とある科学の超電磁砲T』富田美憂さんの語る挑戦の役柄だった警策看取、演じて感じた印象とは|《大覇星祭編》完結記念 声優インタビュー第13回
2020年1月から放送中の『とある科学の超電磁砲<レールガン>』シリーズ第3期にあたる、TVアニメ『とある科学の超電磁砲T』。魅力的で個性的なキャラクターたちが登場し、さまざまな戦いが繰り広げられた《大覇星祭編》も第15話の放送で、ひとつの完結を迎えました。アニメイトタイムズでは、そのキャラクターを演じた声優陣に、《大覇星祭編》をたっぷりと振り返ってもらうメールインタビュー連載を実施中です。
連載第13回は、黒子との熱いバトルと、明かされる衝撃の過去に感動した警策看取を演じる富田美憂さんが登場。原作ファンだと語る彼女らしく、熱い思いの丈が聞けた。
挑戦の役柄だったと語る警策看取を演じてみて感じたこと
――「とある」シリーズは原作から読んでいたそうですが、『とある科学の超電磁砲』にはどんなイメージを持っていましたか?
富田美憂さん(以下、富田):「誰もが知っている作品」というイメージがありました。私も小学生の頃から観ていたのですが、この作品をきっかけにアニメの世界にハマる子も周りにたくさんいました。クラスで流行っていたので、教室で原作の貸し借りをしていましたね。
――アフレコ現場はどんな雰囲気でしたか?
富田:皆さん本当にすごく優しくて、毎回アフレコがとても和やかでした。毎週アフレコに行くのが楽しみでしたね。先輩方のお芝居は本当に勉強になりましたし、毎回たくさんのことを吸収させていただけるのが嬉しかったです。
あと、佐藤さんと新井さんが毎週交代で差し入れのお菓子を持って来てくださっていて、作品愛をすごく感じましたし、私もこんな先輩になりたいなと思いました!
――警策看取はどんなキャラクターですか?
富田:主人公たちに立ち塞がるようなポジションのキャラクターを演じさせていただくことが今までなかったので、挑戦の役柄でした。
第15話の過去の話がとても印象的で、物語の立ち位置としては“敵”という括り方をされるかもしれない彼女にも大切な人がいて、苦しい思いもたくさんして…。すごく人間味に溢れた女の子だなと思いました。
だから警策看取は“悪役”ではないんですよね。私も実際にアフレコをしていくうちに彼女のことを理解することができるのがとても楽しかったです。
――しゃべり方の癖が強めの作品ですが、警策看取を演じるときにこだわったところはどんなところですか?
富田:語尾をちょっと伸ばし気味にしてみたり気だるく喋ってみたり、飄々として掴めないような雰囲気を意識しました。
看取はよく芝居がかったリアクションをするときがあるので「もっと外国人ぽく」「わざとらしい感じで」というディレクションもいただきました。
言葉の端々にちょっとした不気味さが出ていたらいいなと思います。