『とある科学の超電磁砲T』ドリーを好演した小原好美さん、全力で彼女に寄り添って|《大覇星祭編》完結記念 声優インタビュー第14回
2020年1月から放送中の『とある科学の超電磁砲<レールガン>』シリーズ第3期にあたる、TVアニメ『とある科学の超電磁砲T』。魅力的で個性的なキャラクターたちが登場し、さまざまな戦いが繰り広げられた《大覇星祭編》も第15話の放送で、ひとつの完結を迎えました。アニメイトタイムズでは、そのキャラクターを演じた声優陣に、《大覇星祭編》をたっぷりと振り返ってもらうメールインタビュー連載を実施中です。
連載第14回は、ドリーを演じた小原好美さんが登場。さまざまな名シーンがあった《大覇星祭編》の中でも第15話でのドリー、警策看取、食蜂操祈のシーンは大きな感動を生んだ。小原さんはどのようにドリーを演じたのでしょうか。
ドリーのピュアな心をどのように表現したのか
――『とある科学の超電磁砲』にはどんなイメージを持っていましたか?
小原好美さん(以下、小原):不思議な力を持った少女の物語というイメージだったんですが、もっと物語が深いので、すごく引き込まれていく印象がありました。
――アフレコ現場はどんな雰囲気でしたか?
小原:皆さん本当に優しくて…。緊張しながら現場に入ったのですが、最後にはお仕事なのに癒された心地になりましたね。あとは皆さん長い付き合いというのもあって、とても賑やかで楽しい現場でした。
――ドリーは、どんなキャラクターですか? 演じるときのこだわり、ディレクションなどはどういったものでしたか?
小原:外の世界を知らないのですごくピュアな子ですよね。でも彼女の中にもよく分からない寂しさのような影があって。そこを意識しながら演じました。とっても素直な子なのでちょっと切ない気持ちにもなりました。
――ドリーの背景(『才人工房/クローンドリー』という研究機関の生み出されたクローンであること)を知ったときの率直な感想を教えてください。
小原:切なく感じましたね。設定はもちろん彼女の気持ちに触れると余計に…。でも外の世界を夢見ているときや好きな人の前だと本当に楽しそうにするので、全力で彼女に寄り添えたらと思いました。
――ただ、第15話で、ドリーにとって警策看取と食蜂操祈が大切な存在だったことがわかりましたね。
小原:大好きな2人、それぞれと一緒にいるときのドリーは本当に楽しそうにしていて私も演じていて楽しかったです。シャボン玉やすごろく、1人よりも誰かと一緒にいるのはこんなに楽しくて幸せなんだと。