2020年8月後半の総括(女子大生)|青山吉能『みずいろPlace』#6
愛おしい日々とあだ名
そんなこんなで無事に大学生になった2015年。
大学といえば、それぞれが独立していて、サークルやゼミなどで集まることがあるというイメージがあると思います。
しかし私が入学した大学・学部はクラス制みたいなものがあって、25人のクラスメイトと4年間ずっと過ごしてきました。
とは言っても、必修科目を共に受けることが比較的多いだけで、そのほかどのような時間割にするか・必修以外なにを学ぶのかは自由と、高校と大学の間のようなものをイメージしていただければ分かりやすいかなと思います。
今時は入学式ではじめましてというのも珍しいみたいで、SNSなどで人を集めた、「○期○○大学新入生(153)」みたいなLINEグループがすでに出来上がっているんですね。
私はその辺に疎かったので、「あ!もしかして⭐︎はる⭐︎ちゃん?わたしRena.A!え〜会いたかった〜!これからよろしくね〜!!」と話す人々にとても驚きました。
(オ、オフ会か?これはひょっとして一人ぼっちは私だけ…??)と、不安を抱えながら校舎に向かったことを今でも覚えています。
そういった現代ならではの問題に悩まされることは本当に多かったと思います。
自分のいないLINEグループで事前に食堂に集合しているクラスメイトたち。
一人で授業を終えてただっぴろい食堂の扉を開け、それとなくキョロキョロと探していないフリをしながら食券売り場に並ぶのです。(私は知っている人がいないと基本的にはひとりでいることが多かったのだけども)そこで歯磨きにきた同期にであえればラッキー。
同期:「あ!よっぴじゃん!おはよ〜!」
よぴぴ:「アッおはよ〜!いまみんなどの辺おる?席あいとるかなあ(早口)(小声)」
同期:「あ〜席は分からんけどとりまうちら真ん中のあのへんの席におるよ!じゃ」
よっしゃ…。
第一関門突破。これで見苦しくキョロキョロしながらあのタダっぴろい食堂を練り歩かなくて済む…。
な〜んていう日々。
今思えばとてもとてもみみっちいことなんですが、当時は誰かといる自分が大事だったんでしょう。それも含めて愛おしい日々です。
そういえば大学では「よっぴー」でも「よぴぴ」でもなく、「よっぴ」って呼ばれてたのをものすごく今さっき思い出しました。イントネーションは「よ↓っぴ↑」。「抹茶」と一緒です。