音楽活動2周年の内田雄馬さんがライブ映像とシングル「Image」を2カ月連続リリース! インタビューで明かす初のライブツアー、そして6枚目のシングルへの想いとは?
「Image」の歌詞は声優としての自分に重なって共感。クールなダンスナンバーで新たな内田雄馬も!
──8月26日に6枚目のシングル「Image」がリリースされます。制作するにあたってのコンセプトやテーマは?
内田:久しぶりのノンタイアップのシングルなので、今までやってきたことがない音楽に挑戦したかったし、自分自身の在り方を表現できたらいいなと。希望をお伝えしたらShogoさんから上がってきた歌詞が普段、声優としてお芝居する上で想像したり、考えたりしている自分に重なって。また自分に足りないものを理解した上で、こうありたいという「Image」を研ぎ澄ませながら、理想に向かっていこうとする部分も、僕の心の中を代弁してくれているような内容で。僕のことをちゃんと見て、理解してくださっているんだなと感じて、この曲を歌いたいなと思いました。
──これまでにないクールなサウンドで、表題曲にするのも挑戦的だなと思いました。
内田:確かに今までにないテイストの曲ですが、ダンスナンバーであり、好きなタイプの曲でしたし、挑戦し続けるというテーマにもピッタリだなと思いました。そして新たな内田雄馬を感じてもらえたらいいなと。
──お気に入りのフレーズを挙げるとすれば?
内田:繰り返しの歌詞が多いんですけど、僕の仕事も何度も「Image」を繰り返して、思考を重ねていくことで正解を導き出しているので、歌っていてもしっくりくる感覚でした。特に回数が多い「Image」は好きなフレーズでもあります。
──雄馬さんの仕事への姿勢が見えるだけでなく、今壁にぶつかったり、挑戦しようという人の背中を押してくれる曲でもあるような。
内田:歌詞にもあるように仕事をしていると悩んだり、迷ったりすることもあるけど、そのたびに「自分の根本や芯にある部分を信じて戦っていこうよ。今までもそうしてきたんだから」と言い聞かせて冷静になれました。皆さんもこの曲を聴いて、いい「Image」を思い浮かべたり、挑戦する時の力になればいいなと思います。
──歌い方もクールですが、熱を帯びているような感じなのでレコーディングも難しかったのでは?
内田:繊細な曲で、フレーズを細かく、丁寧に歌わなくてはいけなくて。1つひとつの歌詞をしっかりと理解しつつも、楽曲の細かいニュアンスを突き詰めていかないと音として流れないし、伝わらないので。歌詞の中にあるように「五感」を研ぎ澄まして歌わなくてはいけなかったので難しかったです。
──「Image」のMVのテーマやどのように撮影されたのでしょうか?
内田:ダンスナンバーなので、イメージシーンもありますが、ダンスシーン中心の構成になっています。ダンサーさんにも入ってもらって、がっつり踊っていますので、お楽しみに。
夏のドキドキする1日と雄馬さんのポジティブさがリンクした「SummerDay」
──ではカップリング曲についてのお話も。「SummerDay」は好きな女の子と海でデートする1日を描いた歌詞と明るいサウンドにドキドキ感と夏の開放感あふれて。
内田:僕のポジティブな部分や開放的なテンションが出ている曲ですね。歌詞の主人公が浮かれている感じはかわいいし、このくらいテンションが上がってしまう瞬間ってありますよね。『楽しもうよ!』と弾けるところは僕らしいかな。今回は夏のリリースなので、アッパーな曲もほしくて。
──雄馬さんとのバーチャルデート気分も味わえますね。
内田:いろいろな聴き方、楽しみ方をしていただければ(笑)。夏のリゾートやお出かけの時に聴くのもオススメです! ぜひ夏のお供に!
──ただかなり高音で熱くて、レコーディングもカロリーの消費が大きそう。
内田:それくらい夏は人を熱く、エネルギッシュにさせるということで。聴いていてもテンションが上がります。いつかライブでも一緒にみんなと歌って盛り上がりたいです。
──3曲目の「You Are Special」はアコースティックでさわやかな曲で、ハモりなどなくシンプルに歌声が胸に届きます。「寄り添えるような歌を」や「君に何度だって伝えたいんだよ」は雄馬さんの気持ちそのままですね。
内田:バラードは個人的にも好きですし、アコースティックで歌う曲はずっとやってみたかったので、今回挑戦させていただきました。アッパー自分の存在や挑戦が誰かの力になればと、いつも思っていて、「誰かに何かを届ける」という想いを歌にしたくて。そして、その思いを汲んでくださった塚田耕平さんが素晴らしい歌詞にしてくれました。ファンの皆さんへの伝えたい想いが表現できたと思います。だからボーカルも主旋律だけでシンプルに。またアコースティック調の曲なので、リラックスした、穏やかな気持ちでレコーディングしました。
──3曲入りですが、アルバムぐらいの多様性と満足感があるシングルです。
内田:前作「Over」は1つのテーマを軸に制作しましたが、アーティスト・内田雄馬の新しい面や可能性と、いろいろな想いや感情をのせた1枚になったと思います。ちなみにジャケットはシンプルでストイックな雰囲気の写真になっています。