浪川大輔さんがプロデュースに関わる&出演の朗読館『池袋ナイトアウルテールズ』が生配信公演決定!下野紘さん、岡本信彦さん、花江夏樹さん、斉藤壮馬さん、松岡禎丞さんが出演する舞台の見どころを浪川さんが紹介|インタビュー
浪川大輔さんがプロデュースに関わり、出演もする朗読館『池袋ナイトアウルテールズ』が9月5(土)~6日(日)生配信! 今年実写映画化もされた『記憶屋』などを執筆する小説家の織守きょうやさんによるオリジナルストーリー、出演するのは下野紘さん、岡本信彦さん、花江夏樹さん、斉藤壮馬さん、松岡禎丞さんの豪華声優陣。配信する会場は先日、開業したばかりの池袋のNEWエンタメスポットのMixalive TOKYOと注目ポイント盛りだくさん。
夜な夜な怖い話が集まるという池袋のBAR「ナイトアウル」。マスターとバーテンダーの鳴海、客の待鳥が織り成す奇怪で不思議な物語。4公演それぞれ役の設定や性格、ストーリー展開も違うなど未体験のエンタメになりそうです。公演を控えた浪川さんに見どころをご紹介していただきました。
挑戦したかった配信朗読イベント。ストーリーのアイデア出しやキャスティング、宣伝会議にも参加!
――今回は出演の他、プロデュースにも関わられていますが、このプロジェクトのご紹介や参加の経緯を教えてください。
浪川大輔さん(以下、浪川):今まで演出したものもあれば、出演のみのものなど、いろいろな場所、いろいろな形で朗読に携わらせていただいてきました。今まではイベント内での朗読は結構ありましたが、朗読のみで公演を行うという文化は皆さんの地道な活動や努力のおかげで最近、やっと根付いてきたのかなと思っています。
そして僕自身、配信という方法には興味を持っていましたが、朗読イベントの配信はハードルも高く、昨今増えてきたエンタメの配信の中でもまだ決して多いとはいえない状態です。でも今後、普及させていくためにも挑戦したいと思って、いろいろな方にご相談させていただいたら賛同していただき、また池袋に5Gなど最新技術を導入した新しい劇場、Mixalive TOKYOが誕生することなども重なり、実現できました。
今回の『池袋ナイトアウルテールズ』の配信を第一歩として、今後僕がやりたいこと、伝えたい想いをお届けできたらいいなと思って、制作しています。
――プロデュースとは、どのような形で関わられているのでしょうか?
浪川:「公演の内容に関しては夏だから怖い話がいいかな」などアイデアやイメージを皆で相談して、星海社さんにオリジナルストーリーを書き下ろしてくださった織守きょうや先生をご紹介していただいて、織守先生の小説を刊行する星海社さんの協力の元、綿密な打ち合わせを重ねながら脚本を書いていただきました。
キャスティングは僕がラインナップを決めて、それぞれの役者さんにお声掛けさせていただきました。演出については演出家の方がいらっしゃるので、基本的にはお任せしながらその都度、意見を出させていただいたり、打ち合わせにも参加していますし、宣伝会議にも参加させていただいています。
舞台はナイトBARほか池袋が舞台。役名は同じなれど4公演それぞれ違うキャラクターとゾクッとする怖さを楽しんでください
――本作は『記憶屋』などの人気小説を執筆されている織守さんの書き下ろしストーリーですが、どんなふうにオーダーされたのでしょうか?
浪川:新しいコンテンツ作りを始めるので、ストーリーもオリジナルがいいなという点では他のプロデューサー陣とも一致して。また4公演あるので、もちろん1公演だけ見てもちゃんと完結するし、楽しめるけど、すべて見ていただくことでより楽しめたり、明らかになる仕掛けは入れたくて。一部分だけが違うのではなく、1公演ごとに明らかになっていくものや、「こういう方法もあるのか!?」と驚きや新鮮さも感じていただけると思います。
また朗読イベントでは舞台や劇場での雰囲気作りが大切ですが、配信では難しいので、長すぎず、短かすぎない1時間尺で、年齢や性別を問わず楽しめて、怖い話といいつつもめちゃくちゃ怖いわけではなく、ちょっとゾクっとするくらいで…。同じキャラクターでも違う声優が演じるとまったく違うキャラクターになるわけですが、4公演通して同じ役を演じるのは僕だけで、他は同じ役名でも公演ごとに性格や設定、雰囲気が異なっているので、その点でも4公演見ても飽きずに楽しんでいただけるかなと思っています。
――舞台となるBAR「ナイトアウル」や、怖い話に登場する場所がすべてMixalive TOKYOがある池袋というのもおもしろいですね。
浪川:池袋から発信しようというMixalive TOKYOからのメッセージでもあり、配信を見ていただいた後は「あのエピソードで描かれていたのはあそこかな?」と想像したり、池袋に遊びに行ってもらえたらという願いも込めて。実はMixalive TOKYOの発表会見で豊島区長の高野之夫にお会いしてから、豊島区にすごく愛情を持たれていて、たくさんの方に発信していきたいというお話をうかがったこともあり、池袋を舞台にする案は最初からありました。