『けものフレンズ3』1周年記念連続インタビュー! 今回は和泉風花さん(ドール役)と柳原かなこさん(ミーアキャット役)、伏見はる香さん(マイルカ役)が登場!
大好評配信中のスマホ用アプリ『けものフレンズ3』。1周年を迎えた本作は、ドール、ミーアキャット、マイルカを中心としたフレンズたちが、プレイヤーとともにジャパリパークを探検するストーリー。
サービス開始1周年を記念して、今回はメインキャラクターを演じる声優、和泉風花さん(ドール役)と柳原かなこさん(ミーアキャット役)、伏見はる香さん(マイルカ役)にインタビューを行った。これまでの活動を振り返り、1年間の思いをたっぷり語っていただきました!
●はなまるアニマル
和泉風花さん(ドール役)[中]、柳原かなこさん(ミーアキャット役)[右]、伏見はる香さん(マイルカ役)[左]
ドール、ミーア先生、マイルカを演じる「はなまるアニマル」にインタビュー
――ご自身の演じるキャラクターについて紹介お願いします。
和泉風花さん(以下、和泉):ドールは探検隊の副隊長なのですが、初めはまだ何も知らない赤ちゃんのような子でした。それが活動を通じていろいろなことを勉強して、徐々に頼りになる副隊長になっていきます。素直で明るく、みんなを元気にできるようなキラキラした子です。
柳原かなこさん(以下、柳原):ミーアキャットは「先生」の立ち位置のキャラクターです。3人のユニット「はなまるアニマル」の中でも、二人を見守っています。普段はしっかりしているのですが、ときどき出る怖いモノが苦手だったり、そういうギャップがかわいらしいキャラクターです。
伏見はる香さん(以下、伏見):マイルカはとにかく元気で明るい子です。はなまるアニマルの中では好奇心旺盛で、面白いことを発見すると飛んでいくような子です。ゲームではしっぽを使ってセルリアンと戦います。そして優しくて、ちょこっとおバカさんなところが愛おしくなるキャラクターです。
――担当しているキャラクターと似ている部分を、他のおふたり答えていただけますか?
伏見:和泉風花ちゃんは、本当にドールなんです。
柳原:うん、しっかりしてる子なので、そこは本当に似てる。
伏見:頼もしい!
柳原:それに雰囲気もけっこう犬っぽいというか。
伏見:猫じゃないよね?
柳原:完全に犬派です。なので衣装を着ると完全にドールになります(笑)。
伏見:しかも誰よりもジャンプが高いんです。
柳原:ライブのときもみんなでジャンプすると、ものすごく高くて野生感がすごい!
――それを聞いた和泉さん、いかがですか?
和泉:恐縮です。まぁその……、自信はなくはないですね。さすがにシッポは生えてません(笑)。
伏見:もうすぐ生えるもんね?
柳原:うん、もうすぐだよね?
和泉:期待してください……。
一同:(笑)
――次は柳原さんがミーアキャットと似ているところは?
和泉:かにゃ(柳原かなこさん)はミーアキャットと同じで、けっこう考えるタイプなんです。
伏見:うん、実はね(笑)。
和泉:かにゃを普段から見てくださっている方には理解いただけるかと思いますが、抜けている感じとか能天気な感じがすると思います。ですが、3人の中で一番考えてるんです。「あれをしなきゃ、これをしなきゃ」とか、普段の生活からよく考えていて、ミーア先生が行動しながらあたふたしている感じと似ていると思います。意外と考えてるんだな……と思いますね。
柳原:「意外と」って、めっちゃバカにするじゃーん!(笑)
和泉:いい意味でだから! disってないから(笑)。普段からちゃんとしてて、たまに抜けているところがあるのが、ミーアキャットと似ているかわいさを持っています。
伏見:私もまったく同じ意見です。かわいいだけじゃなくて、掘っていけば掘っていくほど、いろんないい部分が見えてくるんです。例えば絵がとても上手いとか!
和泉:芸術的だよね?
伏見:うん、芸術的! ミーア先生は容姿とかポーズを見るとしっかりした頼れる人に見えるけど、中を知っていくと、かわいい部分が見えてきます。そういうところが、とてもよく似ていると思います。
――柳原さん、いろいろ語られてましたが感想は?
柳原:いやぁ~、その通りだなぁと思いました。
和泉:自負しちゃった(笑)。
――では、伏見さんとマイルカの似ているところは?
和泉:先頭に立って「行こう! 行こう!!」と行動するのは、マイルカと似ていると思います。
柳原:ライブの練習のときも「こうした方がいいんじゃない?」とか、率先して意見を出してくれるのが伏見さんなので、そういうところは似ています。
和泉:それに、「あれをやってみたい」、「こうしたら、もっとよくなるんじゃないかな?」とか、好奇心から提案してくれます。私たちがやりたいことに向かって行けるように、引っ張ってくれるんです。「できる/できない」は置いといて、まずは先に向かう姿勢を見せてくれます。
柳原:考える前に発案してくれますね。
和泉:それを聞いて3人で話し合って、答えを見つけていっています。ゲーム内でのマイルカちゃんも、そんな感じがします。好奇心旺盛で、さらに先に向かって引っ張ってくれるところが共通点だと思います。
――具体的に覚えている提案はありますか?
和泉:例えばダンスレッスンのときは、「ここはこうした方が、もっと楽しめるんじゃない?」と提案してくれたのを覚えています。マイルカちゃんが「こうやって遊ぼうよ」と発案するのと、とてもよく似てると感じました。
伏見:実は私、オーディションでミーア先生を受けたんです。
和泉:そうだっけ? でも、マイルカになったということは……。
柳原:見抜かれていた!?
一同:(笑)
ラジオや生放送、ライブなど「はなまるアニマル」の1年の軌跡を振り返る
――1周年を迎えますが、キャストとしての活動を振り返って印象に残っていることは?
和泉:「けものフレンズ3 LIVE」(2019年11月9日)が印象に残っています。それ以前もリリースイベントなどで歌わせていただくことはありましたが、単独ライブは初めてだったので、いい意味でも悪い意味でも記憶に残っています。
――いい意味でも悪い意味でも?
和泉:始まる前に、勝手にプレッシャーを感じていたんです。みんなと一緒に楽しくやれればよかったのに、自分が気づかない間にいろいろなことを考えちゃったみたいで……。
伏見:そうね。最年少なのに「はなまるアニマル」の中でセンターで、しかも『けものフレンズ3』の主人公。それをすごく考えてくれてるのは、横で見ていても感じていました。とてもありがたいなとは思っていましたが、あのときは私も自分のことでいっぱいだったので、どうすることもできませんでした。
柳原:そうなんです。みんな自分のことでいっぱいいっぱいでした。
和泉:ライブ直前にいっぱいいっぱいが溢れ出して、急に泣いちゃったんです。そのときにハッと気づいて、「自分の中に、こんな思いがあったんだ」と。でも、そのときみんなが声をかけてくれました。それを聞いて私は、こんなに頼もしい人たちが5人もいて、考えすぎることはないんだと、改めて実感できました。
――とてもいいメンバーたちですね。
和泉:そして、ライブが始まってステージに出て行ったら、大勢の隊長さんたち(来場者)が出迎えてくれました。あのステージは印象に強く残っています。楽しかったのもあるし、自分の思いの強さ、周りのみんなのありがたさを実感したライブでした。
柳原:「ようこそジャパリパークへ」を歌ったしね!
和泉:そう! 初めて私たちが最初に出る初めてのライブで、私たちの門出のようでした。
柳原:きれいだったよね。
和泉:うん、いいライブでした。
――では、柳原さんが思い出に残っている活動は?
柳原:ライブも印象的ですが、かぶっちゃうので別のお話にします。最初「はなまるアニマル」は和泉風花と柳原のふたりで活動をしていました。まだマイルカの加入は公表されていなかったけど、私たちは少し前に3人になることを知らされていたので、早くみなさんにお知らせしたいと思っていました。
和泉:うんうん!
柳原:それでマイルカちゃんが初出演した公開収録番組「けものフレンズ3 わくわく探検レポート」(2019年6月4日、オービィ横浜)で、私たち3人が揃いました。この日が「はなまるアニマル」のスタートです。なので、もっとも印象に残っているのは、この公開収録イベントです。少し前から知らされていましたが、発表まで発言できないもどかしさがありました。
――では、伏見さんが印象に残っていることは?
伏見:私も公開収録イベントの日です。他のメンバーの5人は先にステージにいて、私は後から登場する流れでした。すっごく緊張していました。ステージの袖でセリフを言ってから登場したのですが、緊張でガクガクしていました。スタッフさんに心配されたりして(笑)。
一同:(笑)
伏見:でも、実際に出ていったら隊長さんもメンバーのみんなも、すごく優しくしてくれて。「待ってたよ!」とか「やっと出てこられたね」と言ってくれました。隊長さんたちも「ようこそ」と受け入れてくださいました。本当にありがたいなと感じました。
――それは緊張しますね。ちなみに、その前日はしっかり眠れました?
伏見:ぜんぜん眠れませんでした(笑)。
和泉:だろうね(笑)。
柳原:前日は特に緊張するもんね!
伏見:当日も舞台の袖で、ずーっと小さくなってました(笑)。
ドールたちフレンズの成長物語が『けものフレンズ3』の真骨頂!
――いままでの『けものフレンズ3』で、好きなエピソードは?
和泉:ドールはメインストーリーのなかでどんどん成長しています。初めは宿題もできない子だったのに、気づいたらしっかりした子になってます。みるみるうちに成長して、いまでは私も着いていくのが大変なくらいです。最近印象に残ったエピソードは、ドールが他のフレンズに「夢はなんですか?」と聞かれたときのことです。ドールの夢は「大きな群れを作ること」だったんだけど、気づいたらドールは探検隊の副隊長だし、ドールの周りにはたくさんのフレンズたちが集まっていました。本人は意識していなかったけど、実は大きな群れになっていたんです。他のフレンズから言われて、初めて自分の夢が叶っていることに気づいたドール。素直に一生懸命行動していたら、結果として夢が着いてきたんです! このエピソードは、とても素敵なお話だと思いました。自分がこの子を担当させていただいているのは、とても誇りに思います。でも、その後に続く第8章が辛くて辛くて……。
柳原:そうなんだよね……。
伏見:辛い……。
――ところでみなさんは、どれくらい先のお話を知らされているのでしょうか?
和泉:ぜんぜん知らないです。
柳原:私たちも隊長さんたちと同じです。
和泉:新エピソードが配信されて、そこからプレイして知るので、隊長さんたちと同じタイミングで楽しんでいます。
伏見:以前スタッフさんに「マイルカはいつ登場するんですか?」と聞いたら、「まだナイショ~」と濁されました!
一同:(笑)
柳原:教えてくれないんですよね~。
伏見:でも、隊長さんたちと一緒に楽しめてるよね。
和泉:そうそう! Twitterのタイムラインとかの反応を見て、「第8章ヤバいんだって! 私まだ途中なんだけど、どうしよ~!!」とか思ったり。私もただのファンですね(笑)。
柳原:一緒のタイミングで楽しめるから「わかる! わかる!」とか、タイムラインを見て共感できるから、いいよね。
――柳原さんが好きなエピソードは?
柳原:私もメインストーリーで好きなのは、ドールの成長速度です。初めのころのミーア先生は、何も知らないドールにいろいろ教えていました。しかし、あるときドールは自分から「こうした方がいいと思います」と提案してきたんです。ミーア先生はそれを聞いてうなずいてました。私はそのエピソードが大好きです。きっとミーア先生は教え子が成長してくれて、とても誇らしかったと思います。
――柳原さん自身は寂しくなかったですか?
柳原:本心を言えば、先生を頼ってくれなくなっちゃったからちょっと寂しくなりました(笑)。でも、それは過去に自分が教えたことを実践してくれているからと思うと、寂しさよりも嬉しさの方が強いですね。私はゲームをプレイしながら、「よし、ドールはちゃんとやってるな!」と思いながら楽しんでいます。
和泉:顕著なのが、第8章でドールがミーア先生と離れた場所で作戦を練るとこだよね。
柳原:うん、たぶん初めての経験だよね?
和泉:いままではミーア先生がみんなに作戦を練って指示を出していたのに。でも、あのときはミーア先生の発言を聞いたマイルカが、「すごーい、ミーア先生はドールみ
たい」と言うんです。それを聞いたミーア先生は、「私はドールの先生だから当然」と言うんです。そのときのキャラクターのモーションもかわいくて、ほっこりしました。あのしっかりしたドールを育てたのは私なんですよ、みたいな。てぇてぇなぁ~と思いました。
伏見:だからこそ第8章は辛くて……。
柳原:実は昨晩それを見たのですが、夜に泣きすぎて……。さっきメイクさんに「眼が腫れてますけど、どうしたんですか?」と心配されてました(笑)。
和泉:それくらい、『けものフレンズ3』のストーリーは読み応えがあるんです!
――では最後に伏見さんが好きなエピソードをお願いします。
伏見:マイルカは探検隊に後から加入したメンバーです。最初のきっかけは「ドールたちが楽しそうだから」という安易な理由でした。でもマイルカは、一緒に暮らしていたママ(シロナガスクジラ)から、「ただ楽しいだけじゃいけない」と言われて気づくんです。ドールたちは楽しく探検しているだけじゃなくて、セルリアンと戦い、みんなを守っていることを! それを知ったマイルカは、自分もみんなを守りたいと思うようになり、探検隊に入ることを決意しましたんです。
――とてもいい成長ストーリーですね!
伏見:マイルカは自分のやりたいことを実現させるために、ママを説得して探検隊に入りました。この流れが、私はとても好きです。マイルカはドールたちと出会って行動を起こしました。人間もそうですが、ドールみたいに一生懸命に動いている子って、何かを変えるチカラを持っているんです。マイルカちゃんは、とてもいい方向に変えてもらえました。
和泉:いいお話だったよね。
伏見:このお話を読んで、自分が声優になると決めて東京に出てきたときを思い出しました。私は声優になるために、周囲を説得して上京してきました。『けものフレンズ3』は、とてもいい物語がたくさんあるんです。
『けものフレンズ3』を応援してくれる隊長さんたちにメッセージ
――いつも応援してくださっている隊長さんたちへ、メッセージをお願いします。
和泉:いつもゲームをプレイしたり、私たちの活動を応援してくださってありがとうございます。こうやって1周年を迎えられるのは、当たり前のことではありません。隊長さんたちがフレンズたちを愛してくださり感謝しています。
隊長さんたちにとって、この1年はいろいろな感情の動きがあったと思います。ですが、探検隊がいる限り悪いカタチにはさせません! これからもみなさんに恩返しができるように、そして見守っていただけるように、この6人を中心にがんばっていきたいと思います。私たちは、また去年のように早く隊長さんたちに会いたいです。これからも応援よろしくお願いします。
柳原:1周年を迎えられて嬉しく思います。応援してくださり、ありがとうございます。いままでライブや生放送をやってきて、もう1年が経ったと思うと早い1年でした。1周年経ったいま振り返ってみると、探検隊は大きく成長しています。私たち「はなまるアニマル」も、早く隊長さんたちに成長した姿をお見せしたいと思っています。まだゲームを進めていない方や、これから『けもフレ3』をプレイされる方は、メインストーリーを進めながらフレンズたちの成長と、私たちの成長を見届けていただけたら嬉しいです。これからも応援よろしくお願いします。
伏見:あっという間の1年でした。私たち3人の「はなまるアニマル」の活動は1年経っていますが、結成したのはつい先日のように感じるくらいです。「もっと長く一緒にいたのでは?」と感じられるのは、すごく濃密な1年だったからだと思います。こんなあっという間と思えたのは、隊長さんたちが応援してくださっているおかげです。
1年を思い返せば、ラジオや生放送番組、イベントなど、いい思い出がたくさんです。特に番組に寄せられた隊長さんたちからのお便りには励まされましたし、隊長さんたちの想いを聞けて嬉しかったです。
また、それだけでなく、いつも隊長さんたちが『けもフレ3』の細部までしっかり気づいてくださることに毎回驚かされています。例えば収録中にアドリブで歌った「暇の歌」を褒めてくださったり(笑)。これからも隊長さんたちの期待に沿えるように活動していきます。応援よろしくお願いします。
アプリ版『けものフレンズ3』とは?
アプリ版『けものフレンズ3』はお馴染みジャパリパークを舞台に、完全オリジナルストーリーを展開。「セルリアン」の急増したパークの危機を守るために、ジャパリパーク保安調査隊、略して(?)「探検隊」が様々な場所を冒険します。
アーケード版『けものフレンズ3 プラネットツアーズ』では、アプリ版『けものフレンズ3』で手に入れたイラストを、ゲームセンターのゲーム筐体で印刷してリアルカードにできます。
『けものフレンズ3』ダウンロードはこちら!
『けものフレンズ3』公式サイト
『けものフレンズプロジェクト』公式サイト
『けものフレンズプロジェクト』公式ツイッター(@kemo_project)
アプリ版概要
名称:けものフレンズ3
配信機種:iOS / Android
価格:基本無料(アイテム課金あり)
メーカー:セガゲームス
ジャンル:フレンズたちと“わくわくどきどき探検”するRPG