劇場アニメ『WAVE!!〜サーフィンやっぺ!!〜』前野智昭さん&小笠原仁さん&中島ヨシキさんインタビュー|海でつながっている3人。いつかみんなでサーフィンを……
『WAVE!!』のサブキャラクターは全員濃い!?
――第二部、第三部に続くにつれ、さまざまなキャラクターが出てきます。このキャラクター目線で見ると面白いんじゃないかというキャラクターはいますか?
中島:イソキチ(マサキの犬のコーギー)目線で作品を見ると面白いかもしれません。
小笠原:あ~! イソキチ目線は面白いかも!
前野:確かに!
中島:ずっとマサキと一緒にいますし、もしかしてサーフィンをマサキにやらせようとしてる?というシーンもあります。
前野:あと、マサキの妹・サクラ目線でも見ると面白いと思います。泳げないお兄ちゃんがサーフィンをやるってどういう気持ちなんだろう、と。
きっと心配になる気持ちもあると思いますけど、きっとそれ以上にサーフィンで活躍している姿を見るときは嬉しいと思いますし、そういう部分も楽しみ方としてアリかもしれないです。
中島:サクラはしっかり者なんですよね。
前野:本当によくできている妹なんです。
中島:あはははは(笑)。
小笠原:(マサキは)周りの人たちにすごく恵まれていますよね。また、サーフショップの“ファンタジーアイランド”の店長目線も良いかもしれません。
中島:いろいろなサーファーを見てきている人だから、その目線も面白そう。
小笠原:経験豊富だからこそ、作中で大洗組の3人が抱く不安や悩みを、きっと店長は見透かしていると思うんです。
でも、変に口を出さず、波の向くまま風の向くままのスタンスで見守ってくださっているので、その目線で作品をご覧になるのもまた面白いのかもしれないです。
前野:結構濃いサブキャラクターが多いので、ぜひそこにも注目していただきたいです。
海はいくつになっても青春気分を味わえる場所
――マサキを中心にサーフィンの魅力に取り憑かれた8人の少年たちによる“青春”ストーリーにちなみ、“青春”+“海”を連想させるものやご自身が憧れるシーンがあれば教えてください。
中島:海辺に住むことが、ちょっと良いなと感じます。江ノ電沿いにすごいお家がたくさん並んでいて、どんな方が住んでいるのかと想像しちゃいますね。
それこそ波に乗りたくて引っ越してくる人もいるでしょうし、あの辺りに住んでいる人たちは何かに没頭するために住んでいるのかな、と思います。
前野:僕は、最近見た海がワイハなので、やっぱりワイハ基準になっちゃうんですけど……
一同:(笑)。
前野:ワイハの海を見ながら岡本くんとサンドウィッチを食べながらお金の話をして……
小笠原:ちょっと待ってください……! 海と青春を連想させるシーンですよね!?
前野:それが僕にとっての有意義な時間であり青春です(笑)。
中島:最高ですね(笑)。
前野:すごくキラキラしている海を見ながらサンドウィッチを食べて、これからどういう風に生き抜いていこうかという話になって。非日常と日常が交錯する、僕の中では貴重な時間でした。
やっぱりきれいな海と気の置けない仲間と一緒に見る海。どこの海とか関係なく、それだけで本当に青春だと思いました。あわよくば、『WAVE!!』のメンバーでサーフィンを一緒にやってみたいと思います。
――小笠原さんは青春+海で思い浮かべるシーンはありますか?
小笠原:海ってそれだけで青春を感じさせる場所で、行くだけで爽快な気分にもなれますし、ちょっとセンチメンタルな気分になるのも捉え方によっては青春かもしれません。
それこそ、夕暮れの海に行くだけでも、それだけでいくつになっても青春みたいな気分を味わえるんじゃないかな、と。
前野:そうだね。
小笠原:それだけ、海ってすごいパワーを秘めているスポットだなぁ、と最近は改めて感じています。今はちょっと外出しづらい時期ではありますが、だからこそ海に対する恋しさが強まっているような気がして。
海は人をポジティブにさせる力があるからこそ、惹かれるものがあるんだろうなぁ、とここ数ヶ月で強く実感しています。