劇場アニメ『WAVE!!〜サーフィンやっぺ!!〜』前野智昭さん&小笠原仁さん&中島ヨシキさんインタビュー|海でつながっている3人。いつかみんなでサーフィンを……
それは、波乗りの魅力に憑りつかれた少年たちの、終わらない物語ーー。
サーフィンにすべてを賭ける若者たちの青春を描くメディアミックスプロジェクト『WAVE!!』の劇場アニメ第一章が10月2日(土)より全国公開となります。
第一章は、茨城県の“大洗”を舞台に主人公の陽岡マサキが、秋月ショウと出会い、サーフィンにのめり込んでいくストーリーです。
そんな『WAVE!!』第一章のメインとなる陽岡マサキ、秋月ショウ、田中ナルの“大洗組”3人を演じる前野智昭さん、小笠原仁さん、中島ヨシキさんにインタビューを実施しました!
大洗組3人の関係性や第一章で注目してほしいシーン、そしてサーフィンと海の魅力などについて語っていただきました。
海でつながっている3人
――突然ですが、ご自身が演じられるキャラクターを一言で表すとしたら?
前野:マサキは本当に“太陽”という言葉がぴったりな明るい性格で、その明るさで周りを引っ張るムードメーカーのような部分があると思います。そういうキラキラした輝きを放つという意味で、“太陽”という言葉をチョイスさせていただきました。
小笠原仁さん(以下、小笠原):マサキが“太陽”であれば、ショウは“月”だと思います。
中島:おお! (ショウの苗字が)秋月だから! なるほど……!
前野:まさに太陽と月、陰と陽のような関係ですね。
小笠原:はい。ショウのサーフボードもモチーフが月になっていますし、彼が大洗に来て、マサキという自分を照らしてくれる存在に出会えたわけで……
(小笠原さんをジッと見つめる前野さんと中島さん)
小笠原:なんですか、その視線は(笑)。
一同:(笑)。
前野:(中島さんを見て)からの?
中島:太陽と月と来たので、田中ナルは“田んぼ”です。
小笠原:田んぼ(笑)。
中島:太陽と月に照らされている田んぼ……というのは置いておいて(笑)。ナルで思い浮かぶのはハワイやウクレレですけど、“ナル”はハワイ語で「波」という意味を持っているんですよね。
波は作品のテーマにも関わって来ますし、つかみどころのない部分を踏まえ、彼にぴったりな名前になっていると思います。
――そんなマサキ・ショウ・ナルの大洗組が第一章ではメインに描かれますが、この3人組の関係性をどのように思われますか?
中島:結構この3人の関係性は分かりやすいと思います。
前野:そうだね。
小笠原:それぞれ向いている矢印がすごく単純というか、全員が全員のことをリスペクトし合っていると思います。それを表に出すか出さないかの違いだけなんじゃないかな、と。
それこそ、僕が演じているショウにとってマサキとナルの2人の存在は、今まで1人でするものだったサーフィンを、初めて楽しいと共有できる大事な友達だと強く感じます。
――ショウにとって、マサキとナルに対する気持ちは同じものなのでしょうか。
小笠原:ちょっと違うと思います。友達としての大事さは同じですが、ナルに対してもマサキに対しても、サーフィンをやっていて楽しいという気持ちはあるけど「負けたくない!」という気持ちも絶対にあって。
2人ともショウにはない才能を持っているサーファーなので、それぞれが持っている才能に対する対抗心、ライバルとして燃える心に関しては、少しずつ違ったものがあると思います。
特に、マサキはショウに憧れてサーフィンを始めたばかりであるのにもかかわらず、天賦のバランスの感覚を持っていて、ショウは妬ましい気持ちはありませんが、自分にはないものを持っているマサキに羨望の眼差しを向けていたり、僕も負けないようにしなきゃと奮起するところがあったり。
そういう意味では、マサキもナルもショウに良い刺激を与える仲間なんだろうな、と思います。
――前野さんは3人の関係性をどのように感じていますか?
前野:マサキにとってショウは憧れの存在かつ目標でもあり、ショウの姿を見てサーフィンというスポーツにのめり込んでいく。マサキの人生の中でも大きな存在だと思います。
最初に抱いた憧れや目標は、これから年を重ねてもずっと残っていくものなので、マサキの“一生”を語るときには絶対に最初にあがる存在だと感じます。
ナルに関しては、僕も中学時代にナルのような友達がいたので、すごくマサキの気持ちがわかるんです。狙えば本当はもっと上をいけるのに、マサキと同等の立ち位置でいろいろなやり取りをしてくれる友達はすごく貴重ですし、今後も長く付き合いを重ねていける存在だと思います。
マサキにとってナルはショウとは違う意味で一生の友達。どちらが欠けても多分成り立たないというか、本当に大洗組の3人は良いバランスで成り立っていると思います。
――中島さんはいかがでしょう?
中島:ナルにとってマサキとショウは、上から目線という意味ではなく、ちょっと弟っぽい意識があるんじゃないかな、と思っています。なので、2人のことをちょっと一歩引いて見ている感じです。
たぶん、ショウが現れたことによって、その思いが一層強くなったと思います。一緒にいて楽しいけど、マサキのやりたいサーフィンを導いていけるのはショウなんだな、とナルは気づくんです。そういうのもあって、ナルはより冷静に見ることがあるんじゃないかな、と。
もちろん、ナルにとっても2人は一生の友達でありつつも、自分の進路はブレずに持っていますし、心が海のように広い男でもあります。
マサキ、ショウ、ナルの3人は、海でつながっていると強く感じます。