ブシロードの新プロジェクト・バーチャルタレント事務所『いろどり芸能郵便社』とは? 仕掛け人にインタビュー「2年間プレゼンした結果ようやくたどり着いた」
人間とキャラクター、それぞれの魅力で勝負できるのが「VTuber」
――素敵なお話をありがとうございます。とても素晴らしいお考えで、今回のオーディションはスタートしていたのですね。ただ、ちょっと意地悪な質問になってしまいますが、夢を叶える個性を発揮するという文脈であれば、youtuberにも当てはまることだとは思います。改めまして、野呂さんが「VTuber」にこだわるのはなぜなんでしょうか?
野呂:「キャラクターの外見を身に着けてやる必要性」や「今までのyoutuberとやっていることはまったく同じじゃないか」というような話って、「VTuber」ファンのみならず、それ以外の人の中でも話題に上がることですよね?ただ、僕は「VTuber」だからこそ生まれる価値と可能性があると思っているんです。
――なるほど。
野呂:まず大きな理由の一つとして、自分の外見を見せながら活動したくない、苦手だ、という人が多くいらっしゃいます。
そうした活動における苦手要素を排除することで自分自身の個性や得意を最大限に表現できるようになる点は『VTuber』の魅力の一つだと思っています。
この点に加え、『VTuber』では、キャラクターとしての要素が加わるため、表現できる幅や将来的な可能性は無限大に広がると感じています。
これらのように、『VTuber』の特徴である「なりたい自分になれる」という部分に強く興味を惹かれました。
――なるほど。そんな中で行われた「いろどり芸能郵便社」のオーディションですが、今回どのくらいの応募があったのでしょうか?
野呂:○○○人でした。
――おぉ...かなりの人数ですね。
野呂: 本当に嬉しいです!ただ、見るのが大変です(笑)。
――確かに(笑)。ただ、気になっていたところなのですが、今回の「Virtual Actor」のオーディションではどのような点を重視していましたか?
野呂:今回のオーディションでは、書類と共に演技審査も入れさせて頂きました。
今回『いろどり芸能郵便社』に所属となるバーチャルタレントは、『声の配達人』として、声を使った特別な演技を皆様にお届けすることを一つのキーワードとしているため、演技面は特に重視しました。
『いろどり芸能郵便社』のキャラクター設定はもう出来上がっているので、私たちが抱いたイメージに合致していた方も数多くいらっしゃいましたし、逆にキャラクターの設定に影響を与えるような方までいらっしゃいました!
本当に多種多様、数多くの方々にご応募いただきました。