牧野由依さんがピアノアンサンブルで弾き語り、ウイスキーを片手に恋愛に対する情熱をチェック――オンラインライブ「マキノファーム9月の収穫祭・おうちで15(イチゴ)狩り」レポート
2020年9月25日(金)、牧野由依さんのアーティストデビュー15周年を記念したオンラインライブ「マキノファーム9月の収穫祭・おうちで15(イチゴ)狩り」が開催されました。
都内某所のライブハウスからオンラインでお届けした今回のライブ。スペシャルゲストに3ピース・ピアノバンド「WEAVER」の杉本雄治さんを迎え、杉本さんにより特別アレンジされた楽曲たちを2人の演奏とともに披露。
ライブ後には打ち上げと称した“まき飲み(まきのみ)”も開催され、ライブ直後の2人からさまざまな裏話トークが飛び出しました。そのライブと打ち上げの模様をお伝えします。
ピアノアレンジされた楽曲たちを歌と演奏でお届け!
ピアノの美しい音色が響き、ライブは牧野さんのソロ弾き語りによる「髪とヘアピンと私」で開幕。その暖かな歌声には力強さもあり、配信を通して視聴者を包み込んでいきます。
2曲目「DESTINY」では抑揚たっぷりに、抜群の歌唱力で時に美しく時に感情をあらわに歌い上げる牧野さん。間奏でのピアノ演奏も聴き惚れてしまう素晴らしさでした。
ここで、ゲストの杉本さんが登場。牧野さんがWピアノスタイルに今回初めて挑戦するのと同様に、杉本さんもピアノ(キーボード)を2台並べてアンサンブルするのは小学生の頃以来とのこと。
しかも、この形式での弾き語りは初めてらしく、ドキドキしていると今の気持ちを明かします。
そんな2人でお届けしたのは「三月物語」。楽しさ溢れるピアノアンサンブルは深みと厚みを作り上げ、牧野さんの歌声も一段と表情豊かに駆け抜けていきました。
すると今度は、牧野さんが立ち上がり、杉本さんの伴奏にのせて「ソルフェージュ」を披露。会場に楽曲の世界観が広がっていきます。
続く「ウンディーネ」のメロウでしっとりしたアレンジは雰囲気たっぷり。原曲も優しく心に響く楽曲でしたが、ピアノの調べと牧野さんの透明感のある歌に身を任せると、水面に漂う感覚に陥るようでした。
MCでは出会いにまつわるエピソードを語ったかと思えば、お互いを褒めあって笑う2人。次に披露したのは、ちょっと趣向を凝らしたもの。
牧野さんがクラシックの名曲であるショパンの「ノクターン」を優雅に響かせれば、そこに杉本さんのピアノが加わり曲調は一転。
弾けるような「もどかしい世界の上で」のセッションが繰り広げられます。曲や演奏はもちろん、目を合わせて微笑む姿も印象的でした。
そして、再び立ち上がった牧野さんが「ふわふわ♪」で胸がキュンキュンするような恋心をオシャレに歌い上げると、サビでは杉本さんのコーラスも加わり、美しいハーモニーを紡いでいきます。
ラストは、オンラインライブの良さを語りつつも「やっぱり会場には皆さんにいて欲しいな」という正直な気持ちを込めて「Cluster」を披露。美しい歌声と華麗な演奏でみんなを楽しませてくれました。
すべて歌い終わり、「皆さんが画面の前でいつもみたいにキラキラした目でいてくれるのを想像しながら、すっごく楽しい時間を過ごすことができました」と感想を述べる牧野さん。
「また会える日を楽しみにしています」と笑顔で意気込んで、今回のライブは終了となりました。