魔王城のお母さん(?)レッドシベリアン・改に感じた母性とは? 秋アニメ『魔王城でおやすみ』声優インタビュー:小林親弘さん【第4回】
10月5日よりテレビ東京・BSテレ東・AT-Xにて放送中のTVアニメ『魔王城でおやすみ』。本作は、魔王にさらわれ、魔王城に捕らわれたスヤリス姫が、ひたすら安眠を追求し、魔族たちを振り回していく、睡眠ファンタジーコメディ作品です。
そんな本作には、捕らわれの身のはずのスヤリス姫に翻弄される魔物たちが続々登場! そこでアニメイトタイムズでは、個性豊かなキャラクターたちを演じるキャストにメールインタビュー連載を実施中です。
第3回となる今回は、レッドシベリアン・改役:小林親弘さん。ドタバタを繰り広げるスヤリス姫を中心とした作品の魅力、作品にちなんだ睡眠に関するこだわりなどを伺っています。
レッドシベリアン・改は“魔王城のお母さん”
--本作は魔物たちを巻き込んでドタバタを繰り広げる囚われの姫・スヤリスの姿が可愛く、ギャグもふんだんに散りばめられた作品です。改めて原作や脚本をご覧になった際の感想を教えてください。
レッドシベリアン・改役 小林親弘さん(以下、小林):めちゃくちゃ面白い作品だなと思いました。魔物達の本拠地に囚われてるはずの姫が一番魔物らしい気がします(笑)。
あと何と言うんですかね、魔物たちが愛おしいです。新しい魔物が出るたびにそれぞれの種族の生活が浮かんだりして、見てるだけでもホッコリしました。
--魔王城の規律を乱すスヤリス姫に対して、時に説教をしたり、時に罰を下すレッドシベリアン・改ですが、なんだかんだ軽い罰で済ませていたりと優しいキャラクターという印象を受けました。改めて小林さんから見たレッドシベリアン・改は、どんなキャラクターなのでしょうか? 演じていくうちに彼の印象や演技に変化はありましたか?
小林:改さんは細かいところに気が付く人(魔物?)だと思います。魔王城のみんなを家族とするならガミガミしてるお母さんといいますか……。
最初は魔王の幹部という立場なので厳格さや威厳というものを大事に演じていた気がしますが、徐々に宿題をやらない子を叱る母のようになっていくというか……母性ですかね?自分でも何言ってるかわからなくなってきましたが、段々そうなっていった気がします。
--ギャグ要素の大きい本作ですが、演じられるうえで「ここを意識した」というポイントを教えてください。また、印象深いディレクションなどはありましたか?
小林:ギャグ要素が大きい分だけ自分はテンション感やノリが大事なんだろうなと収録に臨んだのですが、それも踏まえた上で他キャラクターとの関係性とかシチュエーションの面白さを大事に追求していく形になっていったとおもいます。
ディレクションで印象深かったのは「あんまりテンションをあげすぎてツッコまない」だったり「威厳を保ったままツッコむ」という所ですね。